ドラゴンボール ゲーム龍の巻~三星球~

ドラゴンボールゲームの歴史 〜PS・SS編〜

ドラゴンボールのゲームを紹介する、この『ゲーム龍の巻』

第3弾は、次世代のゲーム機として新しい風を吹き込んだ、「プレイステーション」。

そして、そのライバル機であった、「セガサターン」。

この2機種で発売された、ドラゴンボールのゲームについて紹介していきます。

この記事を読む事で、ドラゴンボールゲームの博士と回りから呼ばれる事でしょう。

ちなみに今回の記事をザックリまとめると!

  • 「超武闘伝」の実質的な続編『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』
    ド派手な必殺技カットはない物の豊富な登場キャラが魅力!
  • もう一つの「超武闘伝」の進化の形『ドラゴンボールZ 真武闘伝』
  • PS版とSS版で操作感が違う!?『ドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説』
  • PS&SSのドラゴンボールゲームに終止符を打った『ドラゴンボール FINAL BOUT』

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでって下さいね!

コチラの記事もおすすめ!

[clink url=”https://chara.ge/dragon-ball/game-dragon-scrolls-two-star-ball/”]
[clink url=”https://chara.ge/dragon-ball/game-dragon-scrolls-four-star-ball-ps2/”]

プレイステーション、セガサターンでは何本発売された?

プレイステーションにて発売された、ドラゴンボールのゲームソフトは全部で「3本」

セガサターンにて発売されたソフトは「2本」です。

しかし、1本は両ハードでの発売されたので、実際の数は「4本」です

早速、発売されたのが早い順で紹介しましょう!

ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22

プレイステーション第1弾として発売されたのが、この「ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22」です。

ジャンルは、対戦格闘ゲーム。

SFCで大人気シリーズとなった、「超武闘伝」の実質的な続編として発売されました。

ゲーム内容は?

このゲームの特出すべき点は、タイトルにもある「22」という数字の通り、なんと22人のドラゴンボールキャラクターを操作する事が出来ます

(なんと、隠しキャラクターも含めれば27名!)

今まで、10人程度しか参戦出来なかった事を考えれば、この数はまさに破格と言って過言ではありませんでした。

中でも、アニメで登場直後だった「超サイヤ人3の悟空」や、映画で登場した「ゴジータ」などは、ファンにとってたまらない参戦キャラといえるでしょう

さらに、キャラによっては、特徴的な隠し技が多く実装されたのもファンを喜ばせました。

悟空の「瞬間移動からのかめはめ波」や、ギニューの「ボディチェンジ」は、実際に操作するキャラが入れ替わるなど…。

キャラそれぞれに、しっかり特色がついていたのも、この作品の魅力の1つでした。

問題点も?

根本的なシステムは「超武闘伝」シリーズから変わっていません。

むしろ退化してしまった面があります…。

その最大のマイナスポイントは「カットインから放たれる超必殺技」の廃止です。

この為、「かめはめ波」対「かめはめ波」の打ち合いなど、ド派手な戦闘シーンが再現できなくなってしまいました

むしろ、まともに戦った場合、かめはめ波などの大技を使おうものなら発動前に潰されるか、逃げられてしまうかのどちらかでした。

また、ストーリーモードも存在しません

ですので、1人で遊ぶ場合は、ひたすらCPUと戦うだけで飽きが早くなってしまいました。

しかし十分魅力的な作品!

とはいえ、操作出来るキャラの多さは魅力

一部システムは退化してしまった…とはいえ、ドラゴンボールのキャラゲーとしては、十二分に遊べる作品です。

是非遊んでみてください!

ゲーム紹介

タイトルドラゴンボールZ Ultimate Battle 22
ジャンル対戦型格闘ゲーム
対応機種プレイステーション
発売元バンダイ
プレイ人数1~2人
発売日1995年7月28日

ドラゴンボールZ 真武闘伝

セガサターン第1弾として発売されたのが、この「ドラゴンボールZ 真武闘伝」です。

名前の通り、真の「超武闘伝」シリーズの続編的タイトルです。

ゲーム内容は?

基本的な所は、先ほど紹介した「ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22」を元にしています

しかし

  • 隠しキャラが最初から全員使えるようになっている
  • カットイン必殺技の復活
  • デュアルスクリーンシステムの復活

など、「ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22」とは全く別のゲームとして生まれ変わっています

さらに、対戦前の台詞のかけあいも、ファンをニヤリとさせる演出が多く散りばめられています

使用キャラと、対戦相手によって、それぞれの台詞が設定されており、その台詞を全て聞くだけでも楽しいです。

しかし悪い部分も…

しかし、このゲームも悪い点が多く存在します。

まず、ディスクを読み込むという性質上、どうしてもロード時間が存在します。

本作では、ロードが何度も挟み込まれる為、テンポが著しく悪くなっております

また、操作感も決して良いものではありませんでした。

入力がワンテンポ遅れてしまう為、簡単な必殺技を使うだけでも一苦労。

CPUの強さも相まって、慣れるまでに何度もCPU相手にボコボコにされてしまうでしょう。

音質がよかったセガサターンならではの楽しみ

ただ、セガサターンというハードは、音質が非常に良かったので、音楽やキャラの声を聞く場合は非常に良いものでした

本作を、セガサターンのCDモードで読み込むと、音楽などが聞けるので、音楽鑑賞用として持っていたファンも少なくありませんでした。

ゲーム紹介

タイトルドラゴンボールZ 真武闘伝
ジャンル対戦型格闘ゲーム
対応機種セガサターン
発売元バンダイ
プレイ人数1~2人
発売日1995年11月17日

ドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説

プレイステーション、セガサターン共に2作品目。

アニメのドラゴンボールZが、放送終了した後に発売されたのが、この「ドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説」です。

この作品は、PCエンジンで発売された「ドラゴンボールZ 偉大なる孫悟空伝説」のシステムをベースに作られています。

ただし、プレイステーションとセガサターンで、開発元が異なっていいます。

そのため、「操作性」と「一部のキャラクターが使う技や演出」が違うものとなっているのも特徴です。

ゲーム内容は?

戦闘システムは、なんと最大3対3で戦う対戦格闘ゲームです。

プレイヤーが1人を使用し、他のキャラクターはCPUが勝手に動かしてくれます。

このシステム「非常に面白いか?」というと、残念ながらそうでもありません。

操作感は、プレイステーションでもセガサターンでも悪く、動きにいたってはSFC以下というものです。

セガサターンの方が多少はマシではありますが、本当に微差でしかありません。

1人用モード「Zキャンペーン」は面白い

ただ、「Zキャンペーンモード」という1人用モードは面白い作品です。

これは、ドラゴンボールZの最初から最後までを体験しながら敵を倒すモード

ここで、最高評価であるZランクを取得するには、単純に倒せばいいというわけではありません。

きちんと原作通りに倒さなければランクが上がらないのです。

例えば…

  • サイヤ人編で悟空がベジータに元気玉で倒す
  • フリーザ編でクリリンをフリーザで倒される
  • 通常の悟空が真ブウに元気玉を使って倒す

…などなど。

こんな条件をしっかり満たしていく事で、「SPエンディング」を見る事が出来ます

総評

この様に、決して作品としては良いものとは言えない作品ではありました…。

しかし、発売した当時がドラゴンボールZの完結後という事もあり、売上は悪くありませんでした。

他にはないタイプの遊びなので、是非遊んでほしいです!

ゲーム紹介

タイトルドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説
ジャンル対戦型格闘ゲーム
対応機種プレイステーション、セガサターン
発売元バンダイ
プレイ人数1~2人
発売日1996年5月31日

ドラゴンボール FINAL BOUT

プレイステーションとして3作品目。

そして、プレイステーション最後の作品となったのがこの「ドラゴンボール FINAL BOUT」です

ゲーム内容は?

「ドラゴンボール FINAL BOUT」対戦格闘ゲームです。

全部で、18人のキャラクターが使用出来るのですが、その内の6人が悟空です

さらに3人はトランクスです。

これだけで半数です。

さらに操作感は、あの悪いと紹介した「ドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説」よりもさらに劣悪。

全てがワンテンポ遅れて動き、ダッシュしながら攻撃も出来ないなど…。

ドラゴンボールの持味である、スピード感ある戦闘はこのゲームでは体験出来ません。

他にも出てくる問題点

一部必殺技が、同じ必殺技でキャンセル出来るという仕様があります。

この為、ひたすら必殺技を使うだけでハメる事が可能であり、バランスというバランスは完全に崩壊。

CPUが超性能なのも、忘れてはいけません。

カットイン必殺技の打ち合いになり、ボタンの連射勝負になったらまず勝てません。

もし勝ちたいなら、連射パッドを用意するか、名人を呼ぶしかありません。

極めつけは、戦闘前のキャラの掛け合い。

「ドラゴンボールZ 真武闘伝」では、キャラの特性に合わせた台詞をしっかり喋るようになっていました。

しかし本作では、その様な事もなく、違和感のある台詞ばかり口にします。

総評

この様に、今まで出来ていた事が全て出来なくなってしまった本作。

タイトル通り、この作品でプレイステーションとセガサターンのドラゴンボール作品は終わってしまう事になりました。

…クソゲーの烙印を押された上で。

しかし、このゲーム、ドラゴンボールではキャラクターにポリゴンを使用した初の作品です!

当時は、ポリンゴで動くキャラを見て興奮した人も多いのでは?

この味わい深い作品、機会があれば遊んでほしいものです。

ゲーム紹介

タイトルドラゴンボール FINAL BOUT
ジャンル対戦型格闘ゲーム
対応機種プレイステーション
発売元バンダイ
プレイ人数1~2人
発売日1997年8月21日

まとめ

当時は、アニメが終わるタイミングであり、ドラゴンボール人気が最高潮でした。

そのため「とりあえず出せば売れる」という、悪しき慣習に基づいて世に出た作品が多かったです。

そして、その悪しき慣習の集大成が「ドラゴンボール FINAL BOUT」であり、その作品の結果によりドラゴンボールのゲームの歴史は凍結してしまいます。

それからドラゴンボールのゲームは、据置機において約6年もの歳月の間発売されなかったのです。

次回は、その6年もの歳月を経て復活するきっかけとなった、ハードとそのソフトを紹介しますので、お楽しみに!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA