【WARNING!】この記事は、最新話(ツングースカ・サンクチュアリ第7節)までのネタバレを含んでおります。
わかりつつある【コヤンスカヤの正体】
「ツングースカ・サンクチュアリ」が開始して3日。
人類史に基づく英霊を拒絶する地、うさんくさすぎる英霊・太公望などなど、数々の謎やピースがちりばめれていますね。
血湧き肉躍るレイド戦もいいですが、考察もすごく捗るので、思わず記事にしてしまいます!
今回はその中でも核心、【コヤンスカヤの正体】について、公開済みの第7節までを参照して推測したものをご紹介したいと思います。
- コヤンスカヤの正体:「ビーストⅣに成り代わるのにふさわしい存在」
- 各章冒頭の独白から見える「コヤンスカヤの成り立ち方」
- コヤンスカヤの姿、2つの世界は「吸収したものの顕現」
- コヤンスカヤの「影」
こちらの記事は5分程度のボリュームですので、どうぞ最後までお付き合い願います。
※繰り返しとなりますが、最新話(ツングースカ7節)までのネタバレを含んでおりますので、ご注意ください。
「ビーストⅣに成り代わるのにふさわしい存在」
最初に結論から申し上げましょう。
コヤンスカヤの正体は【ビーストⅣに十二分に成り代わりうる存在】です。
「成り代わる」ということのおさらい
「コヤンスカヤ(妲己)がビーストⅣに成り代わろうとしている」ことを告げたのは、太公望です。
ものすごく怪しい存在ではありますが、その点は間違いないとして話を展開していきます。
本物のビーストⅣとの類似点
根拠となる最大のポイントは【本来のビーストⅣとの類似点】にあります。
終局特異点での決着後、マシュの寿命を人並に延ばした存在として登場していました。
彼の存在の性質はと言いますと、
・司る人類悪は『比較』
・他者との競争(比較)が溢れる世界に存在した場合、醜悪な姿に成り果てる
→ 社会全体の「心」を写し取る、鏡のような性質を持つ
というようなものでした。
そして「ツングースカ・サンクチュアリ」各章の冒頭にある独白では、コヤンスカヤがこれに類似する性質を有することが読み取れます。
「独白」から読み取れる性質
コヤンスカヤが本来のビーストⅣに類似する性質。
それは【世界に存在するものによって、成立する姿が決定する】というものです。
最初の契機(誕生)
「独白」の中で登場する「無数の、か細い声」。
それらを「搔き集めて、聞いているうちに、個として成った」と記されています。
つまりコヤンスカヤは、「世界に存在するものによって姿を成した」ということになります。
第二の契機(吸収)
そうして「世界に存在した無数のか細い声」によって、個体として成立したコヤンスカヤ。
「誕生」した彼女の次の段階は「成長」、つまりは「成熟するための吸収」でした。
彼女が吸収したもの、それは【銃火器による殺戮を行う生物の姿】でした。
殺戮を織りなす道具、道具を手に歓喜する人間。
同じ人間である我々でも目をそむけたくなるような光景。
しかし、彼女はその性質から、肯定も否定もなく吸収せざるを得ませんでした。
ここに全ての悲劇がある。
ストーリーを読む中、そう思わずにはいられませんでした。
「タマモヴィッチ・コヤンスカヤ」誕生
そうして生まれたのが「タマモヴィッチ・コヤンスカヤ」でしょう。
彼女が「異聞帯の生命」を収集するのは、人間以外の生物の存在によって成り立っているため。
バトルアクションとなっている「銃火器による攻撃」は、「吸収」した殺戮の発露ではないか考えています。
「ツングースカ・サンクチュアリ」2つの世界
そして、今回のイベント「ツングースカ・サンクチュアリ」は彼女という存在が世界規模で展開されたものではないか、と考えています。
マップに広がる「樹木と生命が溢れる世界」と「白地に赤黒い染みが広がる世界」。
前述の「誕生」「吸収」の出来事が、具現化されたようではないでしょうか?
樹木と生命が溢れる世界(生存領域)
「誕生」の時に聞こえた「無数のか細い声」を具現化したような世界だと思いました。
彼女を生み出し、彼女の誕生を祝福した存在達。
ここには、コヤンスカヤの「(人間以外の)生物を愛する心」が表れているのではないでしょうか。
また、姿形が汎人類史に存在しないものであるのは、あらゆるものを吸収した結果、出力の際混合したからではないか、と考えられます。
白地に赤黒い染みが広がる世界(殺戮領域)
「吸収」の時に目の当たりにしたもの、それを抽象・象徴化した世界だと思いました。
醜悪な姿形をした殺戮機械達。
生存のためでもなく、闘いの矜持にのっとったものでもなく、ただ無意味に繰り返される殺戮行為。
まさに彼女が吸収した「人間の度し難い悪辣さ」を抽出・濃縮したかのような世界ではないでしょうか?
コヤンスカヤの「影」
そして、一連の事態を引き起こしているのは「コヤンスカヤの影」であると、太公望は述べています。
「影」となると、「コヤンスカヤ本体ではない」ということでしょう。
本当のコヤンスカヤは?
「じゃあ、『影ではない(本物の)』コヤンスカヤはどこに?」という話になりますよね?
その答えは、CMにあります。
荒れ果てた地に血まみれで倒れる獣の耳を持った女性。
これが、本当のコヤンスカヤでしょう。
なんで「影」なの?
FGO では「心の影が悪事をやらかす」ということが度々起こっています。
この前も、「かつて最優の陰陽師の名を騙っていた法師」がそんな感じでしたよね?(笑)
オチはどうなる?
そしておそらく、キラキラしたものを携えているうさんくさいライダーが、コヤンスカヤを救う話……になるはずです!
さいごに
今回は【コヤンスカヤの正体】について、めちゃくちゃ駆け足な推察ではありますが、ご紹介させていただきました。
最後にポイントをおさらいしましょう。
- コヤンスカヤは、本来のビーストⅣに似ている
- 「生命の声」「人類の殺戮」から彼女は成り立っている
- 今回のイベントは「彼女の影」を打倒するものである
- なんやかんや太公望が活躍する
最終的にどのような顛末になるのか、自分の予想がどこまで的を射たものになるのか……楽しみです!
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