はじめに
2021年11月、13~14日の2日間にわたって『A3! THIRD BLOOMING FESTIVAL(通称:ブルフェス)』が開催されました。
リベル・エンタテインメントから好評配信中のイケメン役者育成ゲーム『A3!』による、キャラクターを担当するキャストをメインとした、トーク中心の大型リアルイベントとなります。
1日目のみにはなってしまいますが、今回はブルフェス初参加の筆者が、個人的な主観を交えて感想を書いていこうと思います。
少しでも会場の雰囲気をお伝え出来ましたら幸いです。
また、トーク等の内容については触れませんが、パート構成などにおいて一部のネタバレを含みます。
- ブルフェスってどんなイベント?
- イベントの様子
- 個人的感想
この記事は10分ほどで読み終わりますので、ぜひ最後までお付き合いください!
『ブルフェス』とは
A3!には、原作ゲームによる大型リアルイベントだけに絞っても、3つの形態があります。
- BLOOMING FESTIVAL(ブルフェス)
- BLOOMING LIVE(ブルライ)
- BLOOMING CARNIVAL(ブルカニ)
まずはA3!をよく知らない方に向けて、これらの違いから紹介していきます。
ご存じの方は次の項目まで!
ブルフェス
2017年にFIRST、2018年にSECONDが開催され、今回三度目の開催を迎えたトークショー形式のイベントです。
主にメインキャストであるMANKAIカンパニーの劇団員らの声優による、トークや朗読劇、ミニゲームの組別対抗戦などで大いに盛り上がるイベントです。
ブルライ
名前の通り、音楽ライブ形式のイベントです。過去には2019年に開催されました。
また、今回のブルフェス2日目には、2022年4月の『ブルライ』開催決定も発表されました!今から期待が高まりますね。
ブルカニ
展示、アトラクション、ミニステージ、フードやグッズの販売などを総合したフェス形式のイベントです。
過去には2019年の夏真っ盛りに開催され、ステージの一部はネット配信も行われました。
私は現地に参加することがかないませんでしたが、配信越しに盛大な夏祭りのような賑やかな雰囲気を感じられました。
チケット
可愛い紙チケ!
今回のチケットは電子でなく紙!きゃにめによる販売でした。
私はありがたい事に先行抽選に当選。先行抽選シリアルつきの商品をクレジット決済で購入していたため、当落発表後、即座に同一カードよりチケット代が引き落とされました。
一方で送付先については対象商品の届け先ではなく、きゃにめアカウントの本人情報に登録された住所へ自動的に振り当てられていました。
転居等の後にきゃにめ自体の登録情報の住所を変更し忘れていると、困ったことになります。気を付けましょう。
また、コンパクトながらに何故か箱で届き(手渡しによって盗難などを防ぐため?)、中に茶封筒が入っており、その中にチケットが入れられていました。もちろん座席もチケットが届くまでお楽しみ状態です。
会場・ステージ
会場全体
今回の会場は大相撲で有名な両国国技館。
屋外にポスター掲出等は全くなく、待機列に目印としてささやかにキービジュアルが掲げられている程度でした。
内部はライブステージとして活用される際の典型的なパターンと同様、中央スペースの半分が『正』の向きのステージとなっており、残り半分がアリーナ席として利用されていました。
また、本公演は全ての席にイスが用意されており、升席やアリーナも着座しての鑑賞でした。
ステージ
ステージはキービジュアルと同様に黒とゴールドを基調としたレトロな雰囲気。
左右両脇に2段のひな壇がある形で、キャストそれぞれが春組・夏組・秋組・冬組に分かれて登壇していらっしゃいました。
座席
全体的に一階席は空席なく人が配置されており、二階席は余裕ある配置に感じました。
私は2階席の4列目でしたが、傾斜がしっかりついており、目の前が通路だったこともあって視界は開けていました。
表情までは肉眼で見られませんでしたが、双眼鏡等が無くてもステージの全体は見切れることなく見ることができるため、良い席で楽しめたと思います。
ステージ真裏はエンドステージ席として利用されており、ギリギリ見えないような東・西側奥は使用されていませんでした。
公演時間
17:00開演、19:25閉演の約二時間半でした。
感染症拡大防止のために観客が声を出せない都合、アンコールなどは全くありませんでした。
構成
開場前
開演前から会場ではアルバムのトレーラーや楽曲が流れており、着席済みの観客らがペンライトを振るなどして一体感のある雰囲気でした。
朗読劇①
楽曲『春夏秋冬☆BOOMING』に合わせてキャストが登場し、最初にブルフェスの準備をするキャラクターたちの様子を描いた朗読劇からスタート。
キャストの参加が叶わなかった雪白東(CV:柿原徹也)も、天の声のような形で劇中に登場。それに反応する他キャストのアドリブもあり、こらえきれない笑い声が会場中から聞こえました。
トーク
次に、ファンから事前に募集したアンケートをもとにして、キャラクターについて担当声優らが語るトークパート。
今までのメインストーリーやイベントストーリーをなぞらえながら印象深い場面や思い出、キャラクターの成長や変化についての話題が繰り広げられました。演者側から見たキャラクター観や想いが語られ、改めて劇団員たちの良さを再認識できる、あたたかいトークでした。
組別対抗戦
そして、ブルフェス恒例の『組別対抗戦』!
春組・夏組・秋組・冬組に分かれてミニゲームで競い合います。
今回も優勝した組には豪華景品が贈られるため、キャストの方々も張り切った様子!
内容はクイズとポーズ合わせゲームの二本立てでした。
クイズは、ブルフェス開催前に事前にキャストが回答したアンケートの内容を答えにしたもの。
私が参加したのはDay1だったため、Day2に登壇する各組指定キャストが問題に対しどう回答したかをDay1の同じ組のキャストが予想するという形式。
キャストには事前にこのアンケートがクイズにされると伝えられていなかったこともあってか、予想外な回答に振り回されるばかり!
……と思いきや、暖かいメッセージに感動する場面もあったりと、非常に濃い内容でした。
ポーズ合わせは、各組で1人の代表者とそれ以外に分かれ、お題に沿ったポーズ取ってを組内で合わせろ!というルールでした。
このコーナーは終始笑いが止まらず、まさにカオスと言った波乱の内容。ボケに続くボケやミラクルが連発し、こちらも違った意味で非常に濃いパートでした。
なお、この対決は2日間リレー方式で行われましたが、勝利したのは冬組!
キャストさんのTwitterのつぶやきから景品が確認できる方も居ますので、気になった方はチェックしてみてください。
ビデオメッセージ
雪代東役・柿原徹也さんによるサプライズのビデオメッセージです。こちらは2日目にも会場にて上映されました。
朗読劇②
最後はスペシャル朗読劇!
エチュードをテーマにした朗読劇を生で味わうことが出来ました。
かなり迫力があり、また内容もボリューミーであったため、これだけでも現地に参加する価値があったと感じる体験でした。
また、こちらの朗読劇にも、雪白東さん(柿原徹也さん)は天の声形式で参加していました。
現地物販
今回は昨今の感染症拡大の世情を鑑みてか、『NOLETS(ノーレッツ)』という予約システムを利用しての会場物販でした。
ノーレッツとは?
ポニーキャニオンが運営している、事前にウェブ上で決済を完了し、受取日・受け取り時刻を予約して、会場で商品を受け取ることが出来るシステムです。
当日でも購入できる!とのことでしたが、実際には開演前についでで受け取れるくらいの時間はすぐ予約がいっぱいになってしまっていました。
当日の朝には開演前の4枠は埋まり切っているおり、会場受け取りを利用するために入場前に一度会場へ向かわなくては行けないような状況でした。
また、利用にはアカウントを設定する必要もあり、面倒くささはあります。しかし、実際にずっと列に立って待つ必要が無いため、便利ではあると感じました。イベント物販が持つ特有のワクワク感は薄れますが、夏場など、これを利用するイベントが増えれば熱中症対策にもなるのではと感じます。
『ブルフェス』にペンライトは必要?
ライブではない『ブルフェス』に、ペンライトを持ち込むかどうかに迷う監督の方は非常に多かったかと思います。
私は今回、念のためと言うことで質素なキンブレを一本持参して参加しました。
ペンライトが私たちの『声』で『表情』だった
結論から言えば、少なくとも今回はペンライトは必須級アイテムでした。
以前のブルフェスであれば、観客は声と拍手で会場を盛り上げることが可能であり、笑い声も遠慮する必要もなかったことでしょう。
しかし、今回は声援が禁じられている以上、観客にできるのは拍手が精いっぱい。コール&レスポンスもなく、盛り上がった会場ではありつつも、どこか寂しさを感じるものでした。
ですので、代わりに振ったり色を変えたり等で表情を作ることができるペンライトは、一体感のある雰囲気づくりに大きく貢献しました。
『ブルフェス』でも、(特に感染症対策が敷かれている間、)ペンライトはかなり重要なアイテムではないかと思います。
見たところでは、会場の半数かそれより少し多い程度の人数がペンライトを使っていたように見受けられました。
とはいえ、こういったものの活用はもちろん任意ですので、静かにイベント鑑賞を楽しみたい方は、無理に持参する必要はありません。
さいごに
私の非常に個人的な感想
ゲーム自体はリリースからそう遠くない頃にはじめ、監督としては長い私ですが、こういったリアルイベントは初参加でした。
しかし、今回ご縁があり、先行抽選に当選したため参加させていただくことに……。
ボッチ参加だったこともあり、初の”現場”を楽しみにしながらも戦々恐々としていた私。
それも、開演前まででした。
朗読劇には確かに推しがいました。キャラから最も近い製作者である声優の方々から、直接生み出される場面に立ち会えたことに胸が躍りました。
トークには共感で頷きが止まらず、推しについて語られる場面では今までのストーリーを思い出し、感慨深さが胸に溢れました。
組別対抗戦ではキャスト視点からの意外な視点やキャラ観を知ることができ、笑いの中にA3!らしい暖かさが隠れていました。
感覚でいうと、超特大スペシャル公開生稽古といった感じ。その空気感を肌で感じられたことが嬉しいです。
実は、私は声優ファンではないためキャストメインのイベントを心から楽しめるのかとやや不安を感じていた部分もありました。
しかし、そんなものは杞憂に過ぎませんでした。
ブルフェスは、確実にすべてのA3!ファンの楽しめるイベントでした。生で見られて、本当によかった。
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