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ピクミンブルームは良いアプリ
ピクミンブルームはアプリとしてのクオリティも高く、課金圧も無いのに関わらず度々「つまらない」「サービス終了しそう」という声が目立ちます。
ですが実際にはサービス終了の知らせは無いですし、万人受けしなくても刺さる人には刺さるアプリとなっています。
ピクミンブルームを長年遊んでいる筆者がなぜマイナスな声があるのか理由を調査してみました。
- ゲーム開発元はポケモンGOと同じ!
- ターゲット層がコンシューマーゲームのファンと違う!
- 課金圧もゲームとしてのコンテンツが少ない?
- 位置情報ゲーム特有の問題にも左右される!
この記事は5分程度で読めます!
是非最後までお読みください!
ピクミンブルーム情報
リリースから今年で3年目!
2024年5月ピクミンブルームはかれこれ「2.5周年」を迎えました。
「ローカライズ対応」されており日本国内だけでなく、米国やアジア圏を中心にゲームの市場を拡大しています。
ゲームタイトル名(読み方) | Pikmin Bloom (ピクミンブルーム) |
ゲーム開発 | 任天堂 ナイアンティック |
ゲームジャンル | 位置情報ゲーム |
リリース日 | 2021年10月26日 |
基本プレイ | 無料 |
必要スペック | Android 6.0以上 iOS 14.0以上 |
言語 | 日本語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、繁体字中国語、英語、韓国語 |
ゲーム開発元のナイアンティックは「ポケモンGO」と「モンハンNow」の実績があり、位置情報ゲームに特化しています。
位置情報とはGPSを利用したゲームのことで、一般的な万歩計やウォーキングアプリに育成、バトル、PvP、GvGといったゲームらしい要素があります。
他の位置ゲーとの目的や売りの違い
思い出づくりが出来る
ピクミンブルームの最大の売りとしては「思い出作り」です。
上記の画像は私が上野や箱根旅行に行った時の思い出で、アプリを見返せば「いつどこに行ったか」という情報を市町村の細かいところまで一目で分かるようになります。
位置情報ゲームはピクミンブルーム以外にもありますが、それぞれ目的も異なります。
ゲームタイトル | 目的 |
ピクミンブルーム | ピクミンを集める 思い出づくり |
ポケモンGO | ポケモンを集める ポケモンと戦う |
モンハンNow | モンスターと戦う 武器や防具を作る |
ドラクエウォーク | モンスター戦う ストーリーを進める |
ピクミンブルームはポケモンGOよりも更にカジュアルにしたイメージです。
位置情報ゲームは種類がそれなりにありますが、売りにするものが異なるので、ユーザー層に合った棲み分けがきちんとできています。
理由①ターゲット層が違う
元々ピクミンは2001年、任天堂からゲームキューブのソフトとして発売された「コンシューマーゲーム」から始まり長い歴史があります。
ピクミン公式テーマソング「愛のうた」もかなり哀愁感漂うことで一時期流行りましたね(笑)
そこから人気を拡大して、2024年現在では任天堂IPどうぶつの森と並ぶほど、ファンが多いものとなりました。
Switchから出た最新作ピクミン4も「大人でも歯ごたえのある難易度」で、ゲームシステムは異なりますが、星のカービィ以上、マリオシリーズと同等くらいの難しさがあります。
ピクミンブルームはバトル要素や育成要素はありますが、ピクミンが死ぬこともないですし、アクション性はほとんど求められません。
ピクミンならではの良さは残しています。
- ピクミンは死ぬことはない(手放すことはある)
- バトル要素も少ない、GvEのみ
- 物を運ぶこともあるがかんか
- ピクミンでお馴染みの白ピクミンや岩ピクミンも登場
カジュアルユーザー向けにらしさを残しつつゲーム性は削っています。
ですのでコンシューマーゲームが好きなピクミンファンからすると「ピクミンを集めるだけ!」と「頭を使わないから物足りない!」不満に繋がるのでしょう。
理由②課金圧が少ない
ピクミンブルームのメリットでもありデメリットでもありますが、全体的に「課金圧が薄い」です。
サービス終了を噂されてしまうのは「課金要素少ないけど儲かってる?」ということかもしれませんが、実は課金コンテンツは多いです。
主に必要な課金要素は以下の通りです。
- ピクミン、ポストカード、苗の上限枠を増やす
- プレイヤーのアバター
- ピクミンの育成素材
ゲームをやり込めばやり込むほど、必要なのは「上限枠解放」になります。
ガチャのような廃課金する要素はないですが、微課金ユーザーを多く抱えてるので安定して運営できます。
理由③ゲームとしてのコンテンツが少ない
ピクミンブルームは「ピクミンを集める」「ピクミンを育てる」「たまにバトルをする」とやることがとってもシンプルです。
なので普段はあまりゲームしないというユーザーに対しても優しいです。
位置情報ゲームのポケモンGO、ドラクエウォークと比較するとゲームというよりも、「万歩計アプリ」としての役割が強く、ゲームを攻略するために道の真ん中で立ち止まることも少ないです。
PvP(プレイヤー同士のバトル)やPvE(敵とのバトル)がほぼ無いからこそ、ユーザーが「やることが無い」と感じやすいのですね。
理由④環境に左右される
「充電が減りやすい」など「遊ぶ環境に左右されやすい問題」は位置情報ゲームならではの課題で、ピクミンブルームに限らず、ポケモンGO、ドラクエウォーク、モンスターハンターでも同様な声が上がっていました。
実際にポケモンGOがリリースされた直後はあまりに外で遊ぶには充電が足りないという問ことで、家電量販店のモバイルバッテリーの売れ行きが良くなったそうですね。
ピクミンブルームは画面オフ状態でも遊べるゲ位置ゲーなので、他のアプリよりはまだ軽減されていると言えます。
理由⑤遊ぶ場所にも左右される
ポケモンGOも問題となっていましたが、「GvE(プレイヤーが集まってとコンピューターが戦うコンテンツ)」により遊ぶ場所にも左右されます。
ピクミンブルームでいうGvEは、リアルタイムで同じ時間帯に5人ほど参加者を集めて、キノコを潰すというミッションです。
近くに人がいないと1人で行うことになります。
完全にクリアすることが出来なくても報酬は貰えることはできますし、数キロ離れてある程度遠くからでも参加は可能です。
「首都圏と地方」で遊ぶ難易度が大きく異なると不満に繋がります。
住宅地が密集してたり、駅やショッピングモールといった人が集まる場所でないと、難しいのではないでしょうか。
実際の声をまとめてみた
良い声も悪い声も半々くらい!
最後にピクミンブルームに対する良い声も悪い声もまとめてみました。
カテゴリー | レビュー内容 |
世界感・キャラ | 〇ピクミンが可愛い 〇ピクミンが寝てたり跳ねたり動きを見てて飽きない 〇ピクミンが死なないのが嬉しい |
ゲームシステム | 〇ゲームシステムがシンプルで分かりやすい 〇ウォーキングやダイエットの励みになる ×地方だと過疎ってて楽しくない ×イベントアイテムが課金しないと手に入らない |
システム不具合・バグ | ×通信環境が悪いと遊べない、ポケットWiFiが必要 ×アップデートでアプリが開けない ×充電の減りが早い ×アプリの容量が重い |
その他 | ×誤タップしそうな画面レイアウト |
社会的な影響で「おうちに引きこもりがちだったユーザー」に今も尚ポジティブな影響が与えている印象でした。
子供と出かける用事が増えて楽しみが増えた…というほっこりするエピソードもあり、記事の執筆中に幸せな気持ちにもなれました(笑)
やはりピクミンブルームはゲームというよりも、思い出づくりの役割がユーザーに遊び続ける秘訣なのかもしれません。
賛否両論ありますが、今後の運営やアップデートに期待です。
ライター紹介
- 現役ゲームプランナー兼ライターをしています!
色々なゲームタイトル、ジャンルに触れていますが、本性はバカゲーマニアでポケモン廃人です!