エクスペリエンス社の人気シリーズ「心霊ホラーADV」のシリーズ全集が発売決定!
ホラー系ADVやDRPG作品を制作してきたエクスペリエンス社が、高い人気を誇る「心霊ホラーADV」のシリーズ全集を発売すると発表しました。
この作品は同社が発売したホラーゲームシリーズを1つのソフトにまとめたものであり、以下の作品が含まれています。
- 死印
- NG
- 死噛-シビトマギレ-
当サイトでも「死噛-シビトマギレ-」の一部分の攻略記事を掲載していますね。
そんな心霊ホラーADVシリーズ全集は、2024年6月20日の発売が予定されていることが分かっています。
そして、この作品の発売をきっかけに、改めて遊んでみようと思う人も多いでしょう。
そこで今回は、心霊ホラーADVシリーズ全集に含まれた作品の簡単な概要と時系列、おすすめのプレイ順を紹介。
これから本作に触れてみようという人は参考にしてみてください。
- 心霊ホラーADVシリーズ全集は「死印」「NG」「死噛-シビトマギレ-」がセットになったソフト!
- 2024年6月20日にNintendo Switchでの発売を予定しており、価格は3作品まとめて5280円とお得!
- プレイ順は死印→死噛→NGがおすすめ!
この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
心霊ホラーADVシリーズとは?各作品のあらすじや時系列を解説
エクスペリエンス社のホラーゲームシリーズ「心霊ホラーADV」とは、同社から発売されたホラーアドベンチャーゲームシリーズを指します。
ジャパニーズホラー系の湿っぽい恐怖や雰囲気を全面に押し出した作風が人気を博した作品群ですね。
シリーズは2024年5月22日現在、以下の3作品となっていました。
- 死印
- NG
- 死噛-シビトマギレ-
ジャンルは全て探索型のアドベンチャーゲーム。
テキストを読み進めつつマップを探索し、時に襲い掛かる困難を乗り越え、手がかりを基にして謎や事件の解決を行っていくことになります。
では、まずはこれらの作品のあらすじや概要、そして時系列を見ていくことにしましょう。
シリーズ第1作目「死印」
エクスペリエンス社の人気ゲームシリーズ「心霊ホラーADV」の第1作目は「死印」です。
死印は2017年6月1日にPS Vitaで発売され、以来多くのプラットフォームに移植されて遊べるようになっています。
2024年5月22日現在においては、PS Vitaだけでなく、PS4やNintendo Switch、XBox Oneでもプレイ可能です。
物語の主人公は記憶喪失の中年男性「八敷一男(名前変更可能)」。
唯一覚えていた「九条サヤに会う」という目的を果たすために、H市に存在する「九条館」という洋館を訪れます。
しかし、九条サヤは近年H市で囁かれていた都市伝説「シルシ」の呪いによって死亡してしまっていたのです。
そして、彼女の命を奪ったそれは、一男の身にも存在。
確実に忍び寄る死を回避するため、彼は九条館に残された美しい人形「メリイ」や、同じくシルシを刻まれてしまった「印人」らと共に、シルシの謎を追うことになるのです。
シリーズ第2作目「NG」
エクスペリエンス社の人気ゲームシリーズ「心霊ホラーADV」の第2作目は「NG」です。
NGは2018年9月13日にPS Vitaで発売され、以降PS4やPC、Nintendo Switchにも移植されて遊べるようになっています。
物語の主人公は母親を失い、叔母と従妹と共に暮らす高校3年生の少年「鬼島空良(名前変更可能)」(画面後ろの黒髪少年です)
ある日突然家に不気味な「黒い葉書」が届いたことを皮切りとして、人形怪異「かくや」のあそびに巻き込まれていくことになります。
そんなかくやによって、従妹の「鬼島愛海」が失踪。
空良は愛海を助けるために、仲間と共にかくやのあそびに立ち向かっていくのです。
シリーズ第3作目「死噛-シビトマギレ-」
エクスペリエンス社の人気ゲームシリーズ「心霊ホラーADV」の第3作目は「死噛-シビトマギレ-」です。
死噛-シビトマギレ-は2022年12月1日にPS4とNintendo Switchで発売しました。
シリーズ1作目である死印の完全続編であり、登場人物は多くが共通して続投しています。
物語の主人公は前作に引き続き「八敷一男(名前変更可能)」で、死印の事件を乗り越えたことで「怪医家(怪異を診る人物)」という異名を得ています。
舞台はH市近郊にある名門「近衛原学園」。
近衛原学園では「シビト」と呼ばれる怪異によって「予告状」が送られ、予告状に記載された生徒が失踪するという事件が発生していました。
事態を重く見た学園長「近衛聖造」は怪医家である一男を、事件の調査及び解決のために呼び寄せます。
一男は事件収束のために、協力者である「元印人」や新たに出会った人物たちと共に学園の怪異に挑んでいくのです。
物語の時系列
心霊ホラーADV全集に含まれる3作品は、全て世界線が繋がっている設定です。
時系列は以下の通りですね。
- 1.死印(1997年)
- 2.死噛-シビトマギレ-(1997年/死印の2か月後)
- 3.NG(1999年)
どれも公式がそう明言しているため、これらの作品が全てパラレルワールドでもない世界線であることは間違いありません。
また、以下の人物たちは各作品と関係があることを示唆されていました。
- 八敷一男(心霊ホラーADVシリーズ全作品に登場)
- 真下悟(死印、死噛では登場人物として、NGでは彼の存在を示唆する文章がある)
- 渡辺萌(死印、死噛では登場人物として、NGでは彼女の存在を示唆する文章がある)
- 柏木愛(死印、死噛では登場人物として、NGでは彼女の存在を示唆する文章がある)
- 安岡都和子(死印、死噛では登場人物として、NGでは彼女が関係していると考えられる文芸賞の名がある)
- 葉月薫(NGではメインの登場人物として、死噛では過去の彼女がDLCにて登場する)
- 番直政(NGではメインの登場人物で、真下悟と八敷一男と思しき人物に助けられたことを明言している)
- 丸橋満(NGでは登場人物として、死噛では身内が登場し、彼のことが話題となっている)
- 丸橋早希(死噛の登場人物で、前述の丸橋満の血縁者)
登場人物以外でも作品の間で散りばめられているネタは多く、枚挙に暇はありません。
そのため、作品を全て遊んでいればより物語や世界観への理解が深まり、楽しめるようになると言っても過言ではありません。
心霊ホラーADVシリーズのメディアミックス
心霊ホラーADVシリーズはゲームだけでなく、メディアミックス展開も行われていました。
では、どのようなメディアミックスが存在するのかを説明していきます。
ボイスドラマ
心霊ホラーADVシリーズ作品は、ボイスドラマとしても展開が行われています。
2024年5月22日現在、以下のようなものが存在していました。
- 死印 青き終焉(全4章)
- 死印 オリジナルボイスドラマ「九条館の日常」(全4話/死印DLC)
- NG ボイスドラマ「Extreme怪団地」(全1章)
「九条館の日常」は死印のDLCで販売された作品で、死印本編を所持していないと聞くことはできません。
死印各章のアフターストーリーとして作成された、後日談的な物語ですね。
「Extreme怪団地」はNGの本編終了後を想定して作成されたオリジナルストーリー作品です。
新たな怪異と新たな登場人物を交えつつ、濃厚な物語を描いていました。
「死印 青き終焉」シリーズは、死印のプロトタイプとも言える物語をボイスドラマとして再構築した作品。
シリーズ本編よりもダークな物語展開とキャラ付けがされた「パラレルワールド」として扱われていました。
死印本編とは繋がりがありませんが、登場人物の新鮮な姿が見たいという場合はチェックをしてみるのがおすすめです。
漫画
心霊ホラーADVシリーズ作品中、死印のみが漫画となっていました。
作画は「恵那」先生で、マッグガーデンから発売され、全2巻構成。
1巻では本編第3章まで、2巻では本編ラストと、漫画オリジナルの後日談までが収録されています。
NG発売後に公開されたこともあり、当該作品中に登場した重要な用語も織り交ぜた展開も描かれている他、漫画で保管された描写も多数存在。
死印本編をより深く読み解くためにはぜひ読んでおいた方が良い内容と言えるでしょう。
ただし、一般の流通ルートに乗っている1巻と違い、2巻目はEXPオンラインショップ上のみでの販売。
または死噛-シビトマギレ-のパッケージ版の特典でしか手に入れることができないため、注意してください。
(※尚、死噛-シビトマギレ-パッケージの特典版の方には、更なる特別な描きおろしが収録されています)
小説版
心霊ホラーADVシリーズ作品のうち、死印とNGは小説にもなっています。
死印の小説版は「雨宮ひとみ」先生によって執筆された作品で、作品全編をおおよそ落とし込んでいました。
ただし、一部の印人はほぼ登場しない上、物語も一部内容変更及びダイジェスト化しています。
しかし物語では語られていない設定にも深く言及しているシーンがあり、作品を深く知るためにはぜひ読んでおきたい内容です。
NGの小説版は「黒史郎」先生によって執筆された作品で、こちらも作品全編を内容に落とし込んでいます。
こちらでは一部の登場人物が登場しないことはなく、扱いが悪い怪異なども存在しませんでした。
ただし、分岐の関係上、どうしてもやや影が薄くなる人物がいることは考慮してください。
全体的に原作にほぼしっかりと沿っているので、NGの物語を読みたいならば、おすすめと言えるでしょう。
心霊ホラーAVDシリーズはどこからプレイすべき?
心霊ホラーADVシリーズは3作品存在し、全てが同じ世界線で進行していきます。
では、これらの作品はどの順番でプレイするのがおすすめなのでしょうか。
おすすめプレイ順と、なぜこの順番でプレイすべきなのかを解説します。
時系列順でのプレイがおすすめ!
心霊ホラーADVシリーズで遊ぶなら、是非作品の時系列順に遊んでみてください。
つまり、以下の順番で遊ぶパターンとなります。
- 1.死印
- 2.死噛-シビトマギレ-
- 3.NG
最初は基本であり、始まりの「死印」からプレイを開始しましょう。
この作品が全てのシリーズの根底にあると言っても過言ではありません。
次にプレイするのは「死噛-シビトマギレ-」がおすすめ。
発売日はNGより後ですが、時系列は死印とNGの隙間のため、2番目に置いておくのがいいでしょう。
最後は最も未来の物語である「NG」を遊ぶのがいいですね。
この順番で遊べば、物語をすんなりと受け入れていけるようになるため、おすすめです。
プレイするプラットフォームはNintendo Switchが最もおすすめ!
心霊ホラーADVシリーズを今から遊びたいという人は、出来る限り「Nintendo Switch」で遊ぶのがおすすめです。
全集はSwitchで発売されるため問題はないのですが、シリーズをバラで買って遊ぶならNintendo Switchで購入してください。
その理由は、今後発売されるとアナウンスされたDLCにあります。
エクスペリエンス社は2024年夏ごろに、死印の新作シナリオを配信するとアナウンス。
しかしこの新作シナリオは現状Nintendo Switchのみでの配信しか言及されていないのです。
つまり、PS4版やXBoxOne版、PSVita版だと遊べない可能性があると言えるでしょう。
逆にSwitch版では遊べない要素がないため、プレイできる環境があるなら、Nintendo Switch版を選びましょう。
さいごに
エクスペリエンス社は同社の人気ホラーゲームシリーズを1本にまとめた「心霊ホラーADVシリーズ全集」の発売を決定しました。
2024年6月20日の発売を予定した本作は、シリーズ作品である死印とNG、そして死噛-シビトマギレ-が全て遊べるようになっています。
今までシリーズ作品を遊んだことがない人でも手を出しやすいものになっているので、是非これを機会に遊んでみてはいかがでしょうか。
また、今回はこの全集に含まれる作品の概要と、各種メディアミックス、そしてゲームのプレイ順についても解説。
ゲームの発売は死印→NG→死噛-シビトマギレ-ですが、プレイ順は時系列に沿って死印→死噛-シビトマギレ-→NGがいいでしょう。
確かにシステム的な利便性は前後しますが、物語が噛みしめやすくなるため、この順番をおすすめしています。
以上、これから作品を遊ぶという人は、参考にしてみてください。
ライター紹介
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幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。