【レナティス】フリューが送る新作RPG「REYNATIS」評価・評判!

新作アクション RPG レナティス発売!気になる評価・評判は?

いよいよ、フリューの新規 IP 「 REYNATIS (レナティス)」が発売日を迎えましたね!

私も早速、発売日にプレイを始め、先ほどストーリークリアしました♪

全体的に自分の好みに合っていて非常に楽しくプレイできましたが、一方で気になった点もいくつかありました。

今回は、レナティスを買うかどうか迷っている人に向けて、私自身が思ったこと実際にプレイした人たちによる評価・評判をまとめてご紹介します。

発売前に体験版のレビューも書きましたので、そちらも参考にしていただければ、より作品の雰囲気がつかみやすいかと思います。

【レナティス】話題の渋谷アクションRPG発売直前!体験版プレイレビュー

  1. 渋谷の再現度は全体的に高評価
  2. ストーリーは賛否両論
  3. バトル、グラフィック面は厳しい意見が多め
  4. レナティスは、現代社会の同調圧力に対するひとつのアンチテーゼ

この記事は 5 分ほどで読めるので、ぜひ最後までご覧ください♪

圧倒的好評「渋谷の再現度」

CM や体験版でも話題になっていたので既に知っている人も多いかと思いますが、本作の渋谷の再現度、かなり気合と力が入っています!

今回は私の方で実際に夜の渋谷を訪れ、作中に登場する場所で撮影を行って比較画像を作成しました。

渋谷センター街や道玄坂など誰でも知っている「渋谷」がある

レナティスでは、「渋谷センター街」「道玄坂」「マルキュー」など、渋谷に行ったことがない人でも知っている地名やランドマークが、リアルそのままと言っても良いほど高いレベルで再現されています!

実在の企業・店舗も多数登場しているので、渋谷を知っている人も知らない人も、親近感を覚えやすいと思います。

「ハチ公」も再現されている…が !?

渋谷の待ち合わせスポットとしても有名な「ハチ公の銅像」ですが、もちろんレナティスでもハチ公は再現されています。

ただし、レナティスに登場する「ハチ公」は犬ではなく、なんとカラス!

カラスはレナティスの象徴的な生き物で、ハチ公以外にもさまざまなシーンで登場します。

バトルに関しては賛否両論?

バトルに関するネットの評判を調べたところ、賛否両論でした。

早速、「賛」と「否」を見ていきましょう。

新感覚!回避吸収・バーストが決まると気分サイコー!

このゲームのバトルは、抑圧モードで回避を行って MP を溜め、解放モードで攻撃を仕掛けるのが基本です。

攻撃の種類特徴
回避吸収近接攻撃回避長押しで発動。

回避と同時に敵から MP を吸収する。

バースト解放モードに切り替える時「ヴォーンッ! 」という低く大きなサウンドと共に敵を攻撃できる。

その間、敵はスローになる。

回避吸収とバーストが決まった瞬間は、作中いちばんの爽快感と言っても良いほどです。

実際にプレイした人たちからも、回避吸収やバーストの気持ちよさは概ね好評でした。

後半戦は「弾幕シューティング」!?

前半は回避吸収とバーストの繰り返しだけで勝てる敵ばかりでしたが、後半は敵の攻撃が激しくなり、雑魚敵ですら弾幕のような攻撃の雨嵐

後半に入ると回避吸収をする暇もほぼなくなり、ひたすら回避で逃げ回りながら地味に MP を溜めてバーストして MP がなくなるまで攻撃…以下その繰り返しになります。

しかも一度被弾すると、起き上がる前に次の攻撃が当たって倒されまた起き上がる前に…と、敵のハメ攻撃でなすすべもなく HP がガンガン削られました。

「敵が強い」なら歓迎ですが、これらの攻撃は「強さ」より「理不尽さ」を覚えたプレイヤーの方が多かったようです。

ストーリーは好きだが気になる点も

次は、RPG にとってとても重要な要素「ストーリー」について、見ていきましょう。

「人間」が描かれている点は好感

この世界の魔法使いは、畏怖や蔑みなどの対象として迫害され、抑圧的な世界を生きる存在です。

ですが、彼ら魔法使いも「一人の人間」であり、忌み嫌われれば悲しみ傷つき、何かを失えば喪失感を覚えます。

そんな中、主人公たちを支援する「ミチロウ」は言います。

「どんなに強くなっても愛を忘れないで」

「愛のない強さはただの暴力だ」

そして主人公である真凛の友「瀬尾」は、真凛にこう問いかけました。

「仲間に入りたくないけど仲間外れは寂しい(そうでしょう?)」と。

この作品に登場する魔法使いたちも人間であり、喜び、悲しみ、怒り、などさまざまな感情を表現します。

エンディングで真凛が最後につぶやく言葉、これが非常に印象的でした。

終盤の展開は少し強引な印象も

キャラクターは共感できる要素が多く大変魅力的だったのですが、後半のストーリー展開は若干強引に感じました。

特にラスボスは、どうしてそうなった…と言いたくなるくらい流れが急です。

敵との戦いにもう少し感情移入したかった

味方のキャラ描写は「◎」ですが、敵とのバトルに対していまいち感情移入がしづらかったです。

敵の組織の巨大さは事前に聞いているものの、目的地を守るボスたちの名前や強さなどの詳細はストーリー中ほとんど明かされていません。

そのため、遭遇しても非常に唐突感あるし、倒してもあまり達成感がないんですね。

もう少し中間にいるボスの情報を事前にゲーム内で得るなり一度遭遇するなりしていれば、「いよいよあいつを倒す時だ!」と気持ちが盛り上がったかもしれないし、倒した後の達成感も得られたと思います。

サブクエにもやはり気になる点が…

サブクエは、魔女狩りアプリから確認することができます。

サブクエの質や量についてはじゅうぶん満足できる内容だったと思いました。

唯一残念な点は「報酬」!

このゲーム、サブクエの報酬序盤から終盤まで全て同じなんです。

もう少し、サブクエの難易度によって変わるとか、終盤に必要な回復アイテムを報酬に入れてくれるとか、何とか違いがほしかったと思いました。

フレームレートやグラフィックについては不満の声多し

Switch 版に関しては、やはりフレームレートについて厳しい声が多いように見受けられました。

グラフィックに関する厳しい意見は、PS ユーザーの方が多かったように思います。

個人的にはどちらも全く気にならなかったので、普段気にしていない人はそこまで気にならないのではというレベルです。

個人的に気に入った点と残念に感じた点

以下は、個人的に「ここが良かった!」「ここは残念!」と思った点をまとめました。

参考に読んでいただければと思います。

キャラの移動速度が速い

キャラの移動速度が速く、まるで走っているかのようなスピードで動いてくれるので、探索をしていてストレスを感じることはありませんでした。

移動速度の速さって大事ですよね!

メッセージ機能でチームの良い雰囲気が感じられる

作品内では、各自の持っている携帯端末でチームのメンバー同士メッセージを使った交流ができます。

そのやり取りを見ていると、みんなとても仲が良くて微笑ましいです♪

ゲーム内の世界観や設定なども理解できるので、メッセージが届いたらどんどん確認しましょう!

唯一残念な点をあげると、新着メッセージが既存メッセージに埋もれて探すのが大変なことです。

できれば、新着メッセージはいちばん上にするとか、新着のタブに表示されるようにするとか、今後のアップデートで何らかの対処をしてもらえたらと思いました。

通報システムで進行を妨げられる

街の中で魔法使いになると、通報によりトレンドの上位に上がります。

その間、主人公たちのストレス値はどんどん上がってしまい、トレンドランキング一位になると強力な M.E.A. の精鋭部隊に襲われます。

通報を止めるためには、街の中にあるセーフスポットに入るか、別のエリアに行く必要があります。

その都度、一時的にゲームの進行が妨げられるため、かなり面倒です。

アイテムの一括売却ができない

ゲームを進めると、魔法ショップが利用できるようになります。

ここでは集めた素材を売ったり消耗品を購入したりするのですが、問題は売る時です。

このゲームで集めた素材は、売ることでその用途を果たすことができます。

つまり、全部売っても問題はないので「全て売却」の選択肢があっても良さそうなのですが、何故か 1 種類ずつ数を指定して売ることしかできません。

かなり面倒なので、アップデートで修正が入ることを期待しています。

エラーによる強制終了

イベントムービー中、ラーによる強制終が何度か起こりました。

その他にも、私は遭遇していないのですが「進行不能バグ」「フリーズ」など、機種を問わず起こっているようです。

こちらも今後のアップデートで修正してほしいと思います。

無料アップデートの予定有り!

最後に、クリアまでにかかる時間について紹介します。

レナティスをクリアした人たちのプレイ時間を確認すると、概ね 20 ~ 30 時間という人が多かったようです。

私はサブクエやノラアナザー攻略、ウィザート収集、渋谷観光など寄り道をしていたら、クリアまでに約 35 時間もかかりました。

20 時間でクリアした人の中には「ボリュームが少ない」との声も見られました。

もっとも、このボリュームは発売直後である現時点でのお話。

今後は全 9 回に渡る無料アップデートが予定されているとのことで、最終的なボリュームはかなり増えそうで楽しみですね!

まとめ

現代社会は、同調圧力によるストレス社会で、自分たちと違う見た目、違う考えの人は「排除」。

人は他者からの圧力による生きづらさを抱えながら、同調圧力と無難に付き合うか人を避けてひっそり生きるか。

レナティスは、同調圧力による「抑圧」と抑圧からの「解放」がテーマです。

現代社会の閉塞感やある種の生きづらさを感じている人は、レナティスをプレイする中で、登場人物たちの置かれた立場や言動に何かしらの共感を覚えるかもしれません。

かなり人を選ぶ作品だとは思いますが、この記事がひとつの検討材料になれば幸いです!

ライター紹介

whitecat
ファミコン時代からのアラフィフゲーマー「 whitecat 」と申します。
ジャンルを問わず、面白そうだと思ったゲームはかたっぱしから手に取って遊ぶ雑食スタイル。ゲームライターとしてまだまだ若輩者ですが、何卒よろしくお願いいたします!
X アカウント https://twitter.com/88whitecat88