【タマモンワールド】レビューで酷評が多い6つの理由!広告が良くなかった?

初動は良かったが…?

タマモンワールドは公式MVが2本あり、再生数がトータルで「100万再生」を超え!

YouTubeの宣伝センスは◎でした。

にも関わらず、Googleアプリストアの評価が星3以下とあまり良くありません。

今回は「タマモンワールド」が上手くいかなかったのか、キノコ伝説等の他ゲームを例えながら深く考察していきます。

  1. 期待値高すぎた動画広告が一番の原因?
  2. キノコの広告は期待値が高くなかった
  3. 売りが分からない課金コンテンツ
  4. 画面が分かりにくい
  5. チュートリアルからバグが起こる

この記事は5分程度で読めます。

ぜひ最後までお読みください!

理由①動画広告とのギャップ

オープンワールドのイメージが良くない

公式のMVはむしろ、多くのユーザーにとって評判は良く、宣伝効果のあるものでした。

  • 既視感あるキャラデザイン
  • タマタマ♪という耳に残る歌詞
  • キノコ伝説でお馴染みの東雲うみさんを起用

これらの要素が多くのユーザーに対し、大きなインパクトを与える結果となりました。

問題なのは「ゲームのプレイイメージ映像」をメインにした動画広告です。

これが本タイトルにおいて一番の問題点です。

原神やゼルダの伝説のような「オープンワールド」のイメージを多くのユーザーに与えていました。

実際の画面はの懐かしい雰囲気のMMORPGです。

動画広告で流れてたオープンワールドっぽい映像は、ゲーム内の「演出としてのムービー」に使われています。

完全な動画広告詐欺とは言いきれないですが、ユーザー側としてはゲームシステムが期待してた部分なので「裏切られた気分」になるのでしょう。

広告とギャップがあるゲームは他にもある…?

例えばパズルゲームの「パズル&サバイバル」「フィッシュダム」は動画広告とゲームの実画面のイメージが違うとレビューはあります。

ですが長年セールスランキング上位を維持しているのでユーザーはそこまで、マイナスな要素ではなさそうです。

考えられる理由として、以下の通りです。

  • 日本国内以外のゲーム市場が大きい
  • 動画広告以外にポイ活など、ゲーム認知する方法がある
  • パズルゲームでMMORPGのタマモンワールドと比べてターゲットが広い

ゲームを知るきっかけが広告だけでなく「ポイ活」だったり、タマモンワールドよりゲームを普段がっつり遊ばない「カジュアルなユーザー層」をターゲットにしています。

だからこそ動画広告の内容がオーバーな表現だったとしても、そこまで気にならないのかもしれません。

キノコ伝説は期待値高くなかった?

「キノコ伝説」は動画広告でゲームのプレイ画面は一切映していません。

登場キャラクターや起用タレントにフォーカスしていました。

ユーザーたちはゲームタイトルは覚えるもののゲームシステムに対する意識がなかったのではいでしょうか?

おかげで期待値が高く上げすぎず「ギャップが生まれなかった」からこそ、成功しやすかったのかもしれませんね。

理由②画面が分かりにくい

とにかくアイコンが多い

タマモンワールドはコンテンツが多いが故に画面のアイコンが多く配置されているため、「どこに何があるのか」が覚えにくいです。

コンシューマーゲームと比べて、スマホアプリは画面が小さいので、ユーザーがコンテンツに迷いにくい且つ操作のしやすい画面設計にすることは重要です。

文字の小ささ

アイコンを一箇所に詰めて配置していることもあり、プロフィール画面やチャット欄などのテキストフォントが1つ1つ小さく読みにくいです。

改善するためにはショップとガチャは一括りにまとめたりと、コンテンツのグループ化をすることが求められます。

理由③長時間の放置で見てるだけ

タマモンワールドでは「バトル」「マップの移動」だけでなく「シナリオを読む」ことも自動操作が可能です。

家事や仕事といったながら作業をしながら遊べるというのは、放置ゲームの良いところです。

しかしスマホ画面をずっと開いたままの状態で、何も操作せずストーリーが進むのは、ゲームとして面白みが欠けます。

キノコ伝説のシステムが受けやすい?

先日スライム伝説とキノコ伝説についての記事を書かせていただきましたが、どちらもメイン部分は自動操作が可能です。

代わりにサブコンテンツではそちらは手動操作がメインとなっています。

メインは自動操作、サブコンテンツは手動操作といった「放置ゲームとはいえ放置させすぎない」ことが売れるための勝ち筋かもしれません。

【スライム伝説】キノコ伝説とアウトゲームがそっくり!現役プランナーが解説

理由④既視感あるキャラクター

パルワールドでお腹いっぱい?

この2体のキャラクター(タマモン)が、某モンスターをボールで集めるゲームの登場キャラクターにそっくりです。

左のキャラクターは炎使いますし、右のキャラクターは属性が土でほぼ草系と言っても良いでしょう。

ちなみに属性のことを「元素」という呼び方をします。

「パルワールド」が日本の有名なゲームと似ていて、著作権の問題となりましたが、Steamのランキング上位を2024年5月時点でも維持しています。

キノコ伝説も日本キャラクターに似ていますが、問題とならず売上に繋がってます。

ユーザーはパルワールドやキノコ伝説のように「法律ギリギリなキャラデザイン」で攻める戦略は見飽きたかもしれません。

なかなかゲームファンとしては認めづらいですが、パルワールドもキノコ伝説もゲームシステムを凝っていて面白いですからね…。

理由⑤課金の売りが分からない

タマモンワールドはとにかく課金コンテンツが多く、何が買えば良いかわかりにくいです。

月パス、買い切り型、素材育成パック、ガチャ、とにかく売れるものは売るみたいな販売方法に関わらず、メニューとして1つにまとまっておらず、バラバラに配置されています。

実際のところお得なのは「月パス」「買い切り型のパック」で、800円~3000円とよくある微課金ユーザー向けの価格帯に設定されています。

【タマモンワールド】480円からできる微課金術!課金優先度はパック?パス?

理由⑥致命的なバグが多い

Googleアプリストアのレビューによると、サーバーが不安定で落ちる、アプリにログインできない「致命的なバグ・不具合」が起きてるそうです。

筆者自身もチュートリアル序盤からの不具合もが起こり、何度もアプリを落としていました。

  • ログインができない
  • チュートリアルで同じ場所をループする
  • 長時間プレイすると端末が熱い
  • サーバーが重くて入れない
  • アプリが何度もクラッシュする

ちなみに設定画面で高画質から「低画質」をすることも可能ですが、それだけでは解決できないくらいに重ためな模様です。

タマモンワールドに限らずどのゲームアプリも、リリース当初からバグが多いと、ユーザーが定着せず離れていってしまいます。

実際の評判をまとめてみた

もちろん良い声もあります…!

最後に実際のプレイヤーの声を元に、タマモンワールドの良いところも悪いところもまとめてみました。

項目レビュー内容
世界観・キャラ〇キャラが可愛い

○グラフィックのテイストが好み

×どこかで見たことある世界観とキャラ

×ジョブごとに性別が固定されてるので男女どちらか選べない

ゲームシステム〇ギルドが楽しい

〇レベルが上がりやすい

×おつかい要素が多すぎる

×チュートリアルがサクサク進みすぎて何をしたらいいか覚えられない

×画面を放置して眺めるだけで楽しくない

×期待してたのにオープンワールドじゃない

操作性×オート機能が使いにくい

×操作が重い、カクカクする

バグ・不具合×サーバーが不安定で落ちる

×ログインできない

×チュートリアルが進まず、同じ場所をループする

その他〇チュートリアルに貰えるアバターが可愛い

〇起用している声優が豪華

×広告で流れてたiPhoneプレゼントが実際に貰えない

×課金要素が多すぎる

賛否両論はありますが、キャラクターやグラフィックが魅力なので、まずは不具合の改修をしていただければと思います。

過去にはタマモンワールドとキノコ伝説を比較した記事を執筆していますので、良かったらご覧下さい!

【タマモンワールド】キノコ伝説と東雲うみさんの共通点?マーケティング視点で比較!

ライター紹介

わをん
現役ゲームプランナー兼ライターをしています!
色々なゲームタイトル、ジャンルに触れていますが、本性はバカゲーマニアでポケモン廃人です!