帰宅部戦闘指南第二回「空中戦」
「フリュー」からリリースされている学園ジュブナイルRPG作品「Caligula2/カリギュラ2(以下:カリギュラ2)」。
人の心を武器として戦う「カタルシスエフェクト」を駆使した戦闘は、他のRPGとはどこか一線を画したものとなっています。
数多く存在する戦闘の要素の中で、今回注目するのは「空中戦」。
前作である「カリギュラ」及び、アッパーバージョンである「カリギュラ オーバードーズ」でも戦闘において重視された空中での立ち回り。
今回のカリギュラ2においては仕様変更もあり、適当にやっていてはうまくいきません。
そこで今回は、空中戦においての戦闘のポイントや、空中戦用のスキルなどについて説明していきます。
- 空中戦は状況次第で大ダメージを狙える攻撃チャンス!
- 空中戦に持ち込める技や、空中戦に使える技を把握すべし!
- イマジナリーチェインを制すものは空中戦を制す!
この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
カリギュラ2における「空中戦」
カリギュラ2の戦闘では、敵を空中に打ち上げ、そのまま追撃を食らわせていく「空中戦」が重要な要素となります。
空中に打ち上げられたデジヘッドは受け身などをとることができないため、そのまま追撃を受けることとなるのです。
つまり、カリギュラ2において空中戦は、デジヘッドに大きなダメージを与えるチャンスということに。
前作カリギュラやカリギュラ オーバードーズの公式4コマ漫画でも「地に足つかせないぞオラァ!」などとネタにされていたくらいに重視される戦法と言えるでしょう。
では、カリギュラ2における空中戦について、以下でもう少し詳しく解説していきます。
カリギュラ2では1キャラの行動は1回のみ
前作カリギュラや、カリギュラ オーバードーズにおいては、1キャラクターの行動は合計で3回まで予約して入力することが可能でした。
ですが、今作カリギュラ2においては、それらのシステムが見直され、1キャラクターの行動は1度しか入力できないようにされています。
そのため、前作のように流れるような技のコンボを繰り出し、敵に一切の行動をさせないということは不可能。
イマジナリーチェインの管理はやりやすくなりましたが、上手くスキルを繋いでいかないと、試合運びがスムーズに行かなくなることもあります。
以上のことから、前作に比べてゴリ押しはしにくくなりましたが、より緻密な戦略性が必要になったと考えられます。
基本的には打ち上げから始動
カリギュラ2における戦闘で、空中技に持ち込むためには、まず敵を空中に打ち上げるということから始める必要があります。
デジヘッドはそのままにしておいても空中に打ちあがることはありません。
空中戦を始めたい場合は、敵を打ち上げる効果のある技を利用して、起点を作らなければならないのです。
敵を打ち上げる効果があるスキルと、スキルの所有者は以下の通り。
スキル名 | 所有者 | 備考 |
スラッシュレイド+ | 主人公 | 要「叛逆者の闘志」 |
ブラッドプール | 能登吟 | |
たかいたか~い! | 編木ささら | 「目には目を」での反撃技 単独での使用不可 |
カザグルマ | 宮迫切子 | リスク5以上の相手にヒットで「マイヒメ」に派生 ※マイヒメに派生すると叩き落としが発生 |
ヘンペルズレイヴン | 月島劉都 | |
いぢわるマイン | 駒村二胡 | マインに打ち上げ判定 |
ばいばいマイマイン | 駒村二胡 | マインに打ち上げ判定 |
以上です。
素で空中に打ち上げるものもあれば、派生など特殊条件で打ち上げが発生するものも存在します。
打ち上げたら追撃!
カリギュラ2で空中戦をするなら、打ち上げの後の行動も非常に重要。
打ち上げた後に空中に届くスキルや、空中戦専用のスキル、空中での敵に効果を強く発揮するスキルで追撃を行っていきましょう。
空中戦用と位置付けられたスキルと、所持キャラクターは以下の通りです。
スキル名 | 所有者 | 備考 |
ソニックレイド | 主人公 | 空中戦専用 空中の敵にヒットすると「ミゼラブルジエンド」に派生 |
攻撃スキル全般 | 能登吟 | 吟の攻撃スキルは全てに空中時攻撃力アップが付与されている |
マイヒメ | 宮迫切子 | 空中戦専用 叩き落とし効果あり |
ブン投ゲル! | 風祭小鳩 | 叩き落とし効果あり 空中の敵にヒットすると「蹴リ殺ス!!」に派生 |
ブチ墜トス! | 風祭小鳩 | 空中戦専用 空中の敵にヒットすると「ブン投ゲル!」に派生 |
ガブリエル・ホルン | 月島劉都 | 空中の敵にヒットすると「背後の一突き」に派生 |
おもいきりエイヤー | 駒村二胡 | 空中の敵に威力上昇 毒の敵にヒットすると「おかわりどうぞ!」に派生 |
ねらいうちソイヤー | 駒村二胡 | 空中の敵に威力上昇 |
パンクショット | 天吹茉莉絵 | 空中の敵に威力上昇 |
以上です。
尚、空中に届きやすい技や、空中戦に適さないスキルばかりを持つキャラクターは「編木ささら」と「釣巻鐘太」の二名。
どちらも空中に届きやすいスキルがないため、空中戦を重視する場合はやや運用に工夫が必要となります。
空中戦のコツ
カリギュラシリーズの戦闘の花形(?)とも言える空中戦。
闇雲に狙っていくだけではコンボを繋げることはできません。
そこで、より空中戦を有利に進めるためのコツを、筆者の経験を中心に説明していきます。
イマジナリーチェインは最大限活用
カリギュラシリーズの戦闘システムで、非常に印象的な「イマジナリーチェイン」。
選択した行動に対する行動予測ができるという「未来予知」のようなシステムで、戦闘の流れを掴むために必要不可欠なものです。
このイマジナリーチェインは次のキャラクターの行動を立てるのに非常に便利。
打ち上げ技を振ってから、タイミングを合わせて的確な技を選択していくのが空中戦として基本中の基本なのです。
また、イマジナリーチェイン中に技を発動するタイミングを変更することもできます。
特定のスキルの発動タイミングをわざとずらしたりすることで、普段繋げないようなスキルの中継点にするなどのテクニックとして利用できますね。
空中戦においては、スキルのヒットタイミングやヒットの回数は非常に重要です。
そのためにはイマジナリーチェインの最大限の活用は必須レベルのテクニックであると言えるでしょう。
空中戦を華麗に決めていきたいなら、イマジナリーチェインを利用しての戦闘を研究していくことをおすすめします。
パーティメンバーの空中戦における役割を確認しておく
カリギュラ2では初代と違って、1回の行動ターンに各人一度しか行動をすることができません。
そのため、初代カリギュラに比べるとそれぞれの行動や役割分担が非常に重要となります。
パーティメンバー各位が空中戦において何ができるのか、どのスキルをコンボパーツとするのかを、普段から見極めていきましょう。
重要となるのは以下の要素。
・空中攻撃が得意な遠距離戦キャラクター(能登吟、天吹茉莉絵)
・空中に打ち上げるスキルを持つキャラクター(前述の項目を参照)
・空中戦に適したスキルを持つキャラクター(前述の項目を参照)
・空中から打ち落としてしまうスキルを持つキャラクター(宮迫切子、風祭小鳩)
・空中向きのスキルをほぼ持たないキャラクター(編木ささら、釣巻鐘太)
空中戦が苦手なキャラクターでも、他の相手をひきつけておいたり、行動を妨害することができるという意味では役立たずではありません。
各キャラクターの得意分野や、スキルの特性は特に確認が必要不可欠です。
普段から攻撃範囲や攻撃のタイミングなどは、イマジナリーチェインでの調整も含めて何度もシミュレーションしておくことが重要でしょう。
スキルの効果範囲、効果時間を意識する
カリギュラ2の空中戦には役割分担が必要不可欠なことは前述いたしました。
それと同時に、パーティメンバーが扱うスキルの効果範囲や効果時間もチェックしておきましょう。
特に攻撃判定がどのあたりで発生するのか、どの範囲で発生するのかは非常に重要。
発生の速い攻撃を空中から落ちてくるタイミングで当てて滞空時間を稼いだり、攻撃の判定が長い攻撃を当て続けて高度を維持したりなどの活用を考えましょう。
場合によっては掠めて当てたりなども有効なこともあるのです。
工夫次第では、別段空中戦用のスキルでなくても、当てるタイミングや当て方によっては空中戦用のコンボパーツとして機能することもあります。
また、攻撃の範囲も重要。
そのキャラクターのスキルがどの範囲で攻撃判定が発生するのか、チェックをすることで思わぬ発見をすることも。
空中戦が得意な遠距離攻撃キャラクター以外でも、空中への攻撃判定が強いスキルを所持していることもあるのです。
こちらもイマジナリーチェインなどでタイミングや判定を知っておけば、意外なところで役に立ちます。
普段から使用したいキャラクターの特性は研究しておくのが大事ですね。
叩き落とす技のタイミングには特に注意する
切子の「マイヒメ」や小鳩の「ブン投ゲル!」といった技は、空中戦を強制的に終了させる「叩き落とし」の効果が付与されています。
攻撃がヒットすると敵を高速で地面に落としてしまうため、この技を利用した時点で空中戦を終えてしまうことに。
そのため、攻撃を振るタイミング次第では空中戦が早々に終わってしまうことがあります。
どちらのスキルも他の空中戦専用技の派生として発生。
空中戦を終わらせたくない場合はスキルを利用する箇所を考えていく必要がありますね。
これらのスキルを含んだ「カザグルマ」と「ブチ墜トス!」はコンボパーツのシメとして使うことをおすすめします。
空中戦を仕掛けるタイミングを見逃さない
カリギュラ2において空中戦は基本打ち上げ攻撃から派生していくことになりますが、それ以外の方法でも始動することができます。
そのタイミングとは「カウンター発生時」。
射撃攻撃や突撃攻撃、ガードブレイクを発生させた際に、デジヘッドは低空ながらに空中へと打ちあがります。
この際に攻撃を重ねていくことで、空中戦へ持ち込むことも可能です。
低空開始のため、空中戦が苦手なキャラクターでもタイミングがよければコンボパーツとしても十分機能します。
この低空からの繋ぎこそが腕の見せ所。
低空始動の空中戦でよりダメージソースを稼げるように研究してください。
空中戦が苦手な二人を空中戦で活用する
前述より空中戦が苦手なキャラとして筆者が挙げているのが「編木ささら」と「釣巻鐘太」。
空中に有効なスキルが少なく、空中に届くスキルも少ないため、そのように分類しています。
ですが、ささらと鐘太でも空中戦に参加することは可能ですし、空中戦への貢献も不可能ではありません。
むしろ二人だからこその空中戦への貢献方法があるのです。
以下、ささらと鐘太による空中戦への貢献方法を説明していきます。
一部スキルでコンボパーツ化
ささらと鐘太は自分から進んで空中を攻撃するスキルはあまり見られません。
ですが、得物が長尺であることや、攻撃スキルの持続時間は長めであることを顧みると、空中戦用のコンボパーツとして使えないわけではないのです。
振り上げを行う攻撃の先端を当てたり、横凪の攻撃を当てて滞空時間を稼ぐ、といった活用法も可能と言えるでしょう。
特にささらの「蜘蛛の子を散らす」は縦方向の攻撃判定も大きめ。
コンボパーツとして利用するなら十分な性能を誇るでしょう。
他のデジヘッドの相手をしてもらう
ささらは敵の攻撃を引き付けるタンクとして、鐘太は敵の攻撃を妨害するサポーターとしての性能は非常に優秀。
そのため、複数体のデジヘッドを相手にしている場合は、空中戦をしていないデジヘッドの相手をしてもらうという形でパーティに貢献することも可能です。
ささらはカウンター技である「目には目を」の派生で打ち上げも可能なので、そのままもう一体の空中戦始動もできますね。
鐘太はそもそも敵の妨害性能が非常に高いキャラクター。
敵一体を一人で請け負って味方を守ることに特化しているため、他の3人を空中戦特化にしておけば、戦力的な意味でも安心して分担作業が行えます。
割り切ってバフやデバフに徹する
どうしても貢献が難しい、という場合はそのターンをバフやデバフに費やすのも手です。
特に鐘太は独自のバフ・デバフスキルが非常に多く、攻撃をしなくても役立つシーンがあるキャラクター。
空中戦に参加させるのが難しければ、いっそ別方向での参加というのも選択肢に挙がりますね。
コンボのシメとして使う
空中戦への貢献は、なにもコンボの繋ぎだけではありません。
コンボの最後に一撃を入れることも、空中戦を行う上では重要と言えるでしょう。
その役割を空中戦が苦手な鐘太やささらに行わせることで、スムーズなコンボ展開や攻撃が行えます。
叩き落とした相手にベストなタイミングで、コンボを切らさず攻撃が当てられるように、イマジナリーチェインで調整をしておきましょう。
さいごに
空中戦はカリギュラシリーズにおいて重要な戦闘の要素。
この空中戦をどれだけこなせるかによって、戦闘の難易度は変わってくる傾向があります。
また、カリギュラ2は前作カリギュラよりも仕様の変更によってコンボが繋ぎにくくなっていると言えます。
そのためイマジナリーチェインを活用して、的確な場所で的確なスキルを選択することが重要。
普段から空中戦に持ち込むための方法や、空中戦での立ち回りを練習しておくといいですね。
空中戦が苦手なキャラでも空中戦への貢献ができないわけではないので、しっかりと対策や手段を明確にして運用しましょう。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。