NEWSTATE 卑怯なチーターと出会ってしまったらどうする!?

チーターの能力は「絶対無敵」ではない

PUBGを長くプレイしていたら、チーター(不正プログラム利用者)にあった事のない人はいないだろう。

それほど、このゲームにはチーターが多いにも関わらず、開発側で全てを取り締まるのは不可能なほど彼らを根絶するのは困難だ。

ではプレイヤー側でどうしたら良いのか対策を考えてみよう。

  1. チーターの大半は無敵ではなく弱点がある
  2. チーターを倒すためには、1撃必殺の武器が必要になってくる
  3. ハッカープログラムを理解して、チーターの弱点を付く
  4. 可能なら彼らと遭遇するチーターマッチを避ける
  5. 録画機能を使って彼らの観戦画像を撮影・運営に送る
  6. VCを利用して彼らを観戦している仲間の情報を得る
  7. 仲間がいる(チーミング・チーターチーム)場合も多いのでチェックする
  8. チーターとプロ級の技術は見分けがつかないので自分で判断するのはやめて運営にまかせる

この記事は5分程度で読むことが出来ます。最後までぜひチェックしてみてください。

チーターとハッカーの違い

ハッカーとはハッキングプログラムを作成する者たちであり、チーターはそれを使用する利用者の事である。

基本的にハッカーはハッキングプログラムを開発して販売し、チーターはそれを購入して利用する。

ハッキングプログラムが優秀なほど、チーターは補足されにくくなるが「優秀=強いチーター」というわけではない。

極端にチート能力が高すぎる(強すぎる)ハッキングプログラムは、PUBG開発陣からも簡単に補足されてしまうので、あっさりアカウントban(凍結)されてしまう事だろう。

その為、大半のハッキングプログラムには、その能力の強弱を調整できる機能が付いているようだ。

チーターの能力分析

チーターの能力はハッキングプログラムに依存しており、またチーターの性格・運営の補足回避の為その能力を選択・調整して使う事が分かっている。

その中でも主に有名なものを紹介します

チーターの能力

  • Xレイ(透視)
  • 壁抜き(当たり判定拡大)
  • オートエイム・エイムボット(自動照準)
  • レーダー探知(神視点情報を獲得)
  • 高速移動・ジャンプ能力増大
  • 無限弾薬・無限体力・自己蘇生

Xレイ(透視)

PUBGの画面表示は多階層になっており、地形・キャラクター・建物・構造物・車両・アイテムの順番で表示されるレイヤー方式となっている。

このうち、建物や構造物を半透明・透明化させてしまうハッキングプログラムがこのXレイと呼ばれるものだ。

このハッキングプログラムは古典的なもので最近は「レーダー探知」の方に需要が移ってしまっている。

このチート能力単体では、正直言ってそれほど有利にはならない。

上級者の大半は足音の入る距離なら相手の位置は補足できるし、遠方であっても敵の潜んでいる位置はおおよそ掴んでいる。

そして、このチートはサノックのようなジャングル、草むらなどで威力を発揮するが、NEWSTATEにはそのマップが実装されていない。※意図的に実装していないのかもしれない

であるから、チーターはこのプログラムだけでは勝てず、他のチートプログラムも追加で実装して稼働していると思われる。

壁抜き(当たり判定拡大)

「通称:壁抜き(ウォールハック)」と呼ばれるチートプログラムは、海外ではマジック・バレット(魔法の弾丸)と呼ばれている。

これは実際に壁を貫通しているわけではなく、キャラクターの当たり判定をサーバーに干渉して変更していると思われます。

このチーターに対しては、確認され次第に壁から離れ距離を取るなどで理論上は対処できますが、これを実装した相手は非常に攻撃的で、チームで情報共有される前に一瞬でチーム壊滅してしまう恐れがある。

また、この当たり判定の大きさは調整可能だと言われ、とてつもなく広範囲に設定する事も可能なようだ。

ただし、あまりにも露骨・広範囲に設定すると観戦画面でも簡単に見分けがついてしまうし、運営側に補足されてしまうので、最近は使用している例は少なくなった。

オートエイム・エイムボット(自動照準)

馴れているプレイヤーなら「エイムアシスト」の存在は知っていると思うが、これはそれの悪質なまでの強化版になる。

フルオートで射撃ボタンを押した直後に、プレイヤーにエイムが自動で合うようになっている。

さらに当てる位置までもヘッドや胴体に「何%命中させる」などを調整する事が出来る為、極端な命中率にならないようにして運営のアカウントbanを回避しようとしているようだ。

また、中には単純に「反動制御」だけを行うエイムボットもあるようだ。

上下のブレだけでなく左右のブレも元の照準の位置に戻すように設定してあるようで、まるで上級者並みのリコイル制御が可能になる。

レーダー探知(神視点獲得)

先にXレイを紹介したが、これはそれを発展・強化したものになる。

構造物を透過させるのではなく、プレイヤーやアイテムのみを透視する。

その情報はルーム実況者が得る神視点情報に近く、他のプレイヤーの位置、持っている武器、体力、さらにはプレイヤーとボットの区別も付くようになっている。

その他、車両の位置、補給物資の位置も把握できているようである。

ただしこれには大きな制限がある。それは広範囲・多種多様な情報を拾おうとするほどサーバーに負担がかかり、不正なデータのやり取りがあったと感知されてしまう。

そこでチーター側も情報取得範囲を調整し、運営側にチェックされないようにしていると思われる。

それでも、レーダー地域に足を踏み込んだプレイヤーは一瞬大きなラグを感じるだろう。

著者が過去に調査したところ、おおよそ半径250m程度でとどめている場合が多い。

追記:なおこの機能をADSした時だけONにするプログラムがあるという噂

高速移動・高ジャンプ・弾薬無限・体力無限・自己蘇生

このチートプログラムは書いて字の通りで説明も不要だが、それ以上にレアな存在だという事に言及しておく。

なぜレアなのかというと、それは簡単に運営側で感知・補足されてアカウントbanされてしまうからだ。

キャラクターデータの改竄はサーバー側でも把握しやすいうえに、観戦者から見てもすぐに分かるので報告が多くなり、すぐに対応される。

仮にマッチで彼らに負けたとしても、すぐにアカウントbanされてしまうので、気にしない方がいいのかもしれない。

チーターマッチの避け方

チーターマッチを避けるには、チーターが潜むマッチかどうかを判断して、初期島からロビーへ戻る方法がある。

チーターが潜んでいるかどうかの判断は現状では3つ

  • あからさまに移動速度が速いプレイヤーが初期島にいる
  • マッチに入った直後、通常よりも大きくpingが跳ねあがり、ラグが発生する
  • 高レートマッチにも関わらず、プレイヤーの中にほぼ初期スキンの者がいる

上記に該当した場合、チーターがいる可能性が高く、マッチから抜けてロビーに戻った方が良いかもしれない。

マッチの中で「チーターと戦う」場合の対処法

先に紹介した方法で、チーターマッチが避けれる条件は限定されています。

大半はマッチの中で異常なキルログの出現回数などによって、気が付く事の方が遥かに多いです。

その場合の対処法を紹介します。

大きなラグ(ping数値跳ね上がり)に注意せよ。

通常にゲームをしていても、稀に発生するラグ(ping跳ね上がり)という現象がある。

大きなラグが発生すると、一瞬止まったり、キャラクターが短距離ワープしたりする。

これの原因は、通信の不具合か、サーバー負荷が過度にかかった時に発生する。

先の紹介した「レーダー探知」チートが索敵している場合、こちらの情報データを強制的に抜かれた瞬間にラグが発生しているのではないかと、著者は推測しています。

普通に試合をしていても多数のキャラクターが「一か所に集まる」とラグが発生する事があるのだが、それに似た状態になる。

本来はキャラクターの位置だけをやり取りする通信で、それ以外のデータも不正に要求する為に起こるのではないかと思われる。

普段より大きなラグが発生したら、チーターにデータをすっぱ抜かれた可能性が高いと思われます。

と同時に「チーターが半径約250m圏内に入った」と想定する事も出来る。

NEWSTATEにおいてはキャラクターの確認できる距離は「399m~400m」に設定されている。

250mならば6倍スコープがあれば十分に見える距離であるから、その場に留まって索敵を開始した方がいいと思われる。

ハッカープログラム最大の弱点を突け!

チーターにやられてその後の観戦した事がある人も多いと思うが、その時の武器構成はだいたいARとSRであろうと思う。

なぜ彼らがSRを使うのか、それには大きな理由がある。

人の行動予測と弾道距離偏差予測が出来ない

彼らの「オートエイム・エイムボット」は、近中距離においては絶大な威力を発揮する。

だが彼らのチートプログラムは、動く人間の行動を先読みする事が出来ないのである。

どんなに正確にエイムを合わせても、遠距離のプレイヤーを当てる事は出来ない。

秒速900mで飛ぶ弾が250m先に着弾するのは、0.27秒かかる。

約0.3秒もの間、横に移動しつづけたと仮定した場合、人間の走る速度が時速20km(秒速に直すと5.5m)約0.3秒で1.6m移動する。

1.6m着弾地点がズレたら、弾はまず身体のどこにも当たらない。

通常、中級~上級プレイヤーなら弾道距離偏差の予測して相手が動くであろう位置に照準を合わせて弾を発射するが、その予測がハッカープログラムには出来ない。

これが彼らの最大の弱み「フルオートでの遠距離狙撃が出来ない」です。

対策武器

先に書いたように、彼らの弱点は「遠距離戦」です。

ただし、倒せるチャンスは1度だと思った方がいいでしょう。

相手がSRで狙撃して来ると判断したチーターは、まず間違いなく車両などで距離を詰めてきます。

ならば武器は一撃で倒すAWM一択になります。

相手はレーダー探知で補給物資の位置を把握し「3ヘル」をかぶっている可能性が高く、他のSR武器では威力が足りません。

補給物資限定武器ですが、チーター相手なら火力で瞬殺するしかありません。

最後の頼りはショットガン

どうしても見つからない時、そしてチーターが突っ込んできた時は仕方ありませんので「ショットガンに交換」する事をお勧めします。

近距離で正確にオートエイムで当ててくる相手には、サブマシンガンでも勝てません。

最後は一撃必殺のショットガンで対抗するしかないだろうと思われます。

相手はこちらの位置を知っていて突っ込んできますので、なるべく「一本道や狭い通路、エイムを絞れる場所」を選択し、確実に仕留めてください。

負けてしまっても対策はある

このボタンで報告画面が開きます。

チーターと自分、1VS1の時に負けてしまったら仕方ありませんが、まだ試合が続いていたなら対策はあります。

それは録画して運営に報告する事です。(録画が出来ない人は、報告だけでも大丈夫)

運営も報告が入ったプレイヤーは、試合をチェックしている事もあるようですが、数が多すぎる為にとても追いつきません。

そこでチーターの試合を観戦しながら録画して報告と一緒に動画も送る事がもっとも有効な手段だと思われます。

チーターの性格やタイプ

チーターにもいくつかのタイプがあり、そのタイプによって対策を変えていかなくてはいけません。

ただイキリたいだけ・自慢したいだけプレイヤー

このタイプは子供のような性格をしており、楽天的でアカウントが凍結されても作り直せばいいと考えています。

ある意味では厄介で、ハッキングプログラム全部載せなど、無茶苦茶な行動に出てきますので逆に分かりやすいのではありますが、隠す気もなく無茶苦茶すぎて、まず倒せません。

試合中にbanされて止まってしまうのも、だいたいこのタイプです。

レート上げ・キルレート嵩増しプレイヤー

自身のレートを上げる為、もしくは仲間のレートを上げる為にハッキングプログラムを搭載するプレイヤーがいます。

彼らは自分のアカウントを守ろうとするので無茶な調整の仕方はしませんが、慎重である為に厄介です。

また、スクワッドモードで仲間のレート上げの為にチーターになり、仲間だけはハッキングプログラムを載せずにアカウント凍結を防ごうとする場合もあります。

この場合は仲間ともども報告する必要がありますが判断が難しいところです。

レーダー搭載チーターの場合、ボットを仲間に譲って「キルポイントを稼がせる」事がありますので、最後のトドメだけ仲間にやらせてダメージポイントを稼ぐなど不審な行動をとっていたら「チーターチーム」と判断して報告するといいかもしれません。

大会荒らし

実は過去には公式大会にもハッキングプログラムを持ち込もうとしたプレイヤーがみつかり、失格になった事があります。

公式大会は、公式専用端末を大会側が用意しているにも関わらず、そこにプログラムをインストールしようとした現場を抑えられたのです。

彼らの動機は分かりかねますが、公式大会やカスタムマッチであってもチーターは存在している事は注意した方がいいでしょう。

特に「賞金マッチ」になると悪質なプレイヤーが賞金稼ぎに変わってしまう事も考えられるので、賞金付きカスタムマッチ運営側は相手の身元はチェックした方がいいかもしれません。

上級者プレイヤーとチーターは、ほぼ区別がつかない

ここまでチーターの話を書きましたが、実は注意してほしい事があります。

それは上級者とチーターの区別は、一般人にはほぼ無理だという事です。

世の中には信じられないほどリコイルコントロール、エイム合わせの早い人がいて、もはや機械かと思うレベルの人がいます。

しかし、世の中にはそういった信じられないレベルの反射神経の持ち主が存在する事も、また確かにあるんです。

では、どうしたらいいのか、それは運営・開発側で不正コードの解析をしてもらう事です。

試合の途中、明らかに不正コードのデータ送受信が行われていたり、怪しいデータが出てくる事があります。

それを運営・開発側でサーバーのチェックをしてもらうしかないでしょう。

明らかにおかしいと判断したら、運営側が不正データのやり取りがあったとしてアカウントを凍結する事になるんだと思います。

しかし運営でも間違える事はある

実は筆者hiroOLDMANも、テンセント版にて2度、短期間のアカウント凍結された事があります。

ハッカーでもチーターでもないのですが、banの心当たりはありました。

1回目、車両で移動中に箱乗りで二人を短時間に倒しました。

2回目、ジャンプ中にグローザーで敵の頭を二度撃ち抜き倒しました。

この直後にban、はっきり言えますが、ただのまぐれ当たりです(笑)

空中グローザーに至っては、敵と私の距離はほぼ0でフルオートで撃てば、誰がやっても頭に連続2回当たるよね?ってぐらい、顔と顔が近い交戦でした。

どちらも運営側の自動検知による誤判定だったと思われます。

不正コードの有無などを解析せずに、チーターの行動パターンだけで自動解析して、アカウント凍結を行おうとしたようです。※現在はこの自動解析によるアカウント凍結は停止しているようです

現在も運営側はイヤホン以外のBluetoothを認めないとしており「キーボードやタッチペンですら不正コードとされる」可能性があります。

なので、運営がBANしたからといって、チーター認定するのもまた難しく、結局はハッキングプログラム使用の現場を抑えるしかないのが本当でしょう。

最後のまとめとして

チーター行為は、それ自体がゲームの存在を崩壊させる大変に迷惑な行為なので絶対にやめましょう。

今回「弱点公開」しましたが、本当は記事にするか悩みました。

それはハッカー側が対策を打ってくるのではないかという事です。

しかし「人の行動予測」+「偏差計算」は非常に高度な技術です。

少額のハッキングプログラムを売る為に、そこまで開発する技術と手間はないでしょう。

そう判断し、今回の記事を執筆いたしました。

また、それと同時に「特定の誰かをチーターだと名指しする」事への警鐘でもあります。

過去には有名なプレイヤーが何人も「アカウントBAN」を受けています。

その中には、本当にチーターがいたかもしれませんが、チーターではなかったかもしれません。

たまたま試合の交戦中にデータ通信が不安定になれば、誰でも不正データ検知でアカウント凍結される可能性があるという事です。

そういった事も踏まえつつ、出来る事ならチーターと遭遇せずにゲームを楽しみたいものですね。

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