【ウマ娘】候補少なすぎ!?ダートのウマ娘育成のコツは『因子継承』にあり!

あなたけじゃない!みんなが悩む「ダートメンバー」

全国900万人くらいのトレーナーの皆さん、こんにちは。

突然ですが、今この記事をご覧になっているトレーナーさんは、とある悩みを抱えているのではないでしょうか?

ええ、そうです。

今ドキリとしたそこのトレーナーさん、あなたに言っています。

ズバリ言い当てましょう。

あなたが抱える悩み!

それはつまり!

チームレースの「ダート」に出走させるウマ娘がいない!

いかがでしょう。実はそうなんです…というトレーナーさん、かなりいると思います。

そこで今回は、ダート適性を引き上げてウマ娘を育成する方法、簡潔に言うと因子継承によるダート適性の引き上げをメインテーマに解説をしていきたいと思います。

  1. ダート適性は「ダート因子」を継承して引き上げよう!
  2. 必要な因子数は最低1個、最大10個!
  3. チームレース用の育成の場合、「距離適性」にも注意!

この記事は10分程度で読み終わりますので、ぜひ読んでいってくださいね!

1 まずは基本をおさらい。バ場適性って何?

公式によるバ場適性の説明

では早速因子継承の話を…といきたいところではありますが「そもそも適性って何なのよ?低いと何が問題なの?」と思われるトレーナーさんもいらっしゃるかもしれません。

確かに適性とは何か、適性が低いとどんな影響があるのか、これらについてはチュートリアルでは説明がないためよく分からないという方は意外と多いと思います。

筆者も最近まで分かっていませんでした。

まずはその辺りの基礎知識について説明しましょう。

そんなの知ってるよってトレーナーさんは、この辺り読み飛ばしていただいても構いません。

というわけで、適性の説明です。

まずは正式な名称ですが、今回のメインテーマの「ダート適性」そして「芝適性」これらをまとめて「バ場適性」といいます。

レースで走るコースは「芝」または「ダート」のいずれかですが、バ場適性はそのどちらを得意とするかということを示すステータスになります。

例えば「芝A ダートG」なら芝は得意だけどダートは苦手だよ、ということになります。

では苦手だとどういった影響が出るのでしょうか。

公式の用語集での説明では「バ場適性が合わないバ場を走ると力強さに欠けうまく走れないことが多い」とされています。

この記述から、バ場適性が合っていない(低い)場合は「力強さ」すなわちパワーがそのウマ娘の持つ元々の数値より下がってしまうという影響があることが分かりますね。

この説明だけだとどれくらいの適性でどれくらい下がるのか、はっきりとしたことは分からないのですが、とにかくバ場適性が合っていないとパワーが下がる

この一点だけ覚えておくといいでしょう。

パワーが下がるとどんな影響が出る?

では、パワーが下がるとどのような影響があるのでしょうか。

これまた公式からの引用になりますが、パワーというパラメータは「加速力」「コース取りの上手さ」に影響を与えます。

加速力というのはトップスピードに至るまでの速さのことです(特に終盤のスパート時に求められます)。

加速力(パワー)が高い程トップスピードに至るまでの時間が短く、低い程時間がかかるということですね。

コース取りの上手さはそのままの意味で、良い位置を確保する力のことです。

いくらスピードがあっても他のウマ娘に前を塞がれて進めなければ意味がありません。

そのため、レースではいかに自分の前が開いている良い位置を確保できるかという点が非常に重要であり、この点に関わるパワーは必然的に超重要な要素となるわけです。

つまりバ場適性が合っていない=パワーが下がることで「トップスピードに乗るまでに時間がかかる」「位置取りが上手くいかずに前を塞がれ進むことさえできない」といった悪影響が出ることになるのです。

この悪影響は終盤の加速がキモとなる作戦「差し」「追い込み」で特に致命的となります。

2 バ場適性引き上げのポイント!必要なのは「赤因子」

赤因子とは?

バ場適性引き上げの重要性について一通り説明したところで、いよいよ因子の話に移ります。

上記の画像の右上部分をご覧ください。「ダート」と書かれた赤色の欄がありますね。

これがダートの適性引き上げに必要な「ダート因子」です。

ちなみにもう一つのバ場適性に関わる「芝因子」さらに距離適性に関わる「短距離」「マイル」「中距離」「長距離」及び脚質(作戦)適性に関わる「逃げ」「先行」「差し」「追込」の各因子はダート因子と同じく赤色の欄で表示されます。

そのため、バ場適性、距離適性、脚質適性の因子をまとめて「赤因子」と呼ぶことが多いです(公式の用語ではありませんので注意)。

耳をすませば皆さんの心の中のタマモクロスが「これ赤というよりピンクやろ!ピンク因子やないかい!」とツッコむ声が聞こえてきそうですが、これは赤です。赤なのです。

ところでタマちゃんの育成実装はまだですか?

赤因子継承のルール

さて、皆さんの心の中のタマちゃんにも赤ということでご納得いただけたところで、赤因子継承のルールについて解説します。

ルールその1 育成開始時の継承にランダム要素なし

当たり前ですが、因子を継承するためには、継承ウマ娘がその因子を持っている必要があります。

育成途中(クラシック4月前半及びシニア4月前半)における因子継承では、その因子が継承されるかはランダムであり、究極的には運に任せるしかありません。

しかし育成開始時については、ダート(赤)因子は持っていれば確実に継承されます。

さらにそれにより適性がどれだけ上がるかについては、継承したダート因子の数(星の数)により決まり、ランダム要素はありません。

この点はルール2で詳しく解説します。

ルールその2 適性の引き上げ段階は1+3の倍数で決まる

赤因子だけではなく、全ての因子は☆1~3の3種類ありますが、赤因子においてはこの星の数がとりわけ重要です。

継承ウマ娘は両親及びそれぞれの親の両親(祖父母)の計6名ですが、この6名の持つダート因子の数の合計により、適性引き上げ段階が決定されます。

表にまとめましたので、まずはご覧ください。

星の数引き上げ段階
11段階(B→A)
42段階(C→A)
73段階(D→A)
104段階(E→A)

最初の1段階のみ星の数1で上がり、以降は3の倍数増えるごとに上がります。

ここで一つ重要なのは、育成開始時は5段階以上適性を上げることはできないということです。

つまり頑張ってダート因子を星16個分用意しても適性GからAに一気に上げることはできません。ウソでしょ…

よって運に頼らず確実にダート適性をAにするためには、元々のダート適性がE以上必要になります。

ちなみに、適性は最大でSまで上がりますが、育成開始時はAまでしか上げられません。

これらの条件を踏まえて、継承させるダート因子の数を検討しましょう。

3 ダート適性上げにオススメのウマ娘

ここまで、ダート適性の上げ方について解説しました。

最後に実際に適性を上げるのにオススメのウマ娘を紹介したいと思います。

狙い目はダート適性E以上かつマイル適性A

先ほど解説した通り、ダート適性E以上でランダム要素を排除しダート適性をAまで上げられます。

そしてチームレースのダートは距離マイルで固定なので、マイル適性がAのウマ娘を適性上げに選択すると良いでしょう。

以上を踏まえ、オススメのウマ娘を紹介します。

1.エルコンドルパサー(星2)

ダート適性:B マイル適性:A 脚質:先行 差し

比較的入手の容易な星2のウマ娘でありながら、ダート適性Bかつマイル適性Aのエルコンドルパサーがダントツのオススメ。

ダート因子が1つあれば育成準備が整うので、初心者から上級者まで幅広いトレーナーさんにダート要員として重宝されています。

エルコンドルパサーは衣装違いの星3でも実装されていますが、各種適性については星2と全く同じです。

所持していれば、もちろんそちらも有力候補です。

2.オグリキャップ(星3)

ダート適性:B マイル適性:A 脚質:先行 差し

入手難度の高い星3ゆえ、一番のオススメとはいえませんが、持っているならダートに出走させるウマ娘の筆頭候補になるのがオグリキャップ。

こちらもエルコンドルパサーと同じく因子によるダート適性の引き上げが非常に容易な上、固有スキルが非常に優秀なためダートメンバーとしての採用率が高いウマ娘です。

なお、オグリキャップはインストール時や「ウマ箱2(アニメウマ娘2期のBlu-rayBOX)」全巻購入特典でもらえる星3ウマ娘引換券」の引き換え対象となっています。

引換券を持っていて、性能や適性で交換するウマ娘を選びたいトレーナーさんであればオグリキャップは最有力候補と言っていいと思います。

3.タイキシャトル(星3)

ダート適性:B マイル適性:A 脚質:先行

こちらも前2名と同じく容易にダート要員にできるウマ娘。

短距離適性もあるのでそちらで採用するトレーナーさんもいらっしゃいますが、やはりダート適性の高いウマ娘が不足しがちな現状ではダート要員として採用されることが多い気がします。

バ場・距離・脚質の各適性がオグリキャップと似通っていますが、パラメータの成長率や固有スキルの効果量や発動条件といった観点から、オグリキャップの方がレースで勝ちやすいとされています。

ただ、これはタイキシャトルが弱いという話では全くなく、単にオグリキャップが優秀すぎるという表現が正確だと思います。

タイキシャトルは育成目標や覚醒スキルの関係で、完全にマイルに特化した育成が可能であり、この点はオグリキャップを含めた他のオススメウマ娘にはない明確な利点です。

総合的な評価はオグリキャップに譲るかもしれませんが、ダート要員として極めて有力な候補であることは間違いありません。

タイキシャトルも星3引換券の対象なので、お持ちであれば交換を検討してもいいでしょう。

4.マルゼンスキー(星3)

 

ダート適性:D マイル適性:A 脚質:逃げ

ナウでヤングなお姉さんことマルゼンスキーもオススメです。

ダート適性Dなので、Aに引き上げるにはダート因子が7つ必要ですが、注目したいのは脚質と固有スキル。

脚質「逃げ」はレース序盤から先頭の位置を確保し、そのまま順位を譲らずゴールすることを目指す戦法です。

「逃げ」は終盤に後方から一気にまくってくる「差し」「追込」に比べると、そこまでパワーが必要ではありません。

実際、筆者は一時期ダート適性を引き上げずそのままマルゼンスキーをダートレースに出走させていましたが、何回か一着を取ることもありました(もちろん勝率は良くなかったですが)。

さらにマルゼンスキーの固有スキルは「加速度(パワー)アップ」であり、ある程度パワーが低くても補うことは可能です。

万一上手くダート因子を揃えられず、適性をAまで上げられなくても、マルゼンスキーなら勝負になる可能性は十分にあります。

こちらも星3引換券の引き換え対象です。

また、衣装違いの水着マルゼンスキーも実装されていますが、やはり適性に違いはありません。

5.ゴールドシチー(星3)

ダート適性:D マイル適性:A 脚質:先行 差し

比較的新顔と言えるゴールドシチーもダート適性Dなので、ダート要員としての採用は十分に考えられます。

ただ、ゴールドシチーは他のオススメウマ娘と違い、育成の中で菊花賞、天皇賞(春)といった長距離レースに必ず出走しなければなりません。

マイルに特化したステータスにすると目標失敗の可能性があるため、ダート要員として育てる場合、育成のハードルはやや高めです。

また固有、覚醒スキルの関係上「差し」での運用が推奨されますが、すでに解説した通り「差し」においてパワーは妥協してはいけないパラメータです。

よってマルゼンスキーと違い確実にダート適性を上げなければダートレースに勝利することは難しいでしょう。

ただしそれらのハードルをクリアできれば、加速力アップの固有スキルも相まって強力な差しウマ娘として力を振るってくれます。

ゴールドシチーはウマ箱全巻購入特典の引換券でのみ交換可能です。

6.ヒシアマゾン(星3)

ダート適性:E マイル適性:A 脚質:追込

最後にご紹介するのはヒシアマ姉さんことヒシアマゾン。

ダート適性Eなのでダート因子を上限いっぱいの星10個分用意する必要があります。

ここまで来ると、まず因子を揃えるのにも一苦労でしょう。

多くのダート因子を持つウマ娘を代表に選んでいるトレーナーさんをフォローするのが手っ取り早いですが、仮にダート因子を9個持つ継承ウマ娘を借りられたとしても、残りの一つは自前で用意しなければならないのでその点は注意しましょう。

ただそこがクリアできれば、育成の難易度はそれほど高くなく、ある程度マイルを意識した育成が可能となります。

ヒシアマゾンもゴールドシチーと同じくウマ箱全巻購入特典の引換券でのみ交換可能となっています。

なお、ダート適性Eのウマ娘には他にもマチカネフクキタル、マヤノトップガン、テイエムオペラオー等がいますが、これらのウマ娘はいずれもマイル適性が低いので非推奨です。

オススメのウマ娘を持っていない!という場合は

さて、ここで再び耳をすませば皆さんの心の中のタマモクロスの嘆きが聞こえてきそうです。

「オススメほぼ全員星3やないかい!こちとら無課金やぞ!持ってへんわ!」

ええ、ええ。ご指摘ごもっともでございます。

今回オススメしたのはエルコンドルパサー以外全員星3のウマ娘

エルコンドルパサーはともかく、他のウマ娘は持っていないという方もいらっしゃるでしょう。

ただ、今回オススメした子はあくまで運に頼らず確実にダート適性をAにできるウマ娘。

育成途中の因子継承に賭けるというのであれば、極端な話誰でも適性Aにできます。

例えば適性Gのウマ娘でもダート因子星10個分揃えれば適性Cまで上げることは可能であり、その後は育成途中の継承でダート因子が2回継承されれば適性Aになります(育成途中の継承に関しては星の数に関わらず、1回ダート因子が継承されれば1段階適性が上がります)。

もちろん運の要素が絡むため、ある程度の試行回数を覚悟しなければなりませんが、最終手段としてマイル適性は高いけどダート適性がGというウマ娘を強引にダートウマ娘に改良するという手段があることは覚えておいて損はないでしょう。

4 最後に

さて、ここまでバ場適性の話に始まり、赤因子継承のルール、オススメウマ娘について解説させていただきました。

今回は特にダート適性について話しましたが、前半の赤因子継承のルールはダート以外の赤因子についても同様に適用されます

つまり皆さんはこれでダートのみならず、あらゆる適性をコントロールし、自分だけのウマ娘を育成する知識を得たということです。

同じウマ娘でも、育てるトレーナーによって結果は千差万別。

そういう意味では本当の意味で「同じ」ウマ娘は1人としていません。

自分の手持ちの育成ウマ娘やサポートカードの状況と相談しながら、皆さんだけのウマ娘を育ててみてください。

それでは、今回の記事はここまでとさせていただきます。

皆さんに、良きトレーナーライフが訪れますように。