【刀剣乱舞】新刀剣男士・笹貫はどんな刀?来歴や由来、刀剣男士としての設定についてまとめてみた!

夏の連隊戦にて実装!新刀剣男士・笹貫

今年もやってまいりました、夏の連隊戦の時期が!

今年は新しい刀剣男士・笹貫の実装も決まり、例年以上のやる気に満ちている審神者様が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、新実装された笹貫についての解説記事を制作してみました。

  1. 新刀剣男士・笹貫の歴史や名(号)の由来について知れる!
  2. 刀剣男士としての笹貫の設定について考察!
  3. 情報を先にインプットしておくことで、よりキャラクターの事を深く理解した状態で仲間にする事ができる!

この記事は、4分ほどで読み終わります。

笹貫について知りたい方は、ぜひ最後までご一読ください!

【関連記事】
前回実装された新刀剣男士・稲葉江についての記事はこちらから▼
https://chara.ge/tohken/touken-ranbu-new-swordsman-inaba-river-history-origin-commentary/

笹貫の「刀」としての歴史や名の由来

笹貫は、鎌倉時代に薩摩国で活躍していた刀工・波平行安(なみのひら ゆきやす)の代表作です。

刀種は太刀、刃長は二尺三寸九分五厘(72.5cm)。

刀剣乱舞内の小柄な太刀・鶴丸国永 (二尺五寸九分半(78.6cm))よりも小さいです。

小烏丸(二尺六寸五分(62.8 cm))よりは大きいですが、それでも刃の長さだけを見ると太刀としては小柄な方だといえます。

波平行安は、波平派と呼ばれる刀鍛冶一派の実質の祖とされる人物でもあります。

その名前は後に一派内において江戸時代まで受け継がれていく事になりますが、笹貫を作り上げた行安は初代行安であった事が発覚しています。

名(号)の由来は、笹貫が鍛刀されていた時に生まれた逸話にあります。

当時行安には妻がおり、刀を作っている最中は決して鍛冶場を覗いてはいけないと伝えていました。

ですが、刀の仕上げ段階で妻が鍛冶場を覗く事件が発生!

それに怒った行安は、仕上げ中の刀を失敗作として竹藪の中に投げ捨ててしまったといいます。

するとそれ以来、夜な夜なその竹藪から怪しい光が放たれるように。

怪しんだ村人が竹藪を覗くと、そこには行安の刀が地面に刺さる形で立っており、さらにその切先に笹の葉が無数に突き刺さっていました。

この出来事からその刀には、「笹を貫く」と書いて「笹貫」という名が与えられる事となったのです。

行安の父である橋口正国は刀匠・三条宗近の師匠!?

波平派の実質の祖である、波平行安。

しかし実際の始祖は、彼の父である橋口正国であるようです。

その橋口正国にまつわる話として、実は刀工・三条宗近が師事していた人物という話が存在!

三条宗近は、刀剣乱舞にも実装されている刀・三日月宗近を制作した刀工です。

その彼が「橘宗近」という名で活動していた時に、橋口正国に師事していたといわれています。

行安と直接の関わりがあるわけではありませんが、もしこの話が本当なら行安も当時の宗近に出会った事があるのでしょうか。

波平派の歴史にまつわる興味深い伝承です。

海にまつわる話も存在

捨てられた先の竹藪で笹を貫いていた事から、「笹貫」という名になった刀。

実は笹貫にはこの逸話とは別にもう1つ、それも夏らしく「海」にまつわる話が存在しています。

竹藪の中で光り輝いていた笹貫。

その後、笹貫は妖刀とみなされて海に投げ入れられてしまいます。

ですが今度は海中から光を放ち始めた為、刀を引き上げる事に。

するとその話を聞いた武家の島津家分家筋・樺山音久が、笹貫を召し上げて本家の島津家へ献上する事になります。

ですが結局島津家でも怪奇現象が起きてしまった為に、樺山の元に返されたとの事です。

なお2022年現在は、研究の結果この逸話は創作話であると推測されています。

ですが逆に言えば、そのような創作話が生まれる程に人々の間に印象深く残っている名刀だとも言えるのではないのでしょうか。

刀剣男士・笹貫はなぜ夏の連隊戦で実装されたのか

それにしてもなぜ、笹貫は夏の連隊戦で実装が行われたのでしょう。

理由の1つとして考えられるのは、海にまつわる話(創作話)を持っている刀だから、というのがあげられます。

これは、連隊戦開始と共に新刀剣男士が実装される事が決まった時点で、審神者間でも話題にあがっていた話です。

夏の連隊戦は海辺で行われるイベントなので、海にまつわる刀剣が実装されるのではないかと予想されていました。

そしてもう1つ、笹貫がこの時期に実装された理由として推測できるものがあります。

それが、波平派そのものに関わる話です。

実はかつて、波平派の刀は海軍にて縁起物として扱われていました。

波平行安という名が「波平らかに行くこと安し」と書く事から、海に持っていく縁起物の1つとして大切に扱われていたようです。

波=海と連想すれば、波平派の初代行安の代表作である笹貫はこの時期に実装されるに相応しい刀剣男士なのかもしれません。

刀剣男士の笹貫自身も、公式の台詞で波に乗って帰ってくるような事を言っていましたし、きっとこの波平派の話と笹貫の逸話を織り交ぜた結果、この時期の実装と相成ったのかもしれません。

笹貫と関わりのある刀剣男士は誰?

現在実装されている刀剣男士の中で、笹貫と深い関わりがある刀剣を見つける事はできませんでした。

ですがそれはあくまでも、史実を見た上での話。

たとえば2022年7月現在、笹貫は京都にある京都国立博物館が所蔵しており、こちらに所蔵されている刀剣の中には刀剣乱舞に実装されたものも存在しています。

そうした微々たる共通点を見ていくと、以下の男士達に繋がりがある可能性が推測できました。

笹貫と共通点がある男士達
・京都国立博物館組
(桑名江, 陸奥守吉行, 秋田藤四郎)・三日月宗近
(橋口正国繋がり?)

そのほかにもSNS上では、妖刀繋がりで千子村正、笹貫同様に自分と同じ刀派の刀が存在しない男士達との絡みも考えられそうだという声もあがっているようです。

ただメンバー的に回想や内番の特殊会話などが見られるのは、まだ先になりそうな予感も……。

現状のメンバーで解放されるというよりは、波平派の刀剣の新実装による絡みなどを期待した方がいいように思います。

ちなみに波平行安の刀の中には、鬼にまつわる伝承を持った刀剣も存在するようです。

こうした逸話を持った刀剣は、実装される可能性が高い傾向にあります。

いつの日か、波平派の新しい男士として実装されてくれると嬉しいですね。

まとめ

以上、新刀剣男士・笹貫に関する解説記事でした!

2022年7月現在で実装中の刀剣男士内では、関わりのある刀剣がいない笹貫。

しかしだからこそ、今後作中でどのような絡みを見せてくれるのか、発展が楽しみな刀剣男士だといえます。

新たな刀派が刀剣乱舞に加えられた事も、刀剣乱舞自体の発展が感じられる点であるように思えます。

やってきた新しい要素が、一体どんな展開を刀剣乱舞につれてきてくれるのか、とても楽しみです。

審神者の皆様はぜひ、夏の連隊戦を勝ち抜いて笹貫を入手してみてください!

私も笹貫入手の為、いつも以上に力をいれて頑張りたいです。

それでは、今回はこのあたりで。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!