○「探偵撲滅」とは
2021年5月27日に日本一ソフトウェアより発売されたゲーム「探偵撲滅」。
14人の個性豊かな探偵たちが連続殺人鬼「八つ裂き公」と対決する、探偵シミュレーションアドベンチャーだ。
探偵に憧れる平凡な男子高生・北條和都。
ある夜「老師探偵」なる人物に出会った彼は、彼の導きにより絶海の孤島「モルグ島」へとたどり着く。
そこには国中を混乱に陥れた連続殺人鬼・「八つ裂き公」の凶行を止めるため、探偵集団「探偵同盟」に所属する14人の探偵たちが集結していたが、その島でも凄惨な殺人事件が起こっており…
といったストーリーの本作。
一番の目玉はやはり戦闘シミュレーションをノベルゲームに組み込んだ、ユニークな作りだろう。
とはいえこのゲーム、かなり人を選ぶだろう。
特に「本格ミステリ」が大好きな方や細かいことが気になる方にはオススメできない…かもしれない。
なぜならこのゲーム、超展開の嵐なのである。
○駄作?
まずプレイを始めて第1章の時点で、言い知れない違和感を感じる。
モタモタとした演出。
安っぽい効果音。
使い回しの背景画。
もしかしてこのゲーム…面白くないのでは?
不安を抱えたまま第2章に入ると、今度は怒涛の急展開が待ち構えている。
謎の光を発見した主人公たちはその正体を探るべく調査を始めるが、そこに現れたのは、何と謎のロボット。
犠牲を出しつつも何とか逃げ切った主人公たちだが、今度はロボットの凶刃に倒れたはずの仲間が幽霊になって舞い戻り、その影響か主人公には「未来の死を予知する」異能に目覚めてしまう。
もうこの時点で何が何だかわからないよ、と目を点にしていた私。
おそらくこのあたりで、論理的に謎を解きたい、純粋なミステリを求めている人は振り落とされるのではないだろうか…。
○第2章半ばから面白さが加速!
しかし第2章の中盤、第2の殺人が起こるところから、今までの評価が急速に覆っていく。
仲間が殺されても気丈に振る舞う探偵たち。
時には慰め合い、時には叱咤し合い。
彼らはどんな絶望的な状況でも強い意志をもって前に進もうとする。
シナリオ中に散りばめられた彼らのエピソードが、探偵たちの活躍をより魅力的に際立たせてくれる。
そんなキャラクターの「良さ」が第2章の半ばから爆発するのだ。
作中の探偵たちは、主人公を除き、皆個性的だ。
中には「魔界探偵」やら「武装探偵」やら一見してふざけているような奇抜なスタイルの探偵すらいる。
しかし彼らにも過去があり、挫折や悲劇を味わい、そして今のスタイルが形成されているのだと明確に分かるエピソードが用意されている。それぞれに譲れない信念があるのである。一見偏屈でまとまりのないように見える彼らは、だからこそ互いに信頼し、時に衝突する。
それは作中「ヒール」として周囲を引っ掻き回している「外道探偵」も例外ではない。
どんな危機的状況でも仲間を生かすこと、生き延びることを第一に考え、罪を犯してしまった「仲間」に、それでも生きていて欲しいと手を伸ばす。
不思議なことに、物語を追えば追うほどに「いけ好かないキャラクター」ですらも「好き」になってしまうのだ。
しかし「探偵撲滅」の良さはキャラクター力だけではない。
探偵たちの拠点にしていた洋館に充満する毒ガス、避難した地下通路にまたもや襲いかかってくる例の凶悪なロボット、そして研究棟で見つけた「北條和都 死亡」の記録…。
謎が謎を呼ぶ展開は、やはりミステリらしくプレイヤーをワクワクさせてくれる。
○捜査パートが面白い!
更にこの作品の目玉であろう「捜査パート」がとにかく面白い!
戦略シミュレーションやシミュレーションRPGを好む人は特に受け入れやすいだろうが、そうでない人も大丈夫。チュートリアルで覚えることが多く感じられ、序盤はややこしく感じる人もいるかと思うが、遊んでいるうちに自然と覚えるだろう。
というのもこの捜査パート、章を追うごとに突然罠が出現したり、妨害者が現れたり、そもそも妨害者が目に見えなかったりと、徐々に難易度が高くなっていく。
更に盤上のキャラクターには自分で操作できないものもいる。
操作できないキャラクターであっても死亡すればゲームオーバーになるため、非常に頭を使うし、後半になるほどやり直す回数が増えていくのだ。
しかもこの捜査パート、制限ターン数が設定されているので、かなり緊張感のある捜査が楽しめる。
自由度の高い戦略を楽しむ、というよりは、いかに効率よく指示を出していくかというパズル的な面白さのほうが強いように思う。
また、この捜査パートでは「オマケ要素」も楽しめるようになっている。
画像右上の赤い印のところを「調査」すれば、「探偵撲滅」世界の用語や各探偵の関わった事件の簡単な記録が追加される。
また、青いマークのある場所(残留思念)主人公が「調査」することで、探偵たちのちょっとしたエピソードを垣間見ることもできる。
この青いマーク「残留思念」は2周目にしか出現しないものもある。
クリア後は各章の「最初から」と「捜査パートから」で選べるので全回収を目指してもいいのでは?
ちなみに私の総プレイ時間は約16時間。
最近長いゲームする気力が異様になくなってきちゃったのよね~という方にはオススメだ。
【イチ推し】世界中で大人気の本格RPG!
奥深い戦術性が中毒性バツグンの爽快コマンドバトルの傑作!

月に10本以上のゲームをプレイしている編集部が【おすすめのゲーム】をご紹介するコーナーです!
「Raid: Shadow Legends」は、基本プレイ無料の王道ターン制アクションRPG。
なんと、ストーリーを手掛けたのは全米脚本家組合主催の賞にノミネートされ「アサシン クリード シンジケート」を制作した Paul C.R. Monk 氏。
また声優陣も「Mass Effect」「ウィッチャー3」などで活躍するベテラン海外声優陣が担当!

300以上のプレイアブルキャラクターが登場し、それぞれスキルや属性、装備品などの組み合わせ方により全く違った戦闘スタイルへと変化できるのが特徴です。
そんな奥深いストーリーと育成要素、そして戦略的なコマンドバトルが見事に融合して生まれた本作。
課金要素もありますが、もちろん無料でも十分楽しめます!(私は無料派)
レビューも驚異の4.5(5.0満点)! 編集部もみんなでハマってます!
注※ PCからアクセスしてください。スマホからではページが開きません。
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RAID: Shadow Legends 公式サイトレビューのご紹介



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RAID: Shadow Legends 公式サイト美麗なキャラ達で彩られる重厚な世界感

魅力的なキャラクターと重厚な世界観を美麗なグラフィックで表現した「Raid」。
ゲームを始めた直後から、無料ゲームとは思えないほど大迫力の演出が目白押しです!
ストーリー面については、少しダークなファンタジーで重厚な印象。
ただし、キャラクターが冗談を言いながら戦う姿は、アメコミのようなちょうど良い温度感のストーリー展開が私の好み!
しかも、ストーリーを手掛けたのは全米脚本家組合主催の賞にノミネートされ「アサシン クリード シンジケート」を制作した Paul C.R. Monk 氏。
(どんどん沼っていく理由が分かりました…)
注※ PCからアクセスしてください。スマホからではページが開きません。
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RAID: Shadow Legends 公式サイト戦略性のある中毒性があるバトル!

何も考えずにクリアできる最近のゲームはつまらないと思っている方は必見!
戦闘はゲージが貯まった人から行動できるターン制バトルですが、よくある一般的なものではありません。
編集部のAさんは当初、適当にチームを編成してクエストに突撃したら、まさかの全滅!笑
戦闘で重要なのは、「属性」と「バフ・デバフ」の相性です。
クエストで出現する敵の情報を見て、有利属性、デバフやバフの組み合わせを考えながらチームを編成してきます。
また、自分の好きなように育てることもできる「育成」も戦略上、とても大事な要素になってきます。
そんな戦略性のあるバトルにとにかくハマること必至。
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RAID: Shadow Legends 公式サイト遊び尽くせないほどの豊富なコンテンツ

Raidは、「豊富なコンテンツ」が魅力のゲームです。
主なコンテンツは、この6つ!
- ゲームのメインコンテンツ「キャンペーン」
- 強化素材集めにピッタリ「ダンジョン」
- 激しいクリプト争奪戦「ファクションウォー」
- ライダルに打ち勝て「アリーナ」
- 皆で強大なボスに挑む「クランボス」
- 報酬を目指して駆け上がれ「ドゥームタワー」
特に、メインである「キャンペーン」のストーリー数だけでも、かなりの歯ごたえ。
編集部の私も、会社帰りや寝る前に毎日プレイしていますが、未だに飽きがきません。
無料ゲームで、ここまでコンテンツ量が多いのはかなり珍しいと言えるデキ。
1つのゲームをじっくりプレイしたい方には「間違いなしの作品」です!
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RAID: Shadow Legends 公式サイトライター紹介
- 成人してからゲームにハマったアラフォー。
シミュレーション、RPG、パズルゲームが好きです。
ソーシャルゲームよりもコンシューマーゲーム派。
新作ゲームのチェックを日々の癒しにしています。
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