【雀魂】役の覚え方と点数計算のキホン!

麻雀は覚えることが多い……

麻雀は役が成立しないと和了できません。

しかし、雀魂の段位戦で採用されている役の数は、40以上あります。

そして、点数の把握は役を覚えていないとできないうえ、符計算と併せて複雑になっています。

全ての役や点数計算を覚えなくとも、雀魂で麻雀を楽しむことはできますが、覚えていた方がより楽しむことができます!

今回は、段位戦で採用されている役を覚えやすく紹介し、点数計算の基本を説明していきます!

  1. 役の成立の仕方は3種類
  2. 役は「何を揃えるか」で覚える
  3. 点数は符と飜で決まる
  4. 30符と40符の点数表だけ覚えよう

この記事は、5分ほどで読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!

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麻雀のルールの確認の仕方や最初に覚えておくべきことは、次の記事に書かれています。

【雀魂】初心者必見!銅の間での立ち回り

役はどんな時に成立する?

ざっくり次のどれかをすれば、役は成立します。

  • 縛りを設ける(立直)
  • 特別な和了をする
  • 何かで揃える

このうち、立直のほかに特に覚えておきたいのが、「何かで揃える」ことで成立する役です。

何で揃えるか、というと「特定の牌・色(種類)・並び・形・数」で揃えます。

それぞれ典型的なのが、役牌、清一色、一盃口、対々和、一気通貫といった役ですね。

役の確認は、雀魂アプリ内で、「役種一覧」で可能です。

今回はその役種一覧に則って、共通項の多いものでまとめて、覚えやすく紹介していこうと思います。

立直(リーチ)系

立直は、聴牌を宣言することです。

  • 条件:門前清の状態での聴牌(山の残り牌4以上)

※門前清(メンゼンチン)→自分が一度も鳴いていない状態、略して「門前」

※鳴き→アンカンを除くポン・チー・カン

※聴牌(テンパイ)→あと1牌揃えば和了できる状態

誰の鳴きもなく第1打で立直すれば「ダブル立直」、それ以外の立直は「立直」として扱われます(「」内は役の呼称)。

いずれにせよ、次の縛りをかけて役を成立させる、というものです。

  • 他家に聴牌を宣言する
  • 1000点支払う
  • 立直時の聴牌の形を変えない
  • フリテンは解消されない

立直は、日本式麻雀の大きな特徴で、日本式麻雀のことを「リーチ麻雀」と呼ぶことが多いです。

ダブル立直

  • 条件:鳴きなしで、第1打で立直

「ダブル立直」以外の立直で成立する役が「立直」なので、「立直」と「ダブル立直」の役は重複しません

立直(リーチ)

「ダブル立直」が成立しない立直の場合に、この役が成立します。

一発

  • 立直後、鳴きなしで、次の自分の打牌前に和了

「打牌前」なので、自分の手番でツモった場合も成立します。

特別なアガリ方だから役がつく、と考えて良いです。

特別なアガリ方⇒役

和了の仕方が特別であれば、役が成立します。

全部で、8種あります。

雀魂では、和了できる時は表示が出るので、これらの役を覚えていなくて見逃す、ということはありません。

したがって、慌てて覚える必要はないです。

ざっくりいえば、次のいずれかの条件で和了すれば役が成立します。

  • 誰の鳴きもなしで、最初の手番で和了(天和・地和)
  • 立直後、誰の鳴きもなく、すぐに和了(一発)
  • 門前清でのツモ和了
  • カン成立直後に和了(嶺上開花・搶槓)
  • 最後のツモ牌・捨て牌で和了(ハイテイ・ホウテイ)

天和(テンホー)

  • 条件:親が、最初の手番で和了

地和(チーホー)

  • 子が、誰の鳴きもなしで、最初の手番でツモ和了

ツモのみ有効です。

最初の手番までにロン和了しても役はつきません。

※ローカル役には、「人和(レンホー)」という役があります

一発

  • 立直後、鳴きなしで、次の自分の打牌前に和了

門前清自摸和(ツモ/メンゼンチンツモホー)

  • 門前清でツモ和了

※門前清(メンゼンチン)→自分が一度も鳴いていない状態

※鳴き→アンカンを除くポン・チー・カン

嶺上開花(リンシャン/リンシャンカイホウ/リンシャンツモ)

  • 嶺上牌でツモ和了

嶺上牌(リンシャンパイ)→カンの成立後に取得する牌

搶槓(チャンカン)

  • 他家が加槓を宣言した牌でロン和了

加槓→ポンした刻子に牌を加えて槓子にすること

唯一、捨て牌以外でロン和了できる役です。

原則加槓のみです。

ただし、雀魂のルールでは、国士無双は例外的に暗槓にもできます。

海底撈月(ハイテイ/ハイテイラオユエ/ハイテイツモ)

  • 最後のツモ牌でツモ和了

河底撈魚(ホウテイ/ホウテイラオユイ/ホウテイロン)

  • 最後の捨て牌でロン和了

特定の牌で揃える:役牌(1面子)

字牌は、風牌三元牌に分けられます。

風牌は「東南西北(トン・ナン・シャー・ペー)」、三元牌は「白發中(ハク・ハツ・チュン)」です。

場風と同じ風牌、自風と同じ風牌、三元牌の刻子をどれか1組でも作って和了すれば、役が成立します。

自風牌

  • 自家と同じ風牌の刻子(槓子)を入れて和了

場風牌

  • 場と同じ風牌の刻子(槓子)を入れて和了

東風場で東家だった時、「東」で刻子を作れば、自風牌、場風牌いずれも成立します。

三元牌

  • 三元牌のいずれかの刻子(槓子)を入れて和了

特定の牌で揃える:字牌(風牌・三元牌)系

字牌は、風牌三元牌に分けられます。

風牌は「東南西北(トン・ナン・シャー・ペー)」、三元牌は「白發中(ハク・ハツ・チュン)」です。

字一色(ツーイーソー)

  • 字牌のみを使って和了

対子を7組字牌のみで作った場合も成立します(※)。

※ローカル役では「大七星」というダブル役満です。

大四喜(ダイスーシー)

  • 風牌全4種を刻子(槓子)にして和了

雀頭に制限はありません。

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

小四喜(ショースーシー)

  • 風牌3種を刻子(槓子)、残りの風牌1種を雀頭にして和了

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

大三元

  • 三元牌全3種を刻子(槓子)にして和了

小三元

  • 三元牌2種を刻子(槓子)、残りの三元牌1種を雀頭にして和了

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

特定の牌で揃える:老頭・幺九系

画像はチュートリアルの4ページ。

数牌の1と9を老頭牌と呼びます。

そして、老頭牌と字牌をあわせて「幺九牌(ヤオチューハイ)」と言います(画像上)。

幺九牌を全て揃えれば、かの有名な「国士無双」となります。

この国士無双を除いて、幺九牌というグループでは、老頭牌を中心に役が決められています。

字牌が含まれると「混~」となり、含まれない場合よりも安い役になります。

(そのぶん作りやすい役なので積極的に狙ってみましょう)

また、幺九牌を一切使わずに和了すれば、「断幺九(タンヤオ)」が成立します(画像下)。

国士無双

  • 幺九牌すべてを揃え、うち1種を雀頭(対子)として和了

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

国士無双十三面待ち

  • 国士無双を十三面待ちで和了

どの幺九牌でも和了できる状態が、十三面待ちです。

つまり、聴牌時に幺九牌が全て揃っていれば、十三面待ちです。

清老頭(チンロートー)

  • 老頭牌のみを使って和了

混老頭(ホンロートー)

  • 幺九牌(老頭牌と字牌)のみを使って和了

純全帯幺九(ジュンチャン/ジュンチャンタイヤオチュー)

  • 4面子1雀頭の全てに老頭牌を含めて和了

※面子→順子・刻子・槓子のいずれかのこと

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

混全帯幺九(チャンタ/ホンチャンタイヤオチュー)

  • 4面子1雀頭の全てに幺九牌(老頭牌と字牌)を含めて和了

※面子→順子・刻子・槓子のいずれかのこと

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

断幺九(タンヤオ/タンヤオチュー)

  • 幺九牌を使わずに和了

流し満貫

流局時に自分の捨て牌がすべて幺九牌で、他家に1枚もポン・チー・カンをされなかった場合に成立します。

色(種類)で揃える:一色系

基本的に、萬子、索子、筒子、字牌のどれかだけを使って和了すれば「〇一色」という役がつきます。

ここでの「色」は、「種類」という意味です(中国語由来)。

数牌(萬子、索子、筒子)のどれか1種に字牌が混じると、「混一色(ホンイツ)」になります。

清一色(チンイツ/チンイーソー)

  • 数牌(萬子・索子、筒子)1種のみを使って和了

九蓮宝燈(チューレンポートー)

  • 同種の数牌で「111234567899+X」の形を作って和了

特殊な形の清一色。

純正九蓮宝燈

  • 九蓮宝燈を九面待ちで和了

1~9全ての牌を待ち牌にした聴牌から和了した九蓮宝燈のこと。

雀魂では、通常の九蓮宝燈は役満、九面待ちはダブル役満として扱われています。

字一色(ツーイーソー)

  • 字牌のみを使って和了

混一色(ホンイツ/ホンイーソー)

  • 数牌(萬子・索子、筒子)1種と字牌のみを使って和了

緑一色(リューイーソー)

  • 緑一色の牌のみで和了

並びで揃える:三色系

同じ数字並びの面子を3色(萬子・索子・筒子)全てで揃えると、役が成立します。

※面子→順子・刻子・槓子のいずれかのこと

刻子で揃えれば「三色同刻」、順子で揃えれば「三色同順」です。

余談ですが、順子を揃えるより、刻子を揃える方が難しく、三色同刻の確率は、三色同順の確率より圧倒的に低いです。

三色同順と三色同刻は、同じ2飜で、似た役ですが、作りやすさには大きな差があります。

三色同刻(サンショクドーコー)

  • 数牌(萬子・索子・筒子)全種で、同じ数字の刻子(槓子)を作って和了

三色同順

  • 数牌(萬子・索子・筒子)全種で、同じ並びの順子を作って和了

並びで揃える:一盃口・二盃口

同じ順子を2つ作れば「一盃口」となります。

「一色同順」という別名もあります。

一盃口が2つあれば「二盃口」となります。

いずれも門前清の場合のみ成立する役であることに注意しましょう。

一盃口(イーペーコー)

  • 同じ順子を2つ作って和了

二盃口(リャンペーコー)

  • 門前清で一盃口を2種作って和了

形で揃える

対子だけで揃えれば七対子(チートイ)、刻子×4+対子で揃えれば対々和(トイトイ)など、決まった形を揃えれば役が成立します。

刻子は、特に暗刻で揃えることで成立する役(三暗刻、四暗刻)もあります。

※暗刻→他家の牌を使わずに揃えた刻子のこと

七対子(チートイ/チートイツ)

  • 異なる対子を7組揃えて和了

麻雀の和了形は基本「4面子1雀頭」ですが、対子を7組揃えることでも和了できます。

※面子→順子・刻子・槓子のいずれかのこと

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

対子を7組揃えるという役の性質上、鳴きがあり得ないので、門前清の場合しか成立しません。

対々和(トイトイ/トイトイホー)

  • 刻子(槓子)を4つ作って和了

四暗刻(スーアンコウ)

  • 暗刻を4つ作って和了(単騎待ち以外)

※暗刻→他家の牌を使わずに揃えた刻子のこと

ロンで4つ目の刻子を揃えると暗刻の条件が満たされないので、単騎待ち以外は、ツモ和了でのみ成立可能な役です。

四暗刻単騎

  • 四暗刻を単騎待ちで和了

暗刻を4つ作った状態での聴牌が単騎待ちとなります。

三暗刻(サンアンコー)

  • 暗刻を3つ作って和了

※暗刻→他家の牌を使わずに揃えた刻子のこと

暗刻で4面子揃えなければならない四暗刻と異なり、門前清でなくても成立します。

※面子→順子・刻子・槓子のいずれかのこと、4面子1雀頭が基本的な和了の形

三槓子(サンカンツ)

  • 槓子を3つ作って和了

複数人で合計4回のカンが行われると流局となります(四槓散了)。

三槓子は2飜の役ですが、成立させるのは非常に困難です。

四槓子(スーカンツ)

  • 槓子を4つ作って和了

三槓子以上に成立させるのが困難な役です。

成立させれば、役満となります。

数で揃える

同種の数牌1~9を全て集める条件を持つ役があります。

一気通貫

  • 同種の数牌で123・456・789の順子を作って和了

九蓮宝燈(チューレンポートー)

  • 同種の数牌で「111234567899+X」の形を作って和了

純正九蓮宝燈

  • 九蓮宝燈を九面待ちで和了

1~9全ての牌を待ち牌にした聴牌から和了した九蓮宝燈のこと。

雀魂では、通常の九蓮宝燈は役満、九面待ちはダブル役満として扱われています。

符のつかない和了:平和(ピンフ)

  • 門前清、順子4組、役牌以外の雀頭、両面待ちで和了

※面子→順子・刻子・槓子のいずれかのこと

※雀頭→和了するのに必要な対子1つのことで、「あたま」とも呼ばれる

※両面待ち→数の連続した牌(塔子)の両端が待ち牌であること(例:3と4の数牌があり2と5どちらでも和了できる状態)

この役は、符がつかないことに意味があります。

流局の種類

流局は、誰も和了することなく局が終了することです。

流局の種類は全部で4種類あります。

四風連打(スーフーレンダ)

  • 誰の鳴きも入らないで全プレイヤーが第1打で同じ風牌を捨てる

四槓散了(スーカンナガレ/スーカンサンラ)

  • 複数人がカンを計4回行う

三槓子・四槓子の阻止に使うことができます。

九種九牌

  • 誰の鳴きもなく、最初の手番で手牌の幺九牌が9種以上ある

九種九牌は、流局するかしないかを選べます。

四家立直(スーチャリーチ)

  • 全プレイヤーが立直

点数計算の基本

点数は、符と飜で決まります。

たとえば、↑画像では30符の4飜で7700点とあります(子の場合の点数)。

「〇符△飜」である場合、次の計算式の結果に、十の位を切り上げた数が獲得点数になります。

  • 子→16×〇×(2の△乗)
  • 親→(子の式)×1.5

画像のような「子の30符4飜」は、「16×30×(2の4乗)」で7680、切り上げて7700点となるわけです。

ただし、プレイ中にこの計算をしている場合ではありません。

点数は頻出する形と一緒に覚えてしまう方が、実践では役に立つでしょう。

今回は、細かい条件の解説はせず、最初にざっくり覚えておくべきことのみ紹介したいと思います。

飜と符

  • 飜は、役の飜数+ドラ数
  • 符は、基本20符+アガリ方+面子+雀頭+待ち方

見ての通り、符の方が要素が多く面倒です。

雀魂の「役種一覧」には、飜ごとに役が紹介されているので、役の飜はそちらで確認してください。

飜は、和了時に内訳も表示されるので、親しみやすいですよね。

一方で、符については、雀魂アプリ内での説明が一切ありません。

それだけ符は面倒ということです。

ちなみに、先の画像の符の内訳は次の通りです。

基本20符+鳴きロン0符+(明刻2符×2組+幺九牌明刻4符)+雀頭0符+シャンポン待ち0符

この計算結果は28符ですが、端数は切り上げになり、30符となります。

30符と40符の点数だけ覚える(ざっくり)

大体の場合は、30符か40符で、以下ような傾向があると思ってください。

  • 平和(ピンフ)or 鳴きあり→30符
  • 平和(ピンフ)以外の門前清→40符

先のようなきっちりした計算を省いているので、あくまで傾向の話です。

実際には、この例に漏れるものは結構あります。

たとえば、平和(ピンフ)のツモ和了は一律20符、「七対子(チートイ)」での和了は一律25符だったりします。

(つまり、最初に書いた30符となる平和はロン和了の場合となります)

ただ、最初は頻発する符である、30符と40符の点数のみ覚えましょう。

30符
1飜10001500
2飜20002900
3飜39005800
4飜770011600
40符
1飜13002000
2飜26003900
3飜52007700
4飜満貫(8000)満貫(12000)

どの符の点数を覚えるにしても、4飜を越えて細かく覚える必要はなくなります。

それについては、次の項で説明します。

一律の点数

麻雀を全く知らなくとも、「満貫(マンガン)」や「役満」といった言葉を聞いたことのある人は多いと思います。

これらは、一律で決まっている点数のことを指します。

実は、5飜以上は必ず満貫以上となり、飜数のみで点数が決まっているのです。

(これは、大きな点数増加を防ぐための制約で、この制約なしでプレイすることを「青天井」と言います。)

満貫を基準とすると、跳満は1.5倍、倍満や三倍満は文字通り2倍、3倍で、役満は4倍です。

この場合も、親の点数は子の1.5倍です。

具体的な点数は、以下の通り。

満貫(4 or 5飜)800012000
跳満(6,7飜)1200018000
倍満(8,9,10飜)1600024000
三倍満(11,12飜)2400036000
役満(13飜~)3600048000

ちなみに、ダブル役満は、役満の倍の点数となります。

さいごに

以上、役の覚え方と点数計算の基本について、説明していきました。

最初から覚えなくても麻雀は打てますが、徐々に覚えていくようにすると、戦略の幅が広がり、より楽しめるようになると思います!

ライター紹介

こつぶ
ポケモンスリープが大好きです。界隈をもっと盛り上げたいなと思っております。好きなポケモンはタマザラシとブラッキーです。アイコンの猫は自作。