カンする?しない?三人打ちのすゝめ
槓を、門前から大明槓を!
守備派を自称している私は絶対にしませんが、たまにみます。
そして、きっちり槓した牌がもろのりして、阿鼻叫喚ということも。
研究が進んでいる四人打ちの場合は、守備力やらなんやらかんやらで、特定の状況以外は槓しない方が得なことが多い、とされています。
ただ、三人打ちは牌種が少ないので、槓しようとしている牌のドラ表示牌が見えていない場合など、もしかしたら大明槓でもした方がいいのかな?と思い、ならばいろいろ確率を調べてみよう!という記事です。
タイトルではカタカナで書いていますが、この記事内ではカタカナではなく“槓”と漢字で書いていきます。
- 基本 – 槓のメリット・デメリット
- 単純に槓した牌がドラとなる確率
- 実践から槓が発生した時のドラ乗り確率例
とはいえ、上で書いている通り、私自身は守備派を自称しているので、大明槓や、明らかに安全牌として使える字牌の加槓もあまりしませんが。。。
この記事は大体 3 分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!
基本 – 槓のメリット・デメリット
ざっくりと端的に。
メリット – あがった時の点数が UP 。
デメリット – 守備力がさがり、自分以外にあがられた時の点数が UP してしまう。
単純に槓した牌がドラとなる確率
ここからは基本、三人打ちでの確率を見ていきます。
四人打ちは研究しつくされていて、結果的に損となる、という定説があるので。
牌の種類から
上画像は四人打ちのもので、三人打ちの牌の種類は 34 から萬子の 7 種を抜くので 27 種。( 1 , 9 、1 ~ 9 、 1 ~ 9 、東南西北白發中)
で、槓をした牌は 4 枚使いきるため、ドラ表示牌に出てくることはありません。
そのため、槓をした牌がドラとなる、例えば槓したのが『南』でドラ表示牌が『東』となる確率は、種類だけ見ると、 1 / 26 と 4 % 弱ほど。
これだけだと、門前から大明槓するには博打が過ぎるかな、という印象。
すでに他に鳴いている状態であっても、どうだろう?というレベル。
ただし、最低でも自分の手牌は見えているので、純粋に牌の種類での計算通りということはありえません。
残り牌の数から
上画像の時点で 7 ソウを槓するとして、 6 ソウが 2 枚見えている、自分視点で牌が 26 枚見えている(全員の捨て牌、鳴かれている牌、自分の手牌、ドラ表示牌、抜き北)という状況です。
この状態では、槓する牌がドラとなる確率は、 2 / 78 ( 1 / 39 )となります。
配牌時、親の第一打目であっても自分の手牌が見えており、局が進むごとに、ドラ表示に出てくるであろう牌の確率は前後していきます。
まず、1 牌種につき 4 枚あるので、 1 / 26 から分子、分母を 4 倍した 4 / 104 がドラ表示に出てくる牌数の計算の基礎として考えます。
ここから、槓した牌のドラ表示牌となる牌が見えていたら、分子を減算。
それ以外の牌が見えていたら、分母を減算すると、槓した時点での確率となります。
これならば、終盤に『大明槓もあり』な確率となることはあるかもしれません。
例えば、局が進んで見えている中では 3 / 30 ( 10 %) となったら!
守備派としては状況次第とはいえ、やはり大明槓はしない選択になりそうですが、なくはない?という確率に見えます。
他の要素
例えば、字牌 1 枚目が捨てられた時に、ポンの判断のラグがあったかどうか、などで他の方の手牌に存在するかを判断できます。
分子の方が 3 か 1 かでも雲泥の差ではありますが、分子が 0 になっていると、大明槓は守備力を大きく下げて、打点が符の分だけほんのり UP かも、という、割に合わない鳴きとなるので、気を付けましょう。
狙い目は東!?
他の方の手牌を考えると、三人打ちでは『北』は抜かれていなければ、ほぼ手牌にない、と予想ができます。
ですので、終盤まで『北抜き』が無い場合の『東』の槓はかなり狙い目です!
守備を考えない、考えなくても良い場面なら積極的に大明槓もあり?
実践から槓が発生した時のドラ乗り確率例
事例 1
上画像の状況は、下家(→)が中を切ったところです。
槓した時のもろのり確率は發が見えておらず、見えている牌が 35 牌なので、 4 / 69 ( 1 / 17.25 )。
配牌時から分母しか減っておらず、単純な牌の種類の計算より上になっているので、狙えそうな確率に見えますが、結果は・・・
全部のりました!
結果画像のように、發が誰も持っていなかったこともプラスでしたね。
この場合、重なっている他の牌でも( 5 ソウ、 2 ソウ)がドラとなっても OK なので、という判断だったのかもしれません。
私は下家(→)で、この後、ソウズを全く切れなくなって、一人ノーテンとなってしまいました。
事例 2
上画像の状況は、 8 ピンを自模ったところで、他の 2 人がリーチとテンパイ気配、さらにドラということもあり少し通りずらそうな牌。
また、これでドラ 4 にもなったので、あがりたいので、普通に槓でしょうか?
槓した方から見た時の確率は 1 / 44 。
普通に厳しいですが、捨てることもできない牌なので、自分でもしぶしぶ槓か、ひとまず通りそうな西を切るかというところ。
ここで槓をしたところ・・・
なんということでしょう・・・!
もともとのドラ 5 がドラ 9 に。
倍満確定、三倍満も見える手になりました。
夢がありますが、直後に下家(→)の私が空気を読まず、ツモりました。
事例 3
上画像は、上の方でも使った画像の状況で、下家(→)からの白を門前から大明槓します。
槓した方から見た時の確率は 2 / 74 ( 1 / 37 )。
牌の種類での単純な計算より、そこそこ悪いので、厳しそうに見えますが、結果は・・・
乗りませんでした。
他の重なったところが乗ってもよかったのですが、かすりもせず。
ただ、嶺上牌が有効牌だったので、テンパイは取れました。
なお、私はまたしても下家(→)で、この大明槓に加え、親がピンズの染め模様だったので、ドラ 2 とはいえ引き気味に。
圧をかけて周りを引かせる、という意味で、大明槓は成功だったのかもしれません。
さいごに
槓した牌がドラもろのりは 4 翻が確定 + 何らかの役、なので満貫確定、跳満も現実的。
周りへの圧は相当なものなので、確率云々ではなく、直感的にするのもアリなのかもしれません。
もろのりしなかったとしても、槓だけで圧はなかなかのものです。
メリット・デメリットを考えながら大胆に、そして大迷惑にならない適度な槓ライフを!
なお、タイトルはある動画のオマージュなのですが、急に変わるかもしれません。変わった際はお察しください。
ライター紹介
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時間があるときは(PCで)ゲームしながら、(スマホで)ゲームしている、というマルチタスクおじさん。
サプリ情報取得や筋トレ、ストレッチなどを欠かさない健康オタクおじさんでもある。
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