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キャラクターの髪型をどう再現すればいいの?
第二回も全体的なお話をしようかと思い、今回はウィッグについて語れるものを語っていこうと思います。
最近では「コスプレするならウィッグもカラコンも必須!」という感じが一般的になりつつありますね。
が、正直カラコンについては……扱いに慣れていない人が使って目にダメージを負ってしまうことを考えると、そこはいいんじゃないかなと思っています。
ただ、ウィッグについてはウィッグでしか再現出来ないというパターンも多いですし、地毛でするよりも色の出方が違うので使った方がいいですよ。
- 全員個性的だからこそウィッグ再現が難しい
- 一番難しいのは勿論あの寮長!
- だいたいの難易度別に分けて考えてみる
- 作るのも楽しんでもらえたら
今回もそこまで専門的なお話をするわけではありませんので、5分程度で読めると思います。育成の合間に是非!
まず最難関はどう考えてもこの人!
まあ、予想してらっしゃる方もいると思いますが……一番難しいのはイデア先輩で間違いないかと。
だってこの髪型ですよ!?
最早ウィッグセットというより「造形」と言った方が早いかもしれないんですよね。
そのわりには、ちゃんと結べたりしているので、これをウィッグでやると……先ず、長さとボリュームをどうするのかと。
一応、コスプレ用のウィッグを扱っている所で100センチ越えの品があったりするんですが、それ以上の長さですよね。
全体的にボリュームがあるので、土台のウィッグに更に毛束を用意して縫い付けるか、ウィッグを二つ使うという手もあります。
ただ、そこが解決してもその先にまた難関があるんです。
単純に髪が巻いてあるわけではなく、ある程度のシルエットはあっても不規則な髪をしているので……カットしてちょちょいとヘアスプレーで整えられるものではありません。
髪が重力を無視しているので、根気よく加工していかなければならないのと、それをこの長さでやる、ということで最高難易度はイデア先輩だと思います。
髪の毛が1色じゃないのが難しい
これはイデア先輩以外にもツイステキャラには沢山いるので思うことなんですが、「光の加減」ではない「明らかに違う髪色」は更に加工に手間がかかるので難易度が上がります。
キャラクターにもよりますが、どの色をベースにするかを意識してウィッグ選びと加工の計画を立てた方が多少楽です。
他の色の毛束を縫い込む、メッシュを入れるという場合はそういうパーツがあるので比較的やりやすかったりしますが……
素材などにもよりますが、ウィッグを染める(スプレーだったり、染料を使って鍋で煮たり様々です)というのは慣れの部分が大きいので、やってみたい方はきちんと確認をしてからやってくださいね。
難易度高め(耳や角編)
難易度高めは、髪型以外の難しさがあるキャラクターと、髪型に難しさが詰まっているキャラクターに分けました。
とはいえ、ある程度慣れたコスプレイヤーさんなら獣の耳を作ること自体は可能というか、難しくはないような気もしますが。
だって、キャラに合いそうなフェイクファー生地を使って、毛の感じ等を整えつつ獣の耳を作ればいいので。
それをウィッグと合わせる時に、「どう取り付けるか」を工夫すればどうにかなります。
固定するのも、ウィッグに縫い付ける派の方やピンで留める派など色々いらっしゃいますし。
ただ、マレウス先輩のような鱗のある角の場合は少し変わりますね。
造形用のボードを使って土台を作り、その上で着色するなり生地を貼るのがいいんでしょうが……この「鱗」の感じが出せていると仕上がりが段違いだと思います。
え?マレウス先輩の耳はどうするのか……ですか?
最近は特殊メイク用の品もコスプレ関係のお店にあるので、エルフ耳のようなものを制作するパテ等も販売されています。
なので、作ってください。
頑張って作ってください。
難易度高め(髪型編)
髪型の難易度が高いキャラクターばかりですが、個人的には髪型のみだとジャミルは制作難易度が高いと思います。
そもそもの髪の長さもありますが、この独特の編み込みがくせ者です。
そして髪に装飾品がついている。
生え際を誤魔化したり、作るパーツというのは売っているんですが、こうした編まれた状態の毛束というのはほとんど売っていません。
なので、毛束(それなりの長さのもの)を用意して、ひとつひとつ編み込みを作ってウィッグに縫い付ける、それに加えて土台のウィッグと馴染むような工夫をしなければいけないんですね。
あと、リリア先輩辺りもここに入ります。
黒にピンクのインナーカラー、これに加えて一部だけぴょこんと髪の毛が跳ねているので、どちらもしっかり作らないと「らしさ」が薄れるんです。
とはいえ、リリア先輩の方はまだ加工に幾つか方法があるのでまだ優しい……と思いますが。
生徒以外だとクルーウェル先生もここでしょうが、まあ白と黒のウィッグを用意して土台からカットして縫い合わせる所さえどうにかなれば大丈夫かなと。
難易度中(簡単というわけではないです)
難易度「中」と書いていますが、ツイステのキャラクターはオシャレさんが多いので他の作品よりもウィッグ制作難易度は高いです。
ヴィル先輩もこのように髪の毛がグラデーションなので、まずはその加工から、となりますし。
案外オールバックになっているセベク辺りはやることがシンプルな分、そこまで難しくはないと思います。
がっちり固まってしまっても、ある意味キャラクターに沿っていますしね。
とはいえ、比較的ウィッグセットの経験があれば上の枠にいるキャラクターよりは難しくなくなります。
わりと、「ここのポイントさえ押さえておけば良い」という雰囲気になってくるんですね。
とはいえ、全体的なシルエットやウィッグの色合いについては油断せずに!
難易度中の特殊枠
さて、特殊枠として挙げたいのはリーチ兄弟です。
彼らのウィッグ、作るだけならそこまで難しくはありません。
問題は、コスプレをするとなると「もう片方」とのお揃い感が無いと違和感がすごいことになるんですよ。
ウィッグのメーカーさんが違えば色合いも違います。
全体的な髪の長さやメッシュの長さも気になる所ですが、彼らの髪のベースとなる色がちぐはぐだと彼らの個性がどこかへ行くんですよね。
たまたまコスプレイベントで出会って、など想定外の撮影ならばいいのでしょうが……誰かと一緒にやるという予定がある場合は、出来るだけ相談してウィッグのメーカーと色を合わせた方が良いと思います。
難易度低だと思うキャラクターは?
じゃあキャラ愛とかは置いといて、一番ウィッグ作りやすいのは誰だと聞かれれば、デュースやエースの二人でしょうか。
(あとはシルバー君もぎりぎり此処かな……)
有難う、有難うマブ……ウィッグセットにも優しい二人で有難う……
勿論この二人もカットやセットは必要なのですが、何より土台となるウィッグを探しやすいんです。
その分自分が扱いやすいメーカーさんのウィッグを探せたり、髪色にこだわりたい場合はじっくり比較することも出来ます。
例えばデュースの場合、髪色にこだわるなら黒に寄せるのか、黒に青系の色が混ざっているとしてもそれはどんな青なのか。
カットとセットの難易度は低いですが、かといって簡単だと思ってしまうのも違うんじゃないかなあと思っています。
トライアンドエラーの世界なので!
色々と書いてみましたが、だからといって「初心者がしてはいけない」わけではないのがコスプレです。
なんだったら私も技術的にはまだまだ初心者の域を出ません。
ウィッグ一つでも個人個人で合う合わないがありますから、ここで書いているのはあくまで目安に過ぎないんです。
なので、挑戦してみたいと思ったキャラクターの難易度が高くても、ウィッグセットに失敗しても、ゲームと同じく経験を重ねてください。
大丈夫、無理をしたり急がなければ案外どうにかなります。
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