【ポケモンSV】ダーテング、ルギアを完封できる最強のポケモンだった

ダーテング、ルギアを完封できる最強のポケモンだった

ポケモン対戦の実況で『キモい型』『キモい』という単語を聴いたことはありませんか。

これは、明らかに選択できるはずのない行動をしてきたり、そのポケモンでなぜそのような技構成なのか、といったときに使われる単語です。

巷で流行っているルギアを例にしてみると、『ふきとばし』『めいそう』『じこさいせい』『でんじは』という攻撃技を全く持たない型のことを言います。

ポケモンSVでは、『でんじは』を覚えられなくなったので『エアロブラスト』であることが多いのですが、どのみち、『キモい型』には変わりないかと思います。

そこで今回は、そんな『キモい型のルギア』を完封できる『ダーテング』の育成論をご紹介したいと思います。

お届けする内容は下記のとおりです。

  1. ルギアにありがちな型
  2. ダーテングの強み
  3. ルギアを完封できるダーテング育成論
  4. ルギア以外にも役割を持てるポケモンの紹介
  • ここからの内容は3分ほどでお読みいただけます

ルギアにありがちな育成論

タイプ
エスパーひこう
特性
マルチスケイル
性格
ずぶとい
道具
たべのこし or ゴツゴツメット
テラスタル
どく or フェアリー
種族値
H106
A90
B130
C90
D154
S110
努力値
HBベース or HSベース
採用されがちな技
特殊技
エアロブラストルギアでもっとも採用率が高い攻撃技です。
威力が高く、急所にも当たりやすい技なので、相手の積み技にも強い点が強みです。
ただし、PPが最大でも8しかなく、めいそうを積んでいないルギアは火力がないので、めいそうを積むことが必須となってきます。
エアスラッシュPPが多く安定したひこう技ですが、火力はひかえめです。
『かぜのり』で無効化されないことも強みです。
サイコノイズ相手の回復を2ターン封じることで、耐久合戦をより有利に進めることができます。
相手のみがわりを対策できる点も優秀です。
うずしお固定ダメージのおかげで、相手がどんな耐久型であろうと確実にHPを削っていくことができます。
不利な相手に交代される前に、うずしおで相手を拘束しておき、その間に『めいそう』を積んでくる戦術があります。
だいちのちから
ひこう技・エスパー技を半減で受けられるはがねタイプに刺さります。
エアロブラストとの相性補完で採用されていることがあります。
変化技
じこさいせいマルチスケイルと相性が非常に良く、ほとんどのルギアが採用しています。
持ち前の耐久力から、残りHPがわずかな状況でも、テラスタルをうまく使用することで、状況を一変させる可能性も秘めています。
ふきとばし事前にステルスロックを撒いておくことで、あとはルギアはふきとばし・じこさいせいのループで相手のHPを削ることができます。
めいそうほとんどのルギアで採用されている技です。
じこさいせいもあるので、一度積まれてしまうと、特殊技での突破は非常に困難になります。

ダーテングの強み

  • ①『かぜのり』のおかげで『エアロブラスト』『ふきとばし』を無効化できる
  • ②ルギアに対してタイプ相性が有利

①『かぜのり』のおかげで『エアロブラスト』『ふきとばし』を無効化できる

ダーテングがルギアに強いとされる所以は、ダーテングの特性『かぜのり』にあります。

かぜのりにより、ルギアの主力技である『エアロブラスト』『ふきとばし』を無効化し、攻撃を一段階上げることができます。

この2つの技を無効化できることで、ルギアができるのは『めいそう』『じこさいせい』程度なので、実質、ダーテングに何もできないのです。

ときには、『うずしお』『だいちのちから』を採用している型もありますが、ダーテングで『つるぎのまい』を積む余裕くらいはあるかと思います。

②ルギアに対してタイプ相性が有利

そもそも、ダーテングはあくタイプなので、エスパータイプのルギアに弱点を突くことができます。

もちろん、ルギアはひこうタイプでもあるので、ダーテングも不利と言えば不利です。

ですが、前述したとおり、特性『かぜのり』によりルギアの『エアロブラスト』を無効化できるので、技構成によってはダーテングへの有効打はありません。

ただし、『エアロブラスト』が効かないからと言って、必ずしも勝てるとは限りません。

『エアスラッシュ』を持っていることもありますし、『うずしお』『ゴツゴツメット』でHPが削られることもあります。

ダーテングは積まなければ火力が低く、ルギアは耐久力が高いため、ダーテングは『つるぎのまい』『わるだくみ』を駆使するのがオススメです。

ルギアを完封できるダーテング育成論サンプル

タイプ
くさあく
特性
かぜのり
性格
いじっぱり
道具
ピントレンズ(するどいツメ)
テラスタル
くさ or あく
種族値
H90
A100
B60
C90
D60
S80
努力値
H252
A212
B4

D4
S36
実数値
H197
A161
B81
C99
D81
D105
技構成
リーフブレードピントレンズ(するどいツメ)を持たせることで、リーフブレードの急所率は50%になります。
つるぎのまい種族値も技威力も低いため、火力不足は否めません。
『かぜのり』の発動、もしくは『つるぎのまい』を使用した上で攻撃していきたいところです。
おいかぜ特性『かぜのり』はおいかぜを使用した際にも発動できます。
S36振りしておけば、おいかぜ使用時に最速テツノツツミを抜くことができるほか、後続のサポートにも役立ちます。
ふいうち役割を持ちたい黒バドレックスを抜いて先制で攻撃するのは難しいので、代わりにふいうちを採用。
テラスタルは仕方がないとして、みがわりにだけは注意が必要です。

調整内容

道具>リーフブレードと相性が良いピントレンズを採用、これにより『こだわりハチマキ』や『いのちのたま』を持たせることなく実質的に火力補強を実現。

HB>いじっぱりA252ディンルーのストーンエッジが確定3発(83 ~ 98 (42.1 ~ 49.7%) )

HD>ひかえめC252ルギアのエアスラッシュ確定耐え(164 ~ 194 (83.2 ~ 98.4%) )

S>おいかぜ状態のとき、最速テツノツツミ抜き。

ルギア以外にも役割を持てるポケモン

ディンルー

ディンルーと言えば『ステルスロック』『ふきとばし』『カラストロフィ』『じしん』を覚えさせた起点づくり型。

古くから存在するこのディンルーであれば、ダーテングで起点にすることができます。

しかし、昨今はアタッカーのディンルーも増えており、『ボディプレス』『ストーンエッジ』『ヘビーボンバー』『テラバースト』を覚えていることもあるので、確実に勝てるとは言えません。

カバルドン

『ふきとばし』は効かないうえに、『じしん』は半減で受けられます。

ただし、カバルドンには『あくび』があるので、ダーテングに『ラムのみ』『みがわり』を採用しなければ、カバルドンに押し負ける可能性があります。

本記事のまとめ

本記事に内容をまとめると下記のとおりです。

  • 一部のルギアはダーテングに完全に有効打がない
  • ダーテングは『かぜのり』のおかげでルギアを対策できる
  • ダーテングは『ディンルー』『カバルドン』にもある程度強い

というわけで、今回は『一部の型のルギア』に強いダーテングの型を紹介しました。

現在の対戦環境にはびこるほかのポケモンに役割を持てるのかと言われるとなんとも言えません・・・。

ですが、ルギアやディンルーに対して、見事にハマると気持ちがいいですよ😉