【九龍妖魔學園紀】学園生活ADV+遺跡探索RPG!名作ジュヴナイルゲーム

九龍妖魔學園紀ってどんなゲーム?

九龍妖魔學園紀は、2004年にPS2で発売されたゲームです。

2020年6月にSwitch、2022年3月にPS4でリメイク版が発売されました。

《宝探し屋(トレジャーハンター)》である主人公が、東京新宿の高校に学生として潜入しながら、謎の地下遺跡を探索する物語。

学校という身近な場所と、古代遺跡という非日常が楽しめる、学園伝奇ジュヴナイルの名作です。

まだプレイされていない方に、その魅力を簡単にご紹介したいと思います!

  1. 昼は学校生活、夜は武器を手に遺跡探索
  2. 主人公の性格はプレイヤー次第、会話は「感情入力」で!
  3. 同行者「バディ」が主人公をサポートしてくれる!
  4. やり込めるクエストや、おまけのレトロゲーも!

この記事は5分で読み終わりますので、気軽に読んでいってください!

学校で様々なイベントが起こる昼パート

舞台は東京新宿の全寮制高校、「天香學園(かみよしがくえん)」です。

主人公は《宝探し屋》という正体を隠して、9月の終わりに、この学校に転校してきます。

寮の裏手に「墓地」があったり、「生徒会」が権力を持っていたり、行方不明者が多かったり、どこか普通の学校ではない天香學園。

「呪われた學園」といわれる、その秘密とはいったい何なのでしょうか。

ゲームはADV形式で、会話を中心に進んでゆきます。

學園に伝わる九つの怪談

天香學園には、九つの怪談があるといわれています。

誰もいない音楽室から、ピアノの音が聞こえる「一番目のピアノ」

真夜中、部屋の窓から二つの目が覗いているという「二番目の光る目」

それらの怪談になぞらえたかのように、事件は次々と起こります。

主人公はそんな中、同級生たちと交流しながら、學園内に隠された《秘宝》を探すことになります。

感情入力システムとは?

主人公は言葉ではなく、「感情」で受け答えをします。

相手との会話の中で、感情入力盤が表示されたら、主人公の今の気持ちを選びましょう。

選択肢は、【愛】【喜】【燃】【友】【怒】【寒】【悲】【憂】です。

【友】で明るく元気に同意してもよし、【寒】でクールにあしらってもよし。

プレイヤー自身を投影してもいいし、「主人公」という自分だけのキャラを創作してもいいでしょう。

ちなみに入力を放置すると、【無視】をしたことになります。

遺跡で戦闘と謎解きをする夜パート

学校生活パートが終わると、《宝探し屋》の本領発揮です。

天香學園の地下には、広大な古代遺跡があり、主人公はそこを探索することになります。

戦闘はターン制シミュレーション形式で、「AP」と呼ばれる行動力を使っておこないます。

敵を倒せば経験値を得て、レベルが上がり、主人公のステータスを強化できます。

転校前のプロローグがチュートリアルになっているので、基本操作を押さえておきましょう。

遺跡の謎を解いて進もう!

罠が仕掛けられていたり、謎を解かないと開かない扉があったりする古代遺跡。

近くの「石碑」のヒントを解読しながら、先に進んでいきましょう。

時には、特定のアイテムが必要になる場合もあります。

遺跡には何度でも出入りできるので、レベル上げやアイテムなど、事前にしっかりと準備ができます。

「古事記」になぞらえた仕掛けが多いのは、遺跡の謎に大きくかかわる理由が!

敵は化け物と《生徒会》!

遺跡には、「化人(けひと)」と呼ばれる異形の敵がいます。

彼らにはそれぞれ弱点があるので、銃で狙い撃ちすれば、近接武器よりも早く倒すことができます。

また、区画の一番最後の部屋には、《生徒会》の人間がボスとして待ち構えています。

彼らに憑いた「呪い」を祓い、「宝」を取り戻してあげましょう。

条件を満たしていれば、主人公に協力を申し出てくれるかもしれません。

お金稼ぎは「クエスト」で!

武器などを買うお金を稼ぐために、寮の自室で「クエスト」を受注しましょう。

依頼文に書かれているのは、遺跡の「場所」や「位置」、取るべき「行動」のヒントです。

ヒントのとおりにすれば、音と光がクエスト達成を知らせてくれます。

「魂の井戸」と呼ばれるセーブポイントで、依頼品(上の画像の場合は明太子)を回収しましょう。

それを依頼人に送れば、報酬(上の画像の場合は3000円)を得ることができます。

どんどんクエストを受けて、依頼人の信頼度を上げれば、貴重なアイテムをもらえます!

本編とリンクするミニゲームも

自室では、「ロックフォードアドベンチャー」というRPGがプレイできます。

音楽もグラフィックも懐かしいレトロゲーで、クリアすると主人公のステータスが上がります。

ストーリーも本編に関係しているので、ぜひ遊んでみてください。

個性豊かな仲間たち

遺跡探索には、同行者「バディ」を2人まで連れてゆくことができます。

彼らは主人公のステータス補正と、サポート的な役割をしてくれます。

無気力アロマ男子や殺人スマッシュ女子、木刀でなんでも斬れる侍、俊足のオカマ、オレンジスコーン先生、宇宙刑事、忍者など、その個性は様々。

バディによって補正もスキルも違い、主人公単独で遺跡に潜るよりも、探索が楽になります。

彼らの好感度を上げれば上げるほど、手厚いサポートをしてくれるようになるかも!

主人公の個性はプレイヤー次第!

主人公のプロフィールは、最初にプレイヤー自身が決めることになります。

身長、体重、視力、得意学科、部活などは、初期ステータスの数値に影響します。

何が得意で何が苦手なのか、運動神経はいいのか、勉強はできるのか、外見は、性格は。

主人公がどういう人間なのかは、感情入力システムと合わせて、すべてプレイヤー次第です。

氏名も「葉佩 九龍(はばき・くろう)」がデフォルトですが、ゲーム開始時に変更できます。

種類豊富なアイテム

本作には、銃や剣といった定番の装備品の他にも、たくさんのアイテムが登場します。

実在するマシンガンから古代の遺物、身近な日用品や料理まで、その数は300以上です。

カッターナイフや鉛筆、新聞紙、ボールなども装備できるので、色々試してみましょう。

ハンドガンを2か所に装備すれば、二丁拳銃スタイルで戦うこともできます。

料理は「調合」で!

学校や遺跡で手に入る食材を合わせ、より回復値の大きい「料理」を作ることができます。

食材の出どころの怪しさはともかく(!)、料理グラフィックは非常に美味しそうです。

天丼のさくさく具合、杏仁豆腐のぷるぷる感、スパイスの香りが届きそうなカレーライスたち。

いろんな料理を手に、時には敵の目の前で食べながら、戦闘に挑みましょう!

さいごに

ジャズ調の小気味よいBGMと共に、遺跡の謎は深まってゆきます。

主人公は果たして、天香學園の《秘宝》を手に入れることができるのでしょうか。

現役学生の方も、学生時代が懐かしい方も、古代のロマンに満ちた高校生活を送ってみませんか。

これから天香學園に転校するあなたに、《秘宝》の加護のあらんことを!