はじめに
ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナで登場したロトム、今でこそあらゆるポケモンの対策や受けとして活躍していますが、これまでのポケモン作品ではどのようなロトムの歴史があったのでしょうか。
今回はそんなロトムのフォルムチェンジについて簡単に紹介いたします。
※ポケットモンスターソード・シールド(ポケモン剣盾)までの情報が中心となります。
- ロトムのフォルムチェンジ一覧とこれまでの活躍に関して
今回の記事は5分ほどでお読みいただけるので、宜しければ最後まで目を通してみてください。
ロトム(基本)
ポケモン | 解説 |
ロトムと言えばフォルムチェンジであり、それぞれがさまざまな型でこれまでの時代を活躍してきましたが、この基本形のロトムも決して弱いわけではありません。 種族値こそ、フォルムチェンジロトムと比べて劣りますが、すばやさを高さ、耐性の多さは非常に優秀です。 対戦ではあまり見かけることはありませんでしたが、「おにび」「でんじは」「いたみわけ」「トリック」を生かした補助的な役割として活躍することが多く見られました。 |
ヒートロトム
ポケモン | 解説 |
じめん4倍弱点を持ちながら、特性ふゆうによりそれを無効化できる点、そして、数多くの耐性を持つ点が強力なヒートロトム。 ポケモン剣盾では対戦環境に見合っていることもあり、ロトムの中ではウォッシュロトムと並び1位を争う使用率となっています。 何より、あのザシアンに強いことが躍進の理由です。 |
ウォッシュロトム
ポケモン | 解説 |
第5世代でフォルムチェンジロトムのタイプが変更になってから1番対戦で使用されたのが、恐らくこのウォッシュロトムです。 優秀な防御耐性、相性補完の取れた攻撃面により第5世代では全盛期の砂パ対策として、それ以降は物理受けやアタッカーとして末永く環境の上位で活躍しました。 現在のポケモンSVでは環境上位のキョジオーン対策をはじめとし、ラウドボーン、ヘイラッシャ、カバルドンなどにもある程度有利に立ち回ることができることから、今作でも使用率上位ポケモンとして多くの方に愛されています。 どのロトムにも言えることですが、ウォッシュロトム専用の「ハイドロポンプ」の命中率が低いことが玉に瑕です。
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カットロトム
ポケモン | 解説 |
くさタイプで、もともとじめん技を半減で受けられるので特性ふゆうがもったいなさを感じるのがこのカットロトム。 とくこうが2段階下がる「リーフストーム」には若干の使いにくさを感じられることもありますが、ねむりごなやキノコのほうし対策ができる唯一のロトムです。 ウォッシュロトム、ヒートロトムとクラベルとその使用率は落ちますが、第9世代では、唯一キョジオーンのしおづけのダメージを抑えつつ、抜群を突くことができるフォルムであるので、これからの活躍が期待されます。
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フロストロトム
ポケモン | 解説 |
でんき技を無効化するじめんタイプに抜群を取れるこおりタイプのロトムです。 相性補完完璧のこのフォルム、弱いワケがないのだ! そう言いたいのですが、現実は非情である。 ほかのフォルムと異なり圧倒的に弱いのがアイデンティティでもある「ふぶき」、ご存知のとおり命中率が70%しかないので、肝心な場面で技が当たらないのです。 そのため、必中となるZワザやダイマックスがない時代には本来有利であるじめんタイプやガブリアスに負けることすらあったという事実。 それゆえ、命中安定の「めざめるパワー氷」が採用されることも実はありました。 |
スピンロトム
ポケモン | 解説 |
もう記憶の彼方に忘れ去られているかもしれませんが、実はポケモン剣盾の対戦環境初期は、あのウォッシュロトムやヒートロトムを抜きん出て活躍していた時期があったのです。 ダイジェットが強いことは周知の事実、そのダイジェットとポケモン剣盾で新たに習得した「わるだくみ」を生かしたアタッカーとして猛威を振るいました。 その後、環境の変化とともにひっそりとその姿を消し、ザシアンの登場により最終的にはウォッシュロトムとヒートロトムに取って代わられました。 ちなみに、スピンロトムはフォルムチェンジロトムの中で唯一命中率がほぼ安定の「エアスラッシュ」を覚えることができますが、ぼうふうを望む声もなくはありません。 |
まとめ
- すべてのロトムの基礎であり、すばやさで差別化できる基本のロトム
- ポケモン剣盾では、ザシアン対策としても名乗りを上げたヒートロトム
- 受けからアタッカーまでこなすウォッシュロトム
- ポケモンSVではキョジオーン対策としての活躍が期待されるカットロトム
- ふぶきの命中率が致命的なフロストロトム
- ダイマックスとの相性が抜群のスピンロトム
世代と対戦環境が変わっても変わらぬ活躍を見せてくれるロトム。
家電製品が一家に一台であるように、ロトムもパーティーに1匹、なのかもしれませんね。
ライター紹介
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