【遊戯王】合体するだけだった!?マシンナーズデッキの歴史を解説!【後編】

元々は弱小テーマ!?マシンナーズデッキの歴史を追う!【後編】

皆さんこんにちは、ヨッケイです。

今回も根強いファンも多い「マシンナーズ」デッキの歴史を追っていきます。

この記事は【後編】なので、是非【前編】からお読みください!

【遊戯王】合体するだけだった!?マシンナーズデッキの歴史を解説!【前編】

2010年ごろ、大会優勝も珍しくない大活躍を見せた「マシンナーズ」デッキはその後、どのようになったのでしょうか。

引き続き、その歴史を追っていきましょう。

  1. 流れに乗っているマシンナーズ!しかし新カードは…?
  2. しばらくの沈黙期間…。
  3. 大量の新カードによる猛烈プッシュ!戦術も変化!
  4. マシンナーズ闇堕ち!?新たなストーリーが始まる予感…!

この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!

【2011年3月】新規カードが登場!しかし…?

環境でも活躍していた「マシンナーズ」にPREMIUM PACK13(プレミアム・パック13)で新たな「マシンナーズ」モンスターが登場しました。

マシンナーズ・カノン

収録:PREMIUM PACK13(プレミアム・パック13)

発売日:2011年3月12日

地属性│レベル8│機械族│効果モンスター

攻撃力:0 守備力:0

通常召喚できない。

手札の機械族モンスターを任意の枚数墓地に送ることで、特殊召喚できる。

このカードの攻撃力は手札から捨てた機械族モンスター×800ポイントアップする。

手札の機械族モンスターを墓地に送ることで特殊召喚できる新型「マシンナーズ」モンスターですが…あれ?

そんなに強くない…?

簡単に特殊召喚できる効果は、魅力的です。

しかし「マシンナーズ」には手札消費2枚で特殊召喚できる攻撃力2500のモンスター「マシンナーズ・フォートレス」というライバルが存在しています。

しかも「マシンナーズ・カノン」を手札消費2枚で特殊召喚した場合、攻撃力はたった800です

その上「マシンナーズ・フォートレス」とは異なり、墓地からの特殊召喚もできません。

手札からモンスターを大量に墓地に送ることで強化される効果を活かそうにも、大体の場合「モンタージュ・ドラゴン」に軍配が上がってしまう点も残念なポイントです。

「マシンナーズ・カノン」使用するのであれば、より特化した構築が求められます。

モンタージュ・ドラゴン

地属性│レベル8│ドラゴン族│効果モンスター

通常召喚できない。

手札のモンスターを3体墓地に送った場合のみ特殊召喚できる。

このカードの攻撃力は墓地に送ったモンスターのレベルの合計×300になる。

手札から3体のモンスターを墓地に送り、墓地に送ったモンスターのレベルを合計した数値の300倍の攻撃力を得ます。

【2014年7月】正統派新規カードが登場!

前回のマシンナーズ・カノンが追加されてから約3年が経過し、久しぶりの新規モンスターが追加されました。

マシンナーズ・メガフォーム

収録:NEXT CHALLENGERS(ネクスト・チャレンジャーズ)

発売日:2014年7月19日

地属性│レベル8│機械族│効果モンスター

攻撃力:2600 守備力:1500

同名カードの効果は1ターンに1回、1つしか使用できない。

①このカードをリリースして、手札・デッキから「マシンナーズ」モンスターを1体特殊召喚できる。

②このカードが墓地にあるとき「マシンナーズ・フォートレス」が墓地に送られた場合、墓地に送られた「マシンナーズ・フォートレス」を除外することで墓地のこのカードを特殊召喚する。

イラストでは「マシンナーズ・フォートレス」が立ち上がったような姿をしています。

よく見ると、ボディに「マシンナーズ・ピースキーパー」と「マシンナーズ・ギアフレーム」が装備されているようにも見えます。

「マシンナーズ・フォートレス」とのシナジーを意識した効果を持つカードです。

①の効果でデッキから「マシンナーズ・フォートレス」を場に出せば、そのまま②の効果を使うお膳立てが整います。

デッキとしての穴になっていた「マシンナーズ・フォートレス」が破壊された後のスキをフォローすることができるので優秀です。

「マシンナーズ・フォートレス」から攻撃力が100アップし、守備力は100下がっています。

この100の違いも重要で、攻撃力が100違うことによって「機甲部隊の最前線」の効果で「マシンナーズ・フォートレス」をサーチすることができます。

当然「マシンナーズ・フォース」のためのモンスターを、デッキから直接呼び出すことができるのでファンデッキ寄りの構築にも嬉しい効果です。

基本的には墓地からの蘇生を狙っていきます。

手札に来た場合は「マシンナーズ・フォートレス」の召喚コストにしてしまえば無駄がありません。

【2020年2月】ストラクチャーデッキRで大幅強化!

前回のカード追加から、6年もの月日が流れました。

これまでも弱いわけではなかった「マシンナーズ」デッキですが、さすがにこれだけ期間が空いてしまうと、どうしてもカードパワーに時代遅れ感が出てきてしまいます。

やはり、何かしらの新規カードを求められていました。

そんな中、これまでのストラクチャーデッキがリメイクされ発売される流れになりました。

2009年12月に発売された「ストラクチャーデッキ”マシンナーズ・コマンド”」「ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”」としてリメイク発売されるはこびとなりました。

同時にVジャンプの付録でも新規「マシンナーズ」カードが登場し「マシンナーズ」の大幅プッシュが始まりました。

マシンナーズ・メタルクランチ

収録:Vジャンプ2020年4月号付録

発売日:2020年2月20日

地属性│レベル9│機械族│効果モンスター

攻撃力:2800 守備力:0

同名カードの③の効果は1ターンに1回しか使用できない。

①自分フィールドに表側表示カードがない場合、リリースなしで召喚できる。

②①の効果で召喚したこのカードは攻撃力1800となる。

③このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから機械族・地属性モンスター3体を相手に見せ相手はその中からランダムに1枚選ぶ。

そのカードを手札に加え、残りはデッキに戻す。

デッキから地属性機械族モンスターをランダムにサーチするカード…のように見えますが、3枚投入されている地属性機械族なら確実にサーチをすることができます。

妥協召喚する効果も持ち合わせているので、フィールドに出しやすいのもポイントです。

これまでのマシンナーズと比べて、高い攻撃力を持っています。

その代償としてなのか、守備力は0です。

他に守備力が0の「マシンナーズ」には「マシンナーズ・ギアフレーム」がいます。「マシンナーズ」モンスターをサーチ可能な効果、脚部についている翼やボディカラーは「マシンナーズ・ギアフレーム」と共通しています。

もしかすると「マシンナーズ・ギアフレーム」を攻撃特化型に改造したものなのかもしれません。

マシンナーズ・カーネル

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日

地属性│レベル10│機械族│効果モンスター攻撃力:3000 守備力:2500

通常召喚できず、カード効果でのみ特殊召喚できる。

同名カードの効果は1ターンに1回しか使用できない。

①自分フィールドの機械族モンスターを1体対象にして発動できる。

そのカードの攻撃力以下の相手モンスターを全て破壊する。

この効果は相手ターンにも発動できる。

②このカードが墓地にある時「マシンナーズ・カーネル」以外の地属性・機械族モンスターがフィールドで破壊された場合、墓地からこのカードを特殊召喚できる。

左腕にはビームキャノン砲、右腕にはチェーンソーという戦意むき出しのイラストです。

恐らく現在の「マシンナーズ」デッキで一番酷使されているモンスターです。

地属性機械族モンスターの破壊をトリガーにして、墓地から特殊召喚されます。

仲間のピンチにすぐ駆けつける頼れるモンスターです。

とりあえず墓地に送り、いつでも出動できるようにしておきましょう。

①の効果はいつでも使える全体除去です。

自分自身を対象にすることで、攻撃力3000以下の相手モンスターを全て破壊できます。

弱いわけがない性能です。

ちなみに「カーネル」とはOS(オペレーションシステム)の中核を担っているソフトウェアを指します。

マスターデュエルにおいては専用演出があり、まさにマシンナーズデッキの切り札です!

マシンナーズ・エアレイダー

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日

地属性│レベル8│機械族│効果モンスター

攻撃力:1500 守備力:2600

同名カードの効果は1ターンに1回しか使用できない。

①手札から「マシンナーズ」モンスター1枚を捨てて、このカードを特殊召喚できる。

②相手ターンに、自分フィールドの機械族モンスターを対象にして、発動する。

対象にしたモンスターと名前が異なり、対象にしたモンスターのレベル以下の「マシンナーズ」モンスターをデッキから特殊召喚し、対象にしたモンスターを破壊する。

アームにプロペラがついており、空中から攻撃を行う兵器なのでしょうか。

手札から「マシンナーズ」モンスターを捨てることで特殊召喚できるモンスターです。

相手のターンに自分フィールドの機械族モンスターを破壊し、そのモンスター以下のレベルを持つ同名以外の「マシンナーズ」カードをデッキから特殊召喚できます。

墓地に「マシンナーズ・カーネル」がある状態で効果を発動すれば「マシンナーズ・カーネル」を召喚しつつ、デッキのマシンナーズを呼び出すことができます。

破壊する対象は自身でも問題ないので、その高レベルを活かせばデッキから「マシンナーズ・フォートレス」も呼び出すことができます。

これまで少なかった、効果に「マシンナーズ」を求めるカードです。

これまで紹介してきた通り「マシンナーズ」カードはカード効果の対象が「機械族」であることが多く、とくに「マシンナーズ」である必要性はありませんでした。

だからこそ、他の機械族デッキを取り込んだ戦術が可能であったわけです。

マシンナーズ・ラディエーター

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日

地属性│レベル8│機械族│効果モンスター

攻撃力:1700 守備力:2400

同名カードの効果は1ターンに1回しか使用できない。

①手札から「マシンナーズ」モンスター1枚を捨てて、このカードを特殊召喚できる。

②自分フィールドの機械族モンスターを対象にして、発動する。

対象にしたモンスターと名前が異なり、対象にしたモンスターのレベル以下の「マシンナーズ」モンスターを墓地から特殊召喚し、対象にしたモンスターを破壊する。

どっしりとした固定砲台のようなイラストです。

手札から「マシンナーズ」モンスターを捨てることで特殊召喚できます。

自分の機械族モンスターを破壊して、そのモンスター以下のレベルを持つ「マシンナーズ」を特殊召喚します。

「マシンナーズ・エアレイダー」はデッキからの特殊召喚でしたが、コチラは墓地からの特殊召喚です。

当然この効果でも、墓地の「マシンナーズ・カーネル」を出動させられます。

マシンナーズ・バゼストレージ

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日

闇属性│レベル4│機械族│効果モンスター

攻撃力:1600 守備力:1500

同名カードの①②の効果は1ターンに1回しか使用できない。

①召喚・特殊召喚に成功した時、同名カード以外の墓地の「マシンナーズ」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

そのモンスターはこのターン効果を発動できない。

②このカード以外の自分フィールドの「マシンナーズ」モンスターを手札に戻し、相手のフィールドの魔法・罠カードを1枚手札に戻す。

闇属性の「マシンナーズ」だって!?

明らかに異様なオーラを放っている「マシンナーズ・ソルジャー」です。

召喚・特殊召喚に成功すると、墓地の「マシンナーズ」を守備表示で場に特殊召喚します。

「マシンナーズ・ソルジャー」の効果がより使いやすくなった印象です。

特殊召喚したモンスターは特殊召喚したターンには効果を発動することができません「マシンナーズ・エアレイダー」など、相手のターンで効果を発動するモンスターであれば、影響がほとんどありません。

②の効果も使いどころを選べば、活躍できます。

「マシンナーズ」モンスターには手札にあった方が、都合のいいモンスターも多いのであえて戻すのも戦術の一つです。

闇属性なので、破壊されても「マシンナーズ・カーネル」の効果を発動することができません。

機甲部隊の再編制(マシンナーズ・リフォーメーション)

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日

通常魔法

このカードは1ターンに1回しか発動できない。

以下の効果を1つ発動する。

■手札を1枚捨てて、デッキから「マシンナーズ」モンスター2体を手札に加える(同名カードは1枚まで)。

■手札から「マシンナーズ」カードを1枚捨てて、デッキから「マシンナーズ」カード2枚を手札に加える(同名カードは1枚まで)。

久々に登場した「マシンナーズ」魔法カードです。

「マシンナーズ・フォートレス」が「マシンナーズ・エアレイダー」に運送されている風景が写っています。

「マシンナーズ・フォートレス」が量産機であるという設定が活きたイラストです。

手札1枚をコストに「マシンナーズ」モンスターか「マシンナーズ」カードを手札に2枚加えられる非常に優秀な効果です。

手札コストには「マシンナーズ・フォートレス」や「マシンナーズ・カーネル」などの墓地に送りたいモンスターを選択するのがベストです。

デッキの安定性・回転率を高めるのに非常に良い働きをしてくれます。

機甲部隊の防衛圏(マシンナーズ・ディフェンスリジョン)

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日永続魔法同名カードの②の効果は1ターンに1回しか使用できない。

①自分フィールドにレベル7以上の機械族モンスターがいる限り、レベル6以下の機械族モンスターを効果の対象にできず、攻撃できない。

②自分フィールドの機械族モンスターが破壊された場合、墓地の機械族モンスターを1体手札に加える。

「マシンナーズ・フォートレス」の上に「マシンナーズ・ラディエーター」が乗り込み、回転しているようなイラストです。

やはり「マシンナーズ・フォートレス」にはかなりの利便性があるようです。

①の効果で、最上級機械族モンスターがいれば、上級以下の機械族モンスターを守ることができます。

当然ながら、全体除去には無力です。

②の効果はマシンナーズモンスターの破壊効果にも対応しています。

破壊され次第、その破壊されたモンスターを墓地から回収することが可能です。

「機甲部隊の最前線」と共にフィールドに展開できれば、アドバンテージを稼ぎ続けることができます。

機甲部隊の超臨界(マシンナーズ・オーバードライブ)

収録:ストラクチャーデッキR”マシンナーズ・コマンド”

発売日:2020年2月22日

通常罠

同名カードの効果は1ターンに1回、いずれかしか使用できない。

①自分フィールドの機械族モンスターを1体対象にして発動する。

そのモンスターと異なる名前の「マシンナーズ」モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。

②このカードを墓地から除外し、墓地または除外されている機械族モンスターを3体選択し、デッキに戻しカードを1枚ドローする。

「マシンナーズ・カーネル」が謎の敵と対峙しているイラストです。

この敵に関する情報は現在、明かされていません。

自分の機械族モンスターを破壊することで、デッキ・手札から「マシンナーズ」モンスターを特殊召喚することができます。

自分のモンスターを破壊する効果を含んでいるので「マシンナーズ・カーネル」につなげるには絶好のカードです。

②の効果で墓地に溜まり過ぎた「マシンナーズ」モンスターをデッキに戻しつつ、1枚ドローすることができます。

本当に便利で、小回りの利くカードです。

【2020年2月】カーネル型マシンナーズデッキ登場!

マシンナーズカードの大量増加によって、ようやく、マシンナーズ同士でデッキを組む意義が生まれました。

自分のモンスターが破壊されることをトリガーに特殊召喚できる「マシンナーズ・カーネル」を主軸にした「マシンナーズ」モンスターで構築されたデッキです。

【2020年2月】カーネル型マシンナーズデッキの基本的な動き

  • 「マシンナーズ・カーネル」を墓地に送る
  • 「マシンナーズ・ギアフレーム」などで手札を整理する
  • 「マシンナーズ・フォートレス」などの高レベルマシンナーズを召喚
  • 自分のモンスターを破壊しつつ、場を制圧する

①「マシンナーズ・カーネル」を墓地に送る

「おろかな埋葬」など何らかの手段で墓地に送ります。

おろかな埋葬

通常魔法

デッキからモンスターを1体墓地に送る。

数多のデッキで使われる、デッキからモンスターを墓地に送るための定番カードです。

②「マシンナーズ・ギアフレーム」などで手札を整理する

「マシンナーズ・ギアフレーム」や「機甲部隊の再編制」などを使えば、大抵のマシンナーズカードがサーチできるので手札の調節は楽です。

③「マシンナーズ・フォートレス」などの高レベルマシンナーズを召喚

「マシンナーズ」の最上級モンスターは大抵が自身を特殊召喚する効果を持っているので、②の工程で整えた手札を使ってフィールドに特殊召喚していきましょう。

④自分のモンスターを破壊しつつ、場を制圧する

自分のモンスターを破壊して、墓地の「マシンナーズ・カーネル」を特殊召喚する工程を基本としてデッキを動かしていきます。

【2020年4月~】新規カードと共にストーリーが追加…?

ストラクチャーデッキRの発売からしばらくして、またも追加の新規カードが登場しました。

何やら「マシンナーズ」に新たな関連性を匂わせるカードも…?

マシンナーズ・リザーブレイク

収録:RISE OF THE DUELIST(ライズ・オブ・ザ・デュエリスト)

発売日:2020年4月18日

闇属性│レベル4│機械族│効果モンスター

攻撃力:1200 守備力:1800

同名カードの①②の効果はそれぞれ1ターンに1回しか使用できない。

①手札・フィールドのこのカードを墓地に送り、自分フィールドの「マシンナーズ」モンスターの攻撃力を1200ポイントアップする。

②このカードが墓地にあり、自分の「マシンナーズ」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、墓地にあるこのカードを手札に加える。

これまた異様なオーラを放つ「マシンナーズ・ディフェンダー」です。

イラストの「マシンナーズ・リザーブレイク」の後方をよく見ると…?

手札から捨てるか、フィールドから墓地に送ることで攻撃力を1200ポイントアップさせることのできるカードです。

攻撃力の低さに悩んでいた「マシンナーズ」にとって、かゆいところに手が届くカードです。

このカードの恐ろしいところは、このカードが墓地にある状態でダメージを与えると手札に戻るという効果です。

つまり、手札から捨てて効果を発動し、相手モンスターの攻撃力を上回っていた場合は使用後すぐに手札に戻ってきます。

流石に1ターンに1度の制限がありますが、常に敵へプレッシャーを与え続けることができるのです。

アップする攻撃力が「マシンナーズ・リザーブレイク」と同じであることから、後方(手札)から援護射撃をしているというイメージでしょうか。

奇動装置メイルファクター

収録:RISE OF THE DUELIST(ライズ・オブ・ザ・デュエリスト)

発売日:2020年4月18日

闇属性│レベル1│機械族│ユニオン│効果モンスター

攻撃力:500 守備力:0

同名カードの②の効果は1ターンに1回しか使用できない。

①以下の効果を1つ発動できる

■自分フィールドの表側表示モンスター1体に装備し、そのモンスターが破壊されるとき代わりに破壊される。

■装備されているこのカードを特殊召喚する。

②装備されているこのカードが墓地に送られた場合、特殊召喚する。

厳密には「マシンナーズ」モンスターではありませんが、ストーリーとしては「マシンナーズ」に関連があるカードです。

マシンナーズが闇属性となっていた元凶です。

このモンスターが倉庫に保管されていた初期型マシンナーズに取りつき、不正起動させていました。

これまでの闇属性マシンナーズのイラストにもしっかり写っています。

カード効果としては、身代わりになった後、蘇生する効果をもつユニオンモンスターです。

モンスターを戦闘・効果破壊から守る身代わりとしてはなかなかの高性能です。

マシンナーズデッキに組み込めば、マシンナーズモンスターの破壊効果で破壊を肩代わりするといった使い方も可能です。

しかし「奇動装置メイルファクター」は闇属性なので「マシンナーズ・カーネル」との相性はよくありません。

これは意図したものなのでしょうか。

なぜマシンナーズ部隊を暴走させるようなことをしたのか?

ということは今だ、明らかにされておらず、KONAMI公式からの新情報(新カード)が待たれます。

無許可の再奇動

収録:RISE OF THE DUELIST(ライズ・オブ・ザ・デュエリスト)

発売日:2020年4月18日

通常魔法

このカードは1ターンに1回しか発動できない。

自分フィールドの機械族モンスターに装備可能な機械族ユニオンモンスターを手札・デッキからモンスターに装備する。

この効果で装備されたユニオンモンスターはこのターン特殊召喚できない。

「奇動装置メイルファクター」が「マシンナーズ・ソルジャー」に取りつき、起動を試みているイラストです。

機械族モンスターに対してデッキからユニオンモンスターを装備することができます。

ユニオンを主軸にするデッキにとっては革命的な効果です。

マシンナーズに関連した効果ではありませんが、機械族全般へのサポートカードとして使うことができます。

逆に言えば、機械族以外のユニオンモンスターとはシナジーが薄めです。

マシンナーズ・アンクラスペア

収録:BLAZING VORTEX(ブレイジング・ボルテックス)

発売日:2020年10月31日

闇属性│レベル4│機械族│効果モンスター

攻撃力:1800 守備力:800

同名カードの①②の効果はそれぞれ1ターンに1回しか使用できない。

①このカードがドロー以外の方法で手札に加わった場合、このカードを特殊召喚できる。

この効果を使用した場合、ターン終了時まで機械族モンスターしか特殊召喚できない。

②召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから機械族モンスターを1体墓地に送る。

「奇動装置メイルファクター」に取りつかれた「マシンナーズ・スナイパー」です。

モンスター効果版の「おろかな埋葬」といった効果であり「マシンナーズ」デッキにとっては非常にありがたい効果です。

ドロー以外の方法で手札に加わると、特殊召喚される効果も持ち合わせています。

「機甲部隊の再編制」などのサーチカードはもちろん「マシンナーズ・パゼストレージ」の効果でフィールドから手札に戻した場合でも発動可能です。

使用したターンに機械族モンスター以外が特殊召喚できない制約も「マシンナーズ」デッキであればさほど問題ではありません。

どんどん便利なカードが追加されていくマシンナーズデッキの動向にこれからも目が離せません。

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

初期は少し頼りないロマンデッキとしての成り立っていた「マシンナーズ」デッキですが、新カードが増える度に順当に強化されていった「マシンナーズ」デッキの16年間の歴史を追ってきました。

現在も十分通用するデッキとして活躍しています。

マスターデュエルにもマシンナーズカードは実装されているので、興味を持ってくださった方は是非デッキを組んでみてくださいね!

「奇動装置メイルファクター」関連の情報には、まだまだ明かされていない情報があるような気がしてなりません。

カードの中に示されているストーリー性を楽しむのも、遊戯王の楽しみ方の一つです。

マシンナーズモンスター達の新たなストーリーに期待しつつ、今回はここまでとさせていただきます!

ありがとうございました!