【ポケモンSV】 ダブルバトルの魅力!シングルバトルとの違いを解説!

ダブルバトルの魅力を紹介!

ダブルバトルはゲーム内で触れる機会が少なく、よく分からないからと、なんとなく敬遠している人は少なくないと思います。

しかし、実は非常に魅力的で、競技性の高いルールです。

今回はそんなダブルバトルの魅力や特徴を、元シングル勢の目線から、シングルバトルとの違いと合わせて紹介します

少しでもダブルバトルに興味を持ってもらえると幸いです。

  1. 技対象の選択などシングルバトルには無い思考要素がある
  2. ダブルバトル特有のコンボや技・特性が存在する
  3. 競技の性質にも違いがある
  4. 公式の世界大会が毎年開催される!

この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

ルールや仕様の違い

まず最初に前提知識として、シングルバトルと比較した際の、ルールや仕様の違いを簡単に以下の表にまとめています。

シングルバトル ダブルバトル
選出するポケモンの数は3体 選出するポケモンの数は4体
場に出すポケモンの数は1体 場に出すポケモンの数は2体
技対象の選択なし 技対象の選択あり
全体攻撃技の威力はそのまま 全体攻撃技の威力は3/4倍
壁下のダメージは1/2倍 壁下のダメージは2/3倍

ルールについて

各種制限時間を含む、上記以外のその他のルールには、シングルとダブルで違いはありません

なお、選択時間が間に合わなかった場合は、行動の選択が間に合ったポケモンのみ、その選択通りに行動します。

行動選択が間に合わなかったポケモンは、一番上の技を使うことになり、それが対象を選択できる技である場合は、対象も相手2体からランダムで選択されます。

ダブルバトルではシングルバトルと同じ制限時間内に、2体分の行動を決定しなければなりません。

加えてダブルでは、技対象も選択する必要があるため、時間切れには注意しましょう。

技対象について

技対象の選択も、シングルバトルには無い要素の1つです。

シングルバトルで意識することはあまりないですが、各技にはそれぞれ技の対象が設定されています。

技の対象には、以下のような種類があります。

  • 選択した1体
  • 相手全体
  • 相手の場
  • 自分以外
  • 自分含む全体
  • 全体の場
  • 自分
  • 自分または味方
  • 味方1体
  • 味方全体
  • 味方の場
  • ランダムな相手1体
  • 不定

自分以外が対象である、「じしん」などの技はシングルでは強力ですが、ダブルでは威力が下がり、味方も巻き込んでしまうため、採用されることはそれほど多くないです。

なお、ポケモンがひんしになることで、全体技の対象に1体しかポケモンがいない場合のみ、補正はかからず、シングルと同じダメージとなります。

また実際に、技対象に選択肢があるのは、「選択した1体」と「自分または味方」のみですが、ダブルバトルでは全ての技において、技対象を決定する工程があります

「選択した1体」では、相手だけでなく味方を選ぶこともできますが、行動時に味方が倒れてしまっている場合、技は失敗します。

相手を選んだ場合、行動時に選択した相手のポケモンが既に倒れているなら、場に残っているもう1体の相手ポケモンに自動的に対象が切り替わります。

これらを考えて、技の対象を選択する必要があるのも、ダブルバトルの醍醐味です。

戦術の幅広さ

ポケモンには、シングルバトルでは効果を発揮することのない、以下のようなダブルバトル専用の技や特性が存在します。

ダブルバトル専用技

アロマミスト 味方1体のとくぼうを1段階上げる。
いかりのこな 優先度+2。使うと相手の単体技を自分が受ける。

ただし、草タイプやぼうじんゴーグルを持っているポケモンには効果がない。

おさきにどうぞ この技を受けたポケモンは、すばやさに関係なく、直後に行動する。
コーチング 自分を除く味方全体のこうげきとぼうぎょを1段階ずつ上げる。
このゆびとまれ 優先度+2。使うと相手の単体技を自分に引き寄せる。
サイドチェンジ 優先度+2。自分と味方1体の位置を左右入れ替える。

連続で使うと失敗しやすい。

さきおくり この技を受けたポケモンは、すばやさに関係なく、最後に行動する。
てだすけ 優先度+5。そのターンの味方1体の技の威力を1.5倍にする。
ドラゴンエール 自分を除く味方全体の急所ランクを+1する。

味方のポケモンがドラゴンタイプなら急所ランクを+2する。

ダブルバトル専用特性

かがくのちから 味方のポケモンがひんしになったとき、自分の特性がそのポケモンと同じ特性になる。
きみょうなくすり 場に出たとき、味方のポケモンの能力ランクの変化を元に戻す。
きょうえん 場に出たとき、味方の能力ランクの変化を自分にコピーする。
きょうせい 味方が道具を使うか失ったとき、自分の持っている道具を味方に渡す。
しれいとう 味方にヘイラッシャがいると口の中に入り、ヘイラッシャのこうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさのランクが2段階上がる。

なお、口の中にいる間は技も受けないが、行動もできない。

ヘイラッシャが倒されると元の状態に戻る。

テレパシー 味方の技のダメージを受けない。
バッテリー 味方のポケモンの特殊技の威力が1.3倍になる。
パワースポット 隣にいる味方が使う技の威力が1.3倍になる。
フラワーベール 味方全ての草タイプのポケモンは自身の技や特性以外で、能力ランクを下げられず、状態異常にもならない。
フレンドガード 自分以外の味方が受けるダメージが3/4に軽減される。
レシーバー 特性「かがくのちから」と同じ効果。

このような要素や、自分のポケモンを2体並べることでできる各種コンボなども存在するため、シングルバトルよりも戦術の幅は圧倒的に広いです。

またダブルバトルでは、攻撃性能が全く無くても、味方のポケモンをサポートするという役割を持てるため、活躍できるポケモンの幅も広いと言えます。

ゲーム性の違い

シングルバトルとダブルバトルではその性質が異なるため、ゲーム性もやや異なります。

1ターンの重み

ダブルバトルでは1ターンに合計4体も行動するため、シングルバトルと比べて、1ターンあたりの内容が濃いとされています。

そのため、「トリックルーム」や「おいかぜ」といった、数ターン限定の効果であっても、その影響は大きく、シングルバトルとは比べ物にならないほど強力です。

全体の場に影響を与える要素は、ターン数の話だけではなく、影響を受けるポケモンの数も単純に多いため、その点でも強力だと言えます。

集中攻撃と「まもる」の存在

ダブルでは、物理・特殊やタイプの異なる2体で攻撃を集中することもできるため、受けることが難しく、受けループのような構築がほとんど存在しません。

更にダブルバトルでは、相手の集中攻撃にリスクをつけたり、縛り関係の解除に役立つ、「まもる」が採用されやすいということも特徴の1つとして挙げられます。

ダブルで相手全体への攻撃技が重宝されるのは、ダメージの効率がいいという以上に、相手の「まもる」に隙を見せにくいという側面が強いです。

シングルで不毛とされているテラス択も、異なるタイプの技を重ねたり、まもるを駆使してケアしやすいということも、ダブルの競技性が高いと言われる所以でしょう。

公式大会の存在

↑昨年横浜で開催された世界大会の様子

最後に、シングルバトルには無いダブルバトルの魅力として、賞金付き公式大会の存在があります。

シングルでも何年かに1度、「ポケモン竜王戦」という国内大会が開催されてはいますが、賞金はありません。

それに対して、ダブルでは賞金付きの世界大会が毎年開催されており、その規模も桁違いです。

ほとんどの競技ダブルプレイヤーが、この世界大会出場を夢見て、日々競技に取り組んでいます。

公式の大会で日本代表として、世界の大舞台で戦える可能性があるというのは、非常に夢のある話なのではないでしょうか。

まとめ

ダブルバトルは単純に考える要素が多いというだけでなく、ポケモンや戦術の幅広さ、公式大会の存在など、シングルバトルにはない魅力が多数あります

また、競技の性質も異なることから、シングルバトルには向いていなかったが、ダブルバトルには向いていたということも珍しくありません(実体験)。

もしまだダブルの対戦をしたことがないのなら、レンタルパなどを利用して、是非一度ダブルバトルに触れてみることをおすすめします!

ライター紹介

ごっさん
ポケモン対戦ガチ勢の「ごっさん」です。
元々はシングル勢でしたが、SVではダブルバトルをメインにやっていて、最終2桁を複数回とっています。
対戦ガチ勢の目線から初心者にも分かりやすい記事を書いていこうと思います!
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