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Omno ~いにしえを旅する~

いにしえをめぐる巡礼旅。

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はい、今回は「 Omno 」です。

ジャンルはパズルゲーム、ですがどちらかと言うとシンプルなもの探しゲームになっています。

戦闘は皆無、原生動物たちもいますが敵意はなく、むしろ好意的。

ステージ移動も巨大な原生動物の背に乗って、といったかんじ。

開発は Jonas Manke氏、インディー開発者でたった一人で5年の歳月をかけ開発したとのこと。

対応機種は、Steam、PS4 , Xbox One , Switchとなっている。

FPSやアクションゲームに疲れたときにいかがだろうか?

ではいってみましょう。

  1. 乾いた心に効きます!
  2. 雰囲気を味わいなさい!
  3. 癒しが欲しいんじゃい!!

この記事は5分ぐらいで読めますぜ!

巡礼は癒しとともに

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ストーリーはあまりありません。

主人公は行き倒れ、そして巡礼の旅の最中にいます。

この世界にはかつて、発達した文明がありました。

しかし、何らかの理由で先人たちはこの地を旅立っていきました。

そして、世界中にはそんな彼らの残していった遺跡が点在しています。

主人公は杖を片手になぜ先人は去っていってしまったのか、失われた文明を紐解きながら謎を追いかけます。

森林、砂漠にツンドラの大地、果ては天空の島々まで駆け巡り

自己発見や犠牲、それらを語る物語を紐解き、そして巡礼の果に隠された物語を知ることになります。

パズルは易しめ。

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遺跡、過去の遺物であり今尚動く謎の多い建物。

そんなものが点在している世界、遺跡のパズルを解いて先に進みます。

「光」がテーマの本作、パズルも光が鍵になっています。

光のラインを変えるためにオブジェクトを動かしてみたり、主人公の「杖」でもって光を動かしてみたり。

「杖」には光を溜め込む力があり、先述の原生動物や道中で光のエネルギーを溜め込み遺跡の仕掛けに注いだり

逆に奪って、別に移す。

そういう風にパズルを解き明かします。

ただ、主人公は非常に脆弱で、深い水では溺れてしまいます。

泳げないのです。

ですが、安心してください、このゲームに「ゲームオーバー」や「残機」と言った概念はありません。

失敗しても、チェックポイントまで戻されるだけです!

やんわりとした光の中で。

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本作は非常に光の描写が秀逸だ。

やんわりとした光、刺すような光、境界線の光。

そんな世界観の中でアクションゲームをするのだが。

移動、探索においても「杖」は重要な位置を占める。

光を溜め込むことにより一定時間のダッシュ、空中移動、エリアのスキャン、などなど。

ときには変形しレバーの代わりを務めてみたり、と非常に優秀。

エリアが広めなのだが、最初は自機の速度が遅い。

だが、遺跡を踏破し、古の文明の力を得るごとにパワーアップしていく。

序盤なら、ダッシュ、サーフ、テレポート、そこらへんが開放される。

だいたい4~6種類、一つのステージに原生動物が生息している。

この世界に存在する動植物はほぼすべて光を持っていて杖でアクションをおこすと光を分けてくれる。

ある程度の光りを溜め込むと、主人公の腕が光り出す。

彼らを探し、光のエネルギーを分けてもらうのも探索の目的の1つだ。

(ついでに図鑑を埋めるのも収集要素)

「もの探しゲー」と言ったが、何を探すかと言うと各地に散らばっている「光の玉」だ。

光の玉を取るためには、先程の光のエネルギーが必要だ。

その他、簡単なパズル、足場を飛び渡るアクション等が待ち受ける。

エリアには光の玉が散在しており、それらを集めると次のエリアへと進める。

エリア移動に必要な光の玉の数は「3つ」だがステージ上には複数個の玉が配置されている。

主人公の持つ「杖」の力でステージの残り要素がわかるのでそれを頼りにマップを埋めるのも良い。

ステージ中には先人たちの残したメッセージの刻まれた石版が存在する。

それらを発見し読むことで、この世界で何が有ったのか。

また、なぜ先人たちは旅立っていったのかが語られる。

それと同時に壁画、これも過去の世界で何が有ったのかを紐解くために重要なピース。

見つけたならば、じっくりと眺め、考察してみよう。

それも、本作楽しみ方の1つだと思う。

ステージは全部で5つ用意されている。

さいごに

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本作の開発者は3児の父親で5年の月日をかけ一人でこのゲームを開発したとのこと。

完成度は高く、翻訳もバッチリ(一部例外あり)、ストーリーもいい感じ。

神秘的な世界で失われた文明の遺跡を探検する。

ロマンのあふれるゲームだと思いました。

雰囲気的には「 Sky 星を紡ぐ~」や「 Journey 」なんかと似ているかと。

戦闘がない、というのも筆者的にはポイントが高かったです。

ゲームのボリュームは少なめで、5時間もあればストーリークリアできます。

難点を上げるならば「句読点」の位置でしょうか。

文の真ん中あたりに「 、 」が来てしまっているのですごく違和感を感じました。

あと、よくある話ですが、少々「簡化字」中国の漢字が混ざってしまっているところがあります。

読めないことは無いので、プレイには支障ありません。

殺伐としたゲームは疲れた、銃を見るのも銃声を聞くのも嫌!!

そんな時こそこのゲームです!

癒やしを求めてみてもいいんではないでしょうか?

ぼんやりとした光の中でお待ちしています。

ここまで読んでくれてありがとうございました!!