カリギュラ2女性楽士アイキャッチ

【Caligula2/カリギュラ2】登場楽士一覧!現実世界での正体も赤裸々公開!~女性編~

カリギュラ2の敵キャラクター「オブリガードの楽士」たちを紹介!

フリューの人気学園ジュブナイルRPGである「Caligula2/カリギュラ2(以下:カリギュラ2)」にはリドゥの運営とリグレットを守る幹部的存在「オブリガードの楽士」が存在します。

帰宅部メンバーに負けず劣らず個性的な外見と性格をした彼らが、帰宅部の現実への帰宅を妨げます。

今作は以下のようなキャラクターがオブリガードの楽士として登場。

  • マキナ
  • パンドラ
  • ムーくん
  • #QP
  • ドクトル
  • クランケ
  • ブラフマン

この記事ではこの中から女性楽士たちと、物語の根本を担うバーチャドール「リグレット」の簡単な解説を行っていきます。

それにプラスして、現実世界における彼らの正体も記述。

オブリガードの楽士がどんなキャラクターなのか、その正体は一体どのようなものなのか、気になる人はチェックしてみてください。

尚、当記事はオブリガードの楽士の正体などに言及する関係上、重大なネタバレを多数含みます。

ゲームのネタバレを気にするという人は閲覧を避けてください。

  1. オブリガードの楽士の女性は「パンドラ」「#QP」「クランケ」「件」の4人!
  2. クリア後の「記憶の間」にて、女性楽士の現実世界の正体と、リグレットの正体を閲覧可能
  3. 当記事はゲームのシナリオ及び設定の重大なネタバレを含む

この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

オブリガードの楽士解説:パンドラ

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士の、女性1番手は「パンドラ」です。

マキナ突破後のダンジョン橋姫御苑にて対峙することになる存在となっていました。

戦闘モーションは「編木ささら」と同じですね。

物静かな印象の女性であり、基本的には帰宅部にもリグレットにも一切興味がないといった雰囲気を出しています。

自分が独り静かにいられればいいというスタンスを貫いているのが思想的な特徴。

帰宅部が植物園を訪れた際も、自分の空間に引きこもって、自らアクションを起こすことはありませんでした。

担当コンポーザーは「YOASOBI」でも有名な「Ayase」で、楽曲は「オルタ―ガーデン」。

そんなパンドラですが、なぜか「宮迫切子」にだけはやたらと敵意を向けてきます。

その理由は、後に明かされるとある事情があるのでした。

パンドラの正体

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士である「パンドラ」の正体は、24歳の大学生

本名は「箱崎優子」で、音楽家の一族に生まれた女性です。

パンドラは高校2年生の時に、男性地下アイドルグループの一員「花巻ヒカル」の存在に心を奪われ、お金と時間を注いでいました。

その見返りとばかりに行われるファンサービスこそが、パンドラの生きる糧となっていたのです。

徐々に人気になるグループと花巻ヒカルですが、徐々にファンとの触れ合いは減少。

それに焦りを感じたパンドラは、更にアルテマに執着するように入れ込んでいくことになりました。

布教活動は勿論、お金のためにとアルバイトを増やし、更にはパパ活にまで手を出して全てを捧げていきます。

そんなある日、花巻ヒカルに、ファンとの恋愛スキャンダルが発覚し、パンドラは大きな心の傷を負い、ファンを引退。

グループを推すことから離れたパンドラの元に残ったのは、単位が足りず大学卒業ができないという事実のみだったのです。

最早生きる気力を失ったパンドラは、自らの今までの音楽経験を生かしてネット上に制作楽曲を上げる日々を送っていました。

そんなある日に「ブラフマン」と名乗る人物から、リドゥへの招待状が届きます。

「後悔を無かったことにできる」という世界に、自分を裏切ることのない「作り物のアイドル」。

現実には最早何も感じないパンドラは、その誘いに乗って、楽士となることを選んだのでした。

オブリガードの楽士解説:#QP

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士の女性で、2番手に登場するのが「#QP」です。

名前は「キューピー」と読み、主人公らと同じ楯節学園高等部に通う、クラスメイトという設定。

拠点は楯節学園の学園祭となっており、楯節学園から陸続きで入場することができるようになっていました。

戦闘モーションは気づきにくいですが、実は「主人公(女)」と一緒ですね。

公式でも明言されるほどの「恋愛体質」であり、いつも誰かと交際状態にあるという人物。

誰かと恋愛をする、モテるということに固執しており、楽士ということを隠しているのも、「その肩書がモテなさそう」という徹底ぶり。

そのため、改めて楽士として対峙するまで、周囲の誰にも楽士であることが一切バレてはいませんでした。

担当コンポーザーは「かいりきベア」で、楽曲は「Q愛セニョリータ」です。

なぜ#QPがそこまでモテること、恋愛に固執しているのか。

その理由は後に詳しく知ることができます。

余談:#QPの〇〇〇

カリギュラ2では、カメラアングル次第では、吹き飛び状態やモーションの関係で見えてしまうことがあります(何がとは言いませんが)

パンドラはスカートが長いため、見ることはかなり難しい(少なくとも筆者は見られませんでした)ですが、#QPは確認が可能。

その色はなんと、意外にも清純な白でした。

シマシマや柄、フリルなどもないため、かなりシンプルな印象のブツですね。

派手な性格に反して実用的な方が好みなのか、それとも今日は勝負のそれを付けてくるのを忘れたのか、想像が広がります。

#QPの正体

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士「#QP」の正体は29歳の歯科助手

本名は作中でも名乗っていた通り「山本心々愛」です。

そんな#QPですが、現実では驚くほど普通の人物でした。

一般的な中流家庭に生まれ、両親に愛されて育ち、運動も勉強も容姿も人より多少は優れており、習い事にはピアノをやっていた、本当に普通の女性です。

しかし、彼女は充実した人生を送る一方、「恋愛」のみがぽっかりと経験として欠落。

一度も恋愛をしたことがないまま、年齢ばかりを重ねていきました。

恋愛に触れるタイミングを逃した時期に、彼女はそれに対する気恥ずかしさから、必要以上に恋愛を遠ざけるように。

そんな彼女の恋愛に対する憧れは、趣味で作っていた楽曲にも色濃く表れ、彼女の欲求を繁栄した曲は高く評価されました。

その評価すらも気恥ずかしく感じていたある日、#QPの元に「ブラフマン」を名乗る人物からリドゥへの招待状が届くのです。

一見夢物語にも思えるような内容だったのですが、後悔をやり直せるという一文に一縷の望みをかけて、誘いに乗ります。

今度こそ、誰に笑われても、一生懸命「恋愛」に生きよう、そう決意して、彼女はオブリガードの楽士兼恋愛体質女子になったのでした。

オブリガードの楽士解説:クランケ

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士で、女性楽士としては3番目に登場するのが「クランケ」。

常に自身の担当医である「ドクトル」と共に行動を行っている、儚げで病的な女性です。

作中では「釣巻鐘太」と同じクラスの人物であることが明かされ、彼に気にかけられていることも明らかになっています。

真っ白な髪に痩せた身体、包帯を巻いた姿に車椅子と、あからさまな病人であり、後悔が無くなるはずのリドゥでは間違いなく異質な存在。

車椅子に乗って「動けない」雰囲気を出していますが、戦闘は降りて戦う上、モーションが「風祭小鳩」同様と、驚くほどパワフルです。

担当コンポーザーは「Neru」、楽曲は「祈っているだけ」でした。

前述の通り、後悔が無くなるはずのリドゥにおいて、後悔要素の塊であろう「病人」である彼女。

彼女がなぜ病人でいることを選んでいるのか、その理由は後ほど触れることになります。

余談:クランケの〇〇〇

#QPの項目にも記載した通り、カリギュラ2ではカメラアングルやモーション次第では見えます(何がとは言いませんが)

クランケはスカートが長いものの、大胆なモーションが多い上、スカートの可動域が広く、見ようと思えば見ることが可能。

その中身は、なんと「はいてない」可能性が高い模様。

太ももで隠されているとはいえ、極端に布地が見えなさすぎるので、はいてないのではないかという疑惑です。

先生に対するアピールなのか、何か意味があるのか、こちらも想像力が掻き立てられますね。

クランケの正体

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士「クランケ」の正体は25歳の入院患者

本名は「井手口真莉愛」で、こちらも#QP同様に作中にて提示されていた通りとなっています。

現実のクランケは物心ついた時から、抱えてしまった脚の難病で入院生活を余儀なくされてしまったという人物です。

治る見込みが少なく、最早病院から離れることすらできない絶望的な環境で、ただ手慰みに音楽を奏でるだけの生活を送っていました。

そんな最中、彼女が10歳の時に出会ったのが、当時意欲に満ち溢れた新人医師であった「ドクトル」だったのです。

熱心な態度と明るい笑顔、真摯で真っ直ぐな彼と接しているうちに、クランケはドクトルに恋をしました。

ドクトルとクランケが出会ってから10年後、ある日彼はクランケに「脚の手術を受けてほしい」と言ってきます。

彼女は脚が治ることを望んではいませんでした。

その理由は、この脚の病気こそが、自分とドクトルを繋ぐものであり、それが無くなれば今の関係が崩れてしまうと思っていたから。

その望みを叶えたか、クランケの脚の手術は失敗に終わり、彼女の脚は二度と動くことが無くなってしまったのです。

彼女の未来を喪失させたドクトルは次第に壊れていき、大好きだった笑顔も真っ直ぐな感情も消え失せてしまいます。

最初はドクトルと一緒に居られることを喜んだクランケですが、愛した「先生」がいなくなっていくことにやがて後悔を覚えるように。

そんなある日、自分とドクトルが作った楽曲が評価され、「ブラフマン」を名乗る人物から「リドゥ」への招待状が届きます。

ドクトルと共にリドゥに入ったクランケの脚は、クランケの抱えている後悔を消すように動くようになりました。

しかし、クランケは未だ脚が動かないふりをします。

彼の絶望が消え去ることよりも、自分からドクトルが離れていくことの方が怖かったからです。

そうして、歪な感情を抱き合うオブリガードの楽士「ドクトル」と「クランケ」は誕生しました。

オブリガードの楽士解説:件

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士で一番最後に登場する女性楽士が「」です。

「言葉のスペシャリスト」であり、真実と虚言を交えて、リグレットをプロモーションする広報担当として登場しました。

作中で煙草を吸っている描写があることから、こちらでの姿は成人であることが確定していますね。

拠点はショッピングモールである「AMORE」ですが、その前のステージでバッドエンドに進んでいると物語はそこで終了するので、会うことはできません。

そんな彼女の戦闘モーションは「天吹茉莉絵」と一緒で、二丁拳銃を扱って戦います。

担当コンポーザーは「ツミキ」で、楽曲は「ミス・コンダクタ」です。

「音楽は手段であり、目的ではない」とうそぶき、その本性をひたすらに包み隠して活動を行う件。

彼女の本当の姿と目的は、後々になって詳しく知ることができるでしょう。

余談:件の〇〇〇

しつこく記述しますが、カリギュラ2ではモーションやカメラアングル次第では見えます(以下略)

件は元々スカートが短い衣装を身にまとっているせいで、少し吹き飛ばすだけで安易に見ることができると言ってもいいでしょう。

そんな件の着用しているそれの色は

イメージカラーや彼女の性格から考えても、ぴったりのチョイスと言わざるを得ません。

意外なカラー、はいてない疑惑と続いていたところで、正統派のブツとなっていました。

件の正体

カリギュラ2に登場するオブリガードの楽士「件」の正体は21歳の大学生

本名は「丑沢憂」で、件の名前は恐らく半人半牛の妖怪「くだん」から取ったのだろうと予想されますね。

件は新進気鋭の若手政治家の娘として生まれ、彼を尊敬し、将来は彼の助けになるべく勉学を積み重ねてきました。

「喋ることがとにかく苦手」という欠点があったものの、別段表舞台に立つ気がなかった彼女にとってはそこまで気にするようなものではありません。

しかし、そんなある日、件の父は側近にありもしない不正をでっち上げられて失墜。

メディアも彼の偽の不正をあげつらって叩き、周囲も彼を糾弾し、尊敬する父親を貶めるのでした。

手のひらを返したかのような態度をとるメディアや周囲に言いようのない怒りを感じていた件は、ある時に押し寄せた取材にその思いの丈をぶつけてやろうと画策。

ですが、この時に彼女を邪魔したのが、唯一の弱点であった「喋ることが苦手」というそれだったのです。

頭の中では完璧に組みあがっている論理を口にすることはできず、しどろもどろしている彼女の姿をメディアは面白おかしく報道。

自身の行動が結局父親の助けにならず、むしろ彼の立場を危ういものにしてしまったのですが、ここで彼女は「大衆に意志などない」という本質に気づきます。

大衆は他人の言葉に踊らされ、なんとなくで動くような「からっぽの存在」であると悟ったのでした。

こうして「言葉」というものの大切さを身をもって教えられた件ですが、ひょんなことからバーチャドール「μ」が起こした事件を認知。

その強大な影響力を政治利用しない手は無いと考えた彼女は、近年注目を浴びてきた「リグレット」を利用する手段を考えます。

そのためには、まず彼女の目に留まらなければならないと、自らでは使えない語彙と言葉を溢れさせた独特のセンスの楽曲を制作。

彼女の能力はすぐさま「ブラフマン」に認められ、リドゥへの招待状を手に入れることに成功しました。

こうしてリグレットを利用する立場に入り込めた件は、リドゥの計画に協力する代わりに、その力を父の政治家として返り咲くために使うという契約を取り付けたのです。

リグレットの人物解説

カリギュラ2の登場人物中、最も重要な人物と言っても差支えがないのが「リグレット」でしょう。

リグレットはカリギュラ2冒頭から登場し、舞台である「リドゥ」を作り上げた新たなバーチャドールです。

理想の世界「メビウス」を作り上げたバーチャドール「μ」と違い、人の気持ちにより寄り添った行動がとれると話題。

しかし、バーチャドール「キィ」からは「マガイモノ」として嫌われている傾向にあります。

そんなリグレットは当然本編のラスボスとして立ち塞がり、前作のμを思わせる巨大な装備を携えて戦闘。

ただし、その戦闘ボイスは悲痛な叫びが中心。

聞いていてなんとなく胸が苦しくなること請け合いです。

担当コンポーザーは「sasakure.UK」で、楽曲は「SINGI」でした。

作中終盤でもかなり衝撃的な正体が語られてきたリグレット。

その詳しい内容は、後に深く知ることができる機会を与えられます。

ちなみにリグレットの記憶の間は、全楽士の記憶の間攻略後でないと出現しません。

リグレットの正体

カリギュラ2に登場する「リグレット」の正体は20歳の引きこもり女性

本名は本編でも触れられた通りに「人見小夜子」で、実はバーチャドールではなく人間であり、ブラフマンの実子。

エンジニアの「人見甲一郎(ブラフマン)」と声楽家の「人見理央」の間に生まれたリグレットは、父に似てコミュニケーション能力に難がある人間でした。

対人能力の低さは自覚していたのですが、それを悲観することもなく、諦観して受け入れていたのです。

そうして諦め半分で人生を送っていたリグレットですが、中学生になった頃から徐々に学校を休みがちになります。

母はリグレットを学校に行かせようとしましたが上手くいかず、家庭を顧みないブラフマンをも置いて、家から出ていってしまいました。

母はいなくなり、父だけになった家で、外に出ようと思わず、引きこもりを始めるリグレット。

そんな彼女の退屈と、心の隙間を埋めてくれたのが、インターネットと「μ」の存在だったのです。

自分と同じような境遇の人間の叫びや、世の中への不満などが綴られた楽曲に対して感情移入したのでした。

そんな最中、μの楽曲投稿数が「アストラルシンドローム事件」の影響で少なくなり、リグレットは退屈凌ぎにと、バーチャロイドのフリをして歌う活動を始めます。

歌には自信があったリグレットの歌は、徐々にネット上のオーディエンスに認められ、賞賛を受けていき、彼女もそれに快感を得ていくのです。

そんなある日、彼女をプロデュースしたいという人物「ブラフマン」から接触を受けます。

最初は訝しんでいたリグレットだったものの、ブラフマンから提供される楽曲を歌うことで、多くの視聴者を惹きつけることに成功し、彼の手腕を信じざるを得なくなりました。

そうして「出自不明のバーチャドール」になったリグレットは、世界の話題の中心にいることに酔いしれていくのです。

そんな中、ブラフマンより明かされたリドゥ計画を受け、二つ返事でその「新世界の女神」となることを承諾。

「どうしようもない人生からの逆転劇」を求め、彼女はバーチャドール「リグレット」となっていったのでした。

さいごに

カリギュラ2には魅力的な味方キャラクターである「帰宅部」メンバーの他、敵キャラクターである「オブリガードの楽士」も存在します。

今回はそんなオブリガードの楽士のうち、女性メンバーたちの概要を簡単に説明し、本当の姿と後悔を記載しました。

更に今回は物語の中心人物でもあるバーチャドール・リグレットについても説明しています。

本編でも断片的に語られてきた彼らの過去や後悔を知ることで、より物語やキャラクター性に深みが出ることは間違いありません。

実際の全文はゲームクリア後に登場する「記憶の間」で楽士たちとリグレットを再度撃破すると出現する資料から閲覧可能

読み応えがあり、悲哀の漂う彼らの過去を、もし興味があったら見てみてください。

ライター紹介

カンダカズマ
幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
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