はじめに
Cities: Skylines II (長いので以降 CS2 と略記します)はお気に入りのゲームで、長時間プレイしているのですが、ネックは交通渋滞を解消する有効な手段がないこと。
小さな村レベルでも、街の入り口となる高速から進入する道はすぐに渋滞アイコンが現れます。
交通渋滞を放置していても、町の発展にはデメリットばかりなので、なんとか解消したい。
それなら初期から片道 4 車線の広い道路を使えるようにして、片道 4 車線道路をメインとした町作りをしてはどうか?
ということで新しくゲームを立ち上げて試してみました。
- CS2 は交通渋滞解消がメインとなるゲーム
- 最初から片道 4 車線道路の機能を解放して、片道 4 車線道路中心の町作りをしてみた
- 結論を言うと、片道 4 車線あっても交通渋滞の解消には結びつかない。致命的な渋滞は発生する
- 道路に依存する限り、バスや路面電車の路線を開業しても、渋滞に巻き込まれてしまう
- 決め手は地下鉄か?しかし地下鉄を頭に入れた都市計画をしていなかったので、今回はアウト
- 交通渋滞解消への道はまだ続く
この記事は約 3 分で読めますので、ぜひ最後まで目をお通しください。
交通渋滞のデメリット
CS2 での交通渋滞のデメリットはいくつかあります。
主なものは、公共サービス車両(消防車、パトカー、ゴミ収集車、郵便配送車、霊柩車など)の動きが滞り、サービスが低下することでしょう。
市民の幸福度が下がり、人口流出の原因となって都市の発展を阻害します。
交通渋滞の解消こそが CS2 のメインテーマであるとも言えるでしょう。
普通にプレイしていると、都市の規模が少し大きくなっただけで渋滞は必ず発生してしまいます。
初期状態から全機能を解放
CS2 では、ゲーム開始時にオプション設定として、
- すべてアンロック
- 資金無制限
- マップタイルのアンロック
のオン/オフを選べます。
すべてオンにすると、経済破綻の心配をする必要がなく、自由気ままに都市開発ができることになります。
かなりなヌルゲーになってしまうのですが、ゲームのコツを掴むまでは、ヌルゲーでもいいかなと思い、すべてオンにしてゲームをスタートさせました。
ゲームに慣れてくれば、適宜オフにして縛りを入れればいいわけです。
マップは初心者向けである「コーラルリッチ」を選択しました。
「コーラルリッチ」は地下水と地下資源が豊富なので、攻略が楽です。
片道 4 車線道路を初期から解放
「すべてアンロック」をオンにしたのは、最初から片道 4 車線道路を使いたかったからです。
オフでゲームを始めると、ある程度の規模の都市にレベルアップするまで、片道 2 車線の道路しか使えません。
片道 4 車線の機能が解放された後に、いったん作った道路を破壊して 4 車線を敷き直すのも億劫なので、「すべてアンロック」オンにしました。
車線が広ければ、渋滞は発生しないだろう、という単純な考えが頭にありました。
高速道路の出入り口は片道 2 車線
CS2 のマップ構成は、デフォルトで敷かれている高速道路があり、インターチェンジを介して町中の一般道とつながっています。
この高速道路の出入り口は最初から 2 車線しかなく、町の規模がある程度大きくなると、交通量が増えて最初にボトルネックになるのはわかりきっています。
案の定、片道 4 車線を町中に張り巡らせても、片道 2 車線との境目がボトルネックとなり渋滞が発生しました。
これを解消するためには、片道 4 車線の高速道路を敷き直すしかない?
しかし、高速道路と一般道をつなぐインターチェンジの作成がネックになります。
かなり複雑な操作が必要になり、不器用な私にはできそうにありません。
鉄道でオフロードできないか?
次に考えたのが、初期から鉄道駅を作り、市外からの流入を高速道路ではなく、鉄道にオフロードできないか?ということです。
「すべてアンロック」「マップタイルのアンロック」をしてあるので、初期状態から好きな場所に鉄道駅を敷設できます。
ちょっと市街地から離れた地域に駅を配置しました。
市外からの流入を呼び込んでみたのですが、それなりに電車に乗車しているものの(乗車率 30% 程度)、高速道路側の渋滞が解消できるまでには行きません。
一度に大量の人員を輸送できる鉄道は、効率的な交通機関のはずですが、なかなか道路の渋滞の解消には至らないようです。
駅前と市街地を結ぶバス路線を開設
電車の乗車率は 30% ぐらい。
そこそこ市外からの流入が増えてきましたが、さて、駅を降りた人は市街地までどうやって移動しているのでしょう。
当然、何も交通手段がないので徒歩で移動しています。
これは大変、というわけで、駅前から市街地に至るバス路線を開業しました。
こちらは好調。
乗車率はほぼ 100% になっています。
駅前だけではなく、外部との接続にもバスは使えるので、長距離バスも後で運営してみましょう。
住宅地と工業地帯を巡回する路面電車を開設
交通渋滞を解消するためには、マイカー、自動車の利用を抑制しなければなりません。
そこで、利用率が高いであろう、住宅地と工業地帯を巡回する、通勤用の路面電車を開業しました。
こちらは乗車率 20% ぐらい。
なぜかあまり乗車率が上がりません。
切符をタダにして多くの人に乗ってもらおうと思いましたが、乗車率はあまり上がりません。
需要はあるはずなんだけど。
渋滞の解消には至りません。
余談ですが、CS2 の魅力の一つは、公共交通機関(バス、路面電車、鉄道など)を自由に敷設して動かせるところ。
なんだか鉄道模型・ジオラマみたいな面白みがあります。
渋滞はもう手が付けられないレベル
最初の目論見では、片道 4 車線の道路を中心にすれば、交通渋滞は発生しないはず、でしたが、渋滞は発生します。
市内全面的に渋滞が発生するわけではなく、ボトルネックになりそうな箇所でピンポイントで発生している状態です。
渋滞の発生はピンポイントですが、悪影響は市内全域に及びます。
路線バスを導入しても、路面電車を導入しても、鉄道を導入しても、渋滞は発生します。
交通渋滞は、市民の生活を停滞させるため、町を発展させるためには見て見ぬふりはできません。
できることはまだやり尽くしておらず、「地下鉄」の路線開業という奥の手が残っています。
また、CS2 攻略サイトには、「多重ラウンドアバウト」「常時右折可交差点」といった渋滞対策が紹介されています。
しかし、それらを念頭に置いて都市計画をしていないので、今回はプレイできません。
近いうちに「ニューゲーム」でやり直しになりそうです。
まとめ
CS2 の交通渋滞解消を考えて、初期状態から片道 4 車線の道路を中心に町作りを行いました。
エリアとエリアの間の移動には、路線バスや路面電車などの公共交通機関を拡充しましたが、それでもなかなか渋滞は解消しません。
町全体で渋滞が発生しているわけではなく、「渋滞しそうだよな」と思える箇所で思ったとおりに渋滞が発生しています。
「地下鉄」のネットワークを導入するか、市外との連絡にもバス路線を使う、という選択肢もありますが、今のゲーム中ではできそうにありません。
そもそも、「道路ありき」の都市計画では、交通渋滞の発生を抑えることは困難なのでしょう。
どのように交通渋滞を解消するか、は次回以降の宿題とさせてください。
ニューゲームで地下鉄主体の町作りをしてみます。
それでは。