【遊戯王マスターデュエル】真の【最上級】魔術師!黒の魔導神官デッキでデュエルを楽しもう!

使いこなせ!最上級魔法使い!

こんにちは、ヨッケイです。

皆さんも、マスターデュエルを楽しんでいますか?

今回は「黒の魔法神官」を主軸にしたデッキをご紹介します!

「黒の魔法神官」は2004年10月号のVジャンプ付録カードとして登場したカードです。

2004年8月に公開された劇場版「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド」で遊戯が使用しました。

「ブラック・マジシャン」とは一味違う、威圧感のある佇まい。

個人的に、最高にクールなイラストです!

現代の遊戯王環境では、能力を発揮するのが難しいカードです。

いつものように、カジュアル環境で使用できる程度を想定して構築しています。

  1. 「黒の魔法神官」デッキの構成と使い方を解説!
  2. 「ブラック・マジシャン」ギミックで召喚条件を満たす!
  3. 「魔導書」ギミックを使って安定性をUP!
  4. 「黒の魔法神官」を特殊召喚して相手の罠カードを封殺できる…?

この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!

「黒の魔法神官」デッキの構成をご紹介!

メインデッキ 40枚

レアリティカード名枚数
URブラック・マジシャン2
URマジシャンズ・ソウルズ2
UR魔導書士 バテル2
R魔導教士 システィ2
Rマジシャンズ・ロッド2
SRブラック・マジシャン・ガール1
SR幻想の見習い魔導師1
N占い魔女 チーちゃん2
R黒の魔法神官3
UR死者蘇生1
URテラ・フォーミング1
URグリモの魔導書2
Rヒュグロの魔導書1
R師弟の絆2
N黒・魔・導・爆・裂・破1
SRルドラの魔導書3
SR強欲で金満な壺2
SRスモール・ワールド3
SRマジシャンズ・サルベーション2
Rトーラの魔導書1
SR聖なるバリア -ミラーフォース-2
R永遠の魂2

EXデッキ 15枚

レアリティカード名枚数
自由枠15

レアリティ内訳

レアリティ枚数必要トークン
UR10300
SR14420
R13390
N390

デッキの中核になるカードの紹介

このカードがなければ始まらない。

このデッキのキーカードです。

黒の魔法神官(マジック・ハイエロファント・オブ・ブラック)

フィールドに高レベルモンスターを2体並べて、ようやく特殊召喚できる非常に重たいモンスターです。

それだけに戦闘能力は非常に高く、攻撃力は魔法使い族のトップ5に入ります。

カードの正式名称がわかりにくく「黒の魔法神官」と書いて「マジック・ハイエロファント・オブ・ブラック」と読みます。

公式マスターガイドでもブラック・ハイエロファント・オブ・マジックと誤植され、映画本編では「ハイエファント」と呼ばれていたりしています。

カード名称を宣言する必要のある「マインド・クラッシュ」等への対策になるかもしれません…?

このモンスターがいる限り罠カードの発動を無効にすることができます。

無効効果は任意効果なので、相手の罠カードの発動のみを無効にすることができます。

1ターンに1度の制限もないので、何度でも使用することができます。

よって全ての罠カードはこのカードに通じない…と言いたいところですが、決してそんなことはありません。

昔のカード故に効果の穴も存在しています。

まず、カウンター罠カードにはスペルスピードが追い付かないため、発動を無効にすることができません。

スペルスピードに関しては以下の記事が詳しいです。

【遊戯王 マスターデュエル】難しいルールを解説!②チェーンブロック・タイミングを逃す編

「黒の魔法神官」の効果はスペルスピード2なので、スペルスピード3のカウンター罠に対して発動を無効にできません。

このカードはあくまで「罠カードの発動」を無効にするだけなので、既に発動済みの永続罠カードの効果発動に対しては無力です。

意外とできないことも多いのです…。

最近では罠カードをほとんど採用しないデッキも珍しくありません。

効果を活かすことができる機会も減ってしまっています。

あれ、もしかしてこのカードってそんなに…?

デッキの動かし方を解説!

このデッキの基本的な動きは3つの手順に分けることができます。

  • ①手札に「黒の魔法神官」を加える
  • ②フィールドにレベル6以上の魔法使い族2体を揃える
  • ③フィールドに「黒の魔法神官」を特殊召喚!順番に解説していきます。

①手札に「黒の魔法神官」を加える

「黒の魔法神官」は手札からのみしか特殊召喚できないので、まず手札に加えなければ始まりません。

スモール・ワールド

何でもサーチできることに定評のあるカードです。

手札を一枚消費するものの、好みのモンスターカードをデッキからサーチできるのは非常に便利です。

…が、少々クセのあるカードで、使い方を誤るとサーチに失敗してしまいます。

気を付けるべきはデッキから選択する裏側表示で除外するカードです。

具体的には「闇属性・魔法使い族・レベル9・攻撃力3200・守備力2800」のうち、一つだけ等しければ大丈夫です。

このデッキであれば「魔導書士 バテル」「魔導教士 システィ」「占い魔女 チーちゃん」のうちどれかを選択すれば、問題ありません。

この3枚は「魔法使い族」のみが等しいので「黒の魔法神官」をサーチすることができます。

魔導教士 システィ

魔導書を発動したターンにフィールドからこのカードを除外することで「黒の魔法神官」をサーチすることができます。

数少ない「黒の魔法神官」をデッキからサーチできるカードですが、効果までのタイムラグやコストの重さなど使いにくい面が目立ちます。

デッキに「魔導書」カードがないとサーチ効果を発動できない点も注意しましょう。

ルドラの魔導書

直接的に「黒の魔法神官」をサーチできるカードではありませんが、単純にドローで引き込む可能性を上げるために採用しています。

デッキの回転率を上げることで、デッキの安定性を向上させる効果も狙っています。

「魔導書」カードなので、上記の「魔導教士 システィ」の効果を発動させるためのトリガーとして使うことができます。

②フィールドにレベル6以上の魔法使い族2体を揃える

「黒の魔法神官」の特殊召喚には高レベルの魔法使い族モンスターが2体も必要です。

高レベルモンスター2体の用意は簡単ではないので、ある程度の工夫が必要になってきます。

今回は「ブラック・マジシャン」デッキのギミックを取り入れることで、リリースを確保しやすいようにします。

「黒の魔法神官」が登場した原作でも「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」を生け贄として召喚されたので「原作再現」と言えなくもありません。

マジシャンズ・ソウルズ

「ブラック・マジシャン」のギミックにとって重要なのは「ブラック・マジシャン」をいち早く手札か墓地のどちらかに置くことです。

このカード1枚で「ブラック・マジシャン」をデッキから特殊召喚できるので、非常に便利で重要なカードです。

場合によってはこのカードを特殊召喚し、手札交換を行うこともできます。

永遠の魂

このカードが離れた場合に自分フィールドのモンスターが全て破壊されるというデメリットと引き換えに毎ターン「ブラック・マジシャン」の特殊召喚が可能なカードです。

「ブラック・マジシャン」ギミックの生命線と言えるカードです。

ちなみに③のデメリット効果を「黒の魔法神官」で無効にすることはできません。

マジシャンズ・サルベーション

カード発動時に「ブラック・マジシャン」ギミックの生命線である「永遠の魂」をサーチできます。

それだけでなく「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」の同時召喚をサポートする効果もついています。

マジシャンとガールがそれぞれ墓地に送られていれば、効果を発揮できる機会も多くなると思います。

同時召喚に成功すれば、それだけで「黒の魔法神官」を召喚する準備が整います。

師弟の絆

発動に成功すれば「黒の魔法神官」のために必要なモンスターを揃えることができます。

後半の効果でサーチするのは「黒・魔・導・爆・裂・破」を採用しています。

黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)

通常の「ブラック・マジシャン」デッキとは違い、フィールドに召喚した「ブラック・マジシャン・ガール」はすぐに「黒の魔法神官」のリリースに使われます。

よって「師弟の絆」の効果でセット後、すぐ発動でき効果も腐りにくい「黒・魔・導・爆・裂・破」を採用しています。

占い魔女 チーちゃん

ドローフェイズでのドローはもちろん「ルドラの魔導書」によるドローでも特殊召喚でき、レベルも6というこのデッキに噛み合った魔法使い族モンスターです。

デュエル開始時の5枚ドローで引き込んでしまうと腐ってしまいますが、その場合は「スモール・ワールド」のコストなどに使ってしまいましょう。

③フィールドに「黒の魔法神官」を特殊召喚!

あとは手札から「黒の魔法神官」を特殊召喚しましょう。

なんらかの方法で召喚を無効にされた場合は、非常に大きなディスアドバンテージを負うことになります。

デッキの構成上、2体目以降の「黒の魔法神官」も召喚しやすいので、夢の3体召喚を狙ってみてもいいかもしれません。

トーラの魔導書

サンダーボルトなど、魔法カード除去に無力な「黒の魔法神官」をサポートできる「魔導書」カードです。

しかし、モンスター効果に対する穴はそのままです。

さいごに


「黒の魔法神官」の「罠カードの発動を無効にできる効果」を活かせる相手であれば、デュエルを優位に進めることができると思います。
しかし、モンスター効果や魔法カードによる展開が主になっている現代の遊戯王においては、刺さるデッキも少ない印象です。
対戦成績も決して良いものではありませんが、自分の好きなカードでデュエルに励むのはやはり楽しいですね。

どんなに古いカードでも、自分なりの工夫をすることでデッキをつくることができるのが、遊戯王における醍醐味の一つだと感じています。

皆さんの良きマスターデュエルライフを祈っています。