【Rise of the Ronin】ゲーム内の独特な要素について解説

舞台は幕末の日本

今回は幕末の世を舞台に、主人公の浪人が活躍する『Rise of the Ronin』を紹介します。

 Team NINJA のこれまでのゲームは一直線のアドベンチャーゲームでした。

本作では幕末の世を駆けまわるオープンワールドです。

  1. 幕末の日本が舞台
  2. 主人公は「片割れ」を探すために脱藩した浪人
  3. 本作は様々な人物との「因縁」が主人公を成長させていく

この記事は5分程度で読み終わりますので、最後までぜひご覧ください!

本作の世界観

本作のプロローグについて解説します。

任務

本作は江戸時代末期、日本にマシュー・ペリー率いるアメリカ海軍が来航した頃です。

主人公は、東北地方にある黒洲藩(架空の藩)によって育てられた「隠し刀」と呼ばれる二人一組の兵士です。

隠し刀の二人は「研師」と呼ばれる師に育てられ、あらゆる武器を用いた戦術・さらに忍術も学びました。

黒洲藩はかつて江戸幕府からの圧政に苦しんでおり、幕府転覆が彼らの長きにわたる悲願でした。

ある時隠し刀二人は、研師から任務を言い渡されます。

アメリカ艦隊の黒船に潜入し、そこにある密書の奪取、さらにペリーの暗殺の任務です。

隠し刀二人は黒船に潜入し、ペリーの襲撃に成功します。

しかし、そこに現れた青鬼の仮面をつけた謎の隠密に襲われます。

ここで二人の隠し刀の内、一人が無事に密書を持ち帰るために戦線を離脱。

もう一人の片割れは囮となりますが、「青鬼」に片腕を斬られ、生死不明となります。

脱藩

主人公は単身里に戻りますが、里は幕府の隠密による襲撃を受けていました。

主人公はこの状況の中で生死不明の片割れを探すため、藩を抜けることを決意します。

この決断は砥師に反対されますが、主人公は砥師との戦いの末、彼女を斬って脱藩しました。

その後、主人公は片割れを探すために黒船が来航した横浜へと向かいました。

主人公は片割れの手がかりを得るべく、流浪の旅に出るのでした。

因縁

本作は主人公が片割れを探す中で様々な人物、勢力と関わっていきます。

その関りを示すものが「因縁」です。

因縁は勢力、人物、土地の三種類があり、それぞれの因縁が主人公の成長を支えるためのものになります。

勢力因縁

勢力因縁は「浪人因縁」「倒幕因縁」「佐幕因縁」とそれぞれの勢力の因縁があり、それぞれの勢力に加担することで因縁に応じた報酬を得ることができます。

また勢力下にある店では割引きボーナスを受けることができます。

ミッションの選択肢によっても因縁を上げることができます。

勢力因縁はどちらの因縁を上げてもストーリーに影響するわけではないので、積極的に上げていきましょう。

浪人因縁のみ勢力、人物、土地の因縁を上げることで自然と上がっていきます。

浪人因縁を上げると、アイテムやジェスチャーなどの収集要素の他、とあるストーリーに影響を与えるきっかけにもなります。

人物因縁

ストーリー中で出会う重要人物とは因縁を結ぶことができ、日常的に交流することが可能です。

因縁を結んだ相手にアイテムを渡したり、ストーリー中の選択によって人物との因縁を上げることができます。

因縁を上げるとアイテムやスキルポイントを得ることができます。

中には丸薬による体力回復量が増加するといった特殊な効果もあります。

また、「聞きたいことがある」の会話項目が増え、その人物のことをもっと知ることができます。

土地因縁

本作の舞台となるマップは土地という区画で分けられています。

主人公が土地に関する収集要素をこなしていくたびに土地との因縁が上昇します。

土地因縁のレベルが上がると、その土地の隠された収集要素が表示されるようになります。

マップの要素をすべてクリアしたいときは、土地因縁を上げましょう。

突発的に起こるイベント「多生の縁」をクリアした場合も土地因縁が上がります。

時々マップの収集要素だけこなしても因縁レベルの増加が頭打ちになる場合がありますが、根気よく土地を走り回り、多生の縁を見つけましょう。

 

戦闘

流派

本作は様々な武器が使える上、一つの武器に複数の流派が存在します。

この流派は単純にモーションが変化するだけでなく、優劣関係も存在します。

流派は主に「天」「地」「人」の三種類の属性があります。

また、「忍」「無」という属性も一部存在します。

流派の優劣は敵が持っている武器によって左右されます。

以下の表は敵が持っている武器に対して有利不利な流派の属性です。

流派属性 有利 不利
刀、槍、銃剣 二刀、サーベル、牛尾刀
大太刀、薙刀、大剣 刀、槍、銃剣
二刀、サーベル、牛尾刀 大太刀、薙刀、大剣
なし 全武器
全て拮抗 全て拮抗

天地人の属性は敵の武器種によって有利不利の関係ができます。

有利な場合は石火(パリィ)によって敵の動揺(よろけ)時間が長くなり、不利だと動揺時間が短くなります。

忍の流派は、敵の全武器に対して不利になりますが、タイミングよく石火が成功すると敵を大きくのけ反らせることができます。

無の流派は武器を使わない「素手」のみの流派です、敵の武器に対して全て拮抗した関係になります。

優劣関係はR3ボタンで補足した敵の頭上に表示される矢印で一目でわかります。

  • 青い上向きの矢印は有利
  • 灰色の上下に向いている矢印は拮抗
  • 赤い下向きの矢印は不利

R 1ボタンによる流派切り替えでも有利な流派が直感的に分かるように表示されるので、冷静に切り替えましょう。

石火

本作のパリィに当たるのが「石火」です。

敵の攻撃に合わせて△ボタンを押すことで、敵の攻撃を相殺します。

敵の連続攻撃の締めを石火で弾くことで、敵を大きくのけ反らせる「動揺状態」にさせることができます。

大切なのが、敵の連続攻撃の最後を石火しないと敵を動揺させることができないことです。

連続攻撃は石火で敵の気力にダメージを与えることはできますが、敵を動揺させることはできません。

締めの攻撃が出るまではガードするか、ステップで距離を取りましょう。

敵の武技

敵が赤いエフェクトと共に発動する武技はガードすることができません。

石火すると敵を動揺させ、気力を大きく減らせます。

しかしうまく石火できないと大ダメージを受けます。

石火が難しければ避けることも考えましょう。

Wo Long をプレイしたことがある方は、本作の石火がなかなかシビアに感じたと思います。

筆者もすでにクリア済みですが、いまだに石火のコツだけは分かりません…。

研ぎ

ステータス

本作には「武勇」「技能」「魅力」「知略」の四つのステータスが存在します。

ステータスはパラメーターに影響を与えます。

ステータス 効果
武勇 主武器攻撃力上昇

防御力上昇

技能 副武器攻撃力上昇

気力攻撃力上昇

魅力 気力防御力上昇

気力回復力上昇

幸運(ドロップ率)上昇

知略 状態異常攻撃力上昇

状態異常防御力上昇

研ぎ方

ゲーム開始時には「研ぎ方」という特化したステータスを決めることができます。

研ぎ方には「抜刀研ぎ」「差し込み研ぎ」「化粧研ぎ」「薬研ぎ」「下地研ぎ」「無研ぎ」の6種類が存在します。

それぞれ紹介すると以下のようになります。

研ぎ方 初期ステータス 武器攻撃力補正
抜刀研ぎ 武勇に特化 刀、大太刀、大剣
差し込み研ぎ 技能に特化 二刀、銃剣
化粧研ぎ 魅力に特化 薙刀、牛尾刀
薬研ぎ 知略に特化 槍、サーベル
下地研ぎ ステータス特化なし なし
無研ぎ 全ステータスが低下

幸運が増加

なし

ステータスは武器種の攻撃力補正の効果もあります。

好みの武器に応じて研ぎ方を選ぶとよいでしょう。

研ぎ方は長屋(主人公の家)でいつでも変更可能です。

また、スキルポイントを消費してスキルを獲得するごとにステータスも上昇します。

したがって最初はステータスや武器攻撃力補正が重要になりますが、ゲームをある程度進めると、パラメーターと武器攻撃力補正は満遍なく成長していくのであまり悩む必要はありません。

さいごに

今回は Rise of the Ronin の独特な要素について紹介しました。

本作は難易度を三段階変更可能で死にゲーではなくなったこともあり、誰でも楽しめる作品です。

主人公を成長させる方法も自分次第で、様々な攻略法を模索できるところが本作の魅力であると言えます。

本作の主人公は、片割れとの再会のために奔走する中で、様々な人物との因縁を結んでいきます。

主人公も登場人物たちも、新たな文明の流入に翻弄され、それぞれの悩みを抱えながら答えを導き出していきます。

この因縁が主人公の支えとなり、同時に試練となるのです。

近代化の波が押し寄せた激動の時代の人間模様を味わい尽くしましょう。

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