【黄泉ヲ裂ク華】聖術工の特徴と運用!実際のパーティ構成や昇進についても詳しく解説!

パーティに欠かせないヒーラー職「聖術工」とは?

聖術工」とは、ゲーム「黄泉ヲ裂ク華(以下:黄泉華)」に登場する職種の一つです。

部隊の後列に位置して戦う「後列職」であり、全ての職業の中でも珍しい補助をメインとしています。

他のゲームで言う「僧侶」「白魔導士」といった役割を担う職業です。

 

黄泉華に登場する職業全てを省みたとしても、珍しいガチガチのガチ支援系職業です。

ヒール&サポートスキルを大量に習得する、コンバットメディックとしてパーティに貢献してくれます。

今回はそんな聖術工の詳しい性能解説やおすすめスキル、パーティ編成の例などを解説していきます。

  1. 聖術工は黄泉華のヒーラー職で、パーティの生存率に関わる大事な職業!
  2. 回復系スキルを大量に覚え、サポート役としてパーティを支える!
  3. どんなパーティにも必要不可欠な必須職!

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

聖術工の特徴

聖術工とは、部隊の後列に位置して戦闘に挑む「後列職」の一つです。

魔法である「異術」を駆使する職業と言う点では「魔術工」と共通する部分があります。

ですが聖術工の役割は決して攻撃ではありません。

実は聖術工、黄泉華全体でも超貴重な「支援系」なのです。

 

数多くの回復異術と補助系異術をこれでもかと覚える聖術工。

昇進などしなくても、早々にメディックとしての地位を確立してくれます。

ほとんどの職業は普通に育てていればまともに治療系スキルなど覚えていない筈ですので、必然的に聖術工の需要は高まってしまいます。

言うなれば、黄泉華に置いて「盾役」と並んで雇用すべき重要ポジションということになりますね。

むしろいないと間違いなくパーティは成り立たないレベルの「必須職」です。

装備可能な武器は「ツエ」「ドンキ」「タンバ」

筆者は「ドンキ」を愛用していましたが、重視する能力値によっては「ツエ」でもいいでしょう。

防具は「ヨロイ」「フク」「ボウシ」「カブト」「タテ」が装備できます。

ただし、ヨロイとカブト、タテは一部のみ装備可能というようになります。

 

戦術工や防術工のようなガッチガチのカチカチ装備はできませんが、ある程度は防御に振った装備ができるのが特徴。

そのため、異術系職なのですが、最早前衛職と遜色ないレベルにまで防御力を高めることもできてしまいます

魔術工に比べると非常に戦闘不能になりにくいのがありがたい部分です。

聖術工の得意なシチュエーション

聖術工は前述の通り、白魔導士や僧侶といった風合いの職業

つまり、黄泉華における回復役を一手に担う存在ということになります。

黄泉を探索する上では欠かせないメンバーであり、むしろいないと探索もままならないでしょう。

そのことから、活躍は多岐に渡ります。

 

パーティメンバーの治療から、バフによる支援、その他の戦線維持

特に探索メンバーの治癒は順当に育成をしていたら聖術工のみが持つ特権になっていると言わざるを得ないでしょう。

雑魚も手強いことが多い黄泉華なので、ボス戦・雑魚戦問わず忙しいのも特徴ですね。

 

また、上記した通りに防御力が高く、そう簡単には落ちないのも大きな特徴。

装備の関係から物理異術問わずに攻撃もできるので、アタッカーほどの火力は出ませんが、戦うことも可能です。

前衛が何かの拍子に状態異常にかかってしまったり、戦闘不能になって聖術工が引きずり出されてしまったとしても、ある程度は対応してしまいます。

全体的に癖がない、役割外のこともこなしてしまう、ある意味弱点がない万能な職業とも言えますね。

聖術工の苦手なシチュエーション

聖術工は弱点がないと書きましたが、ちゃんと弱点は存在します。

それは「攻撃性能」です。

 

元々が後方支援担当な聖術工なので、攻撃系スキルは本当に数えるほどしか覚えません。

覚えたとしても、他の仕事で忙しくて使う余裕はないでしょう。

また、聖術工は知力や腕力などの攻撃系のパラメーターをあまり上げる必要がありません

場合によっては初期ポイントのまま、ということもあるのではないでしょうか。

更には魔術工や戦術工のように火力を上げるパッシブスキルもかなり少なめ。

そのため、もし攻撃系のスキルを使ったとしても微妙な威力になってしまうこともしばしばです。

それなら最初から聖術工に攻撃を期待しない方がいいと思われます。

 

以上のことから、聖術工は「攻撃もちょっとできるけど、結局は場ツナギ的なもの」だと考えておいた方がいいでしょう。

ダメージを出したいならビルドを考える必要がありますが、それを充実させるよりも補助能力をアップさせたほうが建設的です。

ドンキ?ツエ?

聖術工は「ドンキ」と「ツエ」が武器として装備できます。

ドンキは物理を、ツエは異術を高める装備です。

どちらがいいのか、というのはそのパーティでの聖術工の運用によって変化するでしょう。

 

異術の能力を上げたいなら「ツエ」一択です。

ライトメスやガンマメスが主力ならこちらを選んでください。

ヒーラー能力もこちらの方がアップします。

 

物理能力を補強したいなら「ドンキ」にしましょう。

攻撃をしないにしろ、耐久力を高めるならこちらです。

聖術工を前線に出すなら、ぜひとも選択肢に入れてみましょう。

 

どちらも持っておいて、場合によって付け替えるのもいいですね。

聖術工の昇進分岐

黄泉華の職業は上級職として「総合」と「専門」が用意されています。

もちろん聖術工にも専門と総合があります。

ある程度傾向は違うものの、どちらも基本的な役割は変わらないのが特徴の昇進分岐です。

そんな聖術工の昇進分岐について説明していきます。

専門聖術工

専門聖術工」はとにかく味方を助ける能力に長けたサポート専門昇進分岐

聖術工をそのまま適正通りに真っ直ぐ強化したタイプの昇進となります。

 

聖術工が本来持っていた戦線維持能力をそのまま引き上げ、強化。

全てのスキルにおいて基本職以上の効果が見込めるようになりました。

更には優秀な防御強化スキル「エナジーバリア」を獲得し、パーティへの貢献力が大幅に上昇します。

このエナジーバリアが強すぎるので、これ目当てに専門にしてもいいくらいです。

 

また、専門への昇進によって異術攻撃スキルの能力も上昇

魔術工ほどではないにしろ、それなりの威力を叩きだせるようにはなるでしょう。

魔術工が総合に分岐していなければ覚えられない「ライトメス」で、闇属性の黄泉族を叩くのにも役立ちます。

 

以上のことから、専門は総合に比べると異術寄りの調整がされていると言えます。

聖術工の能力をそのまま高めてやりたいというならばこちらへの昇進がおすすめです。

総合聖術工

総合聖術工」は専門に比べると前衛向きの能力を備えた、防御特化型昇進分岐です。

スキルレベルの関係で専門に比べると支援効率は落ちますが、それでも優秀なサポーターとして君臨しています。

 

他の職が覚える耐久系スキル「内氣功」「闘魂」「タテ習熟」を習得、それに加えてさらに物理防御を高めるアクティブスキル「防具エナジー」と「対強化ブレイク」を供えます。

全てを習得して駆使すれば、最早「これ本当に異術職なのか」と言わざるを得ないレベルのカッチカチ具合に。

防術工や忍術工の盾が無くとも、数ターンは普通にこらえてくれるようになります。

アクティブスキルのおかげで他の紙装甲系のメンバーを手助けすることもできるので、全体的な生存率を引き上げることが可能に。

前衛に配置しても結構耐え忍んでくれるので、防術工や忍術工を後衛に下げて運用したい場合にも重宝するでしょう。

 

そのため、総合は専門よりも物理寄りの調整がされている昇進分岐ということになります。

ちなみに物理方面に伸ばされた能力値ですが、攻撃性能は据え置きなのであまり強くありません。

物理攻撃スキルも覚えられますが、無駄になることが多いので覚えなくてもいいでしょう。

聖術工のおすすめスキル

どう育ててもメインの働きは後方支援に徹することになるだろう聖術工。

そのおすすめスキルはどれになるのでしょうか。

共通・専門・総合で覚えるものをそれぞれいくつか紹介します。

メディ系スキル

聖術工が扱うスキルの中でも、かなり重要性が高いアクティブスキルです。

基本職の時点で全て覚えることが可能となっています。

所謂「回復スキル」であり、全て覚えることが推奨されます。

それぞれの性能は以下の通りです。

 

スキル名メディ
スキル分類アクティブ
習得可能レベル1
範囲味方一人
消費MP2~8
威力補正1倍~7倍
備考HPを回復する

 

スキル名マルチメディ
スキル分類アクティブ
習得可能レベル5
範囲味方全体
消費MP6~11
威力補正1倍~6倍
備考HPを回復する

 

スキル名ヘルスメディ
スキル分類アクティブ
習得可能レベル1
範囲味方一人~味方全体
消費MP7~12
発動率100%
備考状態異常を回復する/スキルレベルに応じて行動順が上昇する/スキルレベルに応じて範囲が変化

 

以上です。

 

最早聖術工の存在意義も同様のスキルです。

覚えなければ聖術工を入れている意味はありません。

効果もわかりやすく素直なので、聖術工のお仕事を全うさせるためにスキルレベルのMAXまではいりませんが、全部覚えていきましょう

 

ちなみに、各種エクスペリエンス社作品では毎度治癒系スキルは「味方一人」「味方一列」「味方全体」と対象が選べることが多かったようですが、今回は一人or全体のみのようですね。

ガンマメス

聖術工が扱う異術系スキルの中でも数少ない攻撃系アクティブスキルです。

黄泉族を一定確率で即死させることができます

性能は以下の通りです。

 

スキル名ガンマメス
スキル分類アクティブ
習得可能レベル5
範囲敵一体~敵一列
消費MP6~11
発動率最大+20%(不死にのみ即死不発時に攻撃補正+0~100%の無属性異術ダメージ)
備考成功すれば黄泉族を即死させる

 

以上です。

 

所謂「即死スキル」です

当たると一定確率(初期の確率は不明)で黄泉族を即死させることができます。

即死率はスキルレベルを上げることで上昇し、最大で+20%の確率上昇が見込めます。

成功率は決して高くないはずなのですが、意外と当たることも多く、侮れません

手が空いたときに出せば、サクッと黄泉族を仕留めてくれることも。

また、「クネクネ」系や「チスイ」系などに代表される「不死」属性の黄泉族に使用し、即死が不発だった場合、ちょっと普通とは違う挙動を見せる特殊効果が。

なんと、その時だけ無属性の攻撃異術となり、知力と異術攻撃力を参照したダメージを与えます

このダメージは最大で100%の補正となるので、こちらも侮ることはできません。

全体的にメインウェポンとしてはちょっと不安要素があるギャンブル技ですが、覚えておくと便利です。

攻撃行為に乏しい聖術工が持っておくと意外と活躍してくれますよ。

エナジーバリア

専門聖術工のみが覚えられるアクティブスキルです。

発動すると、一度だけ全ての攻撃を防いでくれるバリアをスキルレベルに応じた数だけ展開します。

性能は以下の通りです。

 

スキル名エナジーバリア
スキル分類アクティブ
習得可能レベル30
範囲味方全体
消費MP20~30
発動率100%
備考バリアの数だけ攻撃を防ぐ/バリア展開数はスキルレベルに応じて最大3枚まで増える

 

以上です。

 

所謂「一度だけ無敵になる」スキルです。

あらゆる攻撃行為、状態異常からバリアの数だけ味方を守ってくれます。

一度の攻撃なら全体、範囲、単体問わず防ぎ、無効化してくれるのです。

範囲攻撃の場合は対象数に応じてバリアは消費されてしまいますが、数人を確実にノンダメージで守れます。

黄泉華の最強スキルの一つとしても数えられる超万能防御スキルですね。

 

ネックになるのは消費MP量と、持続時間のみ

あまりに強力なため、消費MPはかなり重めで連発は難しいでしょう。

また、ターンを跨いでバリアは維持できませんので、使用したい時は何度もかけ直す必要があります。

戦闘が長引けばジリ貧になってしまうので、計画的な使用が必須です。

防具エナジー

総合聖術工のみが覚えられるアクティブスキルです。

味方一人に物理防御力を高める支援効果を付与します。

性能は以下の通りです。

 

スキル名防具エナジー
スキル分類アクティブ
習得可能レベル25
範囲味方一人
消費MP13~19
補正率20%~50%
備考使用すると戦闘中永続

 

以上です。

 

シンプルな効果の強化スキルです。

かけるだけで防御力がぐんとアップします。

軽減率は最大50%なので、あると無いとでは大違いでしょう。

これに加えて総合闘術工の「牙砕き」の攻撃デバフ、「対強化ブレイク」のダメージ軽減効果が乗れば、最早物理攻撃には怖いものなしですね(即死攻撃は除く)

 

ちなみに、一度かけると戦闘中は永続的に効果が残り続けます

そういう意味でも対強化ブレイクとの相性は抜群ですね。

聖術工とパーティ構成

では、聖術工はどのようなパーティ構成をすると輝くのでしょうか。

戦場ではほぼ唯一無二のメディックである聖術工。

必須職であるが故か、どんな味方と一緒でもその役割は全うできます

そんな中でも聖術工の恩恵を受けやすい職業を以下に紹介していきます。

防術工

聖術工と相性が良いと思われる職業の一つ目が「防術工」です。

パーティの盾役として欠かせない存在の一人とも言える防術工は、聖術工との相性も抜群です。

 

防術工が生来持っている堅忍不抜の耐久力、それを高めることができるのが聖術工です。

数多くの防御系補助スキルや、回復系異術が防術工の固さを後押ししてくれるでしょう。

防術工のガチガチ加減に磨きをかける最良のパートナーですね。

 

もちろん聖術工にとっては自分を守ってくれる貴重なナイトが防術工

「魔法使いと騎士」に並ぶ、「僧侶と騎士」というRPGの様式美のような関係性ですね。

 

即死攻撃などのトラブルがない限りは、戦場に立って味方を支え続けるコンビとなってくれるでしょう。

斬術工

聖術工と相性が良いと思われる職業の二つ目が「斬術工」です。

 

範囲から単体まで、幅広い攻撃能力を持つ斬術工は、聖術工に足りない火力を補ってくれる一人

その反面防御能力に不安を抱える斬術工を助けられるのが聖術工。

ヒールとバフで柔らかめの装甲を厚くしてくれます

火力担当として完成している斬術工の弱点を重点的に保護できるため、アタッカーの中でも特に相性が良いと思われます。

 

この二人組にプラスして盾役を配置すれば、それだけで部隊は完成してしまうくらいですね。

専門魔術工

聖術工と相性が良いと思われる職業の三つ目が「専門魔術工」です。

聖術工と同じ異術系の職業である魔術工。

こちらは攻撃特化型の能力値を持っているため、殲滅力に優れています。

特に専門魔術工の火力は目を見張るものがあるので、聖術工に足りないパワーを担う存在として並び立てるでしょう。

その反面、斬術工以上の紙装甲が魔術工の弱点

聖術工の能力でそれらを補えば、万全ではないにしろ継戦能力は補強されます。

また、両者共に部隊に対する支援能力に長けているという一面も。

ダメージ貢献しなくてもメンバーに貢献できるので、そういう意味でも穴が無い組み合わせですね。

さいごに

黄泉華の中でもほぼ唯一と言える純粋な支援特化型職、それが「聖術工」です。

最初期から役割がしっかり決まっている職業であり、昇進後も揺るがないことから、運用に関しては非常に簡単であると言えるでしょう。

耐久面に不安もありませんし、弱点と言う弱点は攻撃力のみという素直さがウリです。

 

終盤まで変わらぬ癒し系として君臨し続ける聖術工の献身的な性能は、黄泉探索において必要不可欠。

入れていないという人はほぼいないと思いますが、もし入れていないなら改めて採用を考えてみてください!

ライター紹介

カンダカズマ
カンダカズマ
幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。