一時保存版!『雀豪』になるには機械的に
コインのやり取りが発生する『銀の間』・『金の間』での対局となる『雀傑』。
役はほぼ覚え、牌効率なども覚えてきた初級者~中級者ほどの方が多いでしょうか。
下記の記事で『雀傑』にまでにすべきことを書きました。
基本操作を覚えて、時間切れにならないように自分があがることへ、まっすぐ打とう!という内容でした。
そうして、『雀傑』になった後、さあ『雀豪』を目指そう、となった時にどうすべきかをこの記事で書いていきます。
主に”オリるタイミングを機械的に決めておこう!”という内容です。
ですので、オリる技術が必要になりますが、そこは下記記事の『ロンをされない方法』のところにも少し書いてますので、ご参照頂ければ!
『雀豪』になるまで、と期間限定なので、こちらの記事も一時保存版としています。
- 自分の状況と他の方の状況による押し引きダイアグラム作成
- 自分・他家の上がり時点数予想
- 実践の牌譜から
この記事は大体10分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!
自分の状況と他の方の状況による押し引きダイアグラム作成
テンパイ無? | テンパイ濃厚(子) | リーチ(子)・親テンパイ濃厚 | リーチ(親)・高打点想定 | 超高打点想定 | |
高い手テンパイ | ○ | ○ | ○ | ? | × |
高い手 1 | ○ | ○ | ○ | ? | × |
安い手テンパイ | ○ | ○ | ? | ? | × |
高い手 2 以下 | ○ | ? | ? | × | × |
安い手 1 | ○ | ? | × | × | × |
上記以下 | ○ | × | × | × | × |
“高い手テンパイ”など、行が自分の手の状況、“テンパイ無?”など列が周りの状況で、どういう状況なら普通に進めるか、の私の場合のざっくりダイアグラムです。
1 、 2 というのはそれぞれイーシャンテン(テンパイまで有効牌が一つ必要)、リャンシャンテン(テンパイまで有効牌が二つ必要)とみてください。
○特に気にせずまっすぐ打つ: “○”
○基本オリる:”×”
○状況次第:”?”
となります。
上の図はかなり粗いので、例えば自分の手に”中ほどの手”を追加、など項目の追加しても良いと思います。
ハテナ( ? )は、自分の待ちがかなり良かったり、オーラスで条件付きなどによって変わるかな?というところ。
事例1
自分が「高い手イーシャンテン」(満貫確定)で親が「テンパイ濃厚」または「高打点想定」の場合なので、状況次第か特に気にせず打つ( ? or ○ )。
→親が、多分重なり期待で持っていた發・白を周りに合わせて打ったので、イーシャンテン止まりかな?と打っていた時は考えていました。
事例2
自分が「安い手でイーシャンテン」で、「子のリーチ、または親がテンパイ濃厚」に当てはまるので、基本オリていく( × )。
→この捨て牌で索子の待ちになれば、絶対ロンできる!と考えていましたが、別に出ても高くないので、周りがやる気なら撤退一択でした。
例外
オーラスで 4 着、さらに着アップが見込める手の時は、相手の超高打点が見えない限り手を進めると思います。
他にも、テンパイ、またはリーチしている方の待ちが読めて、放銃がほぼありえない状況であればそのテンパイを気にしないかな?というところ。
親権維持などもあるので、自分なりのダイアグラムを作ったとしても、それが絶対ではなく、だいたいの意識として持っておく、というところでよいでしょう。
自分・他家の上がり時点数予想
自分の点数の見積もり
今の形から最高の引きであがれた時の点数、安めとなる引きの時の点数の平均想定でよいでしょう。
高めの方の待ちが全て見えている(捨て牌や鳴きの牌として 4 枚出てしまっている)場合は安めの点で、その逆に高めのみの時は高めの点で。
といっても、特にリャンシャンテン以下の時に、“ここからドラを 3 連続で引いて!”というような、かなり薄い前提は考えず、手なりで進んで、と考える方が無難です。
自分の点数の見積もり – 事例画像
1 – 4 ピン、または 2 – 5 – 8 ソウを引いての「タンヤオ・赤ドラ 1 」、 1 ピンが絡む場合は「リーチ・赤ドラ 1」が想定できます。
この場面からの高めは「リーチ・タンヤオ・赤ドラ 1 」までで、赤 5 ソウや”北”抜きは考えない方が無難です。
→あがればトップ、あがられたら高確率で着ダウンなので、打点は考えなくてもよい状況ではありますが。
リーチ時は裏ドラまで考慮して少し上の手になる、と考えてください。
個人的な印象としては、着順に大きく関わる点数が高い手、全員最初の点数くらいの場合だと大体 6,000 点前後位かと。
じゃあ 5,800 点は安いのか、となると思いますが、そこら辺をどちらと捉えるかは状況次第ということで。
他家の点数の見積もり
こちらはざっくり予想になります。
事例と画像を合わせて(画像が無いものもありますが)記載していきます。
事例 – 明らかに染め手(ホンイツ・チンイツ)で、他に何かしらの役がありそう
→対面は北抜きアリの筒子染め・上家(←)は索子の染めで対々和もありそう、東・南・中は一枚も見えていない(初牌/生牌)ので切れない、周りの状況が「テンパイ濃厚、高い手想定」ではありますが、オリるとしても厳しい状況。
事例 – ドラが明らかに多い(ポン・カン)
リーチをかけているので、オリとかできませんが、見えるだけで高い手が想定できます。
リーチさえしていなければこんな南地獄待ちで対抗はしなかった。。。
こちらに役が無いこともあって、リーチしていなければ、自分の打牌は 1 萬 – 1 萬 – 南 – 南となっていました。
事例 – 門前で特定の手役が見える
例えば真ん中の牌ばかり捨てている(チャンタ系)、捨て牌に全色の上の方、または下の方だけ見えてない(三色)。
などなどあれば、これは高い手なのではないか?と予想できます。
超高打点の捨て牌
捨て牌からは国士無双、鳴きからは大三元や字一色・四喜和(大四喜・小四喜)などがわかるでしょうか。
明らかに役満狙いの捨て牌と、それっぽく見えないのに、結果役満だった捨て牌を記載していきます。
事例 – 国士無双に向かっている捨て牌
下家(→)が早くにドラも捨てていて、明らかにおかしい捨て牌となっています。
一段目で端っこの牌・字牌が見えていない場合は、国士無双かな?と一応気にしておきましょう。
本来、国士無双にいく場合でも、少しぼやかすため、染め手に見えるような捨て牌をすることが多いです。
が、この場合、その気も無いように見えるので、かなりテンパイが近く見え、特に注意が必要です。
事例 – ツモり四暗刻のリーチ
上家(←)がツモって四暗刻となった局です。
対面が明らかな染め手なのに、 4 , 5 ソウとか捨てている、ラスの親だからかな?程度の認識だったので、少しびっくり。
わかる方にはわかるものなのでしょうか?
リーチ前、3 つの手出し筒子でなんかよくわからなくなったので、オリておこう、という感じでした。
明らかな打点の見える方がテンパイかそれに近い状況に見える状態で、それでも普通に手を進めている(押してきている)方も高い手だと予想できます。(上画像の四暗刻はわかりませんでしたが)
高い手に見える人がいるけど、待ちがわかりやすいから大丈夫!と思っていたら、他の方に放銃して、しかも高かった…となることは全然あり得ることなので、目立っている方以外にも注意しましょう。
実践の牌譜から
テンパイからオリた局
親が高いと思われる手でリーチをかけたところから。
点棒状況は自分がトップですが、三人打ちなので、まだまだ逆転がある、というか今まさに逆転の手が作られていそうなところ。
対面も見えているだけで役牌ドラドラが確定していて、赤も見えていないので、何か一つ含まれていたとして、満貫はありそう。
この段階では、リーチが成功したら多分逆転されるし、自分もうまくすればそこそこ高い手になりそうなので、まだ完全にヤメとは思っていませんでした。
次の判断したツモは下画像。
この 3 ピンはリーチにも、いったん安パイを打っているように見える対面にも厳しいので、まっすぐは諦めて 9 ソウ切り。
9 ソウの後、安パイが続かないこともあって、なんとなく手を進めてたらテンパイできましたが、これは厳しい、というのが次の局面。
この 3 ピンで、ダメだこれ、ということで 8 ソウ切りで手を崩しました。
そもそもこれ切れるなら、一つ前の局面でも切っていましたし、その後、6 ピンは切れてますがそれほど 3 ピンが安全と思える捨て牌になっていないので、ヤメ。
頭の方のダイアグラムに当てはめると、自分が「高い手テンパイ」で、周りが「リーチ(親)」 + 「高打点想定」なので、“?”ではあります。
“?”なので少し粘ってみたものの、点棒状況が自分トップで無理する必要もないので、リーチもかけず、オリたという感じですね。
この後の結果は横移動(下家から対面に 12,000 )で、別の局にもう一回同じ横移動があり、自分は 2 着で終了でした。
さいごに
ダイアグラム作ってそれにそって機械的に!
と書いておきながら、状況判断した事例をあげているのはどうなのか、と見返してみて思ってます。
また、事例が 3 人打ちばかりというのも、私の好みがでてしまっていますね。 4 人打ちもやらないと・・・
『雀傑』までは、“あがりができるようになり、あがりを楽しむ”。(前回記事分)
『雀豪』までは、“放銃をおさえて、あがりを楽しむ”というイメージです。
『雀豪』になったら『雀聖』までは”周りの手牌を読んで、華麗に立ち回ってあがっていく!”となるかと思われます。
ライター紹介
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時間があるときは(PCで)ゲームしながら、(スマホで)ゲームしている、というマルチタスクおじさん。
サプリ情報取得や筋トレ、ストレッチなどを欠かさない健康オタクおじさんでもある。
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