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【ポケモンSV】イエッサン♂育成論、個体値を下げる理由

イエッサン♂というポケモン

イエッサン♂というポケモン、サイコメイカーによるワイドフォースの火力だけは凄まじいです。

ですが、環境に全く刺さっていませんし、アタッカーとして活躍できるほどの火力もなければ、耐久もありません。

もちろん、アタッカーとしての活躍を全く見込めないというわけではありません。

ですが、また別の活躍の仕方というものもあるので、本記事ではイエッサンを敢えて個体値を下げて使用する方法・理由について解説していこうと思います。

本記事でお届けする内容は下記のとおりです。

  1. イエッサン♂の個体値を下げる理由は後続のサポートのため
  2. 個体値を下げたイエッサン♂の育成論
  3. 個体値を下げたイエッサン♂の活用事例
  • ここからの内容は3分ほどでお読みいただけます

イエッサン♂の個体を下げる理由

大抵、対戦でポケモンを使用する際には、A個体値・S個体値を除いて、個体値を31(最高)にする傾向にあります。

ですが、一部のポケモンに関しては、耐久(HBD)の個体値を粘る必要もなく、むしろ下げることすらあります。

その一例は下記のとおりです。

  • ①カウンター・ミラーコート・がむしゃら などで相手により大きなダメージを与えたい場合
  • ②個体値を下げなければダウンロードでCが上昇してしまう場合
  • ③個体値を下げることでビーストブースト・こだいかっせい・クォークチャージの発動箇所に影響がある場合

このイエッサン♂に関しても、個体値を下げることで発生するメリットがあります。

それはイエッサン♂の特性である「サイコメイカー」の持続ターンを無駄にしないことです。

個体値を下げて、できるだけ早く場から退場することでサイコメイカーの持続ターンを最大限に生かそうというのが今回紹介するイエッサン♂のコンセプトです。

前述したとおり、イエッサン♂ではカイリュー、ウーラオス、ハバタクカミ、サーフゴー、パオジアンといったポケモンがはびこる対戦環境で全抜きすることはおろか、その1匹1匹に勝てるかどうかすら怪しいのが現実です。

そうであるならば、イエッサン♂には、その唯一無二の取り得である「サイコメイカー」で後続のサポートをしてもらおう、そのために「サイコメイカー」の始動要員としてのみ使用するのです。

個体値を下げたイエッサン♂育成論

タイプ
エスパー ノーマル
特性
サイコメイカー
性格
うっかりや
道具
グランドコート
テラスタル
エスパー
種族値
H60 A65 B55 C105 D95 S95
努力値
C252 S252
実数値
H135 76 B75 C172 D103 S147
技候補
特殊技
ワイドフォース(必須) イエッサン♂の最高火力技です。
今回のイエッサン♂の役割は即退場することなので、ほぼ攻撃することはありませんが、念のためにワイドフォースは確定で採用しておきます。
サイコショック
サイコフィールドのおかげでそれなりに火力は出ます。
ほぼラッキー、ハピナス専用です。
エナジーボール(推奨) 基本的にラグラージにしか使用しません。
C補正がない場合はH252振りラグラージが乱数ですが、C補正がある場合にはH252振りだけであれば、確定で倒すことができます。
ラグラージがHD特化の場合は、C補正があっても確定で耐えられます。
シャドーボール(推奨) 主にサーフゴーに使用しますが、一発で倒すことはできません。
ワイドフォースを受けに出てくることがあるので、比較的使用する場面は多い印象です。
※火力は等倍ワイドフォース>抜群シャドーボールになる点にご注意ください。
マジカルシャイン ワイドフォースを無効化する「あくタイプ」への最高打点です。
環境に多いあくタイプがパオジアン・イーユイ・ウーラオスであり、いずれも素早さが抜かれてしまうので、交代読みで使用するしかありません。
ハイパーボイス
タイプ一致技ですが、火力はひかえめです。
主に「みがわり」対策として活用できます。
テラバースト ハイパーボイスの代わりにテラバーストをタイプ一致ノーマル技として使用することができます。
テラスタルを活用するのであれば、ハッサム・サーフゴーへの有効打となる「ほのお」推奨。
変化技
いやしのねがい(必須) 個体値も耐久も下げるとは言え、特殊面に関しては比較的、耐久が高いので、ギリギリでHPが残ってしまうことが多いです。
そんなときに確実に退場できるように自主退場技としていやしのねがいは必ず採用しておきます。
サイコフィールド
フィールドを張り替えられた、またはアイススピナーなどで破壊された場合に再度、サイコフィールドを展開する手段として活用できます。
アンコール アンコールで技を固定してから退場することもできますが、基本的にはサイコフィールドのターンは1ターンも無駄にしないほうが良いです。

※個体値はCS以外は0が望ましい

個体値を下げたイエッサン♂の活用事例

基本は初手に出してサイコフィールドを展開→倒されて退場(またはいやしのねがいで自主退場)、もしくは受け出しして一発で倒されるのが理想の流れです。

先制技対策

減対戦環境はカイリューの「しんそく」、水ウーラオスの「アクアジェット」、パオジアンの「こおりのつぶて」「ふいうち」 など、先制技が多く飛び交う対戦環境です。

そのため、ただ単に先制技の対策としてサイコフィールドを8ターン展開することも非常に有用です。

オオニューラ@サイコシード

オオニューラにサイコシードを持たせることで、瞬時にD+1上昇の効果と「かるわざ」の効果を得ることができます。

また、オオニューラは物理耐久が低いポケモンであり、先制技に弱い面があります。

しかし、サイコフィールドにより、その弱点を補うことができます。

オオニューラ@きあいのタスキ

前述したサイコシード型とは別に、きあいのタスキを持たせるのもオススメです。

きあいのタスキが発動しても、先制技が飛んでこない安心感から、確実に「きしかいせい」を決めることができます。

サワムラー@きあいのタスキ

オオニューラとの違いは物理耐久が低い点にあります。

つまり、きあいのタスキが発動しやすいというのがオオニューラとの違いになります。

運用方法はオオニューラと同じく、「かるわざ」と「きしかいせい」を生かして全抜きを狙っていきます。

テツノカシラ@こだわりメガネなど

サイコキネシスでは若干の火力不足は否めませんが、ワイドフォースであれば、相手に大きな負担をかけることができます。

本記事のまとめ

  • イエッサン♂は個体値を下げることで後続のサポートができる
  • イエッサン♂の役割はサイコフィールドを展開すること
  • 大切なことはいかに早くイエッサン♂が退場できるか(倒されるか)

ちなみに今回紹介したイエッサン♂の型は、イエッサン♀でも代用可能です。

イエッサン♀はイエッサン♂よりも耐久力が若干高いため、個体値を下げても一発で倒されるのが難しい」「ワイドフォースを覚えられない」というデメリットがあります。

一方で、いやしのねがいのほかに「バトンタッチ」を覚えられるため、自身も生存したまま、素早く退場することができます。

また、「みわくのボイス」を覚えられることは、追加効果の差で「マジカルシャイン」よりはあくタイプなどに対して強い点を持っています。

以上、イエッサン♂の個体値を下げる理由の解説でした。

個体値を下げることでさらに活躍できる・輝けるポケモンは、きっとほかにもまだまだ存在すると思うので、さまざまな視点からポケモンを研究してみてください。

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