【鳴潮】原神に激似!?話題のゲーム鳴潮をプレイ!感想【epicgame】

鳴潮(めいちょう)とは

KUROGAMESが手がける2024/5/23にリリースされたオープンワールドARPGです。

事前登録で3000万登録を達成し注目度抜群の、話題のゲーム。

まず気になるのは原神のようなシステムです。育成面、探索の基礎などはかなり共通点が多いです。

しかし戦闘面でかなり違うことが分かりました。

本記事では原神プレイヤーからみた鳴潮の忖度ないレビューをお届けします。

  1. 戦闘と探索がかなりスタイリッシュアクションになった原神っぽいゲーム
  2. 原神とはシステム面が非常に似ている
  3. 鳴潮のダメなところといいところ

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいって下さいね!

鳴潮の紹介

漂泊する者よ、目覚めの気分はいかがかな?

我々の世界からは、潮が引いた。引いてしまった。

悲鳴が降臨し、人類は旧時代の法則に取り残され、文明が浅瀬に擱坐したのだ。

しかし完全なる静寂の末、人類は再び産声をあげる。

壊滅とともに訪れた新生。

そう、人類は微かな希望を信じ、新たな世のあり方と向き合い始めたのだった。

そして、あなたーー漂泊者は、これからある旅路に就く。

共に戦う仲間、想像を超える強敵、理を覆すほどの強大な力、そして真相。

そんな多くのものと出会う旅路だ。

未だ見ぬ景色、それに世界の果てにさえ手が届くこともあるかもしれない。

もちろん、全てはあなたの選択次第だ。災いの余韻の中で至る答えに期待するとしよう。

停滞した文明の船を出航させるのは、あなたかもしれない。

潮は満ち、そして引く。文明もまた然り。

旅は、ここから始まるーー

というのが公式の世界観紹介文です。妙に言葉遣いが難しいですね。

鳴潮のストーリー

独自の用語が多くて分かりにくいですが、要は記憶をなくした主人公が記憶を取り戻す旅をする王道RPGのストーリーですね。

そして主人公は世界に大きな影響をもたらす者です。

ストーリーはかなり独自用語が多く、はじめから置いてきぼりになる印象でした。

正直、原神よりもストーリーは難解に感じます。

キャラクターの名前が中華系なので、それも相まって理解するのに苦労しましたね。

その点ではあまり初心者に優しくない導入でしょう。

全体としては、王道RPGのフォーマットを踏襲しつつ、独自の世界観を構築しようとしているのが伺えます。

しかし、その独自性ゆえに、一般的な受け入れにはやや難しい面があるのかもしれません。

鳴潮の世界観

科学やテクノロジーの要素を取り入れつつも、ファンタジーの要素も併せ持った、現代寄りのSFファンタジー設定となっています。

具体的には、コンクリートの道路や壊れた車両の配置など、現代的な要素が随所に見られます。

一方で、謎の存在「残響」や「悲鳴」による災害の発生など、ファンタジー的な設定も取り入れられています。

また、タイトルにも関連付けられているように、水の「潮」や音の「波」といったテーマが世界観の根底にあり、それに沿った独自の用語が多数登場します。

科学技術とファンタジーが融合した世界観は、そのバランスを理解できる方であれば、ストーリーも楽しめるかもしれません。

初見で一度見た程度では理解しきれないところは、人によっては評価が分かれる所かもしれませんね。

街の描写からは、退廃的なデジタル文化の雰囲気も感じられ、そうした世界観に共感できる人はハマるでしょう。

鳴潮のキャラクター

アニメ調ではありますが、全体的にみんな大人っぽい顔つきをしています。

原神は可愛くて装飾の多いキャラクターが多いですが、鳴潮は綺麗で落ち着いたキャラクターデザインが特徴的です。

一方で、敵キャラクターについては、没個性で印象に残りにくいように感じられます。

ただし、これからの展開次第では、より魅力的な敵キャラが登場する可能性もあるでしょう。

ビジュアルが好みであれば、プレイする価値は十分にあります。

また、鳴潮にはいわゆる「マスコットキャラ」のようなものは登場せず、初期から仲間となる秧秧(ヤンヤン)が次の目的地を示してくれる程度のサポートが用意されています。

主人公自体も、自我が強く、話すタイプのようです。

そのため、無口な主人公やマスコットキャラを好まない人には、魅力的に感じられるかもしれません。

個人的には、モブの顔が可愛かったり、カッコよさが感じられることも、高い評価ポイントです。

原神との共通項

鳴潮のシステム面では、原神とかなりの共通点が見られます。

ガチャシステムや、マップの開放、キャラクターの育成方法など、両者はほぼ同様のシステムを採用しているといっても過言ではありません。

例えば、原神でいう「世界ランク」のようなものや、「冒険ランク」のようなものも、鳴潮には存在しています。

そのため、原神をプレイ済みであれば、鳴潮のシステムにもすぐに慣れることができるでしょう。

この類似性ゆえに、鳴潮は原神の影響を強く受けているとの指摘がなされているのだと感じます。

ただし、それは逆に原神のシステムが完成度の高いものだと評価できることを示唆しているのかもしれません。

漂泊者(主人公)も男か女か最初に選ぶところも同じです。

おそらく原神と一緒で性別を後から変えられないので、遊ぶ際には慎重に選ぶことをおすすめします。

鳴潮の悪いところ

マップが覚えにくい

スクショは全て、別の拠点で撮ったものです。

何だか全部が似ていませんか?同様のテイストが続くため、最初は方向感覚を失いがちでした。

この土地の地理的特徴を表現した結果なのかもしれませんが、何というか特徴がありません。

マップが単調で覚えにくい、ミニマップも自機に寄りすぎなのかイマイチ使えないところがあります。

私はオープンワールドゲームであまり迷ったと自覚した経験がないのですが、この鳴潮は迷いました。

というか、今も覚えきれていません。

探索可能な範囲で世界をまわりましたが、目印となるオブジェクトがあまりなかったり、似たようなオブジェクトが別の場所でも使われているので場所を把握するのに苦労しました。

もう少し世界に個性的な目印があれば、プレイヤーは迷うことなく探索を楽しめたでしょう。

地名にルビを振るなど、わずかな工夫で覚えやすくなることも期待できます。

次回のアップデートに期待しておきましょう。

操作のカスタムができない

鳴潮は基本的な操作性は悪くありませんでしたが、カスタマイズ面で物足りなさを感じました。

個人的にはゲームパッドが使いやすかったのですが、ボタン配置がデフォルトで固定されているため、自分好みに変更できません

変更できるとしたら〇×ボタンの役割を入れ替えるくらいです。

キーボード操作でも多少は変えられるものの大部分が固定されています。

原神と操作ボタンが少し違うので押し間違いが頻発します。

また、ゲームを正規の手段で終わらせると次にプレイするときはログインからというのも地味にやる気がそがれます。

操作性は快適度に直結しますから、この辺りを今後どうにかしていただきたいですね。

鳴潮の炎上騒ぎ

残念なことにリリースから約一週間で鳴潮は炎上騒ぎを起こしてしまいました。

ガチャピックアップの星5武器の説明文が日本語版だけ翻訳ミス。

「性能が違う!」となったユーザーから問い合わせが殺到し、SNSで騒ぎになってしまいました。

その後の対応もまずいもので、お詫びの品は全ユーザーにガチャ1回分というもの。

その武器を引くために大枚をはたき、課金したユーザーは当然納得できるはずもなく、クレームが殺到。

課金したユーザーには個別に対応するということで決着が付いたかに見えました。

が、個別に問い合わせをしたユーザーのメールアドレスを「BCC」ではなく「CC」で送ってしまい、個人情報を漏えいさせてしまうミスを連発。

このような運営の不手際から、課金に慎重にならざるを得ないユーザーも多いかもしれません。

ゲームの内容自体は高く評価されているだけに、運営側の対応の不手際は本当に惜しまれます。

鳴潮の良いところ

戦闘が爽快

鳴潮の戦闘は、アクションゲームとして非常に爽快です。

高速で流れるスタイリッシュなアクションは、まさに謳い文句通りの体験を味わえます。

ジャンプ攻撃が気軽に決められたり、ジャスト回避が可能だったりと、操作性も抜群です。

さらに、攻撃を事前に防ぐパリィ機能があるなど、初心者でも華麗な戦闘を演出できるのが魅力的です。

入力タイミングも緩めに設定されているため、見てから回避、でも余裕です。

加えて、ロックオン機能も備わっているので、厄介な敵への対処も簡単にできます。

キャラクターの特性や、敵から入手した力を組み合わせれば、戦闘の選択肢はさらに広がります。これにより、飽きることなく爽快な体験を続けられるのは大きな長所と言えるでしょう。

惜しいところは編成が3人編成であることでしょうか。

微々たるものですが、パーティに入れる人数が少なくて、敵の経験値が入りにくくなるのは少し損した気分になってしまいます。

探索でサクサクアクション

この戦闘で使えるアクションは探索モードでも使用できて、走りにスタミナを消費しない仕様サクサク探索できます。

鉤縄を使った移動、壁走り、飛び越えなど、ストレスの少ない多彩なアクションが用意されています。

これにより、広大なフィールドをストレスフリーに駆け抜けられるのは大きなアドバンテージです。

ただし、敵に発見されてしまうと走りにスタミナが消費されるため、注意が必要です。

その際、スタミナ切れにも気をつけなければならず、一筋縄では行かない場面も出てきます。

これらの要素が、探索の面白さにも繋がっているのではないでしょうか。

初期は可能なアクションが多すぎるため、操作に慣れないうちはボタン押し間違いが頻発するかもしれません。

アクションが苦手な人にとってはこのできることの多さは、混乱する要素だろうなと感じます。

総合的にみるとアクションが好き、得意ならかなりおすすめです。

細かいこだわり

NPC同士でも敵対勢力があるのか、フィールド上で戦闘が始まっていることがたまにありました。

個人的にNPCが戦っているところを眺めて、アイテムを奪う「漁夫の利」戦法が好きなのでこれは嬉しい要素です。

オープンワールドRPGの良さが詰まっていると感じます。

あとは会話パートでUIが非表示にできて、キャラクターの表情変化のスクリーンショットが撮りやすいところも嬉しい要素でした。

また、宝箱を開けた際の自動アイテム取得や、動物を狩った際の肉の自動回収など、細かな機能面でも快適性が高いのが嬉しい要素。

素材集めの際、動物の動きが緩慢なため追いつきやすく、効率的に集められるのも好印象です。

こうした小さな仕様の良さは、プレイヤーの利便性を高めてくれます。

ほかのオープンワールドゲームと比べても、より洗練された作りだと感じました。

運営の対応

起動するたびにゲームパッドの〇×ボタン割り当てが初期設定に戻ってしまう不便な仕様に、フィードバックを送ったところ、運営が対応してくれたことは大変ありがたかったです。

上述の炎上騒動でユーザーの信頼を損なってしまったものの、運営がちゃんとユーザーの意見に耳を傾け、改善に取り組む姿勢に、個人的には好印象を持つことができました。

メールアドレスの流出など、被害に遭われたユーザーの方々には大変お気の毒な事態だったと思います。

しかし、このような過去の過ちを真摯に受け止め、信頼回復に向けて尽力していただきたいと願っています。

ユーザーとの対話を大切にし、誠実な姿勢で課題に取り組んでいけば、必ず信頼を取り戻せるはずです。

鳴潮は面白い?

個人の主観ですが、ゲーム内容は総合的にみて面白いです

しかし長期的にみると探索は単調で飽きがきやすいと感じました。

世界観が災害後の世界なので雰囲気が暗めなのも人によっては気になる要素ですね。

システム面では、原神をはじめとした同様のゲームと共通点が多いため、それらを既に遊んでいる人にとっては、「今更この手のゲームを始めるのか」と感じられるかもしれません。

一方で、以下のようなユーザーにとっては、鳴潮は非常におすすめの作品だと考えられます。

  • ストーリーはともかく、アクション大好き
  • オープンワールドを探索して縦横無尽に駆け抜けたい
  • アニメ調だけど、綺麗めのキャラクターが好き
  • 荒廃した世界、暗めの話が好き
  • 最近プレイしているゲームがまんねり

今のところ配信されているのはPC(エピックゲームと公式ランチャー)とandroid・iOS版のみのようですが、これらの機器で容量が開いているならやる価値はありです。

さいごに

鳴潮と原神は、システムが似通っているだけに、比較されがちなゲームです。

しかし、それぞれに魅力的な要素が備わっているのも事実です。

鳴潮は非常に良質なゲームだと評価できますが、先の炎上騒動もあり、手放しにおすすめするのは難しい面もあります。

つまり、ゲームとしての内容は素晴らしいものの、運営に対する不安要素もあるということですね。

とはいえ、ゲームを始めるにあたって必要なものはメールアドレスと新たに設定するパスワードだけなので、新たに作ったメールアドレスを使い、慎重に課金を検討しながら、プレイを始めてみるのも一つの選択肢かもしれません。

お金が絡むゲームでは、常に慎重な判断が求められます。

鳴潮だけでなく、様々なゲームにおいても同様のことが言えるでしょう。

ゲームは楽しくプレイしましょうね!

ライター紹介

KRE
ゲームが好きな一般人です。
ガチ勢のような攻略法はありませんが、「楽しくゲームがしたい」そんな方へのお手伝いをします!
わたしの記事がみなさんの助けになるなら幸いです。