ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが、本当の意味で自由度の高いゲームといえる理由

はじめに

2017年のゲームオブザイヤーに輝き、歴代のゲームのナンバーワンに推されることも多い名作「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」。

色々な魅力のあるゲームですが、「自由度の高さ」が、大きな魅了の一つであることは間違いありません。

私も、今までに体験したことのない自由度の高い体験に、時間を忘れて没頭してしまいました!

今回は「オープンワールド」と呼ばれるゲームがたくさんある中、なぜゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが本当の意味で自由度の高いゲームであるのかを紹介していきます。

  1. いつでもどこへでも行ける自由
  2. 好きなやり方で進められる自由
  3. 自由は面白い

この記事は5分で読み終わります。最後までぜひご覧ください!

いつでもどこへでも行ける自由

見える場所は行ける場所!

遠くに山が見えても、ただの背景だから実際に行くことは出来ないというのは、ゲームの世界ではよくあることです。

広いように見える世界でも、実際に行けるのは「背景」とは別に用意された「行ける場所」だけというのが今までのゲームでした。

ところが、このブレスオブザワイルドには背景という概念はありません。

目に見える場所は全て「行ける場所」です!

はるか遠くに見えた山の上に実際にたどり着いた時には、「おぉ!本当にこの世界の中にいるんだ!」という、今までのゲームでは味わったことのない感動を味わえます!

どんな壁でも乗り越える!

もちろん道中で、切り立つ崖や古い城の城壁などの障害物に行手を阻まれることもあります。

今まで、ゲームにおいての崖や壁は、これは以上進めないという世界の「しきり」でした。

見えている世界の、本当にどこへでも行ける訳ではなく、実際に動けるのはあくまでも仕切りの内側に限られていました。

ところが、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでは、壁や崖は体力の続く限り登って進むとが出来ます。

つまり、障害物に制限される事なくどこまでも行く事が出来るのです!

周り道でも近道でも!

さらに、障害物をこえて先に進む方法もプレイヤー次第。

たとえば、崖を登るにしても、体力をうまく温存できるルートで地道に登るか、体力の回復する薬を作ってドーピングスタイルで登るか。

または、崖のある山をぐるっと周り道することもできます。

そんなの全部めんどくさいというなら、高台からパラセールで飛び立って、障害物の上を滑空して進むこともできるのです!

行きたいトコだけ行けば良い?

なんなら、行きたく無くなれば、先に進まなくたって良いんです。

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでは「この順番で進まないといけない」という決められたルートはありません。

なので、「まだこの先に進むのは大変そうだな」と思えば、一旦進むのをやめて、準備ができた時に戻るのでも大丈夫。

なんなら別に行かないままでもクリアできてしまいます!

好きなやり方で進められる自由

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは、ゲームの進行においても、自由度が非常に高いゲームです。

過去のゼルダシリーズも含め、これまでのゲームでは、敵の倒し方やダンジョンの謎の解き方は基本的に一通りでした。

しかし、ブレスオブザワイルドでは、問題を解く方法は一つだけではありません。

謎の解き方は自分次第!

今までのゼルダシリーズの謎解きは、ダンジョンの前後で手に入れたアイテムを使い、唯一の正しい方法を探すというものでした。

しかし、ブレスオブザワイルドでは、どのアイテムを使うのか、それをどうやって使うのかも自由です。

地道に順序だてて解いていたパズルのような謎解きが、実は爆弾の爆風を使えば一発でクリアできてしまう。

そんなこともあるんです。

そんな裏技のような解き方が出来てしまうのが面白い!

正解が一つだけではない分、色んなアイデアの試し甲斐があるし、解けた時には「こんなの思いつく自分すごくね?」と、自分が賢く感じられます。

戦い方も自分次第!

また、敵の倒し方も色々な方法があります。

真正面から剣でチャンバラして戦うやり方はもちろん、敵に隠れて遠くから弓矢で狙うステルス戦法をとることも出来ます。

さらに、このゲームの戦闘で面白いのは、周りの環境や道具などを利用した戦い方ができることです。

崖の上のから大きな岩を転がして落としたり、近くにある火薬樽に火をつけたり、敵の近くの蜂の巣を刺激して、敵に襲いかからせるなんてことも出来ます!

今まではどうしても飽きてしまいがちだった敵との戦闘も、色々なアイデアを試せる自由度があるので、単調にならずに遊ぶことができるのです!

自由は面白い

ここまで自由度の高さについて紹介してきましたが、このゲームが本当に自由度の高いゲームであると言える一番の理由は他にあると思っています。

その理由とは、このゲームでは自由であることが最高に面白いということです。

そんなの当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、どれだけ自由でも、それが面白さに繋がるとは限りません。

例えば、いくら広いマップの中を自由に動けたとしても、それがただの作業としか感じられなければ、わざわざ長い時間やり続けようとは思わないでしょう。

その点、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでは、自由度の高さが面白さに繋がる要素がたくさん用意されています!

自由を実感できるフィールド

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでは、フィールドでキャラクターを動かしているだけで面白く、自由度の高さを体感することが出来ます。

その大きな理由が、自分の行動が周りに影響を及ぼすことができる点です。

これは、このゲームの面白さの根幹にもなってもいることです。

ブレスオブザワイルドの世界では、木は切ることができ、草には火をつけることができます。

ここまでなら、過去のゼルダシリーズでもやることが出来ました。

しかし、ブレスオブザワイルドでは、ゲーム内の物理法則に従って、さらに反応が連鎖してゆきます。

切った木の丸太は重力に従って坂道を転げ落ち、草に着いた火は風に吹かれて燃え広がります。

丸太が転がった先に敵がいれば、それに驚いて慌てている姿が見られます。

燃え上がった火は上昇気流を生み、それを利用して高く舞うこともできます。

こんなふうに、自分のアクションが連なって周りに影響を及ぼすことで、その世界の中に本当にいるような没入感と自由度の高さを感じることができるのです。

どんどん進みたくなるフィールド

見える場所はどこでも行くことができるブレスオブザワイルド。

フィールド自体も、その特徴を活かすよう、常に「あっちの方が気になるな〜」と思わせるつくりになっています。

フィールドは広々としていますが、周りを見渡すと「何かありそう!」と気になる場所が目に入るようになっています。

このお陰で、フィールドを歩いるとどんどん気になるところが出てきて、移動することが退屈に感じません。

むしろ、ずっとワクワクしながら遊び続けてしまいます!

絶妙に配置されるご褒美

そして、気になると思って進んだ所には、絶妙なバランスでご褒美が用意してあります。

フィールド各地には、小さなダンジョンである「ほこら」や、集めて交換できる木の実をくれる「コログ」などが散らばっています。

気になって進んだ先でこれらを見つけた時の「来てよかったー!」という達成感は最高です。

また、それ以外にも、お金や武器の入っている宝箱があったり、宝石のとれる岩石があったりします。

そういったものも、しっかり使い道が用意されているので、手に入ると結構嬉しいです。

この「見つけた!」という楽しさのために、つい時間を忘れて探索してしまいます。

生き生きとした動物や敵

また、タイトルに「ワイルド」=「野生」とあるように、ブレスオブザワイルドの動物たちはとても魅力的です。

それぞれが自分達の生活を送っているように行動していて、本当に生きているように感じます。

綺麗な草原に鳥が歩いているのを初めて見た時に、とても感動したのを覚えています。

たまにしか現れない特別な動物もいるので、それを見つけるのも広いフィールドを探検する楽しみになっています。

また、敵たちも、動物たちと同様、それぞれの生活を営んでいます。

何匹かで集まって焚き火していたり、踊ったりしている時もあって、なんだか倒すのが申し訳ない気分にもなります。

でも、見えないところからこっそり攻撃して、そいつらが慌ててる姿を見るのも面白いんですよね。

ただ、なかなか知性もあって、賢い攻撃を仕掛けてきてくるので、それもゲームとしては面白いところです。

おわりに

自由であるのはもちろん、自由であることがゲームとして最高の面白さになっている。

それがゼルダの伝説ブレスオブザワイルドが「本当の意味で自由度が高い」ゲームである理由です。

まだやったことのない人は、ぜひプレイして、この自由を味わってみてはいかがでしょうか。