『ロックマンX4』で見せたシリーズの新たな進化!

最高傑作の呼び声も高い『ロックマンX4』

『ロックマンX4』はセガサターン・プレイステーション向けに発売された作品です。

前作の『ロックマンX3』もセガサターン・プレイステーションで発売されましたが、あくまでもスーパーファミコン版の移植。

そのためムービーなどの追加要素はあったものの、グラフィックはスーパーファミコンのままでした。

その点、『ロックマンX4』は最初からセガサターン・プレイステーション向けのソフトだったためグラフィックの向上、キャラクターボイスの追加など従来のシリーズにはなかった新要素が追加されました。

そこで、今回は……

  1. 『ロックマンX4』の基本情報
  2. 『ロックマンX4』の進化点
  3. 『ロックマンX4』の個性的なキャラクター

これらの要素を中心に解説したいと思います!

この記事は約5分で読み終わりますので、ぜひご覧になってください!

『ロックマンX4』はシリーズ10周年記念作品の一つ

『ロックマンX4』は、『ロックマン8』『ロックマン バトル&チェイス』『ロックマンDASH』と同じくロックマンシリーズ10周年記念作品の一つです。

発売日は1997年8月1日で、2024年に27周年を迎えました。

従来のシリーズと同じく電子頭脳に異常をきたしたレプリロイド(イレギュラー)を処理する「イレギュラーハンター」に所属するエックスとゼロが主人公です。

しかし、これまでと異なりイレギュラーハンターとは別にイレギュラーを処理する軍隊「レプリフォース」が登場。

両者はこれまで協力関係を結んでいましたが、ある事件をきっかけにレプリフォース全体がイレギュラーと認定されてしまい、両者は対立することに……。

『ロックマンX4』の圧倒的な進化点

『ロックマンX4』はセガサターン・プレイステーション向けに発売された作品であるため、スーパーファミコンで発売されたロックマンX~X3から進化した点が多くあります。

ここではゲームシステム・グラフィック・ムービー・ボイスについて解説していきます。

操作できるキャラクターはエックスとゼロのダブルヒーロー

これまでは操作できるキャラクターはエックスのみで、ゼロは『ロックマンX3』で一定条件でのみ使用できました。

しかし、本作は初めからエックスとゼロの両方を使用することができ、さらにそれぞれにストーリーが用意されています。

エックスとゼロで操作が大きく違う!

エックスは従来のシリーズと同じくパワーアップパーツが隠されていたり、ボスを倒すことで特殊武器を入手できたりします。

一方で、ゼロはラーニングシステムによりボスの技の一部を自分のものにすることで自身を強化することが可能です。

同じボスであってもエックスとゼロで繰り出す攻撃は大きく異なり、使い方やボスの攻略法なども大きく変化します。

さらに、通常の攻撃もエックスはバスターによる遠距離主体、ゼロはセイバーによる近距離主体というのも大きな特徴です。

グラフィックの向上

『ロックマンX4』はグラフィック向上により背景や敵キャラ、ボスなどの見た目が大きく進化しました。

中でもとくに大きな変化があったのはエックスのビジュアルです。

スーパーファミコンのエックスは前かがみな姿勢で小さく見えますが、『ロックマンX4』では姿勢がよくなりスリムな見た目に。

さらに、ダッシュアクションは残像が発生してかっこよさが増しています。

操作性の変化

グラフィックの変化により操作性も変化しました。

とくに一番変化があったのは「慣性」でしょう。

ロックマンX~X3では強い慣性があり、それを利用したスピーディなアクションが特徴でした。

『ロックマンX4』ではこの慣性がなくなり、とくにエアダッシュの機動性は低下したといえるでしょう。

しかし、ゲーム自体のテンポは大きく落ちているわけではありません。

難易度もロックマンXシリーズの中ではやさしめに調整されているためサクサクと進めることができます。

世界観に入り込めるムービー・ボイス

『ロックマンX4』からは新たにストーリームービーに加えてキャラクターボイスが導入されています。

ムービーは『ロックマンX4』の世界観に触れられるもののほか、ゼロの過去が一部明かされたり、とあるキャラクターの意外な一面が見えたりと非常に見ごたえがあるものになっています。

さらに、キャラクターボイスはエックスとゼロだけでなくボスキャラクターにも設定されており、よりボスたちの性格やエックスとゼロとの関係性が見えるようになっています。

『ロックマンX4』の個性的なキャラクター達

『ロックマンX4』にはエックスとゼロに加えて、イレギュラーハンターの隊員やレプリフォース側のレプリロイドが登場します。

ここではストーリーに大きく関わるキャラクター達をご紹介します。

主人公・エックス

 

本作ではストーリーでエックス個人に関する深掘りはないものの、イレギュラーハンターとして事件解決に奔走します。

しかし、隊員としてただ粛々と任務をこなしていたわけではありません。

彼が持つ「悩む」という機能により、これまで協力関係にあったレプリフォースと戦うことに抵抗を感じていました。

そして、もし自分がイレギュラーになったらという悩みも抱えるようになっていくのです。

もう一人の主人公・ゼロ

本作で大きく掘り下げられたのがゼロです。

彼は過去の作品でも度々その正体に触れられていましたが、本作ではより明確に彼の過去が明かされたといえるでしょう。

ムービーでは「ワシの最高傑作」と呼びかけてくる謎の老人の夢にゼロは悩まされています。

さらに別のムービーではシリーズのラスボスとして有名なシグマとの関係も明かされていきます。

新米隊員・ダブル

エックスが体調を務めるイレギュラーハンター第17部隊に配属された新米。

明るい性格で一生懸命ですが、あわてんぼうでおっちょこちょいで失敗ばかり

物語後半ではエックスが宇宙に上がるのをサポートするために動きますが……。

ゼロに想いを寄せるアイリス

ストーリーの最初に事件に巻き込まれ、ゼロに救出されたレプリフォース所属の女性型レプリロイド。

以前からイレギュラーハンターとは交流があり、ゼロだけでなくエックスとも顔見知りです。

ゼロに好意を抱いているも、彼と兄であるカーネルが戦うしかない現状を憂いており、二人の戦いをなんとか止めようとしますが……。

誇り高き軍人・カーネル

レプリフォースの若き士官でありアイリスの兄。

アイリスとは同じCPUを使用しており、カーネルは「闘争」、アイリスは「平和」をそれぞれ司っています。

本来であれば二人は一つの存在として作られるはずでした。

しかし、闘争と平和のプログラムを両立させることは難しく、兄妹として分かれることになったといいます。

レプリフォース最高司令官・ジェネラル

レプリフォースの最高司令官であり、レプリロイドだけの世界を作ることを宣言。

レプリフォースの隊員たちを世界各地に配置してクーデターを起こしました。

エックスやゼロの数倍の大きさながら落ち着きがあり、安易にクーデターを起こすようなレプリロイドではない雰囲気を持っています。

もしかしたらムービーで会談していたとあるレプリロイドの影響によるものかもしれません。

まだまだ語り足りない『ロックマンX4』の魅力

今回は『ロックマンX4』の基本的な部分のみのご紹介でしたが、エックスのパワーアップパーツの能力やボスたちの紹介、隠しコマンドなどまだまだ語れる点はあります。

次回も『ロックマンX4』の魅力やより快適に攻略するためのヒントについても語れたらと思いますので、ぜひ楽しみにしてください!

ライター紹介

政喜
ゲームとバーチャルアイドルとバイクが好きなライターです。好きなゲームのジャンルは2Dアクションで、ロックマンシリーズは今でもハマっています。最近やっているゲームは『マリオカート8DX』『ロックマンX アニバーサリーコレクション』『ロックマンXDiVE』などです。キャラクターの深掘りをしてゲームの魅力を発信したり、読んだ方から「このゲームやってみよう」と思ってもらえたりするような記事を書いていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。