ゲームの個性を表す特徴の一つに、曲(音)が挙げられると思います。
それぞれのメーカー特有の、「会社ロゴ名」が表示された時に鳴るサウンドとか。
CMで、その音が聞こえるだけで「あ!スクエニのCMだ!」と思わずテレビに目を向けるでしょう。
もうすっかり頭に刷り込まれていますよね。
今回は、スクエニの中でも、「ドラゴンクエスト」の音楽の魅力について語りたいと思います!
- 私がドラゴンクエストのゲーム音楽に魅せられたきっかけとは。
- オリジナル音源とオーケストラ音源の違い。
- ゲーム外で聞けるドラゴンクエストの曲。
5分程で読み切れると思いますので最後まで楽しんで下さい♪
ドラゴンクエストの作曲家すぎやまこういち先生
私が小学校低学年の時に、兄の友人が家に遊びに来た時の事でした。
その人は、ファミコン版ドラゴンクエスト2を持ってきていていて、「これ面白いんだよ」とファミコンにセットしました。
最初に流れる「序曲」もシンプルながらにも「DRAGONQUEST」とロゴが出てくる映像と見事にマッチしていました。
ずっとその最初の画面のままいつまでも聞いていたくなる位ジワ~っと心に響く旋律なのです。
作曲されたのは「すぎやまこういち」です。
2021年4月11日に90歳になられました!おめでとうございます!!
2016年「世界最高齢でゲーム音楽を作曲した作曲家」ギネス世界記録を受賞!!
2020年には、文化功労賞受賞!!
実は当初、当時流行りだった「ロック調」で制作を、別の方が進めていたそうです。
途中で、すぎやま先生が担当になり、ストーリーの雰囲気から「クラシック調」が合うと判断され、落ち着いた格式高い曲調が「ドラゴンクエスト」として根付いたのですね。
そうじゃなかったらきっと「ドラゴンクエスト」はシリーズ化して売れなかっただろうと思いますね!
曲がゲームのイメージを作り上げると言っても過言ではありませんし、ロック調は「ファイナルファンタジー」でははまってますけどね。
「ファイナルファンタジー」につきましてはまた別の機会に記事を書かせて頂きますので今回は割愛します。
ファミコン=8ビット音源
さて、ご存知の方も多いかと思いますが、ファミコンは8ビットで音楽が作られています。
ファミコン全体の容量も限られていた訳ですし、少ない容量を駆使して作り出された曲は、シンプル且無駄がありません。
また、ファミコン初期の頃は、無名の人が作曲していた、と聞いた事もあります。
つまり、当初は使える音も限られていたため、対して作曲においては重要視していなかったのでしょうね。
マニアックな内容は、私は分かりませんが、単調なシンプルな美しさが8ビット音源の魅力の1つなのです。
さて、ドラゴンクエスト2の先程の話に戻りますが…
「序曲」でも心を掴まれて、今までに感じた事のない気持ちになっていましたが、CONTINUEを選ぶと曲が変わりました。
そして、「復活の呪文」という文字列を入力するのですが、その時に流れる曲が私にとって衝撃的でした。
その「復活の呪文」を入力する時に流れる曲が「Love Song 探して」という曲なのです。
ファミコン版で流れるその曲は、シンプルなのですが、とても美しい曲です。
後に、スーパーファミコン版でアレンジされてしまうのですが、私の中では印象が、ガラッと変わってしまい少々ガッカリしました。
下記の物は曲の変化を比較出来るので、参考に載せてみます。どうぞ聴き比べてみて下さい。
この曲と出会い、ゲーム音楽の魅力に取り憑かれました。
私はピアノは、両手でなんとか弾ける位のレベルだったので、耳で曲を何度も聞いたり、テープに録音して流しながらピアノで弾いてました。
楽譜
「楽譜」を親に買ってもらえば良かったのですが…思いつきませんでした。
テープで「オーケストラ音源」と「オリジナル音源(スタートからクリアまで曲が繋がっている)」が収録された物も販売されました。
それには極小の楽譜も添付されていたと思いますが、テープの付属としてついている為、小さくて、見づらかったです。
私は、ちゃんとした「楽譜」は大人になってから、色々買い集めました。
楽器屋さんに、ゲーム音楽コーナーもあり、そこで買う事も出来ますし、コンサート会場でも販売されています。
オリジナル音源とオーケストラ音源との違い
ドラゴンクエストがファミコンやスーパーファミコンで発売されていた頃は、
サウンドトラックも販売されていましたが、オリジナル音源とオーケストラ音源とがセットになっているものでした。
オーケストラ音源は、オリジナル音源と違い、まるで、クラシック音楽のような優雅さを感じました。
ゲーム上では短い曲ですが、オーケストラ音源になるともっと曲が長くなりアレンジされていて、曲に深みが増すのです。
その違いを楽しみたくて欠かさずサントラを買い集めていました。
後にゲーム上でも良い音源が使えるようになり、最新のドラゴンクエストⅩではオーケストラバージョンの音源が使われています。
いもはやゲーム音楽は凝った音源が採用されるのが当たり前になりました。
なので、昔の方が、オーケストラ音源をサントラで聞いて、違いに感動出来たのかもと思います。
コンサート
サントラは毎日の様にずっと家で聞いていて曲順も覚えてしまう位はまっていました。
いつかは生でコンサートで聞いてみたいなと思う様になりました。
ですが、パソコンが無かった時代は、情報が集めづらかったのが難点でした。
今でこそ、スマホで知りたい情報をいつでも手軽に手に入れられて、損する事が減りました。
ファミリークラシックコンサートは初回が1987年8月20日に開催されたそうです。
それから定期的にコンサートが開催され、今もコロナ渦ですが、一部の地域で開催されています。
そして、2007年の夏、京都コンサートホールで「ドラゴンクエストⅨ」のコンサートに参加したのが念願の人生初コンサートとなりました。
最初に「序曲」が流れた瞬間、鳥肌が立ち、自然と涙が流れました。
それ位、ずっと生で聞きたかった思いが強かったですし、会場ですぎやま先生が指揮をしておられるという感動が凄まじかったです。
力強い指揮、そして優しそうな笑顔、楽団の方を応援する言葉も交えつつ、曲間のトークもユーモラスで楽しいものでした。
「音楽は心のタイムマシーン」そんな名言も飛び出しました。
本当にそうだなと思います。
年を重ねても、曲を聞くと、遊んでいた当時の自分に戻れる気がしますもの。
ラッキーな事に、2016年11月3日、ザ・シンフォニーホールで開催されたコンサートで、私は、偶然すぎやまご夫妻の隣の席でした!
とても光栄でした。まさか、そんな席を取れていたとは夢にも思いませんでした。
先生の大ファンなので幸せでした。
奥様もとてもお優しく素敵な方でした。
恐らく全シリーズのコンサートを聞く事が出来たと思います。
やはり生は良いですね!
会場には、「ドラゴンクエスト」の音楽に魅了された人達が何千人も来ているんだと思うと嬉しくなります。
全員と友達になりたい位です(笑)
コンサートのチケットは大変人気があり、早くに売り切れてしまいますので、販売期間まだまだあると思って余裕を持たずにすぐ購入しましょう。
ここで一つオススメの動画を紹介します。
「ドラゴンクエストファンタジア」
1988年の作品で、ロト3部作を元にしたサイレントドラマです。
すぎやまこういち指揮で、アレフガルド交響楽団によるⅠ~Ⅲの中から選曲され、ドラクエ実写イメージ映像と演奏の映像が交互に流されています。
制作費は驚愕の1億5000万円だそうです。ハリウッド映画並ですよね!
ゲーム外でのドラゴンクエストの音楽
日テレ系列で特によく使われてる様に感じます。
筆者としましては好きなゲームの曲が好きな番組で流れるとテンションが上がります。
「ドラゴンクエストダイの大冒険」(昭和放送分)
現在リメイク版が好評放送中ですが、原作の「ダイの大冒険」では
エンディングテーマが「この道わが旅」だったのがとても印象的でした。
そして、アニメの中でもドラゴンクエストⅠ~Ⅲの曲が頻繁に使われていた様に記憶しています。
ちょっと乱用しすぎな気もしましたが、続けて見ていると慣れましたね。
令和版のダイの大冒険では一切ドラゴンクエストの曲が扱われていません。
主題曲もいまどきのアーティストの曲が採用されていて、原作ファンの私からするとちょっと寂しい印象を受けました。
つまり、曲でだいぶアニメの印象も変わってしまったのではと思います。
きっと原作ファンはガッカリしたのではないかと思います。
この場面でドラクエⅡのあの曲が流れていたのになっと思ったりね。
リメイク版は原作のイメージを殺さない様にするのが大事ですよね。
ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー
ドラゴンクエスト30周年記念プロジェクトの1つ。
2016年夏に埼玉、福岡、名古屋、大阪、横浜の順に開催されました。
ドラクエⅢをテーマにした、観客参加型ライブエンターテイメントショーでした。
私は大阪の大阪城ホールで開催された会を見に行きました。
あの年、コロナが広まっていなくて良かったと思います。
もしかコロナが広まっていたら開催されなかっただろうと思いますので。
貴重なリハーサル映像がありましたので、載せておきます!
クオリティが高くて演技も素敵でしたし、モンスター等の再現度も高かったですし、曲も随所に使われていて興奮しました!
これは後にDVD販売もされるかなと期待しましたが、未だにされていません。
「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」でも紹介されたりとかなり力を入れていましたね。
映画「ドラゴンクエスト・ユアストーリー」
2019年8月2日から公開された初のドラゴンクエストの映画化でした。
テーマは「ドラゴンクエストⅤ」でした。
こちらも日テレ系の番組で放映前に大々的に宣伝されていました。
佐藤健、有村架純、山田孝之など豪華声優陣で、堀井雄二監修。
私はドラクエⅤはプレイする前にサントラを先に聞いていました。
スーパーファミコン版初のドラクエだったので、これまでの8ビットから倍の16ビットになりました。
格段に曲が美しくなり、毎日サントラを飽きる事無く聞いていました。
特に「戦火を交えて」と言う曲の美しさに感動しましたね。
楽譜を書い、弾いてみましたが曲が速いので手が疲れますし難しいです(笑)
そして、このドラクエⅤの曲が映画館で聞けたのはとっても感動しました。
映画の序盤ではゲーム映像そのまま使われていたので、映画の大スクリーンでゲームをしているような感覚で見応え有りました。
まとめ
筆者の「ゲーム音楽」愛は、まだまだこれだけでは語り尽くせません。
今回は「ドラゴンクエスト」に絞り、魅力をギュッと紹介させて頂きました。
常に情報網を貼って置かなければ折角のチャンスを失ってしまいます。
後から「あ~あ、あのコンサート行きたかったな」とガッカリしたり、情報を知った時には終了していたり。
筆者もそういう経験を多々して参りました。
今は情報を手に入れる手段は多数あります。
だから、Twitterなどを活用して常に最新情報を手に入れる環境で過ごしてみて下さい!
きっと、生活が楽しくなり、張りが出ますよ。
楽しみな事が増えると、仕事や家事を頑張れるものですよね。
「ゲーム音楽」の記事はまた今後も執筆して参りますので、乞うご期待下さい!
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