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スパロボのレギュラーではなくなった『機動戦士ガンダム0083』のこれまでとこれから
今回のテーマはガンダム0083!
スーパーロボット(以下スパロボ)大戦シリーズに出演していた作品の中で
レギュラーの座から遠ざかって行ったものも数多くあります。
その中で今回は「機動戦士ガンダム0083STARDUST MEMORY」について紹介したいと思います。
ちなみに今回の記事をザックリまとめると!
- 『ダンクーガ』はロボットアニメにしてはかなり異端の作品だった
ストーリーも昔の作品とは思えないほどの意欲作 - 最近スパロボに出ていないのは「登場作品が後ろの年代のガンダムにスライドしている」
そして「ガンダム試作3号機が宇宙限定だから」と予想! - スパロボに復帰するには「時空湾曲による時間の流れの矛盾」という設定の採用!
時空を超えて各作品が集結できれば参戦のチャンスは出てて来る!
この記事は、5分程度で読み終わりますので是非読んでいってください!
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ファーストガンダム(アムロ)とZガンダム(カミーユ)の間の時代の物語
タイトルの「0083」は、宇宙世紀の年代を指します。
時間軸的には、初代ガンダム(0079年)、そしてZガンダム(0087年)のちょうど中間。
どういったストーリーなのか
宇宙世紀0083年に起きた、ジオン軍残党「デラーズフリート」による
- ガンダム試作2号機及び核弾頭強奪
- 核による観艦式襲撃
- 穀倉地帯へのコロニー落とし
など、その一連の軍事行動「星の屑作戦」と
それを阻止しようと行動した戦艦アルビオンと、そのクルー+ガンダム強奪時に基地にいたテストパイロットの物語です。
主人公は『コウ・ウラキ』
物語開始時はテストパイロットでしたが
「ガンダム試作2号機」を強奪した『アナベル・ガトー』に未熟さを嘲られ奮起。
「試作1号機」のパイロットを勝ち取り
作中終盤で「ガンダム試作3号機」を強引に受領し、『ガトー』との最終決戦に挑みます。
なお『コウ』は最終決戦後に戦後軍法会議にかけられます。
しかし、これら試作機の存在がなかったことになったため、コウは釈放され、基地に戻ってきて物語が終わります。
その影響か、その後宇宙世紀の舞台に『コウ・ウラキ』が帰ってくることはありませんでした。
宇宙世紀の流れの中で一切ニュータイプが出てこない本作ですが
『コウ・ウラキ』の成長速度はそれに伍するもので
普通に歴代クラスのエースパイロットに戦果が劣るものではありませんでした。
歴代屈指のトンデモガンダム・試作3号機(GP03)
『コウ』のエースパイロット級の活躍を可能にしていたのが、終盤で登場した『試作3号機』
もっと言えば、そこに付随する巨大コンテナというかなんというか、オーキスです。
もはやコンテナにガンダムが刺さっている状態です。
- 大型ビームサーベルや大型ノズルによる推進力
- ビームライフルに加えてミサイルも多数内蔵
- ビームを防ぐIフィールド発生装置も実装
ガンダム系には今までも多数モビルアーマーが登場していましたが
ここまで素早く動けるそれはほとんどありませんでした。
「拠点突破用に特化された機体」を十分に活かせるパイロットと相まって、恐ろしい戦果を挙げたのです。
スパロボシリーズでの立ち位置
シリーズ初期は、彼に限らずニュータイプ以外のパイロットの扱いが不遇であったため、使いにくい印象でした。
ですが、のちに能力が見直され
主に「試作3号機」の性能との相乗効果で、主力の一翼を担うに至りました。
特に「スーパーロボット大戦IMPACT」あたりでは、主力に据えておいて問題ないレベルだったと言えます。
スパロボ設定として、MSオタクという点が強調されており
他のガンダムパイロットが仲間になるたびに、彼はホクホクしている描写があったりしたものでした。
また、上官の『バニング』も優秀なパイロットであり
作品によっては、彼を試作3号機に載せた方が良いものまであります。
まだ演出が発達していない時期にレギュラー落ちした感じなので、演出はあまり充実していません。
迫力があるのに残念です。
レギュラーから滑り落ちた理由とは?
まず理由として…
「宇宙世紀パイロットたちの登場年代が後ろにスライドしていること」
が挙げられます。
Zガンダムや、ガンダムZZも、作品終了時設定が多く、逆襲のシャア年代に雰囲気としては突入しています。
その後を担うF91(クロスボーン・バンガード)やユニコーンなど
時代の流れに対して、試作機たちが凍結されている0083勢は登場させにくいというのがあると思います。
機体自体は強力なので申し分ないのですが
出すのが難しい設定背景が邪魔をしている部分は非常に大きいです。
GP-03の宇宙空間限定も原因か
また、試作3号機特有の問題として、どう考えても宇宙空間限定機体ということです。
コンテナにぶっ刺さっている状態では地上を移動できませんし
あれだけの大質量は大気圏内での稼働は難しいです。
0083当時はあのクラスの機体の飛行は難しく
設定に鷹揚な時代を終えたスパロボシリーズにおいて、出すことが難しい機体です。
コンテナなしだと急に無個性になるのも問題です。
また、時代柄仕方ないのですが、主人公機以外の味方機が全員ジムというのも問題であると考えます。
最新機種まで集うスパロボシリーズに、旧世代の量産機の活躍場所はかなり厳しいです。
今後の復活はあるのか
スパロボのシナリオ上
「時空湾曲による時間の流れの矛盾」
という設定が採用されることがあり
その際に、旧世代作品が時空を超えて集結という流れの場合に出番があると思われます。
またはスピンオフ的な、旧作メインのタイトルが作られた際には
最初に声がかかる作品の一つではないでしょうか。
コウ・ウラキはエースパイロット級の戦果を挙げているため
映像作品でその後の彼が出てくるようなことがあれば、一気に風向きが変わる、そんな気がします。
今の技術で暴れまわる試作3号機、ぜひ見てみたいです。
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