【ポケモン剣盾/シングル】突如現れた黒竜「ゼクロム」に迫る!

最強ポケモン候補!黒龍「ゼクロム」の強さ

禁止級伝説ポケモン2匹まで使用可能、通称「GSルール」も4ヶ月目に突入しました。

今回は4月シングルランクマッチにて、1位を獲得した構築に含まれたゼクロムの強さに迫ります!

  1. ゼクロムの基本情報
  2. ゼクロムの型
  3. 構築相性の良いポケモン
  4. 対策ポケモン紹介

巷では「黒龍」と呼ばれ、男心をくすぐるビジュアルだけでなく、性能としても申し分ないポケモンです。

記事を読んで興味を持った方は、ぜひ使ってみてください。

では、この記事は5分で読み終わりますので、最後までぜひご覧ください!

ゼクロムってどんなポケモン?

初登場は「ポケットモンスター ホワイト」になります。

ホワイトなのに、黒色のポケモンだったことから、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

基本情報

タイプ:でんき/ドラゴン

種族値:100-150-120-120-100-90

特性:テラボルテージ(相手の特性を無視して攻撃できる)

主な技:らいげき、げきりん、ダブルウィング、ボディプレス、りゅうのまい、スケイルショット、クロスサンダー 等

優秀な物理攻撃力と耐久力を持ち、その数値から放たれる「らいげき」や「げきりん」といった高威力の技で様々なポケモンを打ち倒します。

さらには、りゅうのまいさえ積めてしまえば、もはや止められるポケモンはいません。

「ダイジェット」と「ダイナックル」を使用できるため、ダイマックス(以下:DM)とも非常に相性がいいポケモンといえます。

ゼクロムの主な型・調整

今までゼクロムの様々な型が開発されてきましたが、現行のランクマッチで使われている型は実はそこまで多くありません

しかし、わかっていても止められないのがこのポケモンの強さを物語っています。

ここではそんなゼクロムの型を3つ紹介していきます。

  • いのちのたま型
  • じゃくてんほけん型
  • ラムのみりゅうまい型

ASいのちのたま型

DMで最大限ゼクロムの力を引き出した型です。

性格:ようき(S+1で最速ザシアンや黒バドレックス等を抜ける)

努力値:A252/S252/B4

技構成:らいげき、げきりんは確定

残り2枠は「ダブルウイング」「りゅのまい」「ボディプレス」から選択となります。

ダブルウイングはりゅうのまいをするタイミングがない際に、「ダイジェット」として使用できるため、採用をおすすめします。

また、りゅうのまいも「ダイウォール」媒体となるため、ダブルウイングとりゅうのまいでが選択されている固体が多いです。

じゃくてんほけん型

ゼクロムの天敵となるポケモンが、「じめん」「フェアリー」タイプのポケモンです。

この2タイプは、ゼクロムのメインウェポンであるでんき技・ドラゴン技を各々無効化する上、こちらの弱点をついてきます。

そこでこれら2タイプを誘い出し、自身の弱点をつかれることで、攻撃を2段階アップさせることを狙うのが「じゃくてんほけん型」です。

性格:ようき

努力値:H124(16nー1調整)/S252/A132

技構成:らいげき、げきりん、ダブルウイング、ボディプレス

ラムのみりゅうまい型

上記2つの型は積極的にDMを仕掛けて制圧を狙う型ですが、こちらはりゅうのまいを積んでから始動させることを意識した型となります。

ゼクロムが最も嫌う状態以上である「やけど」や、あくびで「ねむり」状態としてくるポケモンの前で、りゅうのまいを積み全抜きを狙います。

性格:ようき

努力値:A252/S252/B4

技構成:らいげき、げきりん、りゅうのまいは確定

りゅうのまいで自身の能力を上げることを前提としているので、残り1枠には安定した行動となる「みがわり」をおすすめします。

3つの型を比較してみると…

どの型にも共通していえることが、性格はようきの最速で採用している点です。

これは、いじっぱりで攻撃補正がなくとも十分な火力があることに加え、S+1で現環境使用率No.1であるザシアンの上を取れることが理由となります。

そのため、ゼクロムと対面したら、十中八九最速であると判断して問題ありません

また、あえて技構成には書きませんでしたが、現在の上位帯では「スケイルショット」を持っている個体が少しずつ増えているので、ドラゴン技として採用もありでしょう。

ゼクロムの相棒は誰?

どんなに強いポケモンでも、1匹だけで勝てないのがポケモンのおもしろいところです。

ゼクロムも例外ではなく、相性のいいポケモンと組むことで、さらなる力を発揮します

また、ゼクロム構築はゼクロムにDMを使用する場合が多く、裏に控えるポケモンでDMを切ることができないパターンが多いです。

そこで、ゼクロム構築はDMをせずとも強いポケモンと組むことが必須といえます。

今回はゼクロム軸におすすめのポケモンを3匹紹介します。

  • 霊獣ランドロス
  • テッカグヤ
  • カイオーガ

裏エースとしておすすめ!霊獣ランドロス

霊獣ランドロスといえば、DMさせて真価を発揮するポケモンと思われがちですが、そうではありません。

DMせずとも十分な強さを発揮できるのがこのポケモンの強みなのです。

・ビルドアップたべのこし型

性格:いじっぱり

努力値:H228(16n+1)/A12/B68/D60/S140

持物:たべのこし

技構成:じしん、いわなだれ、ビルドアップ、みがわり

ゼクロムが呼びやすい地面タイプに滅法強いのがこちらのランドロスです。

一度ビルドアップを積んでしまえば、物理アタッカーではみがわりを割ることも容易ではありません。

相手の精神を掻き乱せ!宿り木テッカグヤ

後述するゼクロム対策のポケモンを逆に狙ことができるのが、こちらのテッカグヤになります。

ゼクロムの弱点である地面技を無効、フェアリーとドラゴン技を半減で受けられるため、相性補完に優れています。

・たべのこしみがわり宿り木型

性格:のんき

努力値:H252/B252/C4

持物:たべのこし

技構成:かえんほうしゃ、やどりぎのたね、みがわり、まもる

攻めの補完◎スカーフカイオーガ

上記2匹は守りを意識した組み合わせですが、こちらのカイオーガは攻めを意識した組み合わせです。

ゼクロムの攻撃を受けに来るポケモンをカイオーガの高火力で返り討ちにします。

・スカーフカイオーガ

性格:おくびょう

努力値:C252/S252/D4

持物:こだわりスカーフ

技構成:しおふき、かみなり、れいとうビーム、ねっとう

ゼクロムはどうやって止める?

ここまで、ゼクロムの強さを説明してきましたが、やはりどれだけ強いポケモンも天敵が存在します。

今回はゼクロムが使われると嫌がる対策ポケモンを3匹紹介します!

  • カバルドン
  • ナットレイ
  • メタモン

安心安定の物理受けカバルドン

ゼクロムが苦手とするポケモンの筆頭が優秀な物理受け・起点作成ポケモンとして有名なカバルドンです。

性格:わんぱく

努力値:H252/B252/A4

持物:オボンのみ

技構成:じしん、あくび、ステルスロック、ふきとばし

使い方はいたって簡単で、ゼクロムに後投げしてあくびを押すだけで対戦のテンポを取っていけます。

でんき・ドラゴン半減ナットレイ

くさ・はがねタイプのナットレイはゼクロムのメインウェポンを半減で受けることができます。

性格:のんき

努力値:H252/B252/D4

持物:たべのこし

技構成:はたきおとす、ジャイロボール、やどりぎのたね、まもる

こちらもカバルドン同様にゼクロムに後投げをし、まもるとやどりぎのたねを絡めてゼクロムを疲弊させます。

ただし、現環境で「ボディプレス」持ちのゼクロムが少ないからこそできる立ち回りであり、ボディプレス持ちには安易に突破されてしまうので、相手の技構成を見極める技量を必要とします。

相手の努力を掻っ攫うメタモン

禁止級伝説ポケモンがはびこるGSルールにて、大出世したポケモンがメタモンです。

特性「かわりもの」によって、相手のポケモンを能力変化ごとコピーします。

性格:どれでも問題なし

努力値:H252

持物:こだわりスカーフ

メタモンは構築に含まれているだけで相手の選出を歪ませたり、安易な積み技を許さない圧力があります。

最近は、きあいのタスキを持ったメタモンも個体数を増やしているので、頭の片隅には入れておいて損はないでしょう。

まとめ

今回は突如脚光を浴び始めたゼクロムの紹介でした!

ビジュアル・性能ともに最高のポケモンで、興味を持っていただけたプレイヤーさんも多いのではないでしょうか。

どんな構築でも絶対的エースになれるのがゼクロムの魅力です。

新作「スカーレット/バイオレット」の発表もありましたが、GSルール残り3ヶ月ほど、まだまだポケモン剣盾を楽しみましょう!