「これヴィジュアル系の教科書だ!」アーティスト公認リズムゲーム【EXTASY VISUAL SHOCK】

とんでもない大御所バンドが、公認リズムゲームをリリース……?

2022年、3月31日。

延期されておりましたが、アーティスト公認リズムゲームの「 EXTASY VISUAL SHOCK 」がリリースされました。

ゲームというのは、発売予定日やリリース日から遅れてしまうのを嫌がる方もいらっしゃるでしょうが……私たちバンギャ、ギャ男は日頃から新しい楽曲、新しいアルバム、新しいツアーを年単位でも待てる訓練が行き届いております。

なので、「リリース日が早い!」とさえ思った此方のゲームを語らせてください。

  1. 「ヴィジュアル系」というジャンルを作った「伝説級」のバンド達
  2. 映像が「当時の有名なライブ映像」だったり、インタビュー映像があったりと最早「教科書」
  3. 今後参戦するバンドが楽しみ!

ちょっと細かい嬉しい話なども織り交ざりますが、記事としては5分かからずに読んでいただけるかと。

ヴィジュアル系って何?という人も、かつて熱狂していた方も、よろしければ是非!

アーティスト公認ゲームは数あれど……

今までも、アーティスト公認ゲームというのは色々とあったわけですが、アイドルではなく複数のバンドが参加しているリズムゲーム内で流れる映像がライブ映像というのはかなり珍しいのではないかと思うんです。

しかも、「ヴィジュアル系」という括りで。

ヴィジュアル系という単語は様々な作品に使われるようになりましたが、現在の音楽シーンではどうかと言われると複雑な所だったりします。

ヴィジュアル系のように見えても、本人達がそれを否定していることもありますし。

ロックや J-POP というものではなく敢えて、「ヴィジュアル系」という言葉を引っ提げてのアーティスト公認ゲームはかなり異端な立ち位置なのではないでしょうか。

個人的に嬉しいポイント「デモテープ」

今はネットが普及しましたから、アマチュアでも何か楽曲を作れば誰かが聴いてくれるであろう場所にアップロードしますよね。

では、それ以前はどうしていたのかと言いますと。

このアイテム通り、デモテープというものが存在していたんですよ。

これはヴィジュアル系限らず、ネットが普及する前から音楽活動をしていた方々、そしてそれを知っている方々にはお馴染みのアイテムですね。

ゲーム内では、こちらで楽曲と交換して新しい曲をプレイすることが出来ます。

なので、その当時のやり方を追体験出来るとも言えますね。

個人的に嬉しいポイントその2「デザイン」

これはものすごく細かい話なんですが、このゲーム中のコンボ数などに使われているこのフォント。

こういう系統のデザインをしたフォント、最近あまり見ませんよね。

ヴィジュアル系界隈だと、こうした棘のあるようなデザインは見ることが多かったんですけれど。

なので、アーティスト公認ゲームであり、ゲーム中にライブ映像が流れる作品だからこそ、こうしたデザインが使われているのは「こだわってるなあー!」と嬉しくなりますね。

公認だからこそのこだわりかもしれませんが、細かい部分も含めてヴィジュアル系って雰囲気があり……こうした統一感は素敵ですよね。

これカードじゃなくて「アー写」!

さてさて、ゲームというからには当然 SSR や SR というような概念はこの作品でも存在します。

存在するんですが……「レア度や性能で語るのは勿体ない」んですよ。

例えば、このように「いつのツアーでの写真か」が分かったり、そうでないものでも何かしらの撮影での写真だったりするわけです。

ヴィジュアル系の専門雑誌が相次いで休刊となったり、音楽雑誌というか雑誌という媒体が減った今、ファンとしてはどれも貴重なものになるんですよね。

なので、思わず叫んじゃったんですよ。

「これカードじゃない、アー写だ!」と。

因みにアー写とは、「アーティストの写真」の略です。

なので、このゲームでは性能を重視する、リセマラをするというのは「ちょっと違う」のではないかと思います。

そもそもヴィジュアル系って?

この辺りを語ると長くなりそうですね。

なので、私がこの作品について記事をお出しする時にはちょっとした「ヴィジュアル系のお話」を綴っていこうと思います。

今は、技術さえあればそれでネットからデビューということが可能で、バンドを組む意味も、そしてヴィジュアル系をやる意味もあるのかと問われればどう答えるべきか悩むような時代にもなりました。

そんな時代に大御所のバンドの方々がこうしたアプローチをしてくださっているのなら、ファンがきっちりとそれに応えなければ無作法というもの。

今回はゲームの部分に記事の比重を置いておりますが、今後はヴィジュアル系に関わる小ネタなども綴って参ります。

語り部は多い方がいいですし、語られなければ忘れられるのが文化というものですからね!

さあ、再び爪を黒いマニキュアで彩って!

きっと、アーティスト側にも変化があったように、ファンの方にも変化があったことでしょう。

バンドよりも優先するものが出来たという人も、少なからずいらっしゃって……でもそれは、ちゃんと自分の人生を生きている証でしょう。

とはいえ、折角こうしたゲームがリリースされたんです。

心の中だけでも構いません、髪色を派手にして、メイクをして、爪に黒いマニキュアを塗って。

なんだったら、バンドマンのコスプレをしていた方はその衣装を思い出したり、引っ張り出して。

ゲームを起動すれば、そこはライブ会場なんです。

あの時の魂を取り戻しにいきましょう!