【Roots of Pacha】原始の時代でのんびりスローライフ【ルーツオブパシャ / switch】

原始の時代へようこそ

辿り着いた地には何もない、ただ大きな自然と運命を共にする大切な一族がいるだけ。

生活する為に、全てを自分たちで何とかしないといけない。

といってもゲーム自体は厳しすぎる事もなく、作る、建てる、集める、を自分のペースで自由にのんびり体験出来るゲーム。

この時点で「面白そう…」と思ったならばその期待は外れません!

今回は牧場物語やルンファクが好きな私が、似たようなゲームを探して辿り着いた本作を紹介させて頂く記事となっています。

このゲームで何が出来るの?そもそも本当に面白いの?

というところまでお話させて頂きたいと思いますので、是非読んでみて下さいね。

この記事は5分程度で読み終わります!

  1. 原始時代には「なくて当たり前」が多い
  2. 現代の当たり前を生み出そう
  3. 氏族=運命共同体的な繋がり

原始時代はなくて当たり前

牧場はまず邪魔な石や木を掃除しないと使えないとか、まずは拠点をどこにするのかとか、別のスローライフ系ゲームでもありえる設定ですが、このゲームはちょっと特殊です。

当たり前だと思っていたものは原始時代にない。

そういった不便な要素も前提に考える必要があります。

そもそも時間が分からない

さっぱり分かりません。

だって主人公一族、時計という存在を知らないんだもの…

分かるのは何となく昼で、何となく遅い時間になったな…くらいなんですよ(おおよその時間が分かるアイコンはあります)。

深夜2時になったら強制的に寝る事になるので、時計が出来るまでは「大体このくらいになったらもうヤバい」というのを何となく理解しておく必要があるのです。

後述するシステムによってちゃんとした時間が理解出来るようになりますが、この「時間もはっきり分からない」という何ともいえない不思議な感覚は本作ならでは。

料理が単調

混ぜるとか、焼くとか、最初はせいぜいそのくらいです。

絞って油を採取するとか、小麦を挽くとか、そういう概念もありません。

原始時代らしい?ワイルドな料理生活。

とりあえず何か焼いてみる、生野菜は混ぜただけ、というシンプルすぎる料理なので、最初は料理の種類も少なく単調だったりします。

畑仕事がとにかく辛い

とりあえず広大なスペースはあります(広すぎて手をつけられないくらい)。

ただ、石を砕くのも木を倒すのも何せ時間と労力が…

畑を耕すのも1マスずつなので、全ての敷地を耕して農作物を育てようと思ったら、まず時間が足りません。

また、行動する度にスタミナを消費するので、スタミナが枯渇した場合は何も出来なくなるという仕様(休息や食事で回復出来ます)。

このシステムは後々改善されるのでそれまでの辛抱ですが、便利な文明のないこの時代では、何事も地道に取り組む必要があるのです。

文明のない時代の不便さを楽しめるか?

このように原始時代を舞台にしているだけあって、便利さとは無縁の生活がしばらく続きます。

現代を知る私たちにとって当たり前の事も、主人公達にとっては遠い遠い未来の話。

畑ではこまめに道具を持ち換えたり、絞る・干す・醸造する等、用途に応じて道具を使い分けたり。

このゲームはスローライフではありますが、やや不便な要素も多いので、そこを含めて楽しめるかどうかが本作のポイントでもあります。

「氏族の繁栄」

このゲームの一番大きな要素の一つで、キモといえる氏族の繁栄。

牧場物語やルンファクで言うアイテムや農作物の「出荷」によって「貢献度」が高まり、氏族が繁栄していく、というシステムになっています。

貢献度に応じて住民達が生活を豊かにする為のアイデアを提案してくれるようになります。

この貢献度は主人公だけでなく、実は住民達もしっかり稼いでくれます(これが本当に助かる…)。

なので、一日の終わりにある程度まとまった貢献度が貯まるようになっており、それによって意外とスピーディに繁栄していくんです。

自分だけが貢献してて住民達は全然やってくれねー!なんて事がないのも良いポイント。

みんなで一緒に氏族を盛り立てよう、という意識が感じられて嬉しいです。

貢献度は基本的に農作物や不要なアイテム、料理を納品して稼ぐ仕組み。

ただ、トマトやナスといった農作物も最初は「いつになったら収穫出来るのか」すら分からない状態なので、こちらも手探りで取り組む必要があります。

いくつも収穫して、農作物に対する知識も深めましょう。

貢献度

貢献度が蓄積する事によって氏族は繁栄します。

繁栄によって氏族が受ける恩恵は非常に大きく、効率の良い作業道具の発明・更なる料理手段の確立・氏族滞在地の発展等々。

みんなで貢献した結果、みんなの生活が便利になるというシステムが、今までのスローライフ系ゲームにない繋がりを感じられる要因になっています。

「もっと便利な道具を生み出す為に、こんな事やってみたらどうだろう?」と、住民達が一生懸命考えている姿も微笑ましい。

私たちが知っている道具でも、住民達にとっては初めての道具。

「とりあえず考えてみるので、あと2日待っててね」なんて言う事もあり、それも何だかリアル。

ある程度発展してくると、アイデアもどんどん湧き出て来る事になり、急に便利になったりするのでビックリします。

前述していた時計が出来た時の妙な感動も、本作ならでは。

通貨=貢献度

本作には金銭的なものは一切存在せず、取引等は貢献度によって行われます。

貢献度は「氏族全体のもの」と、「自分が使えるもの」に分類されています。

といっても難しいものではなく、1日に200貢献したなら氏族全体貢献度に+200された上で、自分の手持ちにそのまま200入ってくる…というシステム。

なので、自分が貢献しなくても氏族の貢献度は別の住民達によって上昇しますが、自分が使える貢献度は増えない、という事になります。

自分が使える貢献度は様々な取引に使用する事が出来ます。

建物の建築、種の売買、さらに便利になる道具の強化、インテリアの購入等。

貢献度を貯めれば貯めるほど自分の生活が豊かになります。

何かあったら集まろう、踊ろう

建物自体も多くない上、氏族は運命共同体という意識もあるのか、雨の日になったらほぼ全ての住民が2~3軒の建物に集まり、音楽に合わせて踊っています。

何にもない土地で苦労も多いけど、とりあえずみんなで楽しく踊ろうよ、みたいな感じがこれまた良い。

娯楽も少ない時代で、キャラクター達が軽快な音楽に合わせて踊っている姿を見ると、妙にこちらも楽しくなってくるんです。

祭り等の特別な日はみんな一緒にのんびりご飯。

癒される要素の多いゲームもたくさんありますが、本作はキャラクターの前向きさ、仕草、姿勢等々で、不思議と心にゆとりを持たせてくれるゲーム。

いつの間にか、ちょっと大変な生活もみんなと一緒なら楽しいな…なんて気持ちになっていました。

小さな事はどーでも良くなるようなゲーム

便利な道具もない時代で苦労も多いはずなのですが、キャラクター達の行動や一緒に繁栄していこうという前向きな姿勢を見ていると、何だか小さな事はどーでも良くなってくるようなゲームです。

もちろん「昔はこんなに苦労してたんだなあ」とか「原始時代ってこんな事してたの?」なんて想像力を働かせる事の出来るゲームでもあります。

氏族のみんなと一緒に働いて、くだらないような事に悩んだり、こうしたら便利になるのに!なんて事も思いながら。

のんびりした生活の中に、不思議と心が温かくなる要素も秘めた本作。

疲れている時にもぴったりなので、興味のある方は是非遊んでみてほしいと思います。

ライター紹介

しらたま
おもちが大好き、しらたまです。
基本的にどんなジャンルでも遊びますが、バイオやモンハン、ファイアーエムブレムは全シリーズやりこんでます。
アプリだとDBZドッカンバトルやパワプロが中心。
記事を読んで楽しんでもらえたら最高です~!