【黄泉ヲ裂ク華】防御をかなぐり捨てて進め!?盾抜き編成のやり方

「盾抜き編成」とは?

盾抜き編成」とは、その名の通り「タンク系職種を一人も入れない」という編成。

基本黄泉ヲ裂ク華(以下:黄泉華)を始めとしたDRPG作品のパーティには「盾役」「タンク職」を一人は必ず編成すべきだと言われています。

黄泉華ならば「防術工」や「忍術工」がそれに当たると言えるでしょう。

難易度もタンク系職がいること前提というバランスで構成されている節があります。

 

しかし、縛りプレイの中には便利で頼もしい盾職を入れずにパーティを編成するというものがあります。

それこそが「盾抜き編成」であり、DRPGゲームをより手ごわい難易度で遊ぶための方法となっているのです。

今回はそんな盾抜き編成のやり方、パーティ構成を解説していきます。

 

尚、今回の内容はエクスペリエンス社のDRPG作品に慣れたプレイヤーや、より高い難易度でのゲームプレイを求めているプレイヤーに向けたものとなります。

DRPG初心者や、難易度の高いゲームプレイを求めていないプレイヤーにはおすすめできない内容となりますので、注意してください。

  1. 盾抜き編成は脆さの代償として、高い火力と臨機応変さがウリの構成!
  2. 盾役の不在を補う防御スキルや、盾役のスキルが使えるメンバーを編成すべし!
  3. 実現できるのは「昇進」が終わってから!それまでは我慢すべし!

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

編成から盾職を抜くメリットとは?

黄泉華を始めとしたDRPG作品は、基本的にタンク役となる盾職を編成してプレイすることが前提です。

それらをあえて編成せずにゲームを遊ぶということに利点はあるのか、と思われることも多いと思います。

以下、盾抜き編成の利点について詳しく説明していきます。

型に囚われない自由な編成が可能になる

一つ目の利点は「編成の自由度が大幅に上昇する」ということです。

盾役である防術工や忍術工を抜いて編成するということに関する大きな利点だと言えるでしょう。

 

本来ならば入れなければならないメンバーを一人抜くということは、当然一人分自由に編成できる枠が増えるということ。

型にハマったプレイをしていた場合は試せない、試したい編成をやりやすくなるということです。

 

また、しっかりと役割の決まったメンバーが減るということですから、パーティの臨機応変度はアップします。

各職種が各自ある程度自由に戦える構成を目指したい場合は、思い切って盾役を抜いてみるのも面白いですね。

火力がアップする

二つ目の利点が「火力が上がる」ということです。

 

盾役という決まった役割を持った防術工や忍術工。

その分、攻撃性能は控えめとなっています。

特に強固な防御手段を豊富に持つ専門防術工は「防御が取り得です!」と言わんばかりに防御一辺倒。

忍術工は防御以外にも補助が行えるなど、柔軟なスキル構成を持つため、防御一辺倒ではありません。

ですが、パーティを守る役割に注力すると攻撃方面が疎かになってしまうこともしばしば。

端的に言えば、盾役と言える職種は攻撃に貢献していないも同様です。

 

攻撃をせずに防御に専念することは決して悪いことではありませんが、やはり攻撃要員の一人は大きな差。

この防御要員を一人減らして攻撃要員を一人用意するだけで、当然ですがパーティの火力は上がります

圧倒的な火力で戦闘を進めることが可能になります。

防御が無いならば攻撃をして先に制圧してしまえばいい、という構成ですね。

難易度が上がって手ごたえが出る

三つ目の利点(?)は「難易度の上昇」です。

盾役はパーティの生存力を上げてくれる存在。

そんな盾役を起用しないのですから、当然戦闘の難易度は跳ね上がります。

具体的に言うと以下のことが難しくなるでしょう。

・後衛メンバーが狙われたときの対処とケア
・連続攻撃や複数回行動への対処
・即死攻撃を始めとした状態異常への対処

他にも戦闘面で不便なことが多くなり、より慎重かつ考えた戦いを強いられるように

火力職が多くなったとはいえ、脳死でポチポチ連打では決して勝てません。

綿密な戦闘計画を用いて戦いたい、手ごたえのある戦闘を楽しみたいという人は、あえて盾役を縛ってみるのもいいですね。

盾抜き構成のメンバーは?

防術工や忍術工を入れない盾抜き編成。

ある程度は自由な編成が楽しめますが、より綿密な戦闘計画が必要不可欠な構成です。

なので、編成する職種の吟味はより慎重に行うべきであると言えるでしょう。

以下、盾抜き構成に入れると便利なメンバーを紹介します。

 

ちなみに、盾抜き編成を行うならば、職種のやれることの幅が広がる「昇進後」がおすすめ

昇進前の基本職の時点で盾抜き編成を行うことはおすすめしませんので注意してください。

少なくとも、六人分の昇進を解禁してからが本番と言えるでしょう。

盾技を覚える職種

盾抜き編成を行う際に大事になるのは、抜けた盾役スキルを覚える職種です。

具体的には「幻影」を覚える「総合斬術工」や「総合闘術工」、「防護」系スキルを覚える「総合戦術工」ですね。

 

盾役職種を起用しない編成ですが、盾役を一切使わないというプレイはより難易度が上がります。

なので、攻撃役ながらも盾役を担えるメンバーを複数人編成することで、盾抜き編成の安定感を上げてくれます

それぞれがそれぞれ盾役スキルを覚えておけば、臨機応変に盾役を担うことで、各人の負担を減らしていくことが可能。

また、攻撃メンバーを臨機応変に切り替えたり、盾役のダメージの分散が行えたりなど、変則的な戦法を取ることもできます

 

更に、総合斬術工は「蜂の心得」、総合闘術工は「反撃」、総合戦術工は「防護反撃」と、防御系スキルを使っても攻撃をする手段が豊富

手数を増やしつつパーティを守るということにも優れていますので、攻撃の手を休めることなく戦えるという利点もありますね。

特にこだわりが無ければ、盾抜き編成の前衛は総合斬術工と総合闘術工、総合戦術工にするのがおすすめです。

防御を補強する職種

盾抜き編成には個人の生存能力も非常に重要

なので、防御能力を補強するスキルを扱える職種を編成すると安定感が増します。

具体的には「防具エナジー」を扱える「総合聖術工」、「エナジーバリア」を持つ「専門聖術工」、「長距離攻撃バリア」や「異術バリア」を扱える「専門魔術工」ですね。

その他「異術バリア」を使える「総合猟術工」や、「異術力ダウン」が扱える「総合魔術工」も対象と言えるでしょう。

特に長距離射程を誇る物理攻撃を無効化する「長距離攻撃バリア」は、後列のケアが難しくなる盾抜き編成には重宝される性能です。

 

盾役がいないということは、ある程度後列も自分でどうにかしなければなりません。

そのため、後列の生存力を上げるためのスキルを持つメンバーを編成し、対策を先に講じておくことがおすすめです。

強力な防御補助スキルを持つメンバーを入れるのは必須事項ですね。

 

ですが、上に挙げたメンバーは基本的に全て探索において便利な能力を持つ職種ばかり。

上記の職種から選べば前列よりは自由に編成が可能です。

強いて言うならば、強力な防御スキルを備えつつ、火力担当にもなれる専門魔術工はおすすめの職種となります。

パーティ編成例

以上を踏まえて、筆者が個人的におすすめしたい盾抜きパーティ編成は以下です。

【前衛】
総合斬術工(課長)
総合闘術工
総合戦術工
【後衛】
専門聖術工
専門魔術工
総合猟術工

前衛の総合トリオで盾役をそれぞれローテーションして担いつつ戦闘、後衛のメンバーで前衛の補助や攻撃を行うという構成です。

課長の職種は、一人で行動するシーンを考慮しても、総合斬術工がおすすめ

この構成ならば防御メンバーがいなくても安定を図ることができます。

ちなみに、後列一番最初に編成するのは、素の防御力を高めやすい専門聖術工にしておくのがいいでしょう。

盾抜き編成の救世主「耐電スイッチ」

盾抜き編成はより綿密な戦闘計画を立てて、慎重に進んでいく必要がある変則的な編成。

純粋な防御役がいない分、いろいろな面でパーティメンバーが脆くなりがちです。

そこで役に立つのが「変電スイッチ」の一つ「耐電スイッチ」。

この耐電スイッチを駆使して戦闘を行うことで、戦闘の難易度を緩和することができるとも言えるでしょう。

以下、耐電スイッチを扱うメリットを説明していきます。

ダメージ半減効果&HP回復効果がある

耐電スイッチを使ったターンは、敵黄泉族から受けるダメージが半減します。

このダメージ半減効果は物理攻撃、異術攻撃共に適用され、パーティ全体の防御能力を大幅に上昇させてくれるのです。

また、耐電スイッチ使用ターン終了時には、パーティメンバーのHPが10%回復

回復の補助が行われます。

専門聖術工の回復の手間がある程度省けるため、負担が減るのがとにかく利点。

 

どちらの効果も、全体的に脆い傾向にある盾抜き編成メンバーの生命線とも言えるでしょう。

状態異常を防いでくれる

耐電スイッチを使用したターンは、黄泉族からの攻撃を軽減してくれます。

それと同時に、即死を含めた全ての状態異常に対する完全耐性を獲得

つまり、耐電スイッチ適用ターン中は一切の状態異常になることはなくなります

即死攻撃に怯えることなく戦うことができるようになるということですね。

即死による戦力低下を防ぐ他、状態異常による行動不能、状態異常の治療の手間が減るという効果も望めます。

的確に差し込んでいくことで、戦況を有利にすることができます。

ご利用は計画的に

便利な効果を多数発揮する耐電スイッチ。

ですが、何度も自由に使えるというわけではありません。

 

実は耐電スイッチなどを始めとしたスイッチブーストは、使用後1ターンは使用することができません

その間他のスイッチを使用することはできますが、一度戦闘中に使用したスイッチは、どのスイッチも使わずに「充電」しないと再使用ができなくなります

充電を行わないとスイッチを再使用することはできず、延々そのスイッチを縛られたまま戦うことになります。

つまり、スイッチを絡めて戦う場合、必ずスイッチ使用後の1ターン以上はスイッチ無しでの戦闘を強いられるということです。

無計画にスイッチを使いまくると、いざというときに必ず困ります。

 

なので、スイッチを絡めた戦法を取る場合は、スイッチの使用不可能な時間を含めた上での戦闘計画が必要

より綿密なスイッチ管理も必要不可欠ということになりますね。

さいごに

防術工や忍術工といった盾役を使わずパーティを構成するのは、存外に難しいことではありません

特に黄泉華においては「総合」職が多彩なスキルを持ち合わせているからか、歴代エクスペリエンス社作品の中でもやりやすい方でしょう。

より慎重な戦いを強いられるものの、絶対不可能というわけではないです。

気になったプレイヤーや、難易度の高い戦いに挑んでみたいというプレイヤーは、記事の内容を参考にして、ぜひともチャレンジしてみてください。

ライター紹介

カンダカズマ
カンダカズマ
幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。