Portal 好きがおすすめするパズルアクションゲーム8選

もっと Portal みたいなゲームを遊びたい!

不朽の名作パズルゲーム「Portal(ポータル)」。

続編の「Portal2」や2021年に公開されたファンメイドの大型MOD 「Portal Reloaded」などもありますが、

「Portal に似てるゲームって他に無いかな?」

「頭を使って解くパズルアクションゲームをもっと遊びたい!」

と思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、Portal 大好きな筆者がおすすめのパズルゲームを8個紹介したいと思います。

一人称視点でアクション要素をあるものを中心に選んでみましたので、ぜひご参考にしてみてください。

また、記事の後半ではおまけとして、7月に販売予定の新作パズルアクションも紹介する予定です。

  1. おすすめパズルアクション8選
  2. リリース予定、期待の新作

この記事は5分ほどで読み終わりますので、ぜひ最後までお付き合いお願いします。

①美しい廃墟でゆったりパズルと哲学を楽しむ「The Talos Principle(タロスの原理)」

  • 美しい自然と哲学的で重厚な世界観
  • 120を超えるパズルでボリュームたっぷり

プレイヤーは、廃墟となった庭園で目覚めたロボット(人工知能)の視点で進みます。

創造主を名乗る「エロヒム」という男から、印章と呼ばれるテトリスミノのようなパーツを集めることが目的です。

ステージには行く手を阻むゲートや、近づくと攻撃してくるロボットが存在するので、ジャマーという機械でジャミングをして動きを止めます。

パズルの総数はなんと、120以上とボリュームたっぷりなのでじっくり楽しめるかと思います。

タロスの原理の特徴はなんといっても、美しい自然の風景

パズルアクションは、近未来感のある無機質な屋内が舞台のものが多い印象です。

こちらのゲームでは草原や海などのゆったりとした自然がメインの舞台。

時には雨に打たれながら、なんてこともありますのでゆっくりゲームの雰囲気を楽しむのも良いかと思います。

また、世界観を重厚にするフレーバーテキストも多いです。

神話や人工知能に関する哲学的なテキストを読みながら、雰囲気を楽しめるのもこのゲームの特徴です。

詳しくはこちらの記事でも紹介しているので、気になった方はご覧ください。

【The Talos Principle】美しい廃墟で哲学と謎解きを楽しむゲーム【タロスの原理】

今年「The Talos Principle2」リリース予定

オリジナルが公開された2014年から約9年ぶりに、新作がリリースされることになりました。

詳しい日程はまだ未発表ですが、「重力操作や精神転移のような新しい能力」が加わるそうです!

グラフィックや、哲学的な世界観がどうなっているのかも楽しみですね。

②錯視や錯覚が現実になる夢の世界「Superliminal(スーパーリミナル)」

  • 強制遠近法や錯覚を使った個性的なギミック
  • ステージごとにテーマの変わるパズルとステージ

近くにあるものは大きく、遠くにあるものは小さく、といった遠近法。

夢の世界では、実際に物の大きさが変わってしまいます

ピアーズ博士の元、夢療法を受けることとなったプレイヤーですが、何と人工知能アシスタントに侵入者だと思われてしまいます。

強制遠近法や錯覚のトリックを駆使しながら、夢の世界を脱出することが目的です。

このゲームでは従来の発想にとらわれない、柔軟な考え方が大事です。

物の大きさを変えたり、アイテムのコピーを作ったり、自分が小さくなったり大きくなったり。

アッと驚くような仕掛けがたくさんあり、難しいトリックもありで個性的なギミックが魅力的なゲームです。

詳しくはぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

【Superliminal】目の錯覚を使って夢の世界から脱出せよ!【謎解きパズル】

③パネルの色を変えて惑星の遺跡から脱出「Q.U.B.E. 2」

  • パネルの色で機能を変える
  • アクション易しめでロジック重視

見知らぬ異星人の遺跡の中で目覚めた、考古学者のアメリア。

もう一人の生存者である、エリーと連絡を取りながら元の世界へ帰るため探索を始めます。

このゲームでは、腕に装着したグローブによって、建物内の様々な場所に設置された白いパネルに特定の機能を付与することができます。

青はジャンプ、赤は長いブロックがとび出て足場になる、緑は正方形のブロックが1個落ちてくる、といった風です。

どこに何の色の役割を、どの順番で付与するのか、を考えるゲームになります。

Portalと操作感はかなり近いですが、パズルの解き方が限られていたりアクション要素は易しめなので、よりロジカルな印象です。

じっくりパズルを解きたいぞ!という方におすすめですね。

日本語には未対応

現在日本語には対応していないのが残念ですが、英語が分からなくてもパズルは問題なく解けます。

設定画面で英語字幕をONにすると、なんとなくストーリーが分かりやすいかと思います。

④時間を巻き戻して地球を救え「The Entropy Centre」

  • 時間を逆行する銃を操作し地球滅亡の危機に一人で立ち向かう
  • 綺麗なグラフィック
  • 猫好きの可愛い相棒ロボット「アストラ」

もし、時間を巻き戻せる銃があったらどんなことに使いますか?

実験施設となっている宇宙ステーション「The Entropy Centre」。

ここではパズルを解くことで得たエントロピーエネルギーで時間を戻し、地球の破滅を未然に防いでいました。

何故か無人となった宇宙ステーションで目覚めたアリアは、何と、地球が滅亡する瞬間を目撃してしまいます。

地球の破壊を防ぐため、時間を逆行させる銃 「ASTRA(アストラ)」を使用しパズルを解くことになります。

このゲームの特徴は、逆算思考が必要なことです。

パズルの解き方を思いついたら、必要なアイテムを逆の順番で配置し、時間を巻き戻していきます。

こうすることで、直接持って行けないエリアへアイテムを移動したり、落ちてくる足場を丁度いい高さで止めたりすることができます。

普段使わないような頭の使い方をするので、最初は混乱しますが解けた時は爽快です!

また、こちらのゲームは発売されたのが2022年とかなり最近なこともあって、グラフィックがかなり綺麗なのもおすすめです。

近未来的な建物が植物に浸食されつつある景色が、高解像度で表現されています。

可愛いロボットとフレーバーテキスト

アストラは銃型デバイスの名前でもあるとともに、搭載されたAIロボットの名前でもあります。

このアストラが旅のお供となって、色々と話しかけてきてくれますし、主人公のアリアも返事を返します。

基本的には可愛いネコのような相棒ですが、少しポンコツで、やはりロボットはロボット……といった片鱗も見せられます。

Portalにも魅力的なロボットはたくさん登場しましたが、アストラも魅力的なキャラクターですね。

また、個人的には、職員 PC に残されたフレーバーテキストが面白くて好きです。

無人となった宇宙ステーションでも、どんな職員がどんな風に働いていたのかを垣間見ることができます。

職場に禁止のペットを連れてきた職員の話や、未来のギャンブルの結果を家族に送って大当たりさせた職員、AIアシスタントに口説かれている職員などなど。

コレクション要素にもなっているので集めてみるのも楽しいかと思います。

⑤和風伝奇スチームパンクな世界で巫女と協力するVRアクション「オノゴロ物語」

  • 国産の和風スチームパンクな世界観
  • 陰陽銃でギミックを解いて、敵とバトル
  • 可愛い巫女と一蓮托生

VR ゲーマーであるプレイヤーはヘッドセットを被った途端に、カミ鎮めの巫女「コセ・ハル」のいる並行世界に繋がります。

奪われたハルの身体の一部と弓を取り戻し、オノゴロ島の平和を守るためにプレイヤーはハルと協力して冒険に出る、といったストーリー。

現実とリンクするシナリオで没入感が増しましですね。

プレイヤーは両手に「陰陽銃」を装着しています。

気の力を扱う蒸気仕掛けの神具であり、火や風などの気の力を吸って、特定の場所に撃つことで仕掛けを発動することが出来ます。

また、気の力で敵を倒したり、ハルと繋がっている要石を動かす時にも使用します。

両手にそれぞれ別の気の力を溜めることもできるので、ギミックを解きつつ敵も倒しつつと、陰陽銃を使う順番やタイミングを考えることが必要です。

手をつないで体力回復

プレイヤーとハルは、どちらかが攻撃を受けると双方ともダメージを負ってしまいます

そんな時にはプレイヤーとハルが手を繋ぐことで体力を回復することが出来ます。

お互いの体力に注意しながら戦闘していきましょう。

オノゴロ島には5柱のカミが暴れており、いわゆるボス戦となっています。

こちらのボス戦は、攻撃のパターンと防御方法を考えながら倒していきます。

アクション要素が強めになりますが、難しい時には低難易度のシールドモードも用意されているので、アクション苦手な方でも安心ですね。

⑥だまし絵のような無限に続く美しい世界で重力を操る「Manifold Garden」

  • 6方向に重力を操作する
  • 壮大なビジュアルと美しい音楽

ペンローズの階段、という現実的な不可能な図形があります。

永遠に続いているように見える階段で、エッシャーという画家がだまし絵に取り入れていることでも有名です。

そんなエッシャーのだまし絵のような不可思議な世界を、3Dで表現したのがこちらのゲーム。

無限に続く奇妙な建物の中で、プレイヤーは重力を上下左右前後の方向に変えることが出来ます

さっきまでは壁だったところを登ったり、天井からアイテムを持ってきて、床の扉を開けたり、といった風に重力を操作しながら先を進みます。

扉を開くために必要なキューブは、特定の床が下になっていないと持ち運ぶことが出来ず、運んでいたら重力を変えた瞬間にどこかに落ちていった、なんてこともあります。

パズルを解く楽しさもありますが、幻想的で美しい風景と音楽の調和を楽しみながら、散策していくアートなゲームです。

建物の外は無限に続いていて、階段から落ちても、また同じところにループします。

体力を失ったり、アクション要素はほとんど無いので、のんびり楽しめます。

⑦一人でも皆でも!ふにゃふにゃ歩く「ヒューマンフォールフラット」

  • 一人でも多人数でも遊べる自由さ
  • 独特の操作感
  • ちょこちょこステージ追加されている

かなり有名なゲームで一人称視点ではないのですが、こちらもパズルアクションに分類されるかなと思うので紹介します!

プレイヤーはボブとなって夢の中を探索します。

ヒューマンフォールフラットの一番の魅力は、ステージ攻略の自由さだと思います。

ギミックを一人でじっくり論理的に解くも良し、プレイヤーの人数やアクションの強さでごり押しするもよし、ショートカットもありと攻略に柔軟性があります。

同じステージを色んな楽しみ方が出来るのが楽しいですね。

ボブのふにゃふにゃとした操作感も、慣れるまで時間がかかりますが癖があって面白いです。

あと、チュートリアルリモコンによる男声の説明がグラドスを彷彿させるようなウィットを感じるので好きです。

数が少ないのが寂しいですが……。

エクストラステージの追加

また、ヒューマンフォールフラットは、アップデートでちょこちょこステージが追加されます。

2023年7月現在、Steam ではカッパーワールド、Switch ではレッドロックまで更新されています。

クリアした後でも、さらに楽しめるのは嬉しいですね!

⑧自分そっくりのミニチュアを操るマトリョーシカのようなVRパズル「A Fisherman’s Tale」

  • 自分の部屋と連動しているミニチュアを使う
  • 少し不気味で可愛いキャラクター
  • VRならではの操作感

最後の紹介は、VR ゲームのフィッシャーマンズテイル!

プレイヤーは灯台に住む漁師(の人形)のボブとなって、自分の家を模した不思議なミニチュアを操ります

ミニチュアの中の椅子を動かすと、プレイヤーのそばにあった椅子も動きます。

また、ミニチュアに物を出し入れすることによって、物の大きさを変えることが出来ます。

このマトリョーシカのような入れ子構造のような模型を使って、嵐に耐えながら灯台の明かりをつけるのが目的です。

このゲームはVRならではの、両手での操作が求められます。

物語の中では、喋るカタツムリや魚など少し不気味だけれどキュートなキャラクターが協力してくれます。

残念ながら、現在は日本語に対応していないので冒頭のストーリーが分かりにくいところがありますが、進行してしまえばパズル自体は言葉が分からなくても大丈夫でした。

続編は日本語対応

今年の5月に、続編の「Another Fisherman’s Tale」がリリースされました!

こちらでは、日本語字幕を付けることが可能ので、英語が苦手でも遊びやすそうです。

前作の入れ子構造とは違ったギミックで、人形である自分の手を手を飛ばしたり、胴体だけを歩かせたり、なんてことも出来るようです。

新しいギミックでどんな冒険が待っているのか楽しみですね。

おまけ

ここからは、上記で紹介したゲーム以外のおすすめをおまけとして紹介したいと思います。

期待の新作「Viewfinder」

  • 写真をとって、壊れた橋を通る
  • 7月発売予定

2023年7月18日発売予定の、ビューファインダー。

こちらは、インスタントカメラを使って現実に干渉できるゲームです。

撮影した写真を使って遠い場所へ足場をかけたり、インスタントカメラだけでなく絵画やスケッチを使うことで世界を再構築できるそうです。

スーパーリミナルの一部のギミックと似ているような感じかなと予想しますが、発売が待ち遠しいです。

さいごに

Portal 好きにおすすめのパズルアクションゲームを紹介させていただきました。

似たようなゲームを探すのは難しいこともあると思うので、参考になれば幸いです。

また面白いゲームが見つかったら追記していきたいと思います。