【ウマ娘】なぜアイドル?スマートファルコンの元ネタを解説

スマートファルコンの元ネタを解説

ウマ娘プリティーダービーではアイドルキャラのスマートファルコン。

ダート適正があることから、チーム競技場に入れている方は多いのではないでしょうか。

でも、「なぜアイドルキャラになったの?」と疑問に思う方はいるかと思います。

この記事では

  1. アイドルキャラになった理由
  2. 競走馬時代のスマートファルコン
  3. 同部屋のエイシンフラッシュとの関係

について紹介していきます。

この記事は約5分で是非最後まで読んでいってください!

競走馬のスマートファルコンについて

スマートファルコンは、ダート最強と言われるほど強い馬なんです。

競走馬時代のスマートファルコンを見ていきましょう。

勝ったレースはすべてダート

スマートファルコンは競走馬として34戦23勝を挙げています。

驚いたことに、そのうち22勝はダートなんです。

3歳馬時代、クラシックを目指して挑戦していましたが、皐月賞18着とどん底に落とされてしまいました。

そこからダートに転向すると、才能が開花しました。

地方重賞6連勝

2008年11月26日に行われた「彩の国浦和記念(G2)から、2009年5月27日に行われたさきたま杯(G3)まで地方重賞を6連勝しました。

浦和→園田→佐賀→名古屋→浦和と、地方競馬場をあちこち飛び回っての勝利でした。

ちなみに、5連勝目となったかきつばた杯(G3)での単勝オッズは1.0倍で、「走れば勝つ」といった感じだったのでしょうね。

東京大賞典圧巻のレコード勝ち

2010年12月29日に大井競馬場で行われた、ダート2000m東京大賞典。

スマートファルコンはレコードタイムとなる2:00:4をマークし、従来のレースレコードを1.7秒更新する圧巻のスピードを見せました。

さらにダート2000mの日本レコードタイムでもあり、いまだに破られていません。

翌2011年の東京大賞典でも勝ち、史上2頭目の連覇も達成しました。

砂のサイレンススズカ誕生

スマートファルコンに騎乗していた武豊さん曰く、『砂のサイレンススズカ』だそうです。

サイレンススズカは逃げ馬として有名で、多くの競馬ファンの記憶に残る競走馬でした。

スマートファルコンもとにかく逃げ切る走りで、他を圧倒しました。

武豊さんもサイレンススズカに騎乗していたので、重なる部分があったのでしょうね。

スマートファルコンがアイドルキャラなのはなぜ?

皆さんが知っている通り、ウマ娘のスマートファルコンはアイドルキャラです。

アイドルキャラにも元ネタがあります。

スマートファルコンのドサ回り

スマートファルコンは当時のファンからは「地方荒らし」「ドサ回り」と言われていました。

ドサ回りとは芸能人やアイドルが地方に営業することです。

スマートファルコンがアイドルキャラになったのは、地方でのレースの多さに由来しているんです。

「地方営業を頑張っているアイドル」というイメージですね

ここで、スマートファルコンが走った競馬場を見てみましょう。

  • 大井競馬場(東京都)
  • 金沢競馬場(石川県)
  • 浦和競馬場(埼玉県)
  • 佐賀競馬場(佐賀県)
  • ナゴヤ競馬場(愛知県)
  • 盛岡競馬場(岩手県)
  • 園田競馬場(兵庫県)
  • 門別競馬場(北海道)
  • 船橋競馬場(千葉県)
  • 川崎競馬場(神奈川県)
  • 小倉競馬場(福岡県)

スマートファルコンはこれだけ多くの競馬場でのレース経験があります。

日本中を飛び回っていたんですね。

地方から大人気になったことも関係している

 

スマートファルコンは地方で大活躍していました。

地方競馬は中央競馬に比べると人気がないのも事実です。

それでも、スマートファルコンの活躍により地方競馬に目が留まるようになりました。

例えば、「人気の出ない地下アイドルが営業を頑張って売れるようになった」といった感じでしょうか。

逃げ切りシスターズとして活躍中

スマートファルコンは、『逃げ切りシスターズ』のメンバーになっています。

逃げ切りシスターズとは、逃げ馬のみで構成されたアイドルユニットで、サイレンススズカ、ミホノブルボン、スマートファルコンの3人で形成されています。

アニメ『うまよん』ではこの3人に加え、アイネスフウジン、マルゼンスキーも加わりました。

同部屋エイシンフラッシュとの関係は

スマートファルコンと同部屋なのがエイシンフラッシュです。

ウマ娘の同部屋コンビを見ていくと、何らかの関係があります。(騎乗したジョッキーが同じ、レースを争った2人など)

この二人の関係はどういったものなのでしょうか。

ドバイターフで一緒に遠征した

スマートファルコンとエイシンフラッシュは2012年3月31日にアラブ首長国連邦で行われたドバイワールドCに出走しています。

しかし、スマートファルコンはゲートが開く前にダッシュしてしまい、顔面を強打。

出遅れて逃げられず、10着という結果に終わりました。

スマートファルコンはドバイターフを最後に引退しました。

ダービー馬のエイシンフラッシュ

エイシンフラッシュのエピソードについても少し紹介します。

エイシンフラッシュは2010年の日本ダービー、2012年の天皇賞秋を制覇しました。

特に日本ダービー最後の3ハロン(600m)32.7秒は歴代1位のタイムです。

また、天皇賞秋で騎乗していたクリストフルメール騎手が、完成していた天皇皇后両陛下に向かって最敬礼したシーンは非常に印象的でした。

ウマ娘のエイシンフラッシュが礼儀正しいのは、この最敬礼が元になっているようです。

まとめ

ダート最強場としてその名を轟かせたスマートファルコン。

地方レースに何度も出場し、「地方荒らし」「ドサ回り」と言われていたことで、ウマ娘ではアイドルキャラになりました。

ウマ娘の制作陣は隅々まで競走馬を調べ上げ、イメージに合うようにキャラを完成させているわけですね。

今回も元ネタ紹介を読んでいただきありがとうございました。