元素反応「燃焼」の全てをこの記事に詰め込みます。
元素反応大全【燃焼編】ということで、元素反応「燃焼」について解説します。
「燃焼って持続的に小さいダメージを与えるだけのしょぼい元素反応でしょ?」って思っていませんか?
それは、少し燃焼を誤解しているかもしれません。
燃焼にはダメージとは別に、真価があります。
しかし、燃焼の仕様はかなり複雑です。
仕様を理解するだけでも一苦労、普通にプレイしているだけでは、その真価に気付けないこともあるでしょう。
そこで今回は、その複雑な仕様をできるだけわかりやすく紐解き、基礎から実戦での応用まで、燃焼の全てをこの記事に詰め込みます!
「しょぼい持続ダメージしか出せない元素反応なんか使う気にならない」
「燃焼をどう活かせば良いか全くわからない」
そう思っている方!
この記事が、燃焼の真価を発揮するきっかけになります!
- まずは燃焼の基礎を押さえよう!
- 燃焼をダメージ計算式で深堀りしよう!
- 燃焼の真価とは?燃焼の実戦的な活用法を知ろう!
- 燃焼を活かしたパーティー編成例を見てみよう!
この記事は5分ほどで読み終わります。
ぜひ最後まで読んでいってください♪
燃焼の基礎知識
燃焼の仕様は、数ある元素反応の中でも屈指の複雑さです。
その複雑な仕様をゆっくり紐解くため、まずはしっかりと基礎知識を押さえていきましょう。
- 燃焼は炎と草で起こる元素反応
- 燃焼は追加ダメージ型の元素反応
- 持続的に炎ダメージを発生させる
- 燃焼状態の敵は燃焼オーラをまとう
- 草元素を補充して燃焼状態を延長可能
燃焼は炎と草で起こる元素反応
燃焼は炎元素と草元素の組み合わせで発生する元素反応です。
「炎元素が付着した敵に草元素の攻撃を当てる」もしくは「草元素が付着した敵に炎元素の攻撃を当てる」ことで燃焼が発生し、敵は燃焼状態となります。
燃焼は追加ダメージ型の元素反応
元素反応のダメージは、大きく2種類に分類できます。
追加ダメージ型 | ダメージ増幅型 |
---|---|
燃焼、感電、過負荷、超伝導、拡散、開花、氷砕き | 蒸発、溶解、激化 |
燃焼は、追加ダメージ型。
追加ダメージ型は、元素反応を発生させた攻撃には影響しない固有のダメージを発生させます。
また特徴として、ダメージがキャラのレベルに依存します。
その仕組みについては、ダメージ計算式を見ながら、あとで詳しく解説します。
持続的に炎ダメージを発生させる
燃焼の追加ダメージは、持続的に発生する炎範囲ダメージです。
燃焼状態となった敵は、0.25秒に1回炎元素ダメージを受けます。
草元素の付着量にもよりますが、これが8回ほど発生します。
ただし、1発1発のダメージが小さく、よほど大量に元素熟知を盛らない限り、期待できるダメージ源にはなりません。
また、燃焼のダメージには自傷判定があります。
なおかつ範囲ダメージであるため、燃焼状態の敵に近づきすぎると、自分にも燃焼ダメージが入ってしまう点には注意が必要です。
燃焼状態の敵は燃焼オーラをまとう
燃焼の仕様を複雑にしている原因、それが「燃焼オーラ」です。
燃焼状態の敵は、燃焼オーラという特殊なオーラをまとっています。
オーラをまとうってのがよくわからないですよね。
草元素の実装前には、無かった概念です。
「燃焼オーラという特殊な炎元素が付着した状態」だと思ってください。
さらに、燃焼状態中は、通常の炎元素と草元素も付着しています。
つまり、燃焼状態の敵は、「燃焼オーラ+炎元素+草元素」という3つの異なる元素が付着した状態になります。
ここでは一旦、そういう特殊な状態であることを理解してもらえればOK。
この特殊な状態の活用法は、後ほど詳しく紹介します。
草元素を補充して燃焼状態を延長可能
燃焼状態は、敵に付着した草元素を徐々に消費することで、その状態を維持します。
このとき、外的な要素がない限り、草元素のみ徐々に減っていきます。
そして、草元素を消費仕切ると燃焼状態は終了します。
まさに、火が薪を燃やしているイメージですね。
では、どうすれば燃えた状態を長く維持できるのか。
そう、火が消える前に薪を追加してあげれば良いんです。
燃焼状態の敵に草元素を追加で付着させることで、燃焼状態を延長できます。
草元素を供給し続けることができれば、永続的に燃焼状態をキープすることも可能です。
燃焼ダメージの仕組み
ここからは、燃焼による追加ダメージ仕組みについて、ダメージ計算式を見ながら詳しく解説していきます。
燃焼のダメージ計算
燃焼のダメージ計算式はこちら。
【元素反応ダメージ】
= 元素反応係数 ✕ キャラレベルごとの反応固有値
✕ (1 + 元素熟知の反応ダメージボーナス + 装備の反応ダメージボーナス)
✕ 敵の元素耐性補正
これは、追加ダメージ型共通の計算式です。
計算式に登場する各要素について、詳しく見ていきましょう。
元素反応係数
元素反応係数は、追加ダメージ型の各元素反応に設定された係数です。
元素反応ごとに、このように設定されています。
燃焼0.25 < 超伝導0.5 < 拡散0.6 < 感電1.2 < 氷砕き1.5 < 過負荷2.0 = 開花2.0 < 超・烈開花3.0
燃焼の係数は0.25で、元素反応の中で最も低い数値です。
キャラレベルごとの反応固有値
追加ダメージ型の最大の特徴は、ダメージがキャラのレベルに依存することです。
計算式中の、キャラレベルごとの反応固有値がそれに該当します。
レベルごとに設定された数値がダメージ計算に反映されます。
各レベルの固有値一覧はこちらです。
レベル | 固有値 |
---|---|
1 | 17.17 |
20 | 80.58 |
40 | 207.38 |
50 | 323.60 |
60 | 492.88 |
70 | 765.64 |
80 | 1077.44 |
90 | 1446.85 |
元素熟知の反応ダメージボーナス
元素熟知の反応ダメージボーナスは、元素熟知に基づくボーナス補正値です。
元素反応を起こしたキャラの元素熟知を参照し、その数値が計算されます。
元素熟知を上げるほど数値は大きくなりますが、元素熟知が上がるにつれ、元素熟知1あたりの価値は下がっていきます。
追加ダメージ型元素反応における、元素熟知とボーナス補正値の関係を表にしました。
元素熟知 | ボーナス補正値 |
---|---|
0 | 0.0% |
80 | 61.5% |
160 | 118.5% |
240 | 171.4% |
320 | 220.7% |
400 | 266.7% |
480 | 309.7% |
560 | 350.0% |
640 | 387.9% |
720 | 423.5% |
800 | 457.1% |
880 | 488.9% |
960 | 518.9% |
1040 | 547.4% |
ちなみに、ボーナス補正値はこちらの計算式で算出できます。
元素熟知の反応ダメージボーナス = 16 ✕ 元素熟知 / (元素熟知 + 2000)
装備の反応ダメージボーナス
装備の反応ダメージボーナスには、聖遺物「燃え盛る炎の魔女」の4セット効果「過負荷、燃焼、烈開花反応によるダメージ+40%」が該当します。
これを元素熟知の反応ダメージボーナスに加算することで、最終的なボーナス補正値となります。
敵の元素耐性補正
敵の元素耐性補正は、各敵に設定された元素耐性値から算出されます。
元素耐性値の大きさに応じ、3パターンの計算式があります。
【耐性値0%未満】1 – 耐性値 / 2
【耐性値0~75%】1 – 耐性値
【耐性値75%以上】1 / (4 ✕ 耐性値 + 1)
例えば、すべての元素耐性値が10%に設定されたヒルチャールの場合、
元素耐性補正 = 1 – 0.1 = 0.9
となります。
実際に計算してみよう!
では実際に、燃焼でどのくらいのダメージが出るのか計算してみましょう。
計算に使用する条件はこちら。
- キャラレベルは90
- 元素熟知は320
- 「燃え盛る炎の魔女」4セットを装備
- 敵はヒルチャール
- 味方が装備した「翠緑の影」4セット効果が発動している
まずは、熟知と装備によるボーナス補正値です。
元素熟知&装備のボーナス補正値 = 1 + 2.207 + 0.4 = 3.607
次に、敵の元素耐性補正。
「翠緑の影」4セットの効果により、ヒルチャールの元素耐性値は-30%となり、
敵の元素耐性補正 = 1 – (-0.3) / 2 = 1.15
そして、最終的な燃焼ダメージを算出すると、
燃焼ダメージ = 0.25 ✕ 1446.85 ✕ 3.607 ✕ 1.15 ≒ 1500.4
この条件では、約1500のダメージが出る結果になりました。
これが0.25秒に1回入るので、毎秒6000のダメージになります。
やはりダメージ源としては、少し物足りない気がしますね。
燃焼の真価とは?実践での活用法
ここまでで「燃焼の基礎知識」と「燃焼ダメージの仕組み」について、解説しました。
燃焼はダメージだけを見ると、やはり「ぱっとしない」元素反応であることがわかります。
ここからは、そんな燃焼の真価を活かす方法を紹介します。
燃焼の真価は「永続的炎付着」と「炎・草二種元素付着」
燃焼の真価は、大きく2つあります。
燃焼オーラによる「永続的炎付着」、そして「炎・草二種元素付着」です。
これらの真価を、どう実戦で活かすのかがポイント。
具体的な活用法の説明に入る前に、以下3つの応用知識について説明します。
- 燃焼オーラの特性
- 燃焼状態のサイクル
- 燃焼は元素反応の下地になる
燃焼オーラの特性
これらが燃焼オーラの特性です。
- 燃焼状態の敵に、持続的に炎元素を付着し続ける
- 外的要因がない限り、燃焼オーラ自体は減衰しない
- 燃焼状態が終了すると、燃焼オーラも消える
- 炎元素として扱われる
まずは、「こういう特性があるだなぁ」とざっくり覚えてもらえればOKです。
燃焼状態のサイクル
燃焼オーラの特性をふまえ、「燃焼状態のサイクル」について解説します。
燃焼状態の敵は、「燃焼オーラ+炎元素+草元素」という3つの元素が付着した状態である、と説明しました。
このとき、燃焼を維持するために消費するのは、「炎元素」と「草元素」です。
そして、この炎元素は燃焼オーラから持続的に供給されるため、外的要因がない限り無くなりません。
草元素のみが減り続け、ほうっておくと草元素を消費仕切って燃焼状態が終了します。
燃焼状態が終わると、燃焼オーラは消え、炎元素だけが残ります。
そこに再度草元素を付与すると、再び燃焼が発生します。
これが「燃焼状態のサイクル」です。
これを利用すると、少量の草元素を補充するだけで「永続的炎付着」の状態を作りだすことができるわけです。
燃焼は元素反応の下地になる
燃焼状態の敵、つまり「燃焼オーラ+炎元素+草元素」が付着した敵に、水・氷・雷元素の攻撃を当てると、なにが起こるでしょうか。
それぞれ蒸発・溶解・過負荷が発生します。
そう、燃焼オーラから持続的に供給される炎元素は、他の元素反応の炎下地として利用可能。
燃焼オーラ自体も炎元素として扱われるため、燃焼状態は、大量の炎元素が付着した状態であると言えます。
そして、反応で炎元素を消費仕切らないよう調整しつつ、草元素を補充すれば「永続的炎付着」は続きます。
うまく利用すれば、炎元素関連の元素反応を連続で発生させることも可能です。
さらに、反応で炎元素を消費仕切った場合は、草元素だけが残ります。
残った草元素で、開花・激化へとつなげることもできます。
燃焼という「炎・草二種元素付着」の状態は、さまざまな元素反応へと派生する万能な下地になるのです。
「永続的炎付着」は「連続溶解」で活かそう
少し前置きが長くなりましたが、いよいよ燃焼が真価を発揮するときです。
まずは「永続的炎付着」について、その活用法を紹介します。
「永続的炎付着」と、特に相性が良いのは溶解反応です。
氷元素攻撃で発生させた溶解は、もともと付着していた炎元素を消費しにくいという特徴があります。
つまり、蒸発や過負荷に比べ、燃焼オーラと炎元素が残りやすいんです。
溶解を起こしたあとも炎元素が残っていれば、「永続的炎付着」は続きます。
そこに、草元素を補充し燃焼を延長、さらに氷元素攻撃をたたみかけると、連続で溶解を発生させることができます。
草元素さえ供給し続けることができれば、実質何度でも「連続溶解」を繰り返すことが可能です。
「炎・草二種元素付着」は「開花・激化との複合反応」で活かそう
「炎・草二種元素付着」は、「開花・激化との複合反応」で活かしましょう。
燃焼状態の敵で、蒸発もしくは過負荷を発生させ、燃焼オーラと炎元素を消費仕切った場合、敵には草元素が残ります。
蒸発・過負荷で余った水・雷元素が、残った草元素と反応を起こすと、開花・激化が発生します。
「燃焼→蒸発→開花」「燃焼→過負荷→激化」といった形で、幾重にも元素反応を重ね、様々なダメージを複合的に発生させることができます。
少し上級者向けの活用法ですが、ぜひチャレンジしてみてください。
燃焼を活かしたおすすめパーティー編成例
ここからは、燃焼の真価を活かしたパーティーを紹介します。
燃焼パーティーを編成する際の参考にしてください!
甘雨メインの燃焼溶解編成
- 甘雨:メインアタッカー / 溶解トリガー
- 楓原万葉:火力サポーター
- ナヒーダ:火力サポーター / 草供給
- ベネット:火力サポーター / ヒーラー / 炎供給
「永続的炎付着」を活かし、甘雨の重撃で「連続溶解」を起こすパーティーです。
ナヒーダスキルからのベネット爆発により敵を燃焼状態とし、そこに甘雨の重撃による溶解ダメージをたたき込みます。
溶解の発生によりナヒーダスキルが起動、自動で草元素を補充してくれるので、簡単に燃焼を維持できます。
万葉の火力サポートもからめることで、甘雨の重撃はとてつもない溶解ダメージを連発します。
さらに、このパーティーの強みはもう1つ。
ナヒーダの高い熟知を参照して発生する燃焼ダメージは、万葉の翠緑デバフも乗り、十分なダメージ源として機能します。
タルタリヤメインの燃焼蒸発烈開花編成
- タルタリヤ:メインアタッカー / 蒸発・開花トリガー
- トーマ:耐久サポーター / 烈開花トリガー
- ナヒーダ:火力サポーター / 草供給
- ベネット:火力サポーター / 炎供給
「炎・草二種元素付着」を活かした、燃焼蒸発烈開花の複合反応パーティーです。
まずは、ナヒーダスキルからのベネット爆発により敵を燃焼状態にします。
タルタリヤ爆発で高火力蒸発ダメージを与えたあと、トーマ爆発を発動。
あとは、タルタリヤの双剣モードで殴るだけで「燃焼」「蒸発」「開花」「烈開花」が、入り乱れるように発生します。
ただし、燃焼と烈開花による自傷ダメージには要注意です。
夢中で双剣を振り回していると、いつの間にかタルタリヤのHPが…なんてことも。
HP管理には気をつけましょう。
アルハイゼンメインの燃焼草激化編成
- アルハイゼン:メインアタッカー / 草供給 / 激化トリガー
- 珊瑚宮心海:ヒーラー / 水供給(蒸発による炎消費)
- フィッシュル:サブアタッカー / 雷供給
- トーマ:耐久サポーター / 炎供給
こちらも「炎・草二元素付着」を活用した、燃焼草激化複合パーティーです。
まずは、心海とフィッシュルスキルを発動し、クラゲとオズを設置します。
その後、トーマスキル爆発を発動してから、アルハイゼンの草元素攻撃で敵を殴っていきます。
燃焼と激化を両立してダメージを出す面白い編成です。
心海の枠は、バーバラでも代用可能です。
スクロースメインの燃焼溶解編成(★4キャラ編成)
- スクロース:メインアタッカー / 炎拡散
- ベネット:火力サポーター / ヒーラー / 炎供給
- コレイ:サブアタッカー / 草供給
- ロサリア:サブアタッカー / 溶解トリガー
「永続的炎付着」を活かした、燃焼溶解編成です。
コレイとベネットにより燃焼状態を作り、ロサリア爆発で溶解ダメージを発生させます。
ロサリア爆発が溶解を連発している間は、スクロースで暴れまわります。
「永続的炎付着」とスクロースの炎拡散により、炎付着状態が途切れることはないため、ロサリア爆発の全ダメージで溶解を起こすことができます。
実用的でとても扱いやすく、★4キャラのみで構成されているとは思えないほど、非常に強力なパーティーです。
さいごに
元素反応大全【燃焼編】と題して、燃焼について解説しました。
燃焼はその仕様こそ複雑ですが、うまく使うことで、「これぞ原神!」と感じさせる元素反応フル活用の戦闘を楽しむことができます。
燃焼の真価である「永続的炎付着」と「炎・草二元素付着」。
この2つを理解し、燃焼を最大限活かした熱い戦闘を、ぜひ再現してみてください!
ライター紹介
- みなさんこんにちは『なかち』です。トラックメーカーでエンジニアとして働くかたわら、ライター活動をしています。「誰かの悩みを解消する読みやすい記事」を目指して、丁寧な執筆を心がけています。主にスマホゲームをメインでプレイしており、とくに「原神」「崩壊スターレイル」にはどのくらいの時間を費やしたのか、もはやわかりません。。。はい「ホヨバ」信者です。
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