おもしろさが抜きんでたアサシンクリードオデッセイ
アサシンクリードメインシリーズの11作目のアサシンクリードオデッセイ(以下オデッセイ)。
歴代アサクリシリーズの中で一番古い時代を舞台にしており、アサシン教団やテンプル騎士団との抗争を描いていないことも特徴です。
また、歴代シリーズの中で一番おもしろいと高評価を受けている作品でもあります。
実際にプレイしてみましたが、高評価に頷けるほどの完成度で時間を忘れてプレイしまいました。
それほどおもしろいのがオデッセイですが、どのあたりがおもしろい部分なのかわからないかと思います。
そこで今回は、実際にプレイしてどこがおもしろいと感じたのか特徴を交えて評価します。
- シリーズ最古の時代を扱っている
- 主人公とムービー中の会話が選択制
- レベルアップで強くなるアクションRPG
- 人気だった海戦の復活
- ハクスラ要素と豊富なアビリティで自由にカスタマイズ可能
- アサシン教団とテンプル騎士団との争いはオデッセイでは出てこない
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
オデッセイの特徴
歴代シリーズの中で最古の時代が舞台
オデッセイの舞台は紀元前430年ごろの古代ギリシア。
その当時は古代ギリシア全域を巻き込んだペロポネソス戦争の真っただ中で、映画300でお馴染みのテルモピュライの戦い(紀元前480年)から50年後を描いております。
その地で生き別れとなった家族と再会するために奔走していく中で、秘密結社・コスモスの門徒が家族との再会を阻んでいることが発覚。
また、コスモスの門徒の目的が自身の血脈であることを知ると、家族との再会を目的にコスモスの門徒と対峙する果てなき旅を歩んでいくことが大まかなストーリーとなります。
ちなみに、コスモスの門徒はテンプル騎士団の前身組織である古き結社とは別物の組織です。
主人公が男性女性と選べる
オデッセイの一番の特徴として、主人公が男性か女性か選べるようになりました。
男性を選ぶとアレクシオス、女性を選ぶとカサンドラを操作することになり、選ばれなかった性別は主人公の弟または妹になります。
主人公は一度選ぶと変更は不可ですが、2人の主人公の違いとしては一人称の変更と一部装備に男性用と女性用があるだけです。
どちらを選んだからといったことで、ストーリーに大きな変更はありません。
しかしながら、どちらを選んだ方がいいか迷う人もいるかと思います。
アサシンクリードシリーズでは、カサンドラが正史として扱われていますので、迷ってしまうのであれば女性のカサンドラを選ぶことをオススメします。
筆者はこれまでのシリーズでは男性の主人公が多かったこともあり、新鮮さを求めてカサンドラを選びました。
会話が選択制になった
オデッセイからはムービー中の会話で選択肢が出現し、どうするか選択ができます。
選択肢によって敵を生かすことや殺すことも可能で、主人公が倫理的な性格となるか敵に慈悲を与えない冷酷な人物となるかをプレイヤーの裁量で選択可能!
また、選択肢によってはサブストーリーやメインストーリーがグッドエンドやバッドエンドになります。
選択によっては予想もしない展開になりますので、慎重になりつつも展開を楽しみながら選択する面白さがありました。
レベル制のアクションRPG
オデッセイではアサシンクリード従来のアクションから変更となり、オリジンズから採用されたレベル制のアクションRPGとなっています。
そのため、自身のレベルよりも高い敵と対峙すると、手も足も出ずに倒されてしまいます。
ただ、レベルが自身より低すぎる敵には瞬殺とも言えるくらいあっさり倒せてしまうので、レベルを上げてしまえば、どんな敵でさえも苦戦することなく倒せてしまうのがオデッセイの特徴の一つ。
それでも技術によってはレベル差がありすぎる敵でも苦戦しつつ倒せてしまうので、手応えを求める人向けの要素かなと思いました。
ソクラテスやヘロドトスに会える!
アサシンクリードシリーズの特徴と言えば、実在した人物と肩を並べられるということ。
オデッセイでもその要素は十分に発揮されており、哲学者のソクラテスや歴史の父と呼ばれたヘロドトスと協力関係を築けます。
特にヘロドトスは最後まで旅を共にする関係であり、オッデセイの重要な部分を担っている人物でもあります。
ソクラテスとはサブストーリーやメインストーリーで頻繁に絡むので、嫌でも存在を覚えてしまうかもしれません。
特に終盤にかけてソクラテスが活躍する場面が増えていくので、ソクラテスが好きな人には見ものになること間違いなしです!!
オデッセイのここがおもしろい!
多人数の戦闘がおもしろい征服戦
ここからは、オデッセイをプレイしていておもしろいと感じた点を紹介していきます。
まず初めにおもしろいと感じたのは多人数の戦闘が繰り広げられる征服戦です。
オデッセイの主人公はこれまでとは打って変わって傭兵。
そのため、スパルタ側やアテナイ側に敵味方問わず戦闘に参加します。
古代ギリシアの各地ではアテナイとスパルタ双方が支配しており、その地を支配する勢力を弱体化すると征服戦が選択可能。
征服戦ではその地の防衛と支配を選択でき、支配となると難易度が上がる分、良い装備がゲットできます!
そして、征服戦では複数対複数の戦闘が始まるので、もはや戦争をしている気分となり、テンションが上がること間違いなしです。
ハクスラ要素でカスタマイズが自由自在
オッデセイを代表する要素として挙げられるのが、武器や防具が自由に装備できるハクスラ要素。
オデッセイでは、ストーリーを進めることや行く手を阻む賞金稼ぎや傭兵を倒すことで武器や防具を入手できます。
また、武器や防具ごとに炎ダメージ付与や攻撃力アップといった効果が付与されています。
オデッセイでは近接戦闘タイプのウォーリアー、暗殺者タイプのアサシン、遠距離タイプのハンターの3タイプが用意されているため、自身のプレイスタイルにあった武器や防具のカスタマイズが可能。
もちろん、装備で主人公の見た目が変わるので、変化を楽しむこともできます。
装備を変えることができるインベントリ内にはロードアウト機能があり、ウォーリアーやアサシン、ハンターごとに装備をセット可能です。
これにより、気分によってプレイスタイルを分けることもでき、楽しさやおもしろさが、増すことは間違いないでしょう。
豊富なアビリティで自由なビルド構成が可能
オデッセイではハクスラ要素の他に豊富なアビリティで詳細にカスタマイズできることが非常におもしろいです。
アビリティにより、先に紹介した3タイプをより特化した構成にカスタマイズ可能で、戦闘や探索がより楽しくなります!
自身のよく使うプレイスタイルとアビリティの組み合わせはもちろんですが使いやすく、オデッセイを唯一無二の作品にしたと言っても過言ではありません。
組み合わせは自由自在なので、好きなようにカスタマイズしてみましょう。
白熱の海戦
オデッセイではアサシンクリードローグ以来の海戦が復活しました。
海戦はアサシンクリード3から取り入れられ、完成度が高いことから非常に人気の要素です。
クオリティも非常に上がっており、船を攻撃する臨場感や破壊する爽快感は言うまでもないくらいおもしろいです。
また、攻撃手段も弓矢や投げ槍といった時代背景に則したものであり、アサシンクリードらしさがにじみ出ていました。
海戦が好きな人はきっと満足すること間違いなしの完成度です。
オデッセイのここが残念…
レベルが上がりにくい
ここからはオデッセイをプレイしていて残念だったところを紹介します。
まず、オッデセイはレベル制のアクションRPGですが、レベルが上がりにくいです…
メインストーリーやサブストーリー、ロケーションの達成、征服戦などをこなしてくと経験値を得るのですが、レベルアップまでの経験値量が合っていないように感じました。
レベルが上がるとアビリティを獲得できるものの、あまりにもレベル上げまでに時間がかかるので、残念に感じてしまいました。
アサクリの醍醐味が薄め
オデッセイは主人公が秘密結社・コスモスの門徒との戦いを描いており、アサシンクリードシリーズ恒例のアサシン教団(隠れし者)やテンプル騎士団(古き結社)との戦いは描いておりません。
唯一アサシンクリード要素があるとすれば、超文明を持ちながらも災害によって滅んでしまった古代人であるかつて来たりし者のアーティファクトを主人公が持っていることです。
また、それに付随して他のアーティファクトの存在やかつて来たりし者との絡みがあるくらいで、シリーズの醍醐味と言ったものがないことがプレイして残念に感じました。
補完するように、DLCでシリーズ最初のアサシンと古き結社が登場しますが、本編に絡ませてほしかったと思ってしまいました。
カサンドラ/アレクシオスの旅を見届けよう
オデッセイはアサシンクリードシリーズで最古の時代を描いた作品です。
そのため、シリーズを象徴する2大勢力の争いを描いておりません。
しかしながら、完成度は高く、シリーズ最高傑作と言っても過言ではない作り込みがされておりました。
また、メインストーリーもわかりやすく、感情移入しやすい内容でもありました。
ぜひ、皆さんもオデッセイを手に取ってカサンドラもしくはアレクシオスの果てなき旅の行方を見てもらいたいです。
ライター紹介
- FF14やドラクエ10、PSO2といったオンラインゲームを現役でプレイ中。たまにロストアークもプレイ。他に、switchやPS5のゲームもプレイしています。ただ最近は、インディーズゲームの魅力にハマり、常に面白いインディーズゲームを探しています。
皆様には、埋もれている面白いゲームの紹介やプレイ中のゲームの攻略情報を届けていきます!