テツノツツミ、ハイドロポンプ不要説
ハイドロポンプとかいう技、テツノツツミにとっては相性補完も優れており、高火力であるため、非常に強力です。
相手に当たれば、の話ですが。
きっと、誰もが、重要な場面で「ハイドロポンプ」をはずして、声を荒げたことがあるかと思います。
そこで今回は、そんな命中不安定なハイドロポンプを採用しないテツノツツミの育成論をお届けしようと思います。
主な内容は下記のとおりです。
- 技をはずさないテツノツツミは強い
- 実はこおり技だけで十分
- ゆきパに組み込む
- ここからの内容は3分ほどでお読みいただけます。
テツノツツミの弱み
テツノツツミの弱み、それは前述したとおり、「ハイドロポンプ」が命中率80%であるため、必ずはずれることがあるということ。
それゆえ、ハイドロポンプを当てれば倒せるはずの相手に、のうのうと居座られるということを経験された方もいらっしゃるかと思います。
そんな弱みがなければ、テツノツツミはもっと強いのでは?そう考えた結果、考えたのが「ハイドロポンプ」を採用しないという方法。
では、ハイドロポンプを採用しないテツノツツミはどのように育成して、どのような技を採用するのか。
基本的には「こおり技」のみ採用していれば事足ります。
例えば「れいとうビーム」「フリーズドライ」
この2つの技だけで、「ほのお」「こおり」「はがね」以外のポケモンに等倍以上で攻撃することができるのです。
そう考えると、意外とハイドロポンプが必要ないと思えてきませんか。
- ハイドロポンプは命中率が80%であるため、必ずはずれるときが来る
- ハイドロポンプがはずれる読みで行動されることがある
- れいとうビームとフリーズドライで大体のタイプ相性補完が取れる
雪パとして使用することの強み
ハイドロポンプを採用しないテツノツツミは、雪パとして採用することをオススメします。
主な理由は2点。
天候が雪のとき、「ふぶき」が必中になること。
特攻が高いテツノツツミですが、もともと覚えられる技の火力が低いため、意外と火力が低いと感じる場面もあるかと思います。
そんな弱点を補うことができるのが「ふぶき」です。
そして、2点目に、自身の防御が上がること。
テツノツツミは特防こそ低いですが、防御はそこそこあります。
そこに、雪による防御1.5倍の効果が加わると、ウーラオスの「インファイト」すら乱数で受けきることができます。
物理耐久と火力を備えたテツノツツミ、弱いワケがありません。
- ハイドロポンプを採用しないテツノツツミは雪パとして活用しよう
- 天候が雪のとき、ふぶきが必中になる
- 天候が雪のとき、防御が1.5倍になる
育成論サンプル
タイプ | |||||
こおり | みず | ||||
特性 | |||||
クォークチャージ | |||||
性格 | |||||
おくびょう | |||||
道具 | |||||
こだわりメガネ | |||||
テラスタル | |||||
かくとう | |||||
種族値 | |||||
H56 A80 B114 C124 D60 S136 | |||||
努力値 | |||||
H12 ― ― C244 ― S252 | |||||
実数値 | |||||
H133 A90 B134 C175 D80 S206 | |||||
技候補 | |||||
物理技 | |||||
クイックターン | 相手のきあいのタスキ・がんじょう対策、様子見が主な用途。 | ||||
とんぼがえり | 相手のきあいのタスキ・がんじょう対策、様子見が主な用途。 「ちょすい」「よびみず」に対して強いのが「クイックターン」との区別化です。 | ||||
特殊技 | |||||
ふぶき | なぜ「ハイドロポンプ」はダメで「ふぶき」は良いのかと思われるかもしれませんが、ふぶきは天候が雪のときに必中となるので、アローラキュウコンと組ませての選出であれば採用の余地はあると思います。 | ||||
れいとうビーム | 命中安定の最高火力のこおり技です。 こだわりメガネを持たせることで、カイリューのマルチスケイルを貫通して倒すことができます。 | ||||
フリーズドライ | れいとうビームよりも火力は劣りますが、みずタイプに抜群を突けるため、攻撃範囲が広がります。 ラグラージ、テツノツツミなどが主な仮想敵です。 | ||||
テラバースト(かくとう) | パオジアン、バンギラス、暁ガチグマ(ノーマルテラスタル)などを確実に倒せます。 | ||||
テラバースト(はがね) | ハバタクカミのムーンフォースを耐えられるようになり、テラバーストで確定1発で倒せます。 |
調整内容
性格>パオジアンを抜けるように「おくびょう」にしていますが、「ひかえめ」でも良いと思います。その場合には最速ジャローダ抜き(実数値182)に調整します。
道具>テツノツツミは決して耐久があるポケモンではないので、倒される前に倒すことを念頭に火力を重視します。
テラスタル>パオジアン、バンギラス、ガチグマなどを確実にテラバーストで倒せるように「かくとう」にしています。「はがね」を採用した場合には、パオジアン、ハバタクカミなどに強くなります。
S>最速はハバタクカミ、パオジアンを抜くことができますが、ハバタクカミはブーストエナジーを持っていることが多く、特殊耐久が高いので、ほぼパオジアンを抜くためだけの最速です。
対策・弱点
ほのおタイプ
ハイドロポンプを採用しないため、当然ほのおタイプへの有効打はありません。
・・・と言ってもコータス程度の耐久力であれば、ごり押しすることはできますし、物理型相手ならある程度戦うことはできます。
ですが、特殊型のほのおタイプについては、だいもんじ、オーバーヒートのような高火力技は等倍でも耐えられないので、打ち合いするのも難しいかもしれません。
ハバタクカミ
ハバタクカミの多くはブーストエナジーを所持しているため、ハバタクカミまで対策するのであれば、テツノツツミにブーストエナジーを持たせておく必要があります。
しかし、特殊耐久が高いハバタクカミを特殊技で倒すには、「テラバースト」と「こだわりメガネ」が必須です。
たとえ、テラスタルを使用して、ハバタクカミのムーンフォースを受けきったとしても、特攻ダウンの追加効果が発生することを考えると使いづらいかもしれません。
タケルライコ
「じんらい」で確定1発で倒されます。
「こだいかっせい」が発動している場合には、等倍テスタスタルを使用しても確定1発です。
ニンフィア
特防が高く、受けとして優秀であり、ハイパーボイスで確定1発で倒すことができます。
ハッサム
バレットパンチ@こだわりハチマキ で確定2発です。
サーフゴー
ハイドロポンプがないことで、サーフゴーへの有効打はなくなります。
ラッキー・ハピナス
特防が高いラッキー・ハピナスの突破は困難です。
とつげきチョッキ
ある程度特防が高いポケモンに「とつげきチョッキ」を持たせれば、テツノツツミの技を受けきることができるでしょう。
ステルスロック
テツノツツミは物理耐久が高いので、物理型で相手にする場合には、ステルスロックでHPを削っておきたいところです。
本記事のまとめ
- ハイドロポンプがはずれて負けるのであれば、ハイドロポンプを採用しないのもひとつの手
- ハイドロポンプがないテツノツツミには、技がはずれないという安心感がある
- ハイドロポンプを採用しない場合は、本来勝てるはずのポケモンに勝てなくなるということ
ハイドロポンプやりゅうせいぐんのような高火力技は確かに強力で、私たちに勝利をもたらしてくれます。
ですが、いつかは技がはずれて負けるときがやってきます。
技火力を取るか、命中率を取るか。
ポケモン対戦では非常に大切な選択です。
しかし、そんな中でも火力もあり、命中率もある技を覚えられるポケモンも存在します。
そういったポケモンは、大抵強力ですね。
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