「Angel Beats!」未視聴者にもわかるコラボイベント「コスモスが咲き乱れた場所」解説!!【ヘブンバーンズレッド・エンジェルビーツコラボ】

 

この記事では、期間限定コラボイベント「コスモスが咲き乱れた場所」について、Angel Beats!(エンジェルビーツ)のあらすじを交えながら解説させていただきます。

ヘブバンのストーリーに興味がある方はご覧ください。

ヘブバン初のコラボイベントとなります!!

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みなさんこんにちは、「横島先生」と申します。

本日は、ヘブバン初のコラボイベントである「コスモスが咲き乱れた場所」を解説させていただきます。

コラボ先である「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」がどのような作品であるのかの解説も含むため、ヘブバンだけでなくエンジェルビーツのネタバレも盛大に含まれます。

特に「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」に関してはすでに完結しているアニメ作品であり、とても素晴らしい作品であることから、可能なかぎり全話視聴してからこの記事をお読みいただきたいです。

しかしながら、エンジェルビーツを視聴する時間や環境がないプレイヤーも多いと思われます。

また、エンジェルビーツを過去に視聴したことがあるものの、内容をおぼろげ程度にしか覚えていないプレイヤーも多いと思われます。

そのような方向けの記事であるため、これからエンジェルビーツを視聴しようとしている方や、今後視聴する機会があると方は、この記事の閲覧をお避けいただければと思います。

何卒ご理解のほど、よろしくお願いします。

ではさっそく、詳細を見ていきましょう。

この記事は10分程度で読み終わりますので、さいごまでお付きあいいただければ幸いです。

コラボイベント「コスモスが咲き乱れた場所」の時系列

ヘブバン側の時系列

「死後の世界」の価値観やナービィの説明から予想しますと、ヘブバン側の時系列は「1章~3章あたり」になると思われます。

TIPS:
第31B部隊が機能していないので、第2章終了後~第3章終了前のどこかというのが濃厚です。
ナービィを謎の生命体と捉えていたり、死後の世界について第31A部隊が普通に意見を述べているので4章以降ではないと思われます。

 

エンジェルビーツ側の時系列

アニメの最終回である「卒業式」のことに触れているため、最終回以降の時系列となります。

(主人公の「音無結弦」について誰も触れていないのが悲しいところです。)

 

「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」のあらすじ

アニメの最終回以降の話となるため、アニメのあらすじに触れざるを得ません。

壮絶なネタバレとなりますのでご注意ください。

特殊な世界

エンジェルビーツは「死後の世界」の物語となります。

正確に言うと「悔いを残して死んでしまった高校生たちが青春を謳歌して成仏するための世界」です。

そのため、悲惨な人生を送った高校生が多数存在しています。

主人公「音無結弦」の人生

コラボイベントには一切登場しませんが、主人公「音無結弦(おとなしゆずる)」なくしてエンジェルビーツを語ることは難しいです。

生前の音無は生きる意味が見つけられず漠然とした人生を送る高校生でした。

学校にもほとんど出席していませんでいたが、病弱な妹が臓器のドナー待ちのため長い期間入院しており、お見舞いには頻繁に訪れていました。

生きたいと強く願っている妹に対し、生きがいを持たない自分の空虚さに悩んでいましたが、妹の死をきっかけとして妹のお見舞いに行くことが自分の生きがいになっていたことに気づきます。

そして、妹と同じく病気に苦しんでる子供たちを救うために医者を志すようになりました。

音無は学校に通い始めるようになり、受験のための猛勉強を始めます。

そして、センター試験に向かう電車の中でトンネルが崩落し、乗客とともに閉じ込められてしまいます。

事故が発生した際に腹部に怪我をした音無ですが、乗客を鼓舞し、けが人を献身的に看護しながら救出を待つことになります。

しかし、救出はなかなか来ませんでした。

死を悟った音無は、健康保険証のドナー登録欄に署名をおこない、自分が死んだ後の臓器が提供できるようにします。

医者として子供たちを救う夢は叶いませんでしたが、妹と同じように臓器のドナー待ちで苦しんでいる子供たちを救いたかったのです。

周囲の乗客たちも音無に倣い、健康保険証に署名をしていきます。

そして、音無のおかげで自分たちの人生は無駄にはならなかったと感謝を述べます。

それを聞いた音無は、満足の内に力尽きます。

その直後に救助がやってきますが、事故発生時の腹部の怪我のため、音無は間に合わなかったのでした。

そして、音無はエンジェルビーツの舞台である「死後の世界」にたどり着くこととなります。

対立する「戦線」と「天使」

前述のように「死後の世界」は生前に悔いを残した高校生たちが、満足し成仏していくための一時的な宿木のような世界です。

そのため、(ヘブバンにも登場した)「立華かなで(通称:天使)」は生徒会長として、この世界に迷い込んだ高校生たちが青春を謳歌し、無事に来世へと旅立つ手助けをしていました。

一方、(同じくヘブバンに登場した)「仲村ゆり(通称:ゆりっぺ)」は、自分たちに理不尽な人生を強要した神を恨み、自分たちの存在を消し去ろうとする(ように見える)立華かなでに対抗するための組織である「戦線」を作り上げます。

「死後の世界」に降り立った音無は、この「戦線」に勧誘され、メンバーとなります。

Girls Dead Monster

「Girls Dead Monster(ガールズ・デッド・モンスター 通称:ガルデモ)」は「戦線」の中に組織された4人組のバンドグループです。

天使(立華かなで)を陽動するためにゲリラライブをすることが目的であり、(ヘブバンに登場した)「入江みゆき(通称:みゆきち)」はガルデモのドラム担当でした。

和解

音無が「戦線」と「天使」の仲介に入ることで、両者は和解することとなります。

神の使いとして高校生を成仏させていたと思っていた天使(立華かなで)が、自分たちと同じ人間であることが判明したためです。

その後「戦線」のメンバーたちは次々と成仏し、来世へと旅立っていきます(入江みゆきはこの段階で成仏します)。

そして、さいごに残った4名(音無・天使・ゆりっぺ・その他1名)は、天使が生前に経験できなかったと言っていた「卒業式」を行います。

そこでゆりっぺ(仲村ゆり)とその他1名が成仏します。

天使(立華かなで)の人生と物語の結末

音無と立華かなでが最後の2人となりますが、ここで今まで語られてこなかった立華かなでの生前の人生が明らかになります。

実は、立華かなでは心臓の病気を抱えていましたが、音無のドナー提供により寿命を延ばすことができた少女だったのです。

伸びた寿命は長くはなく、高校の卒業式を迎えることはできませんでしたが、それでも立華かなでは心臓を提供してくれた人物に感謝していました。

立華かなでの残した悔いは「ドナー提供者に感謝の気持ちを伝えること」だったのです。

TIPS:
立華かなでは死後の世界に迷い込んだ高校生たちが青春を謳歌して成仏できるように献身的に活動していましたが、心臓の提供を受けて人生の延長時間(アディショナルタイム)を授かった自分と同様に、彼らの「死後の世界という延長時間」を素晴らしいものにしたかったのではないでしょうか。

 

音無は「今後この世界に迷い込んだ高校生を一緒に導いていこう」と提案しますが、立華かなでは念願であった感謝の気持ちを音無に告げ、来世へと旅立っていきます。

音無が泣き崩れるところで「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」の幕は下ります。

コラボイベント「コスモスが咲き乱れた場所」解説

なぜかヘブバン世界に迷い込む3人

「Angel Beats!(エンジェルビーツ)」では無事に卒業(成仏)したはずの立華かなで、仲村ゆり、入江みゆきの3人ですが、なぜかヘブバン世界にやってくることになります。

そこで第31A部隊と合流し、「第31AB部隊」が結成されます。

TIPS:
なお、「Angel Beats!」は略称として「AB!」と呼ばれています。コラボイベントで「第31AB部隊」と出てきたのは、エンジェルビーツとのコラボを強調したものとなります。

 

「入江みゆき」が原因?

3人が成仏できなかったのは「入江みゆきが生前の悔いをまだ残しているためではないか」という話になります。

しかしながら、生前の記憶を完全に取り戻すことにより、悔いが残っていなかったことが判明します。

みゆきち(入江みゆき)の人生

生前のみゆきは高校の生徒会長を務めていました。

しかし、他の生徒会メンバー4人の悪意のない些細な悪戯が発端となり、不幸にも電車に轢かれて亡くなってしまいます。

TIPS:
生徒減少に歯止めをかけたいという学校側の意向をうけ、生徒会長が困っている動画を撮影し、学園祭を盛り上げようという計画でした。

 

そこから生徒会メンバー4人の人生が狂いだします。

その様子は以下のようなものでした。

  • ① 1人はみゆきが亡くなったため空席となった生徒会長の座に収まり、強引な方針で生徒会を運営しはじめます。
  • ② 1人はみゆきの死の原因は自分だと責め、その重圧から逃れるためにガラの悪い人物と付き合い始めるようになります。
  • ③ 1人はみゆきの死という事実から逃れることができず、新興宗教にすがるようになります。
  • ④ 1人はかつての仲間たちが狂っていく様に耐えられず、素行が悪くなっていきます。

②~④のメンバーはみゆきの墓前に幾度となく訪れるのですが、時間が経過するごとに著しく状況が悪化していき、お墓からそれを見守っていたみゆきの心を苦しめます。

そしてとうとう②~④のメンバーが「壊れる」といった段階で、①のメンバーが現れ、彼らを救っていきます。

実は①のメンバーはみゆきに片思いしており、彼女の死の遠因を作った学校の経営状態を改善するために精力的に生徒会の運営をしていたのでした。

①のおかげで立ち直った②~④は、あの世のみゆきが安心して見ていられるように精一杯生きようと決意します。

TIPS:
みゆきの望みも、自分の死を気にせずに、みんなに幸せに生きてもらうことでした。

 

その後、時間が経過し、生徒会メンバーも結婚して家族ができ、みゆきのことを忘れていきました。

一方、①のメンバーだけはみゆきのことを忘れられず、30年近く独身のままでした。

しかし、とうとう①のメンバーもみゆきのことに区切りをつけ、自分の人生を歩んでいくことを決意します。

それを見たみゆきも、いつまでもこの世にとどまらずに、来世へと向かう決意をしたところでコラボストーリーは幕を閉じます。

コラボイベントの「謎と考察」

結局3人はどうしてヘブバン世界と合流することになったのか

「入江みゆきが原因では?」という話になりましたが、結局のところ入江みゆきの生前の悔いは解消されていました。

一部記憶が失われていたため(エンジェルビーツにおける音無結弦と同様)ということも考えられますが、天使やゆりっぺが一緒に合流する理由にはなっていないように思われます。

3人がヘブバン世界を去った描写がない

入江みゆきのストーリーは完結しましたが、3人がヘブバン世界を去り成仏した描写がありませんでした。

おそらくですが、エンジェルビーツとのコラボは今回だけでなく、3人がヘブバン世界に合流した真の理由は次回以降で明らかになっていくのではないかと予想されます。

最初に第31A部隊が辿り着いた場所はなんだったのか

途中から部隊はヘブバン世界となりますが、それまではエンジェルビーツ世界(と思われる)の地下空間が舞台となっていました。

あそこはいったい何だったのでしょうか・・・。

コラボイベント「コスモスが咲き乱れた場所」解説まとめ

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、ヘブバン初のコラボイベントである「コスモスが咲き乱れた場所」を解説させていただきました。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei
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