【刀剣乱舞】始める前に知っておきたい!「初期刀」を選ぶ為の基礎知識

始まりの刀「初期刀」誰を選べばいいの?

今から刀剣乱舞を始めてみようかな、と思っている方へ。

最初に選ぶ「初期刀」は誰にするか、もう事前に決めてありますか?

「急にそんな事を言われても困る」「そもそも初期刀ってなに?」「選ぶってどういうこと?」そんな風に混乱しちゃっていませんか?

初期刀は刀剣乱舞を始めるにおいて、最初に選ぶ刀の事をいいます。

つまり、これからゲームを始めるアナタと一緒に戦ってくれる、最初の相棒です!

でも突然選べと言われても、どれを選べばいいかわからないですよね。

そこでこの記事では、始まりの刀・初期刀について紹介していこうと思います。

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいって下さいね!

ぜひあなたの最初の相棒選びの参考にしてください!

  1. 初期刀の解説
  2. 各初期刀の歴史やキャラクター性の紹介
  3. 初期刀を選ぶ上でのおすすめポイントの紹介

そもそも初期刀ってなに?

刀剣乱舞は「歴史の改ざん」を目論む敵・遡行軍を、刀の九十九神である刀剣男士達と共に倒していく事をメインとしたゲームです。

つまりゲームを始めるにはまず、一緒に戦ってくれる刀剣男士が絶対必須!

そこで、1番最初に共に戦ってくれる刀剣男士を入手する必要が出てきます。

初期刀は、そんな1番最初に審神者(刀剣乱舞では、プレイヤーのことを「審神者(さにわ)」と呼ぶのが主流です)の仲間になってくれる、全5振りの刀剣男士達の事を指します。

戦場への出陣の仕方から、刀剣男士達の手入れ(治療)の仕方まで、最初にこなすべきチュートリアルを共に体験してくれる刀剣男士でもあります。

もちろんチュートリアル後も仲間として残ってくれるので、一緒に戦っていく事は可能です!

「始まりの刀」ともいうべき刀ですので、審神者の中でも思い入れがある人は多く、何振りもいる刀剣男士達の中でも特に人気がある刀達でもあります。

「初期刀5(ファイブ/ふぁいぶ)」という愛称も出来ちゃってるぐらいです。

なお、刀の種類は5振とも「打刀」でまとまっています。

いくつも種類が存在する日本刀の中で、一般的な日本刀として人々からの認知度が高く、時代劇でもよく使われる長めの刀達です。

それでは審神者の皆に愛される初期刀達について、紹介していこうと思います!

選ばれる事が多い初期刀「加州清光」

加州清光の歴史

読み方は「かしゅうきよみつ」。

初期刀の中でも非常に人気が高く、最初に選ぶ人が多いとされている刀剣男士です。

その最もたる理由は、彼の元の持ち主にあります。

実は加州清光の元主は、かの新選組の「沖田総司」なのです!

沖田総司といえば「美男子」として有名な新選組隊士。

若くして結核で亡くなってしまったその儚くも太い生き様は、歴史に詳しくない人にも知られている程に有名な人物となっています。

誰もが知る歴史の人物が使っていた刀という事で親しみを持ちやすく、それ故に選ばれる事が多いようです。

加州清光のキャラクター性

キャラクター性は、一言で言うと「審神者大好きオシャレ系男士」

初期刀達の中で、群を抜くほどの「審神者大好き」男士で、公式特設サイトの紹介文によると「綺麗にしていれば主に可愛がってもらえると思っている。」とのことです。

あざといことこの上ない思考ですが、でも彼がそう思うのには、彼の「刀」としての歴史が深く関わっているのです。

加州清光を作り上げた刀工「加州清光」は「非人小屋」と呼ばれる小屋に住んでいる刀鍛冶でした。

「非人」とは江戸時代に存在していた身分制度の底辺にあたる身分で、いわゆる被差別民と呼ばれるものにあたります。

その為、刀工・加州清光には「非人清光」や「乞食清光」という酷い呼び名もあったりする程です。

貧しい出の刀だからこそ、加州清光は自分の身を綺麗にしようと強く意識しているようです。

また史実通りだと、刀の加州清光は新選組に深く関わりのある歴史的大事件「池田屋事件」にて、切っ先の部分が折れて使い物にならなくなってしまったといいます。

「刀としていつまでも審神者に使い続けてもらいたい」

そんな健気な思い故のキャラクター性だと思うと、思わず可愛がりたい衝動にかられてはきませんか?

  • 元主は新選組の沖田総司
  • 初期刀の中でも群をぬく、審神者大好き男士
  • あざと可愛い系の裏に隠された刀としての健気な思い

雅を愛する文系名刀「歌仙兼定」

歌仙兼定の歴史

読み方は「かせんかねさだ」

自らの事を「風流を愛する文系名刀」と名乗っている、雅系刀剣男士です。

でもそう名乗るのには、きちんと訳があるのです。

彼の名前である「歌仙」は、平安時代に実在した36人の和歌の名人達「三十六歌仙」が由来となっています。

正しく「風流」で「文系」な名前だといえるでしょう。

彼の元主「細川忠興」も、和歌や能に通じていた文化人の武将だった為、実にらしい名前の付け方です。

実に雅なこの名前ですが、本当の由来はとても恐ろしいものである事も判明しています。

なぜなら、「三十六歌仙」を名前由来として使用したその理由が、「36人の家臣を手打ちにしたから」というものだからです!

細川忠興は確かに教養ある文化人だったのですが、同時にとても短気な人だったそうです。

そんな彼が自分に従わなかった家臣36人を怒りから手打ちにした際に使用した刀が、この歌仙兼定であり、「36人」と「三十六歌仙」をかけて「歌仙」という名前を与えたといいます。

雅に見せかけて、なんと血みどろな由来である事でしょう。

歌仙兼定自身も、「歌仙」という言葉は気に入っていますが、由来自体は気に入っていないようで、この話をする時は不機嫌そうな声音になったりします。

ちなみに「兼定」の部分は、歌仙兼定を作り出した刀工「兼定」を指すものとなっています。

兼定は室町中期から名を受け継ぐ形で続いてきた刀工の名であり、歌仙兼定を作り出したのはその2代目だといわれています。

歴代の兼定の中でも特に随一な腕前を持つとされ、「定」の字が「之」の字に見えることから「之定(のさだ)」と呼ばれてもいます。

歌仙兼定のキャラクター性

自らを文系といいながら、ゲーム内では力づくでどうにかしようとする台詞なんかも見受けられ、思いの外、肉体派な刀剣男士である事も発覚しています。

この辺りは、怒りから家臣を手打ちにするような力技に出る元主・細川忠興に寄せられた設定なのかもしれません。

「首を差し出せ」と恐ろしい戦闘ボイスも存在しており、文系と見せた戦闘系男士である事がよくわかるでしょう。

ですが雅や風流を大事にしている事もまた事実。

本人いわく、「和歌も茶道も目利きも得意」との事です。

この性格も又、文化人であった細川忠興の側面に影響を受けているのかもしれませんね。

  • 風流と雅を愛する文系刀剣男士
  • 恐ろしい逸話から生まれた名前
  • 美しい見た目からは想像できない肉体派男士

名刀工の傑作刀である写しの刀「山姥切国広」

山姥切国広の歴史

読み方は「やまんばぎりくにひろ」

霊剣「山姥切(本作長義)」を模して作られた「写し」と呼ばれる刀です。

と同時に、彼には刀工・堀川国広の「最高傑作」という肩書きも存在します。

堀川国広とは、戦国時代後期から江戸時代初期の頃に活躍した刀鍛冶です。

多くの弟子を抱え、最大勢力とまでいわれる程の大きな刀工一門を築き上げた、時代を代表する刀工の1人となっています。

新選組の副隊長・土方歳三が持っていたとされる刀を制作した刀工でもあるんですよ!

山姥切国広のキャラクター性

時代を代表する刀工の傑作である写しの刀・山姥切国広。

ですが本人は、自分が写しである事にコンプレックスを抱いており、とてもネガティブな性格の男士となってしまっています。

事ある毎に「どうせ写しの俺なんて……」といったネガティブ発言をする為、パッと見、非常に扱いづらいキャラクター性の刀剣男士だといえるでしょう。

顔を隠すように汚い布を被っているのも、本歌(写しのもととなった刀のこと)と比べられる事を嫌っての事のようです。

「綺麗」と褒められるのも嫌いらしく、「綺麗とか、言うな」というボイスも存在しています。

ですが、堀川国広の傑作刀である事に、誇りを持っている事も事実。

刀帳と呼ばれる、ゲーム内で刀剣男士の情報を見る事ができるページでは、「国広の第一の傑作なんだ」と自ら言ってる姿を見る事が出来ます。

思えば「綺麗」に対しても「言うな」とは言うけれど、自分が綺麗である事は否定してませんからね。

自分が名工の最高傑作である自覚は大いに持っているようです。

なおネガティブな発言は多い彼ですが、一度戦場に出れば普段のネガティブさが嘘のような戦いっぷりを見せてくれます。

ボスを前に「斬ればいいんだろう」といい出したり、ちょっと脳筋っぽい一面も覗かせてはきますが、そこを含めてもとても心強い事は確かでしょう。

  • 霊剣「山姥切」を模した「写し」の刀
  • 名工・堀川国広の最高傑作
  • ネガティブだけど、刀としての実力は確かな綺麗系刀剣男士

金色の拵を持つ真作「蜂須賀虎徹」

蜂須賀虎徹の歴史

読み方は「はちすかこてつ」

彼を見て最初に目がつくものといえば、金色に輝く鎧でしょう。

これを見た審神者の多くが、ギリシャ神話をモチーフにした闘士達が主役の某少年漫画を思い出してしまう事は言うまでもありません。

中にはその作品が好きだった事が理由で、蜂須賀虎徹を選んだと言う審神者もいるぐらいです。

なぜこのような鎧を身にまとっているかというと、それは彼の拵(鞘や柄などの刀身以外の部分のこと)に理由があります。

蜂須賀虎徹はその名前からもわかるように、かつては徳島藩主の蜂須賀家にあった刀でした。

その際、刀身の為に作られた拵が金色であった為、彼の衣装はこの逸話を元に制作されたものとなっているようです。

肩の部分に入っている紋も、蜂須賀家の家紋である「左万字」が使用されており、それが何よりの証拠だといえるでしょう。

蜂須賀虎徹のキャラクター性

これだけ金色な見た目の刀剣男士なのだから、さぞ高飛車な性格をしているのだろうなと思ってしまいそうですが、実はとても穏やかで素直な性格の刀剣男士となっています。

主である審神者の事も「主」呼びか「あなた」呼びと、とても丁寧な呼び方をしてくれる為、見た目の派手やかさとのギャップに驚かされる事は間違いないでしょう。

また蜂須賀虎徹を作った刀工・虎徹は、江戸時代を代表する刀工の1人です。

しかし有名であるが故に贋作が多く作られてしまっている刀工でもあり、蜂須賀虎徹は刀工・虎徹の貴重な真作にあたる刀なのです。

そんな歴史がある為、刀剣男士・蜂須賀虎徹は贋作の事がとても嫌いだったりします。

何かと「贋作とは違う」「真作だからね」と口にします。

何も知らずにこの台詞だけ聞いてしまうと、高飛車なキャラに思えてしまう事でしょう。

ですが上記のような歴史背景があると知れば、彼が虎徹の真作である事に強い誇りを持った刀であるのだという事実が、よく伝わってくるのではないでしょうか。

  • 実在する金色の拵を基に作られた鎧
  • 江戸時代を代表する名工・虎徹による刀
  • 派手やかな外見とは裏腹に、穏やかさと素直さを持った刀剣男士

坂本龍馬の愛刀だった「陸奥守吉行」

陸奥守吉行の歴史

読み方は「むつのかみよしゆき」

かの超有名な偉人・坂本龍馬の愛刀であったといわれている刀です!

元は坂本家の家宝だった刀で、坂本龍馬がそれを欲しがった事から、最終的に彼の手に渡されることになったといいます。

また坂本龍馬といえば、忘れちゃいけないのが拳銃の存在です!

外国からの黒船の襲来を目にした事をきっかけに、海外文化に興味を抱き、武士でありながら拳銃を持っていたという逸話は、とても有名な話でしょう。

そんな彼の逸話をモチーフにしてか、陸奥守吉行の腰には拳銃がさげられています

陸奥守吉行自身も「時代は拳銃ぜよ」など、刀剣男士らしからぬ台詞をよく口にしています。

でも坂本龍馬の刀だったと思えば、これ以上彼に似合う台詞がない事も確かでしょう!

陸奥守吉行のキャラクター性

坂本龍馬が主だった影響からか、陸奥守吉行のキャラクター性は、元主・坂本龍馬にそっくりなものになっています。

いつも笑顔で明るく、審神者に対しても「一緒に世界を掴むぜよ!」と壮大な台詞を投げかける豪快っぷり。

その姿は正しく、おおらかでありながら強い意思で日本の政治を突き動かそうとしていた元主・坂本龍馬そのものと言わざるして、なんと言いましょう。

しかし反面、あまり戦いの場に出る事は好んでいないようです。

元々は坂本家の家宝の刀でありましたし、戦用の刀とはまた違う用途の刀であった事がその理由だったりするのかもしれません。

ですが拳銃などの武器に興味がある事も嘘ではないようで、アイテム装備ボイス等では「大砲とか準備できんかの?」と訊ねてきたりもします。

なお、拳銃を強く推している彼ではありますが、拳銃を武器として使う事はできない為、基本的な武器は刀のみです。

装備アイテムには「銃兵」と呼ばれるものがありますが、これをつけられるのは「短刀」と呼ばれる刀剣男士達だけです。

残念な限りです。

豪快で明るく新しい物好きな刀剣男士・陸奥守吉行。

そんな性格の彼ですから、傍にいてくれた時の安心感の強さは初期刀の中でも随一なものでしょう。

  • 元主は、歴史上の超有名人物・坂本龍馬
  • 拳銃大好き!でも争いごとは好まない優しさを持つ
  • 豪快で剛直な、明るい刀剣男士

さいごに

以上、初期刀5振の紹介でした!

刀剣乱舞を始めていく上で、始まりの刀にあたる初期刀はとても重要な刀達です。

ぜひ、この刀だ!と思う刀剣男士と共に、ゲームを開始してくださいね!