「たかがツナギ、されどツナギ」コスプレイヤーから見るツイステ衣装#4運動着編

今回は運動着ですよ!

ゲームの攻略にもストーリーにも一切関係ないこのシリーズ、今回は運動着編です。

飛行術の授業でみんなが着ているあれですね。

「そうは言ってもツナギじゃん?」と思われるかと思いますが、たかがツナギ、されどツナギ。

というわけで、解説コーナーの始まり始まりです。

  1. ツイステの中で比較的扱いやすい衣装の運動着
  2. 普通にホームセンターで買えばいいものじゃない!
  3. どうアレンジしたらいい?
  4. 着こなしに差があるのはこっちも!

記事は3分程度で読み終わるものになると思います。

ゲームのこともコスプレのことも興味がなくても、「オシャレなツナギを着たい」という人にも役に立ちますのでどうぞ!

ツナギは基本的に作業着である!

ツナギそのものは、ホームセンターなどで手に入りますよね。

色もまあ、欲しい色が身近になければ通販などでお安く入手出来たりして。

ところが、難点がいくつかあります。

  • 市販されているツナギは「作業用」であってオシャレ向けではない
  • イチから作るのは労力がとんでもないので、「似せる」を目標に
  • とりあえずシルエットを寄せる作業から!

ホームセンターでツナギが売られているのは、それが「様々な作業で使う衣服だから」です。

だからこそ、布も縫製も丈夫ですよね。

ところが、作業で使うということは「機能性重視」を通り越して「機能性」に特化しているともいえます。

つまり、そこにオシャレという概念は不要。

だからこそ、コスプレでなくとも「ちょっとツナギをアレンジしたい!」という時にはそれなりの準備が必要なんです。

一般的な作業着のシルエットをどうにかしよう!

しっかりとしたツナギは、作業着としてなら良いものです。

とはいえ、選ぶサイズにもよりますがジャストサイズだと特にウエストゴムがしっかりしていたり、何というかカジュアル感がないですよね。

なので、一先ずそこを対処しましょう。

製品によって作りに多少の差があるので一例ですが、裏地のウエスト部分を少し切り、そこからウエストゴムを出来るだけ引き出してカット。

そのあとは裏地の切った部分をほつれないように縫っておく、というテクニックがあります。

そうすれば、幾らかストンとしたシルエットになるので、他のパーツを改造する前にやっておくと無難です。

イチから作るのは難易度が高いので、「近付ける」工夫を!

とはいえ、そこを解決したからといってあとは問題無し!というわけでもないんです。

というのも、ファスナーであったり襟であったり、世間一般で手に入りやすいツナギとツイステのキャラクター達が着る運動着のツナギには違いが多すぎるんですね。

「じゃあイチから作るか」となれるのは、洋裁経験が豊富であること。

そして少し厚手の生地を使うので、ミシンを使えた方が仕上がりもいい。

この二つが揃っていないと、ツナギの自作というのはかなりハードルが高いです。

オシャレ向けツナギというのもなくはないんですが、若干お値段が張るのと素材感が他の人と揃わなければ無意味なので、「出来るだけ近付ける」を目標にした方が良さそうですね。

制服とは違うアレンジ方法について

ある程度の「名門校」的な雰囲気を求めるために、制服編でも色々と工夫のポイントをまとめておきました。

「やりやすいかも?」コスプレイヤーから見るツイステ衣装#3制服編

が、運動着は言ってしまえば体操服、ジャージです。

同じ方向性でアレンジするには少々厳しいものがあるので、ちょっと考えてみましょう。

  • 「体操服」や「ジャージ」のようなものだからこそ、ラフな素材で
  • 着こなしにこだわりがありそうなキャラクターにはスポーツウェア関連を選ぶ
  • よく見てみると、インナーが微妙に凝っているというキャラクターも多い

ツナギの素材が綿の場合、袖の分割が出来るところの装飾も綿やそれに近い素材のもので揃えた方が良いでしょう。

あんまり光沢感があると、「それで運動するかな?」という違和感が出ちゃうので。

なので各寮のカラーの切り替え部分も含めて、ツナギ自体の素材に似たものを使います。

袖の分割部分なら、バイアステープを使うという手もあるんですけどね……市販されているバイアステープだと少し細く感じてしまうかもしれないのと、他のパーツとの色の差が気になる可能性もあるので、一例として考えてくださいね。

また、ツイステのキャラクターはそれぞれ着こなし方が違います。

インナーが似ているようで違っていたり、サイズ感が違っていたり。

ラフなトップスなのか、ちょっとこだわったブランドものっぽいのか……そこも考えてみると「キャラクターらしさ」が増します。

比較的着こなしにこだわりのありそうなキャラクターのインナーは、スポーツウェア関係を扱っているようなお店で探してみるのと雰囲気が近いものと出会えると思います。

最大の難関は、寮の……

ここまで考えてきましたが、運動着において最大の難関ポイントは胸元に付いている寮のマークですよね。

(マジカルペンをどうするか、作り方はどうするかは他の衣装でも考えなければならないので一旦除外)

アイロンプリントという方法もあるんです。

インクジェットプリンターで専用紙に印刷して、布にアイロン接着というやつが。

まずやってはいけないのは、ツナギに直でアイロン接着でしょうね。

だいたいツナギに使われる布というのは織り方などに波のあるものなので、綺麗に接着出来るというのは無理。

なので、ここだけは多少張りや光沢がある布に一度接着して、端を刺繍糸で丁寧にかがってワッペンを作る……が無難かもしれないですね。

ただ、布によってはアイロンで使える温度が変わってくるので注意なんですが。

なんにしろ一度ワッペンの形に作り上げた上でツナギ本体につけるのがいいです。

因みにこだわりたい方々向けとしては、アイロンプリントで作り上げたものを土台としてそこから全ての模様を刺繍で仕上げるというとんでもない方法もあります。

立体感が出てクオリティは上がるんですけどねえ……労力と愛を天秤にかけましょう。

番号の部分はどうする?

左胸にはそれぞれに名前というか、クラスと出席番号が書かれたパーツもありますね。

ここに関しては別布へのアイロンプリントで問題はないと思うんですが……同じ寮の他のキャラクターのコスプレをする場合を考えて、接着するのではなく取り外しがしやすいように縫い付けるというのがいいと思います。

寮ごとにツナギを作るのはまあ仕方が無いとして……キャラごとにツナギを作っていられませんもんねえ。

ツナギのアレンジ方法としても!

さて、ここまで色々とお話してきましたが、コスプレとしてではなく単純にツナギの改造、アレンジに使える方法を基本にしています。

なので、「ツナギを好きにアレンジしてみたい!」という人にもヒントにはなるのではと思っています。

ツイステの運動着以外としてなら、布に着色出来る絵の具などでペイントしたり、市販されているワッペンをあちこちにつけてみたり、ちょっと可愛く色んなレースを縫い付けてみたりとベーシックだからこそ好きなようにアレンジが出来ます。

尚且つ、土台にするツナギだけならば比較的安価。

何かファッションで遊んでみたいけどなあ、という人は一度チャレンジしてみると面白いですよ!