【デレステ】Stage for Cinderellaを総括!

Stage for Cinderellaとは

「Stage for Cinderella」とは、デレステが2012年から毎年開催している総選挙の、第11回における名称です。

開催形式

全190名のアイドル(ジュリア・最上静香を除く)が、A〜Dの4グループに抽選で割り振られる形式に変更されました。

各グループごと上位5名が本選進出となります。

また、各予選の6〜15位がプレイオフへ進出し、プレイオフ優勝者1名も本選進出となります。

本選は計21名での投票を行い、最多得票者が第11代シンデレラガールの座に就きます。

開催期間

各予選・プレイオフ・本選は以下の日程で投票が行われました。

予選A2022/7/25〜2022/8/14
予選B2022/10/24〜2022/11/13
予選C2023/1/23〜2023/2/12
予選D2023/3/27〜2023/4/16
プレイオフ2023/5/2〜2023/5/6
本選2023/5/15〜2023/5/28

各予選・本選上位者の特典

各予選および本選では、上位5名によるユニット楽曲が制作されました(2023年12月下旬までで全て実装済み)。

楽曲に参加する関係で、ボイス未実装のアイドルが上位5名に入った場合は、新規にボイスが実装されました。

また、デレステでは初めて「本選優勝者のSSRカードがゲーム内に実装される」という特典がつきました。

なお今後、本選上位5名の3Dモデルを使用した配信番組の放送が予定されています。

  1. Stage for Cinderellaは第11回総選挙のこと!
  2. 4ブロックに分かれての予選方式が採用され、予選突破者で本選を争う
  3. 本選優勝者はSSRカードがゲーム内実装!

おおむね5分程度で読んで頂けますので、ぜひ最後までお付き合いください!

予選Aグループ

予選Aグループでは、久川凪が得票率30%超えの大差で優勝を飾りました。

また、歴代の総選挙で1桁順位常連となっている高垣楓が今回もランクインし、その人気ぶりを改めて示した形となりました。

望月聖・ボイス実装

予選Aグループでは、ボイス未実装だった望月聖が4位に入ったことで、大きな注目を集めました。

CV担当は、原涼子(はらすずこ)さんに決定しています。

原さんは子役出身で、アニメ「ばらかもん」で主役を演じていた経歴を持つことから、X(旧Twitter)でトレンド入りするなど大きな話題となりました。

Dreamy Anniversary

2023年1月1日、予選Aグループ上位5名のユニット曲として「Dreamy Anniversary」がゲーム実装され、聖の初歌唱曲となりました。

作曲担当は、デレステではお馴染みの滝澤俊輔氏です。

遊園地を舞台にしており、アイドルたちとの距離が近いシーンも多々あるMVとなっています。

3DのMVには「これはキスしているのでは!?」と言われる描写もあり、大きな話題となりました。

予選Bグループ

予選Bグループでは、佐藤心が優勝を飾りました。

Bグループでは、第10回総選挙で1位・2位となった鷺沢文香・一ノ瀬志希が今回も上位入賞となり、変わらぬ人気の高さを示しました。

ライラ・ボイス実装

前回総選挙の優勝者・準優勝者も名を連ねた予選Bグループでは、ライラが3位入賞の大躍進を果たし、ボイス獲得となりました。

CV担当は、市ノ瀬加那(いちのせかな)さんに決定しています。

市ノ瀬さんは2016年に活動を開始しており、有名タイトルにも多く出演したり、声優アワードの新人女優賞を獲得したりするなど、新進気鋭の声優さんです。

Next Chapter

2023年6月29日に、予選Bグループ上位5名のユニット曲として「Next Chapter」がゲーム実装され、ライラの初歌唱曲となりました。

作編曲担当は、周年曲の「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」などで知られる設楽哲也氏です。

ナイトデートを想起させるMVに、落ち着きつつもオシャレな曲調が大人な雰囲気を醸し出している1曲となっています。

予選Cグループ

予選Cグループでは依田芳乃が優勝を飾り、3グループ連続でパッション属性が制したことになりました。

芳乃はCグループのパッション属性で唯一の15位以内入りとなっています。

ボイス未実装アイドル激戦区

予選Cグループは、ボイス未実装アイドルの有力候補が多く集まっていたため、特に結果が注目されたグループとなりました。

結果としてボイス未実装アイドルの上位入賞は叶いませんでしたが、プレーオフ進出枠にボイス未実装アイドルが4名入り、これは全予選グループで最多となっています。

「票が割れたグループ」とも言われており、優勝した芳乃こそ得票率が抜けていたものの、他4人は僅差での決着だったところにもそれがよく表れています。

パジャマジャマ

2023年9月30日に、予選Cグループ上位5名のユニット曲として「パジャマジャマ」がゲーム実装されました。

作編曲は「チョコレート?レモネード?どっち?」を提供した北川勝利氏が担当しています。

曲名からも想像がつく通り、パジャマパーティーをテーマにした楽曲になっています。

2DリッチのMVでは、5人が理想の告白シーン・デートシーンを思い浮かべる描写が登場するなど、恋バナで盛り上がる年頃の女の子の姿が描かれています。

予選Dグループ

予選Dグループは久川颯が得票率30%超えを記録し、2位以下に大差をつけての優勝となりました。

Aグループでは双子の姉・凪が優勝しており、姉妹揃っての予選トップ通過という快挙を達成しています。

Dグループは歴代優勝者4名のほか、上位経験者も多数割り振られたことから、「死のグループ」とも呼ばれる激戦区となりました。

大石泉・ボイス獲得

そんな厳しいグループを勝ち抜き、大石泉が新規にボイスを獲得しました。

CV担当は、大木咲絵子(おおきさえこ)さんに決定しています。

大木さんは、名前がついているキャラクターのCV担当を最初から務めるのは、今回の大石泉役が初めてになります。

泉にとっても大木さんにとっても、まさに「シンデレラストーリー」と言えるのではないでしょうか。

この恋の解を答えなさい

2023年11月19日に、予選Dグループ上位5名のユニット曲として「この恋の解を答えなさい」がゲーム実装され、泉の初歌唱曲となりました。

作編曲・作詞は鶴崎輝一氏が担当しています。

氏が初めてデレステに曲提供した「サマーサイダー 」にも通ずるものがある、爽やか系青春ソングとなっています。

「この恋の解を答えなさい」という数学の問題文チックな曲名は、泉が参加していることを強く印象付けたものになりました。

プレイオフ

プレイオフは、予選Dグループ6位だったイヴ・サンタクロースが優勝を飾り、本選への最後の切符を掴みました。

本選・第11代シンデレラガール決定

プレイオフから勝ち上がったイヴ・サンタクロースが、勢いそのままに本選も制して、第11代シンデレラガールの座を射止めました。

ボイス未実装状態での総選挙優勝は、第4回の塩見周子以来2人目です。

これによってイヴにはボイスが実装され、CV担当は松永あかね(まつながあかね)さんに決定しています。

松永さんは「アイカツ!」の友希あいね役で知られる若手声優さんで、「この声は聞き覚えがある」というプロデューサーも多かったようです。

WINTER and WINDOW

2023年12月20日、本選上位5名のユニット曲として「WINTER and WINDOW」がゲーム実装されました。

作編曲を担当した坂部剛氏は、第10回総選挙の際に「キセキの証」を手がけており、2回連続で本選上位5名のユニット曲を担当したことになります。

2Dリッチは、クリスマスというイヴらしさを出したシーズンソングになりながらも、予選A〜Dの2Dリッチで描かれていた要素が散りばめられており、「予選を経た上での本選」が意識出来る構成となっていました。

Stage for Cinderellaの評価

従来の総選挙から形式を変更して行われた第11回総選挙の、良かった点・改善すべき点を考えてみます。

注目を浴びるチャンスが広がった

メリットとして挙げられる最大ポイントはこれではないでしょうか。

従来の総選挙では190人一斉投票だったため、上位入賞者による楽曲へ参加するハードルが高いという課題がありました。

今回は、4つの予選に分割されたことで、単純に上位入賞のチャンスが広がったと言うことが出来るのではないでしょうか。

また、1度の投票期間で投票出来る対象人数が絞られたため、各アイドルを応援するプロデューサーによるプロモーションが広がりやすくなったという効果もありました。

期間が長すぎる

一方のデメリットとしては、まず真っ先にこの問題が挙げられます。

投票期間を見返すと、約10ヶ月という長期間にわたって選挙をしていたことになります。

これまでの総選挙が約1ヶ月程度で完結していたことを考えると、非常に長いと言わざるを得ませんでした。

もっとコンパクトな期間設定に出来なかったのか、という点は大きな課題です。

ボイス未実装アイドルとプレイオフ

ボイス未実装のアイドルがプレイオフを優勝した時に、ボイス確約されないという点も、問題点として挙がりました。

プレイオフは楽曲制作の対象とはならないため、理屈上はボイスを実装しなくても問題ありません。

しかしながら、40名でたった1枠しかない本選出場権を争うため、予選A〜Dグループよりも更に過酷な戦いでした。

そのため、「予選より厳しい条件のプレイオフで優勝したのにボイスが付かないのか」という不満の種となってしまいました。

過酷なプレイオフを制したイヴはお見事と言うよりありませんが、続く本選においても、このことが大きな影響を与えることになりました。

本選は公平な条件だったか

本選においては、以下のような事情がありました。

・本選進出者の21名のうち、イヴだけボイスがついていなかった(ライラと泉はボイスお披露目前だったが、確約はされていた)

・イヴがボイスを獲得するためには、本選上位5名の中に入る必要があった

・本選を迎えた時点で自分の担当アイドルがみんな敗退してしまったことにより「お目当ての投票先が無い」プロデューサーが一定数いた

イヴ担当プロデューサーの積極的なプロモーション活動が奏功したという背景もあるとは思いますが、「イヴだけボイスついてないならイヴに入れてみよう」というプロデューサーが少なからずいたことも確かです。

果たして、他の20名と対等な状態での人気投票と言えたのでしょうか。

イヴが第11代シンデレラガールに輝き、ボイス獲得を達成したことはとても喜ばしいことですが、選挙の公平性という観点では、改善の余地があったのではないでしょうか。

まとめ

Stage for Cinderellaは、新しい総選挙の形として行われ、ひとまずは無事に終了しました。

合計4人のアイドルに新たにボイスが実装されたのは、ファンにとっても嬉しかったのではないでしょうか。

一方で、運営上の様々な課題が見えたのも事実です。

次回の開催がいつになるかは分かりませんが、今回のStage for Cinderellaで浮かび上がった課題が改善され、もっと盛り上がるイベントになることを期待しましょう!

ライター紹介

たちばな*
「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)をメインに記事を書いていきます。
担当は十時愛梨・高森藍子・依田芳乃。推しは20人くらいいます。結構応援している子が多いです。