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スーパーファミコン最後の「ロックマンX」
1995年に発売されたシリーズ3作目である『ロックマンX3』は、シリーズとしては最後のスーパーファミコンソフトです。
前作の『ロックマンX2』からさらに新アクション・新要素、新ボス、そしてパワーアップパーツが登場します。
そこで、今回は『ロックマンX3』の基本情報や追加要素などをご紹介しながら、『ロックマンX3』の魅力を語りたいと思います!
今回の内容は…
- ロックマンX3の世界観
- 今度の敵はシグマじゃない?ロックマンX3の敵
- ロックマンX3の新要素!ライドアーマー
- ロックマンX3のパワーアップパーツ
- シリーズ初!ゼロを操作できる
こんな感じでしょうか?
この記事は約5分で読み終わりますので、ぜひご覧になってください!
『ロックマンX3』はイレギュラー騒動が沈静化された世界
前作『ロックマンX2』でシグマが撃破され、レプリロイドたちのイレギュラー化の原因がシグマウイルスであるとわかりました。
そこで、「ドップラー博士」という科学者型レプリロイドがシグマウイルスへの対策を講じ、イレギュラーはほぼ一掃されました。
そして、ドップラー博士のもとには優秀なレプリロイドが集まり、「ドッペルタウン」と呼ばれる一大都市が完成。
世界は平和な時を過ごしていました。
イレギュラーハンターの力もピークに近い?
イレギュラーハンター側も、シグマを撃破してイレギュラー残党の処理も進み、さらにはエックスの親友であるゼロが戦線に復帰。
シリーズの中でもとくに組織としての力が強い時期だったと思われます。
『ロックマンX3』の敵はドップラー軍団!
最初こそ平和な世界ではありましたが、突如沈静化していたイレギュラーたちが一斉に反乱を起こしました。
その首謀者はなんとドップラー博士が率いる「ドップラー軍団」であることが判明。
ただちにイレギュラーハンター本部はエックスとゼロを中心に事態の収束へ動きますが、イレギュラーハンター本部にドップラー軍団が攻撃を開始します。
『ロックマンX3』のオープニングステージは、このイレギュラーハンター本部襲撃への応戦からスタートします。
シグマウイルス抗体プログラムの開発者・ドップラー博士
今回の首謀者であると思われるドップラー博士は博士型のレプリロイド。
レプリロイドのイレギュラー化の原因がシグマウイルスにあることを突き止め、抗体プログラムを作成するほどの優秀な頭脳の持ち主です。
科学者型のため戦闘能力は低いものの、その頭脳と統率力をもって優秀なレプリロイドを自分のもとに集めてドップラー軍団を結成。
水面下で活動して突如反乱を起こしました。
ドップラー博士の忠実な部下・ナイトメアポリス
ドップラー博士のもとに集まった優秀なレプリロイドたち。
その筆頭ともいえるのがナイトメアポリスと呼ばれる二人の戦闘用レプリロイド「ヴァジュリーラFF」と「マンダレーラBB」です。
ヴァジュリーラはドップラー博士の右腕を自称し、これまで数々のレプリロイドを葬ってきたと実力に絶対の自信を持っています。
また、スリムなフォルムからもわかる通りスピードにも優れています。
マンダレーラは大きな体躯に武人のような性格で、圧倒的なパワーでエックスに襲いかかります。
きみは、ゆくえふめいになっていたマックじゃないか
オープニングステージの中ボスであり、元イレギュラーハンターであるマック。
彼はドップラー軍団に寝返りエックス捕獲の命令を受けていました。
油断していたエックスは「きみは、ゆくえふめいになっていたマックじゃないか」と声をかけるも彼に捕獲されてしまいます。
このエックスのどこか説明口調のようなセリフはどういうわけかファンからは好評で、ストーリーの根幹にはほとんど関わらないながらもマックは一定の人気を獲得しています。
この見覚えのあるシルエットは…?
そしてもう一人、ドップラー博士により再生されたレプリロイドが登場します。
このシルエットに見覚えはないでしょうか。
わかった方は順調にロックマンXシリーズのファンになっていることでしょう。
『ロックマンX3』では新たに4種のライドアーマーが登場!
『ロックマンX』に登場したライドアーマーは、元々は土木作業用の乗り物でしたが、シリーズを重ねるごとに戦闘用のライドアーマー―が開発されていきます。
そして、『ロックマンX3』では新たに4種のライドアーマーが登場し、ステージの各所にあるステーションで任意に搭乗できるライドアーマーを切り替えられます。
しかし、最初から搭乗できるわけではありません。
まず基本形態のキメラを解放し、その後ステージの各所に隠されている3種のアイテムを入手する必要があります。
基本形態のキメラ
ライドアーマーの基本形態であるキメラは、パンチ攻撃を主体としています。
また、キメラは後述のすべてのライドアーマーの素体になるてま、まずはキメラを解放しなければなりません。
キメラはステージのどこかに捕らえられているため、ぜひ探してみてください。
攻撃力が高いカンガルー
カンガルーはパンチの代わりにニードルを装備し、攻撃力を高めた形態です。
さらに、ヒビの入った壁も破壊でき、チャージするとリーチを伸ばした攻撃が可能になります。
機動力に優れたホーク
ホークはミサイルによる遠距離攻撃が可能で、空中をホバー移動でき機動力にも優れています。
4種の中ではもっとも使いやすいといえるかもしれません。
水中戦特化のフロッグ
フロッグは水中で真価を発揮するライドアーマーです。
水中ではほかのライドアーマーが行動不能になり壊れてしまうのに対し、フロッグは自由に移動でき、多段ジャンプができるほか誘導式の魚雷で攻撃ができます。
ただし、地上だと魚雷は途中で下に落下してしまい、機動力も著しく低下してしまいます。
『ロックマンX3』のパワーアップパーツ紹介!
シリーズおなじみのパワーアップパーツはもちろん『ロックマンX3』でも用意されています。
そして、今作では新たにパーツの能力を高めるチップも登場します。
チップは各パーツごとに存在し、基本的にはどこか一箇所のみに装備できます。
そのため、プレイヤーによってどのチップを装備するかが異なり攻略方法も変わっていきます。
ヘッドパーツ・ヘッドチップ
ヘッドパーツは人工衛星からデータを受信し、ステージの簡易マップとともに隠されたアイテムの位置を表示できる機能が追加されます。
また、ヘッドチップは何も操作せずに立ち止まっているだけでライフが自動回復するという機能が追加。
ライフが満タンの状態ならサブタンクの容量が貯まるなど無駄のないチップです。
アームパーツ・アームチップ
『ロックマンX2』のようにチャージが一段階上昇し、チャージショットを二発撃てるようになります。
さらに、その二発のチャージショットを重ね合わせると形状が変化。
縦に広い「クロスチャージショット」を発動できます。
アームチップは敵からの攻撃をエネルギーに変換し、チャージショットを連発で放てるようになります。
ボディパーツ・ボディチップ
ボディパーツは敵からのダメージ・ノックバックを軽減します。
加えて、敵からの攻撃を受けると一定時間防御フィールド「ディフェンスシールド」を展開し、さらに受けるダメージを軽減できます。
ボディチップは防御フィールドが向上してさらにダメージを軽減…なのですが、プログラムのエラーなのか最初の一撃しかダメージを軽減できないため装着はおすすめしません。
フットパーツ・フットチップ
『ロックマンX2』のエアダッシュに加えて、縦方向にもダッシュができるヴァリアブルエアダッシュが可能に。
これにより縦への移動が可能になりボスの攻撃をかわしたり、アイテムが隠されている場所にも到達しやすくなります。
そして、フットチップは「もう一度ダッシュができる」機能が追加。
これにより、ダッシュジャンプのあとにエアダッシュ、エアダッシュを二回連続、横にエアダッシュしたあとに上へダッシュするなど機動力が大幅に向上します。
全能力を解放!ハイパーチップ
『ロックマンX3』で初登場したチップ。
せっかくならすべてのチップを装着したいものです。
それを可能にするのが「ハイパーチップ」です。
ハイパーチップはどこかのステージに隠されており、とある条件を満たすことで解放。
エックスの見た目も変化しすべてのチップの能力が使用できるなどまさに最強の状態になれます。
条件や隠し場所などはぜひご自身でプレイして探してみてください。
『ロックマンX3』ではゼロを操作できる!
『ロックマンX3 』はゆくえふめいになっていたマックによってエックスが捕獲されたときに、一時的にゼロを操作できるようになります。
また、その後のステージでも中ボス・ボス戦以外の場所で任意のタイミングでゼロと交代して攻略できるようになります。
ゼロは最初からライフがエックスより高く、ダブルチャージ+ゼットセイバーの三段攻撃が強力です。
まだパワーアップが整っていないエックスでは攻略が難しい場合の助っ人として活用してみるとよいでしょう。
動力炉をやられないように注意
強力なゼロですが、ライフが0になると動力炉がやられてしまい、以降は使用できなくなってしまいます。
また、条件を満たすとゼロである中ボスに挑むことができますが、その後は使用できなくなるなど制約が発生します。
使いどころを見極め、とくにトゲや落下など一撃でミスになってしまう場所ではとくにご注意ください。
全アイテムのコンプリートを目指そう!
『ロックマンX3』は『ロックマンX』『ロックマンX2』でも登場したライフアップやパワーアップパーツ、サブタンクに加えてライドアーマー、チップなど新たな収集要素があります。
すべてをヒントなしで集めるにはステージの各所をくまなく探索する必要があり、テクニックも要求されます。
その分『ロックマンX2』と比べてテンポはダウンした印象はありますが、その分じっくり時間をかけて探索したり、テクニックを存分に発揮できる楽しみがあります。
スーパーファミコン最後のロックマンXである『ロックマンX3』を、ぜひ最後までお楽しみください!
ライター紹介
- ゲームとバーチャルアイドルとバイクが好きなライターです。好きなゲームのジャンルは2Dアクションで、ロックマンシリーズは今でもハマっています。最近やっているゲームは『マリオカート8DX』『ロックマンX アニバーサリーコレクション』『ロックマンXDiVE』などです。キャラクターの深掘りをしてゲームの魅力を発信したり、読んだ方から「このゲームやってみよう」と思ってもらえたりするような記事を書いていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。