はじめに
全盛期ヒヒダルマの思い出
というわけで、今回はポケットモンスターブラック・ホワイト(ポケモンBW)で登場し、火力インフレを巻き起こしたヒヒダルマの全盛期の強さを紹介したいと思います
- 全盛期ヒヒダルマの育成論
- 全盛期ヒヒダルマの火力
- 全盛期ヒヒダルマの対策
全盛期ヒヒダルマの育成論
こだわりスカーフ型
ヒヒダルマの型で、もっとも多かったと思われるのがこのこだわりスカーフ型です。
当時の素早さの指標である130族、サンダース・ゲンガーやヒヒダルマよりも素早い低耐久ポケモンを上から一掃できることが採用の理由です。
こだわりハチマキ型
こだわりスカーフであれば受けられても、こだわりハチマキの場合は受けられない、ということもあります。
「どうせこだわりスカーフだろ」という思考を逆手に取った奇襲型です。
HB特化のラグラージ、ミロカロス、クレセリアですら受けきれない火力です。
全盛期ヒヒダルマの火力
あの全盛期クレセリアすら受けられない火力、一体どれほどのものだったのでしょうか。
いじっぱりA252ヒヒダルマのフレアドライブ(道具なし)でさまざまなポケモンを例にして計算してみました。
HB252特化クレセリア
43.6~51.5%(乱数2発)
無振りガブリアス
44.2~51.9%(乱数2発)
無振りサザンドラ
50.2~59.8%(確定2発)
無振りウルガモス
137.5~161.8%(確定1発)
無振りサメハダー
105.5~125.5%(確定1発)
- 耐久が並みのポケモンでも半減フレアドライブは受けられない
- 紙耐久の場合、半減フレアドライブで倒される可能性がある
火力アップの道具なしでこの火力です。
ここからさらに「いのちのたま」「こだわりハチマキ」「にほんばれ」で火力を強化できるのですが、この意味がわかりますか。
当時の環境で、フルパワーのヒヒダルマを受けられるポケモンは「ほとんどいない」ということです。
- いのちのたま、こだわりハチマキ、にほんばれ でさらに火力を強化できる
全盛期ヒヒダルマの対策
ウォッシュロトム
当時からウォッシュロトムは強み、この時代でも使用率上位で活躍していました。
H振りだけではフレアドライブを受けるのは厳しいですが、HB特化であればフレアドライブに対して受け出しできます。
ただし、命中不安の「ハイドロポンプ」を当てる必要があるので、場合によってはフレアドライブで押し切られます。
ウォッシュロトムは完全なヒヒダルマとは言えませんが、ほかにも、ガブリアス、砂パ、雨パなどに強く汎用性がありました。
雨パ・砂パ
雨パ・砂パはフレアドライブを半減で受けられるポケモンもいて、尚且つ「すいすい」「すなかき」により、こだわりスカーフを持ったヒヒダルマの上を取ることができたます。
ただし、雨パ・砂パ対策として晴れパのヒヒダルマというのも一定数存在しており、しばしば天候の取り合いになりました。
こだわりスカーフ
こだわりスカーフを持つヒヒダルマに対しては、ヒヒダルマよりも早いポケモンで上から攻撃してしまうことが一番です。
こだわりスカーフを持つポケモンとしては「サザンドラ」「ムクホーク」「ガブリアス」などが挙げられます。
カウンター
ヒヒダルマの行動パターンは2種類です。
- ①フレアドライブ
- ②とりあえずのとんぼがえり
変化技(補助技)を採用している型はほとんど見られなかったので、カウンターは有効な対策でした。
有利対面・不利対面関わらず様子見で「とんぼがえり」を選択してくることもあるので後続にカウンターが決まります。
いかく
火力があるとは言え、さすがに1度いかくでAを下げてしまえば、ヒヒダルマの攻撃でも受けられるようになります。
当時はギャラドスの数が多く、ギャラドス入りのパーティーに対しては動きづらかった印象があります。
まとめ:全盛期ヒヒダルマの思い出
ヒヒダルマがポケモンBWで活躍できた理由はここにあります。
- こだわりスカーフを持つことでほとんどのポケモンの上を取ることができた
- 耐久型のポケモンでもフレアドライブでゴリ押しすることができた
- 天候継続ターンが永続だった
その後、ポケモンXYが発売され、メガシンカによりさらなる火力・耐久のインフレ、ファイアローの登場、高耐久ポケモンの増加、天候の弱体化 などの要因により、ヒヒダルマは徐々にその姿を消すのでした。
ライター紹介
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