原点に立ち返ったアサシンクリードミラージュ
アサシンクリードメインシリーズ13作品目となるアサシンクリードミラージュ(以下ミラージュ)。
本作は原点回帰を図った作品であり、直近で発売されたアサシンクリードオリジンズ・オデッセイ・ヴァルハラのようなアクションRPGではなく、従来のシリーズの特徴だった暗殺とステルス要素をふんだんに取り入れたアクションとなっています。
従来のアサクリが楽しめると思っている人が多いかと思いますが、中にはアクションRPGのアサシンクリードから始めた人もおり、「ステルス要素が多そうだけど難しい?」「アクション苦手な人でも楽しめる?」と色々知りたい人もいるはず。
そこで今回は、ミラージュのストーリーの特徴や戦闘・ステルス要素といったゲーム性を含めて評価し、どんなゲームかご紹介します。
- 従来シリーズの特徴だったステルス重視の作品
- 9世紀のバグダッドが舞台のアサシンクリードミラージュ
- 暗殺の極意で縦横無尽に暗殺できる
- 戦いは弾きと回避がメイン
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ミラージュのストーリー
バグダッドが舞台
ミラージュの舞台は861年のバグダッド、前作ヴァルハラより20年前が舞台となっています。
その当時のバグダッドはイスラム黄金時代の真っ只中で、アジア人や黒人など多種多様な人や文化が入り乱れる華やかな都市。
そのバグダッドを手中に収めようと画策している古き結社(テンプル騎士団の前身組織)の野望を阻止するため、アサシンたちは戦いに身を投じることになります。
主人公はバシム
本作の主人公であるバシム・イブン・イスハーク(以後バシム)は、生活のために盗みを働くコソ泥でしたが、とある事件をきっかけに隠れし者(アサシン教団の前身組織)に加わり、アサシンに。
師のロシャンからアサシンの教えと戦闘技術を叩き込まれ、古き結社の野望阻止と自身を苦しめる悪夢を消す方法を探るためにアサシンの任務を全うしていきます。
本作では、バシムが見習いからマスターアサシンに成長する過程を描いており、若さゆえの自信過剰な一面が見られることが特徴です。
また、ストーリーの終盤ではバシムにまつわるとある秘密が明らかになり、その結末に驚くこと間違いなし!
ミラージュの特徴
ステルス重視のアクション
ミラージュは従来の作品に原点回帰した作品であり、隠れながら動くことが非常に重視されます。
誰にも見つからず、影に潜んで暗殺するアサシンクリードらしさが戻ったとも言えます。
もちろん、暗殺ではなく正面突破も可能ですが、一般兵と違った鎧を着込んだ屈強で中々倒しにくい敵もいるため、肉弾戦に持ち込むと不利になってしまうことも‥
そのため、敵の動きを観察し一撃で仕留めるアサシンのプレイスタイルがストーリーを進める上で重要となっています。
イグールビジョンや口笛を駆使して敵を誘導
自身が使えるイーグルビジョン(鷹の目)では、敵の視線だけではなく敵がどのようなルートで巡回しているのかも把握可能。
そのため、あらかじめイーグルビジョンで敵の巡回ルートを読み取り、そこから待ち伏せして暗殺なんてこともできちゃいます。
敵を待っているだけでなく積極的な暗殺をしたい時もあるでしょう。
そんな時は口笛を使って誘き寄せましょう。口笛は従来のシリーズからある技で、口笛を使えば大抵の敵はその音の方に寄っていきます。
その隙をついた暗殺もできますので、シリーズに定着している自身が独自に考えた独自のルートで好きなように暗殺ができる面白さはアサシンクリードミラージュでも健在です!!
様々な暗殺ルートからの暗殺
一言に暗殺と言っても、実際どこから侵入し、対象を暗殺するのかと迷ってしまうかと思います。
ミラージュでは、オリジンズから導入された相棒の鷹を使った偵察が可能。
今作では鷹のエンキドゥを駆使して、侵入しやすい箇所の他に敵や暗殺対象の位置も把握でき、敵の少ないルートを選びやすくなっています。
コインで暗殺を有利に
また、今作では暗殺対象の懐に侵入しやすくできる力のコインや商人のコインといった特殊なアイテムがあります。
このアイテムを消費すれば、傭兵は敵を引きつけてくれ、商人は商人仲間の一員として敵の懐の奥深くまで侵入が可能!
非常に便利なことこの上ないのですが、力のコインは傭兵に商人のコインは商人にのみしか使用できないデメリットもあります。
また、コインは結構な個数を消費しないと傭兵や商人の力を借りられませんので、注意が必要です。
ただ、狙撃手によって一時的に鷹の力が借りられなくなる終盤にかけて傭兵や商人は重宝することは言うまでもありません。
ぜひ、色々な人の力を借りて対象を暗殺していきましょう。
街中にある道具が暗殺の武器となる
ミラージュでは他作品同様、街中にある道具が暗殺の武器になります。
例としては火炎壺や露天商の商人棚があげられます。
中には吊るされた石材も暗殺に使用でき、投げナイフで落とすことが可能!
うまく誘導すれば複数人を一度にユニークな暗殺もできるので、使い道は多数あります。
また、檻に囚われた虎を解放すると敵に向かって攻撃してくれるので、その間に侵入することもできちゃいます。
ただ、虎は無差別に攻撃してくるので、近くにいないようにしないようにしてください。
暗殺の極意でどんな場所からも暗殺可能
ミラージュを象徴すると言っても過言ではないの要素が暗殺の極意。
暗殺の極意とは、フォーカスゲージを使って行う暗殺方法で、指定した複数の敵を一度に暗殺できます。
暗殺できる人数は、最初は2人だけですが、強化してくと最大で5人まで暗殺が可能に。
また、暗殺の極意を使用すると、敵を暗殺した後にバシムが消えて次の敵を暗殺する離れ技を見せてくます。
非常に便利な要素ですが、他にも暗殺の極意中はスローモーションになる特徴があります。その時に好きな敵を対象にすることができ、暗殺の幅が大きく広がることは言うまでもありません。
また、任意で発動することができ、空中にいる時でも発動可能!
これによりアクロバットに暗殺の極意が使用でき、バシムのかっこいい場面が見れます。
ミラージュの戦闘面
弾きと回避を駆使して戦う
ミラージュの戦闘は、従来のシリーズ同様弾きと回避を駆使したカウンターを狙う戦い方が主です。
弾きを使わずに攻撃を繰り返すことで倒すことが可能ですが、敵の攻撃を弾くと一撃で倒せるので、弾きを使った方が早いです。
時折、弾くことが出来ない強攻撃を使ってくる敵もいますので、回避で距離を取らないと攻撃を受けてしまうことも‥
戦い方に慣れないと苦戦してしまうかと思いますが、慣れるとどの敵にも対応が可能になること間違いなし!
多人数との戦闘は不利
見た目に反してバシムは見習いアサシンなので、複数の敵に囲まれるとあっという間に苦戦します‥
そのため、敵との戦闘になったら多人数を避けつつ戦うことを強いられます。
オリジンズ以前の作品では、主人公があまりにも強いために大人数に囲まれても、苦戦することなく切り抜けられました。
しかし、バシムでは不利になってしまうこともありますので、できるだけ戦闘は避けるように動いた方がいいかもしれません。
バシムの成長と過去を見届けよう
ミラージュは従来の作品の特徴であったステルスを全面に押し出した作品となっています。
そのため、作品を知っている人ほど懐かしさを感じながら楽しめるかと思います。もちろん、従来の作品を知っていない人も楽しめるのでご安心ください。
当時のバグダッドの雰囲気を感じつつ、バシムの成長と古き結社との戦いの行方を見届けましょう。
ライター紹介
- FF14やドラクエ10、PSO2といったオンラインゲームを現役でプレイ中。たまにロストアークもプレイ。他に、switchやPS5のゲームもプレイしています。ただ最近は、インディーズゲームの魅力にハマり、常に面白いインディーズゲームを探しています。
皆様には、埋もれている面白いゲームの紹介やプレイ中のゲームの攻略情報を届けていきます!