はじめに
1987年に発売されたファイナルファンタジーシリーズですが、今や世界各国で愛されているゲームとなっています。
映像や音楽が新作が出るごとにクオリティが高まっていき、映画を見ているかのような世界観でゲームをプレイしていることでしょう。
そんなファイナルファンタジーシリーズの中でも、2021年に発売から30周年を迎えたのがファイナルファンタジー4です。
実は30周年を迎えるにあたって、ファイナルファンタジー4を振り返ると以下のことが見えてきました。
5分でこの記事は読み終わるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
- 1991年にオリジナルが発売されたが初物尽くしだった
- ファイナルファンタジーシリーズの中でいち早く他ハードにリメイク
- 15年以上経過して続編が登場した作品
これらのポイントを踏まえて、ファイナルファンタジー4の奥深い歴史をみていきましょう。
オリジナルは1991年に発売
まずはファイナルファンタジー4が発売された時期やハードなどを見ていきます。
タイトル | ファイナルファンタジー4 |
ジャンル | RPG(ロールプレイングゲーム) |
対応機種 | SFC(スーパーファミコン) |
発売元 | スクウェア(現:スクウェア・エニックス) |
プレイ人数 | 1~2人 |
発売日 | 1991年7月19日 |
当時ファイナルファンタジー1~3は全てファミコンで発売されていました。
世界観やゲームでジョブチェンジなどのシステムが受けていましたが、これがスクウェア初のSFCソフトとして発売されました。
ハードのレベルが上ったことにより、音楽やグラフィックもレベルアップしています。
今でもYoutubeなどで、特集を組んで動画をリリースするユーザがいるほどです。
ストーリーも奥深く、主人公セシルの葛藤や成長を感じ取ることができます。
売上も順調に伸び続け、最終的なオリジナルの売上本数は、公式発表で144万本となっています。
そんな中でファイナルファンタジー4で導入されたシステムについて、シリーズの中で初めてのものが多かったです。
マルチで2人プレイができる
コンフィグ画面で様々な設定ができますが、2人プレイができるように変更できます。
コントローラー設定を「マルチ」に変更することによって、戦闘時に担当するキャラクターを決めることができました。
パーティ編成は最大5人まで
これまでの3作品では最大で4人までの操作となっていました。
しかしファイナルファンタジー4では最大5人まで編成することが可能となっただけでなく、前列と後列に分かれて戦闘をすることとなりました。
前列は直接的な剣などの攻撃力が高く当たりやすくなるものの、敵の攻撃を受けやすくなります。
反対に後列だと弓矢などの攻撃が中心となりますが、敵からの攻撃を受けにくくなったり、ダメージを減らすことができます。
こうして戦略を練りながら、ストーリーを進めていく力が試されていきました。
アクティブバトルが導入された
戦闘ではこれまでは味方・敵それぞれの攻撃がまとまって行われるのが主流でした。
そんな中でファイナルファンタジー4では、味方も敵も待ち時間を消化したところで即座に攻撃ができるようになりました。
これが「アクティブタイムバトルシステム」で、リアルタイムで実際に戦闘が行われているように表現されています。
MPシステムが初めて採用
過去3作品は全て各魔法はレベル分けや使用回数で分けられていました。
しかしファイナルファンタジー4からはMPを導入し、各キャラクターで覚えられる魔法も概ねジャンル分けされるようになりました。
例えば使いやすいレベルの低い魔法はMP消費が少なく、足りなければ使うことができません。
他のRPGと同じように宿屋などに宿泊したり、アイテムによって回復させることが可能でした。
ダンジョンにセーブポイント
これも過去3作品では存在しなかったシステムで、ワールドマップを移動している際にセーブできていました。
しかしファイナルファンタジー4では大きなダンジョンで、途中に魔法陣で囲まれた「セーブポイント」を設置しました。
セーブだけでなくテントなどを張って宿泊、HP・MPそれぞれ回復させることも可能となりました。
ここを拠点にして途中全滅しないようにレベル上げをしたり、近場を動き回っていた人も多いことでしょう。
他のシリーズ作品よりも早く他ハードでリメイク
色々なハードがオリジナル版がリリースされてから各社から開発され、スーパーファミコンよりもクオリティが高いハードも多数発売されました。
その中でファイナルファンタジー4は当時の流れを取り入れ、様々なハードでリメイクしてリリースされています。
イージータイプとしてスーパーファミコンでもリメイク
スーパーファミコンでもオリジナル版が発売された後、その年の10月にイージータイプとしてリメイクされリリースされています。
これは少しオリジナルが難しいという意見もあり、難易度を落とした形で遊びやすい内容になってリリースされました。
オリジナル版と比較すると、以下の点が主に変更されていました。
プレーした人は、もしかしたら違和感があったかも知れません。
- 各キャラクターで使いづらいコマンドが削除(ギルバートのくすり、ローザのいのりなど)
- 一部の魔法が削除された(プロテス・シェルなど)
- トレーニングルームの追加
- ラスボスのグラフィックが変わっている
他にも変更点があるので、もしイージータイプが手元にあればチェックしてみてください。
そして他ハードでのリリースについては、代表的なものを以下に掲載しております。
これは他のファイナルファンタジーシリーズの中でも、数が多い方と言えるでしょう。
もし自分が持っているハードがあれば、一度プレーしてみてください。
- PlayStation版(1997/3/21、5と6と併せてファイナルファンタジーコレクションとしても発売)
- Wii版(2009/8/4~)
- iphoneアプリ版(2012/12/20)
- Androidアプリ版(2013/6/3)
- Newニンテンドー3DS(2017/8/23)
携帯版で15年以上経過して続編が登場
オリジナル版のストーリーから十数年後の世界が舞台となるのが、「ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還-」です。
タイトル | ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還- |
ジャンル | RPG |
対応機種 | 各携帯アプリ,Wii,PSP,iOS,Android |
発売元 | スクウェア・エニックス |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 携帯各種アプリ:2008/2/18~ Wii:2009/7/21 PSP:2011/3/24 iOS,Android:2013/11/25~ |
2008年に携帯用アプリとして登場し、それ以後WiiやPSPなどで発売されました。
当時序章から配信されていき、終章まで楽しんだ人もいることでしょう。
主人公はセシルとローザがオリジナル版で結婚して生まれた息子「セオドア」で、彼を中心に物語が進んでいきます。
オリジナル版でセシルと共に冒険をしたキャラクターが、それぞれ成長した姿をチェックすることができます。
グラフィックや音楽だけでなく、様々な魔法や召喚獣もパワーアップして使えます。
プレイしたことない人はiOSやAndroidで楽しむことができるので、世界観に浸ってみるのはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
発売から30年、ファイナルファンタジー4は音楽やグラフィックなどをパワーアップさせながら楽しませてきました。
ふとしたタイミングで改めてプレーしてみると、当時感じなかった面白いポイントを発見できるかもしれません。
ファイナルファンタジー4はストーリーが奥深く、やり込んでいくと強力な魔法や召喚獣も手に入れることができます。
世界観を改めて感じ取りながら、家でも外出先でも楽しんでみてはいかがでしょうか。
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